トヨタのルーミーは、コンパクトなボディにミニバンのような使い勝手を備えた、ファミリー層に人気のトールワゴンです。
また、都市部でも扱いやすいサイズ感と、軽自動車にはない室内の広さや装備の充実度が魅力とされ、多くのユーザーから選ばれています。
この記事では、ルーミーの基本スペックや人気の理由をはじめ、実際のサイズ感や他車との比較、中古車の相場や購入時のチェックポイントまでを解説します。
初めてのコンパクトカー購入や、軽自動車からの乗り換えを検討している方にとっても、納得の1台かどうかを判断する材料となるでしょう。
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目次
ルーミーの基本情報と人気の理由

トヨタのルーミーは、コンパクトなボディと広々とした室内空間を両立した、トールワゴンタイプのコンパクトカーです。
ここでは、以下の2つについて詳しく見ていきます。
- ルーミーの基本情報
-
- ルーミーの基本情報
- ルーミーが人気の理由
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ルーミーの基本情報
ここでは、ルーミーの基本情報を以下の表にまとめました。
| カスタムG-T | カスタムG | G-T | G / X | |
| 全長(mm) | 3,705 | 3,700 | ||
| 全幅(mm) | 1,670 | |||
| 全高(mm) | 1,735 | |||
| 室内長(mm) | 2,180 | |||
| 室内幅(mm) | 1,480 | |||
| 室内高(mm) | 1,355 | |||
| 排気量(cc) | 996 | |||
| 車両総重量(kg) | 1,385 | 1,365 | 1,385 | 1,355 |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |||
| トランスミッション | CVT | |||
| 最高出力(ネット) | 72(98)/6,000 | 51(69)/6,000 | 72(98)/6,000 | 51(69)/6,000 |
| 最大トルク(ネット) | 140(14.3)/2,400〜4,000 | 92(9.4)/4,400 | 140(14.3)/2,400〜4,000 | 92(9.4)/4,400 |
引用:[トヨタ自動車]
グレードごとにサイズの違いはほとんどありません。
コンパクトカーとして市街地でも楽々運転できる小ささと、思ったよりも広い室内空間のスペースが魅力です。
ルーミーが人気の理由
ルーミーが幅広い層に選ばれている理由は、コンパクトカーでありながらも、ミニバンのような使いやすさを兼ね備えているからです。
まず、全長3,700mm×全幅1,670mmのボディサイズは、都市部の狭い道路や立体駐車場でも扱いやすく、運転が苦手な人でも安心です。
その一方で、室内は2,180mmあり、軽自動車では手狭に感じる後部座席の空間やトランクにもゆとりがあります。
そのため、後部座席のスライド機能や、床が低く設計されていることで子どもや高齢者も乗り降りしやすく、ベビーカーや買い物での荷物も楽に積める点が子育て世代から支持される大きな理由です。
また、両側にスライドドアや予防安全機能であるスマートアシストが標準装備されており、価格帯を考えると装備の充実度も高評価です。
さらに、軽自動車からの乗り換え層にとっては、税金や維持費を抑えつつも、もう少し余裕のある室内が欲しいといったニーズに、ちょうどよく応えられているサイズ感となっています。
この他にも、燃費性能や静粛性といった基本的な走行性に対する評価も高く、通勤や買い物といった日常のあらゆるシーンで、ちょうどよさを実感できる点が、多くのユーザーから選ばれる理由となっています。
ルーミーのサイズから見る日常の使いやすさと快適性
ルーミーはとてもコンパクトなサイズで、日常的にとても使いやすく、快適性に優れた車種です。
ここでは、ルーミーの日常での使いやすさついて解説していきます。
- ルーミーの使いやすさ
- 狭い道や駐車場でもストレスないコンパクトさ
大人も子どもも快適な室内空間
それぞれ見ていきましょう。
狭い道や駐車場でもストレスないコンパクト
ルーミーの全長は3,700mm前後で、全幅は1,670mmと、コンパクトカーならではの使いやすいサイズ感を実現しています。
このコンパクトさは、都市部の狭い住宅街や一方通行の道でもストレスなく走行できる大きなメリットです。
さらに、最小回転半径は、4.6〜4.7mmと小さめで、Uターンや縦列駐車もスムーズに行えます。
また、立体駐車場や機械式パーキングのサイズ制限にも対応しやすく、ミニバンに乗りたいけれど駐車場に入らないのではと心配していたユーザーにも安心です。
実際のところ、全高が1,735mmという高さは、一般的なミニバンよりも低めに抑えられており、ガレージの天井に余裕がない場所でも収まりやすい設計となっています。
そのため、運転が不安な初心者や高齢者、そして日常的に買い物や送迎で狭い場所を出入りする人にとっても、扱いやすさが際立つ車種といえるでしょう。
大人も子どもも快適な室内空間
外観がコンパクトであっても、ルーミーの室内は非常に広く設計されています。
室内の長さは2,180mm、室内幅は1,480mm、室内高は1,355mmもあり、同サイズ帯の車種と比較しても余裕のある空間です。
特に、後部座席の居住性に優れており、足元のスペースにも十分なゆとりがあります。
そのため、小さな子どもが座ったり着替えたりする際にも窮屈さを感じにくく、保育園や幼稚園の送迎で車内での着脱が必要な場面にも対応可能です。
また、ベビーカーをそのまま積めるラゲッジスペースも実用的で、トランクの開口部が低く、荷物の出し入れもスムーズです。
さらに、スライドドアを採用しているため、子どもが自分で開閉しやすく、狭い駐車場でも隣の車にドアをぶつける心配がありません。
こうした設計は、小さな子ども連れのファミリー層だけでなく、後部座席を頻繁に使う高齢者にも安心して乗ってもらえるポイントとなっています。
ルーミーは他車と比べて広さと使い勝手のバランスがよい
ルーミーは、全長3,700mm、全幅1,670mmと取り回しやすいサイズでありながらも、室内はゆとりある空間を確保しています。
以下の表は、ルーミーと兄弟車であるタンク、またパッソやスズキのスペーシアとのサイズ感を比較した表です。
| ルーミー | タンク | パッソ | スペーシア | |
| 全長(mm) | 3,700 | 3,650 | 3,395 | |
| 全幅(mm) | 1,670 | 1,665 | 1,475 | |
| 全高(mm) | 1,735 | 1,525 | 1,785 | |
| 室内長(mm) | 2,180 | 1,970 | 2,155 | |
| 室内幅(mm) | 1,480 | 1,420 | 1,345 | |
| 室内高(mm) | 1,355 | 1,270 | 1,410 | |
| 排気量(cc) | 996 | 658 | ||
引用:[ルーミー|トヨタ自動車] [パッソ|トヨタ自動車] [トヨタ自動車] [スペーシア|スズキ]
表からわかるとおり、スズキの軽自動車のスペーシアと比較すると、車幅で約20cmほど、室内幅では13cmほど広く、乗車時の快適性や荷物の積載に優れています。
また、トヨタのパッソよりも車高や室内高がともに高く、着替えやチャイルドシートの取り付けなども余裕に可能です。
そして、兄弟車であるタンクとは設計が共通となっているため、性能面での差はほとんどなく、入手性や流通在庫の違いが選び分けのポイントとなります。
このように、ルーミーは普通車ならではのゆとりある広さと軽自動車に近い取り回しの良さを兼ね揃えており、バランスの取れた1台です。
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ルーミーの中古最新価格相場と購入時に確認したいポイント

ルーミーは、中古車市場では、流通数が多くグレードも幅広くあります。
ここでは、以下の2つについて、詳しく見ていきます。
- ルーミーの中古車情報
-
- 中古車の最新価格相場
- 購入時に確認したいポイント
それぞれ詳しく見ていきましょう。
中古車の最新価格相場
ルーミーの中古車価格相場は、以下のとおりです。
| ルーミー | |
| カーセンサー | 146.3~229.5万円 |
| グーネット | 138.2万円 |
引用:[カーセンサー ],[グーネット](2024年6月19日時点)
ルーミーの中古車は、流通している数も多く、年式やグレードによって価格差が出ています。
特に、カスタムG-Tなどのジョイグレードや、走行距離が少ない車両は200万円前後になることもあります。
一方で、ベースグレードであるXなどであれば、140万円台から購入可能なケースもあり、自分の予算と使用目的に合った1台を見つけやすい車種といえるでしょう。
購入時に確認したいポイント
ルーミーの中古車を購入する際は、走行距離や年式、修復歴の有無をしっかりと確認することが大切です。
目安としては、走行距離5万km以内が望ましいですが、距離が短くても点検記録がない車両には注意が必要です。
また、年式が新しいほど安全装備や快適性が向上しているため、マイナーチェンジ後のモデルかどうかもチェックしておきましょう。
そして、修復歴のある車両は価格が安くても、将来的な売却時に不利になる可能性があるため避けるのが無難です。
さらに、電動スライドドアの動作確認は必須で、不具合があると修理費が高くなることがあります。
保証の内容も購入先ごとに異なるため、消耗品や電装系までカバーされているかを確認しておくと安心です。
これらの情報を事前に確認することで、長く安心して使える1台に出会える確率が高まります。
まとめ
今回はルーミーについて、ボディサイズや室内サイズはもちろん、日常での使いやすさや他の車種との比較、購入時の注意点まで詳しく解説しました。
ルーミーは、都市部での取り回しやすさと、ミニバンに迫る広い室内空間を兼ね揃えた、非常にバランスのよいのが魅力です。
軽自動車より余裕があり、普通車としての安定性や安全性を確保しつつ、スライドドアや低床設計などの機能が豊富で、子育て世代や高齢者にも優しい設計を実現。
グレードや装備が豊富で、中古車でも選択肢が多いのもポイントです。
ただ、予算の関係で中古車を検討する人は走行距離や修復歴、保証内容をしっかりと確認することを意識してみてください。
ルーミーは、扱いやすさと快適さのバランスの取れた、幅広い層におすすめの1台です。
気になった方は、ぜひ一度試乗や見積もりを検討してみてください。
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