新型カローラスポーツは、2018年6月にトヨタから発売されたモデルです。

トヨタのカローラはセダン車ですが、カローラスポーツはハッチバックモデルを採用し、よりスポーティで実用性の高い見た目や内装を実現しています。

今回は新型カローラスポーツについて、カローラとの違いや過去のマイナーチェンジによる変更点の比較、グレードごとの特徴を詳しく紹介します。

カローラスポーツの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

新型カローラスポーツは2024年4月にマイナーチェンジ

トヨタ自動車は、2024年4月2日にカローラスポーツのマイナーチェンジを発表しました。

主な改良内容は以下のとおりです。

2024年4月マイナーチェンジの変更点
  • ブラインドスポットモニター(BSM)+パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)をG”Z”グレードに標準設定
  • ナノイーXをG”Z”グレードに標準設定
  • 新型プリウスと同機能のデジタルキーをG”Z”グレードにメーカーオプション設定

今回のマイナーチェンジはエクステリアデザインやエンジンなどの大きな変化はなく、G”Z”グレードの細かな機能の変更でした。

ただ、デジタルキーがメーカーオプションに加わったことでスマホを使って車のキーの貸し借りができるようになり、車の新しいあり方が生まれるかもしれません。

G”Z”グレードの購入を検討していた人は、マイナーチェンジによってどう使いやすくなったかを確認してみてください。

米国トヨタでは2025年新型カローラスポーツを発表

2024年4月にマイナーチェンジが発表されたカローラスポーツですが、すでに2025年の新たな動きも出ています。

トヨタ自動車米国部門では、2024年5月14日に、2025年モデルの「カローラハッチバック」を発表しました。

カローラハッチバックは日本のカローラスポーツに相当するグレードと考えられており、2025年中に発売されると言われています。

米国で販売される2025年新型「カローラハッチバック(カローラスポーツ)」には、日本仕様のカローラスポーツにはない新グレード「ナイトシェード」が追加されています。

「ナイトシェード」の特徴はスポーティーかつスタイリッシュな見た目です。

  • オールミッドナイトブラックメタリックエクステリア
  • 18インチのブロンズ塗装のアルミホイール
  • ブラック仕上げのルーフスポイラー
  • ベント付きスポーツウイング

ブラックを基調としたアクセサリーやエクステリアで、普段とはちょっと違うカッコよさを味わえるでしょう。

日本のトヨタ自動車からは、新型カローラスポーツの販売に関する情報はまだ入っていません。

公式情報の発表を待ちましょう。

カローラスポーツの基本情報をおさらい

ここからは、そもそもカローラスポーツってどんな車?という人に向けてカローラスポーツの基本情報をまとめました。

購入を検討している人も、知識のおさらいとしてぜひ確認してみてください。

カローラスポーツの基礎情報
  • カローラスポーツとは?トヨタが発売したカローラのハッチバックモデル
  • カローラとカローラスポーツの違いはバックドアの種類
  • カローラスポーツがおすすめな人の特徴

それぞれ詳しく見ていきましょう。

カローラスポーツとは?トヨタが発売したカローラのハッチバックモデル

新型カローラスポーツとは、2018年6月にトヨタが発売したカローラのハッチバックモデルです。

カローラはトヨタの中でも歴史の長い車のひとつ。

1966年にセダン車として発売され、現在は12世代目です。

12世代目からカローラシリーズの販売がスタートし、カローラスポーツはカローラシリーズの中でも最初に発売されたモデルです。

スポーツと名がついているとおり、走行性能の高さが魅力のひとつ。

またスポーツモデルながらも室内空間を広く設計しているため、実用性にも優れています。

ただカローラはセダンという印象が依然として強いため、カローラスポーツの見た目には違和感を感じるかもしれません。

カローラとカローラスポーツの違いはバックドアの種類

カローラとカローラスポーツの大きな違いは、バックドアの種類です。

カローラスポーツのバックドアには、ミニバンやSUVによくみられるハッチバックを採用しています。

ハッチバックとは、跳ね上げ式または横開き式のバックドアを持つ車種のことで、人が乗るスペースと荷室が分かれていないという特徴があります。

荷物の出し入れが便利な点は、大きな魅力です。

また、カローラスポーツはスポーツモデルであるため、走行性能や走りやすさはカローラを上回っています。

運転が好きで、走行性能を重視する人はカローラスポーツが向いているでしょう。

カローラスポーツがおすすめな人の特徴

カローラスポーツがおすすめなのは下記のような人です。

カローラスポーツがおすすめな人
  • 荷物の出し入れをスムーズにしたい人
  • 車の走行性能を重視する人
  • 車の見た目のかっこよさを求める人

カローラスポーツはスポーツモデルであるため、走行性能や走りやすさはカローラを上回っています。

さらに、スポーツカー仕様の車として、細かいエクステリアやインテリアのデザインもカローラとは異なる点があります。

運転が好きで、走行性能を重視する人や、デザイン性の高い車を求めるにはカローラスポーツが向いているでしょう。

 

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新型カローラスポーツのグレート別基本スペックを紹介

新型カローラスポーツにはガソリン車、ハイブリッド車それぞれ3つのグレードがあります。

3つのグレード
  • G”X”
  • G
  • G”Z”

ここからは、各グレードをカテゴリごとに比較していきます。

カテゴリごとの比較
  • 車両サイズ
  • 燃費量
  • インテリア
  • エクステリア

それぞれ詳しくみていきましょう。

車両サイズ

カローラスポーツのグレードごとの車両サイズは以下のとおりです。
【ガソリン車】

全長(mm) 4,375
全幅(mm) 1,790
全高(mm) 1,460
最小回転半径(m) G”Z”= 5.3
G/G”X”=5.1
車両総重量(kg) G”Z”= 1,665
G/G”X”=1,635

 

【ハイブリッド車】

全長(mm) 4,375
全幅(mm) 1,790
全高(mm) 1,460
最小回転半径(m) G”Z”= 5.3
G/G”X”=5.1
車両総重量(kg) G”Z”= 1,655
G/G”X”=1,625

参考:[トヨタ自動車]

ハイブリッド車、ガソリン車、グレード別の差はさほどありません。

小回りのしやすさでは、最小回転半径が小さいGとG”X”グレードが優っているといえるでしょう。

燃費量

グレード別の燃費量は以下のとおりです。

【ガソリン車】

G”X” G G”Z”
WLTCモード(km/L) 18.3 17.2
市街地モード(km/L) 13.4 12.8
郊外モード(km/L) 18.8 17.6
高速道路モード(km/L) 21.4 20.0

 

【ハイブリッド車】

G”X” G G”Z”
WLTCモード(km/L) 30.0 29.5 27.2
市街地モード(km/L) 27.9 27.8 26.2
郊外モード(km/L) 33.4 32.9 30.0
高速道路モード(km/L) 29.0 28.3 26.1

参考:[トヨタ自動車]

ハイブリッド車の方が燃費量は良いことが分かります。

環境に良い車を使いたい、燃費量を重視して車を選びたい人はハイブリッド車を検討してみてください。

インテリア

インテリアのグレード別の違いはガソリン車もハイブリッド車も同じです。

ここではグレード別のインテリアの違いを紹介します。

G”X” G G”Z”
ディスプレイオーディオ ディスプレイオーディオレス 8インチディスプレイオーディオ
メーター アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ 7.0インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ(スピードメーター表示) 12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(メーター照度コントロール付)
シフトノブ ウレタンシフトノブ 本革巻きシフトノブ
シート スポーティシート(ファブリック) スポーツシート(ファブリック)
インサイドドアハンドル ブラック シルバー加飾
ドアアームレスト表皮 ファブリック ステッチ付合成皮革巻き

参考:[トヨタ自動車]

グレードが高くなるにつれて、素材が本革になったりステッチ付合成皮革巻きになったりと、見た目の高級感が上がります。

G”Z”とG”X”グレードではインテリアの印象が大きく変わるため、一度ディーラーなどで車を見てみると良いでしょう。

エクステリア

エクステリアは、車に乗る人以外にも見える部分です。

グレードによって差が出やすいエクステリアの特徴は、事前に確認してどんな装備が欲しいかを確認しておくのがおすすめです。

グレード別のエクステリアの特徴は、以下のとおり。

G”X” G G”Z”
ランプ類 3灯式LEDヘッドランプ
LEDターンランプ
LEDクリアランスランプ
Bi-Beam LEDヘッドランプ
LEDターンランプ
LEDクリアランスランプ&LEDデイライト
フォグランプ なし LEDフロントフォグランプ
フロント部分 フロントロアグリル(ブラック)
フロントフォグモール(ブラック)
フロントロアグリル(艶あり・ブラック)
フロントフォグモール(艶あり・ブラック)
フロントロアグリル(艶あり・ブラック)
フロントフォグモール(シルバー)
リヤ部分 リヤバンパーロア(艶あり・ブラック) リヤバンパーロアモール(シルバー)
タイヤ・ホイール 195/65R15 タイヤ&15×6(1/2) J
スチールホイール(樹脂フルキャップ付)
205/55R16 タイヤ&16×7J
アルミホイール(センターオーナメント付)
225/40R18 タイヤ&18×8J
アルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装/センターオーナメント付)

参考:[トヨタ自動車]

 

新型カローラスポーツの新車価格を紹介

ここでは新型カローラスポーツの、グレードごとの価格情報をまとめました

【ガソリン車】

G”X” 2,200,000円
G 2,450,000円
G”Z” 2,640,000円

参考:[トヨタ自動車]

【ハイブリッド車】

ハイブリッドG”X” 2,460,000円
ハイブリッドG 2,700,000円
ハイブリッドG”Z” 2,890,000円

参考:[トヨタ自動車]

エントリーモデルのG”X”の価格が200万円以上する点から、やや高級なモデルといえるでしょう。

カローラスポーツの中古車価格を比較

ここではカローラスポーツを中古で買いたい人に向けて、中古車価格の情報をまとめました。

中古車平均価格 中古車価格帯
カーセンサー 207.3万円 102~361 万円
グーネット 208.6万円 102〜361万円

引用:[カーセンサー],[グーネット](2024年9月25日)

データを見るとカローラスポーツの中古車は、平均して200万円前後で購入できることがわかります。

グレードやオプションの有無などによっては、300万円以上する場合もあるため、新車価格を上回ってしまう可能性もあります。

中古車は車それぞれの状態を踏まえた比較が大切です。

まずは気になるカローラスポーツの情報を収集してみましょう。

まとめ

今回はカローラスポーツについて、マイナーチェンジによる変化やグレードごとの特徴、違いを紹介しました。

カローラスポーツはカローラシリーズの中でも最初に発売されたモデルです。

スポーツモデルとして高い走行性能や操縦安定性を兼ね備え、室内空間を広く設計している点から実用性の高さも魅力のひとつ。

2024年4月2日にはマイナーチェンジが行われ、G”Z”グレードにナノイーXが標準装備され、デジタルキーのメーカーオプションが加わりました。

カローラスポーツを購入する際は、グレードによってインテリアやエクステリアの特徴が異なるため、比較してから決めるのがおすすめです。

本記事がカローラスポーツの購入に役立てば幸いです。

 

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