自動車の購入は、決して安くない買い物です。もし、好みの車種が決まっていても、「新型」と「旧型」のどちらを購入すべきかに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

トヨタのシエンタは、そのコンパクトなボディと使い勝手の良さで人気のモデルですが、新旧モデルにはさまざまな違いがみられます。そこで、性能の向上はもちろん、燃費や安全性能、そして価格に至るまで、細かな比較が必要です。

旧型のシエンタは、その実績と信頼性で選ばれることも多いですが、新型には最新の技術が盛り込まれています。しかし、すべてのドライバーにとって最新技術が最良とは限りません。

そこで今回は、シエンタを買うならどちらが良いかについて、旧型と新型車の違いを徹底比較します。シエンタの購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

シエンタ新旧モデルを徹底比較｜あなたにぴったりの1台を見つけるポイントを解説

初めに、新型シエンタと旧型シエンタの違いについて、次の5つのポイントを解説します。

1. エクステリアの違い
2. インテリアの違い
3. サイズの違い
4. 燃費・運転性能・安全装備の違い
5. その他装備の違い

それぞれ解説します。

1. エクステリアの違い

新型シエンタは「シカクマル」をデザインテーマとして設計され、四角さをイメージしたデザインが特徴です。丸みのあるかわいらしい外観で、大きなサイドプロテクションモールが存在感を増しています。

一方、旧型シエンタは流れるプレスラインによるスタイリッシュなデザインで、角ばったフォルムが特徴でした。そのため、リヤコンビランプやバンパープロテクターも角張っていました。

可愛いイメージの新型に対して、シャープな印象を受ける旧型では、好みが別れるポイントとなるでしょう。

2. インテリアの違い

新型シエンタのインテリアは全体的に落ち着いたデザインで、ドアポケットやメーターレイアウトに「シカクマル」のフォルムを取り入れています。また、室内空間はたっぷりの収納で実用性も抜群です。

一方、旧型シエンタは流線美が際立つ大胆なデザインでした。そのため、車内スペースが新型よりも若干ですが狭く感じるかもしれません。ただし、実用性が損なわれるようなことはなく、好みに差が出る程度と考えて差し支えないでしょう。

3. サイズの違い

新旧モデルのサイズはほぼ同じですが、新型シエンタは全高が20mm拡大し、室内が広くなっています。足元に大きめの買い物カゴを置けるほどのスペースも確保されています。

4. 燃費・運転性能・安全装備の違い

新型シエンタは燃費性能が向上し、最新の安全装備が標準装備されています。歩行者や自転車を昼夜問わず検知できるプリクラッシュセーフティシステムなど、運転をサポートする機能が充実しています。

5. その他装備の違い

新型シエンタはスマホ利用をイメージしたデザインで、充電用USB端子やハンズフリー機能が追加されています。さらに、便利な装備が充実しています。

旧型シエンタの魅力とは？

旧型シエンタはトヨタが販売する5ナンバーサイズのミニバンで、その魅力には以下のような要素が挙げられます。

広い室内空間と充実した安全機能

シエンタはコンパクトなサイズながら、広々とした室内空間を提供しています。大人7人でもゆったりとくつろげるのが特徴です。

また、先進の安全機能も充実しており、全車に「トヨタセーフティセンス」が標準装備されています。

トヨタセーフティセンスには、自動ブレーキやハンドル操作サポート、車線はみ出しアラートや追従ドライブ支援機能、自動ハイビームなどの安全事故防止機能が含まれます。

印象的なエクステリアデザイン

旧型シエンタは角型ヘッドランプのダイスを設定したものの、基本的には丸型ランプを備えた標準ボディの柔和な印象が強く、可愛らしい3列シートのコンパクトカーとして受け取られています。

安定感の高い運転性能

パワートレインは1.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載しており、一部のグレードではハイブリッドシステムを採用しています。また、サスペンションはTNGAプラットフォームをベースにしており、優れた走行安定性を実現しています。

内装と収納

旧型シエンタは、ワンタッチのレバー操作でセカンドシートを折りたため、サードシートへのスムーズな乗り降りが可能です。

また、フロントシートウォークスルーで1列目と2列目、運転席や助手席など、車内での移動がしやすくなっています。

このように、シエンタは街中での使い勝手を重視しつつ、室内空間や安全性能を充実させたミニバンとして人気です。

新型シエンタの魅力は最新技術と快適性の向上にあり！

新型シエンタの魅力は、旧型の良さを残しつつ、さらに居住性と経済性を両立したモデルとなっています。以下では、その特徴を紹介します。

乗り降りのしやすさと居住性の向上

低床＆フラットフロアを採用しており、お子様からご年配の方まで、家族みんなが乗り降りしやすい設計です。

ハンズフリーデュアルパワースライドドアは足先を出し入れするだけで自動で開閉し、便利な乗り降りをサポートしています。

多彩なシートアレンジを実現

乗車＆荷室スペースをシーンに合わせて自由に活用できる多彩なシートアレンジが好評です。

3列シート車と2列シート車の両方で設定されており、使い勝手を最大限に引き出せます。

運転のしやすさが向上

コンパクトサイズのミニバンでありながら、運転のしやすさも抜群です。

先進の安全機能や燃費の良さも兼ね備えており、幅広い安心・快適なカーライフを提供しています。

燃費効率の向上

新型シエンタは、燃費性能が大幅に向上しています。

例えば、ガソリン車の場合は旧型シエンタが平均燃費が約17km/Lであったのに対して、新型シエンタは約18.4km/Lに向上。また、ハイブリッド車では旧型シエンタの平均燃費が約 22.8 km/Lであったのに対して、新型シエンタは約25.3km/Lから28.8km/Lと、より大幅な低燃費を実現しています。

このように「新型シエンタ」は、使い勝手の良い室内空間に一層磨きをかけ、家族の毎日を応援するミニバンとして人気です。

シエンタ新旧モデルの外観・内装の違いを比較

新型シエンタと旧型シエンタの外観と内装の違いを比較してみましょう。

外観（エクステリア）の比較

旧型シエンタの外観の特徴

スタイリッシュでかっこいいイメージ。

ヘッドランプからフォグランプ・グリルへとつながるバンパーガーニッシュが特徴的で、バンパーコーナーが強調されています。

また、従来の四角いハコ型ではなく、トレッキングシューズをモチーフにしたエクステリアで、機能性と躍動感を表現しています。

新型シエンタの外観の特徴

欧州車風のかわいいクルマというイメージにチェンジ。

ベルトラインが水平であり、四角い箱をイメージさせるデザイン。

また、サイドは、大きなサイドプロテクションモールが特徴的です。

リヤコンビランプの形状に特徴があり、テールランプはコの字に光り、ストップランプはドット調に光ります。

内装（インテリア）の比較

旧型シエンタの内装の特徴

シンプルで使いやすい配置が特徴で、ダッシュボードには必要最低限のボタンや表示が配置され、直感的な操作が可能です。

また、2+3+2の7名乗りのシートレイアウトで、シートの座り心地も良く、長時間のドライブでも快適さを提供しています。

新型シエンタの内装の特徴

外観に合わせて、丸みのあるかわいらしい欧州風のデザインが特徴的です。

プロテクションモールを採用したエクステリアで、かすり傷程度であれば目立たない仕様となっています。

また、新型シエンタにはハンズフリーデュアルパワースライドドアを新たに採用しており、スマートキーを持っていれば足先で自動で開閉します。

このように、新旧シエンタの外観と内装の違いを比較すると、新型はよりかわいらしさと実用性を兼ね備えてるのが特徴です。

燃費と維持費で比較｜旧型と新型シエンタ、どちらが経済的？

次に、旧型シエンタと新型シエンタの燃費と維持費を比較してみましょう。

旧型シエンタの燃費と維持費

旧型シエンタの燃費は、17.2km/Lで、ライバル車の旧型フリード（16.6km/L）よりも優位です。ただし、旧型フリードにはハイブリッドモデルがあり、燃費は21.6km/Lと旧型シエンタを上回っています。

旧型シエンタの維持費を、ガソリン代、税金、保険、車検などの要素から算出すると、年間約41万円程度が平均です。

新型シエンタの燃費と維持費

新型シエンタの燃費は、ハイブリッド車でWLTCモードで28.2km/L〜28.8km/L、ガソリン車で18.3km/L〜18.4km/Lの燃料消費率を記録しています。

新型シエンタの維持費は、車両価格と購入後にかかるガソリン代、税金、保険、車検などを考慮すると、年間約34万円〜41万円が平均です。

このように、新型シエンタは燃費性能が高く、維持費も旧型と大差ない範囲で抑えられています。運転しやすいコンパクトサイズと便利な機能を備えた新型シエンタは、経済的で人気のファミリーカーと言えるでしょう。

安全性能の進化｜新型シエンタが提供する最新の安全機能

新型シエンタは、トヨタが販売する5ナンバーサイズのミニバンで、先進の安全性能を多数備えた車です。以下に、新型シエンタの安全性能について解説します。

Toyota Safety Sense (TSS)

新型シエンタは、Toyota Safety Sense (TSS) と呼ばれる予防安全パッケージを全車に標準装備しています。TSSは、高い認識性能と信頼性を持つ2種類のセンサーを組み合わせて、多くの状況でドライバーをサポートします。

以下は、新型シエンタの主な先進安全技術です。

プリクラッシュセーフティ (Pre-Collision Safety System)

プリクラッシュセーフティは、走行中に障害物にぶつからないようにサポートする機能です。

昼夜の車両、歩行者、自転車運転者を検知対象とし、直進時だけでなく交差点での衝突回避にも対応しています。

交差点右左折時に直進してくる対向車や横断してくる歩行者・自転車運転者を検知して、衝突の危険があれば自動でプリクラッシュブレーキを作動させる仕組みです。

ロードサインアシスト (Road Sign Assist)

ロードサインアシストは、標識の見逃しを防止する機能です。

「最高速度」「はみ出し通行禁止」「一時停止」「転回禁止」の道路標識を認識し、マルチインフォメーションディスプレイに表示します。

また、赤信号の告知機能も搭載されており、赤信号であるにもかかわらず交差点に進入する可能性があると判断した場合はドライバーに警告します。

プロアクティブドライビングアシスト (Proactive Driving Assist)

プロアクティブドライビングアシストは、運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、運転操作をサポートする機能です。

歩行者／自転車運転者／駐車車両に対する操舵・減速支援や、先行車に対する減速支援などを行います。

発進遅れ告知機能 (Start Delay Notification)

発進遅れ告知機能は、信号切り替わり時の「うっかり出遅れ」を防止する機能です。

信号が赤から青に変わった時や、先行車発進時の出遅れをブザー＆マルチインフォメーションディスプレイ表示で知らせてくれます。

このように、新型シエンタはさまざまな安全技術を備えており、安心して運転できるようにサポートしてくれます。

車の使い勝手を徹底検証｜シエンタ新旧モデルの収納スペースと快適性

以下では、新型シエンタと旧型シエンタの比較を通じて、収納スペースと快適性の進化について詳しく見てみましょう。

 

1.見た目は、よりやさしくなった

エクステリアの違い

旧型シエンタは、スタイリッシュでかっこいいイメージの外観が印象的です。特に、ヘッドランプからフォグランプ・グリルへとつながるバンパーガーニッシュは特徴的で、ワイド＆ローのスタンスを強調しています。

一方、新型シエンタは、欧州車風のかわいいクルマのイメージです。ベルトラインが水平であり、四角い箱をイメージさせるデザインです。

インテリアの違い

旧型シエンタ: 外出先でも車の中が家のように感じられるゆったり快適な空間。ワンタッチのレバー操作でセカンドシートを折りたため、サードシートへのスムーズな乗り降りが可能でした。

新型シエンタ: インテリア全体が落ち着いた印象。実用性も抜群の収納スペースやスマホポケット、買い物フックなど使いやすい内装です。

2. サイズは維持しながら燃費が向上

新型シエンタは全長・全幅は旧型と同じで、全高は20mm高くなっています。室内は広くなり、エンジンも扱いやすい最新のパワートレーンになっています。燃費も向上しています。

3. 実用性が大きく向上

新型シエンタはスライドドアのハンズフリー機能が追加され、開口高さも6cm大きくなりました。室内は広く、シートアレンジもフラットになり、実用的な収納スペースが増えています。

新型シエンタは、快適性と実用性を両立させた進化したミニバンと言えるでしょう12

トヨタシエンタの中古車を購入するなら「モビリコ」がおすすめ

シエンタの中古車を購入するなら「モビリコ」がおすすめです。以下では、その理由を解説します。

在庫が豊富だから

「モビリコ」は多くの中古車を取り扱っているため、豊富な在庫からお気に入りのシエンタを見つけ出せるでしょう。幅広い選択肢から、ご自身の予算や条件に合った車を探すことができるため、希望に合う車が見つかる可能性が高まります。

品質と信頼性が高いから

「モビリコ」は信頼性が高い中古車販売プラットフォームで、車両の品質や状態についての詳細な情報を提供しています。

個々の車の状態や走行距離、修復歴などを詳しく確認できるため、安心して購入できるでしょう。

価格が明確だから

「モビリコ」では価格が明確に表示されており、後からコストや手数料が増額されることがないため、ご自身で設定した予算内で最適な車を選ぶことができます。

検索と比較が容易だから

「モビリコ」のウェブサイトやアプリを利用すると、簡単に中古車を検索し、価格や仕様を比較できます。複数の車を見比べて、自分に合った車を見つけやすいのも、大きなメリットです。

このように、モビリコを利用することで、お気に入りのルーミーを安心して購入できるでしょう。