車において欠かせない部品の一つである「バッテリー」。これはカローラスポーツも例外ではなく、欠かせない部品となっています。

このバッテリーには寿命があります。車に詳しい方には当たり前のことですが、あまり詳しくない方の中には知らなかったという方もいるでしょう。

バッテリーがなくなってしまうと車が動かなくなり、状況によっては事故などの原因になってしまうこともあります。

今回はカローラスポーツのバッテリーの寿命についてや交換費用がどれくらいになるのかなど、バッテリーに焦点を当ててご説明します。

バッテリーは車を運転するうえで大切です。車を所持する際の予備知識としてぜひ入れておきましょう。

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目次

バッテリーの役割

そもそもバッテリーとは車の中でどのような役割を担っているのでしょうか。

バッテリーはヘッドライトやパワーウインドウなどの部品を動かす原動力となっています。

さらに重要なのは、エンジンを駆動する際の回転力としても使われていることです。よく古い映画で車の下部を棒でグルグル回しているシーンが見られることがありますが、あの役割を現在はバッテリーがしてくれているのです。

つまり、バッテリーが不足すると、ライトが付かなくなったりするだけでなくエンジンそのものが始動しなくなってしまう場合があります。

燃料となるガソリンは定期的に減る上にメーターに残量が表示されるので燃料切れになることは少ないですが、バッテリーの残量は表示で確認したりはできないため、ついうっかり…ということのないよう注意しましょう。

バッテリーの寿命

しっかり確認していないと、ある日突然車が動かなくなることもありえます。それが自宅であればまだ何とかなりますが、旅先や人通りが少ない場所だと大変です。

ある程度バッテリーの寿命について知っておくことで、そろそろ気をつけた方が良いかなという心構えができます。ですので、バッテリーについてしっかり理解しておきましょう。

バッテリーの寿命はおよそ2~3年

バッテリーの寿命は一般的に「2〜3年」とされています。しかし、バッテリーの寿命は乗り方によって大きく左右されます。長い方では5年程持つこともあります。

昔の車に比べバッテリーの性能が高くなった代わりに、消耗の状態が確認しにくく、ある日突然バッテリーがゼロになるということも不思議ではありません。

上記のような症状が起こらないまま突然エンジンが動かなくなることも…

実際にロードサービス会社の報告では2021年12月だけでもバッテリー関係の出動が91,596件、全体の約44%もの割合を占めているのです。

このようにバッテリーによるトラブルは意外と多く、忘れがちになるのが落とし穴といえます。

バッテリーの確認方法

バッテリー確認はガソリン残量とは異なり、目視で見れるメーターなどは付いていません。

ですので、バッテリーの確認にはテスターと呼ばれる残量チェック用の機械が必要です。ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店などで手軽にチェックしてもらえるため、定期的に確認することをおすすめします。

最近ではバッテリーの残量だけでなく、放電や劣化といった状態確認もテスターで行えるため、年1度は確認を行うと毎日の運転も安心なのでしておくようにしましょう。

バッテリーを長持ちさせるには

では、バッテリーを長持ちさせるにはどうしたら良いのでしょうか。

結論から述べると、バッテリーは電気の供給源なため、電気を必要とする動作を減らすことがポイントになります。

意外と多いのがヘッドライトの消し忘れによるバッテリー上がりです。

ヘッドライトの灯火にはバッテリーの電力を使用しているため、エンジンは止まっているのに長時間ライトだけつけておくとバッテリーは上がりやすくなります。夜間走行も同様の理由でバッテリーが上がりやすくなる原因になります。

一方、定期的に車を動かすことや長距離を走ることでバッテリーを長持ちさせられる理由は、バッテリーを動かさずに放置しておくと、「放電」するからです。

バッテリーは走行しているときのエンジンから生じる余剰電力を使って、自己充電しています。

つまり、バッテリーはエンジンが止まっているときは常に「放電」しており、逆にエンジンがかかっているとそこから与えられる電力で充電しているのです。

そのため、長期間エンジンをかけていなかったり、短距離ばかりを運転しているとエンジンから電力をチャージするチャンスを逃してしまいます。

一度放電してしまったバッテリーはそれだけで劣化が進んでしまいます。再度充電しても初期の質を維持できなくなってしまうのです。特にバッテリーの放電切れにはくれぐれも注意しましょう。

カローラスポーツのバッテリー型と費用

どれほど気をつけて乗っていても、いつかはバッテリーの交換が必要になります。ここでカローラスポーツのバッテリー型と価格についてご紹介します。

カローラスポーツには大きく分けて「6AA-ZWE211H~」・「3BA-NRE210H~」・「3BA-NRE214H~」という3つの型式があります。

〜の部分はグレードの違いによって変わりますが、基本的に記載している部分が一致していればバッテリーを選ぶことが可能です。

型式 年式 バッテリー 価格 仕様
6AA-ZWE211H 2018年6月~ LN1 15,000~30,000円前後 ハイブリッド車
3BA-NRE210H LN2
LN2-ISS ガソリン車(アイドリングストップ)
3BA-NRE214H LN2-ISS ガソリン車(アイドリングストプ)

カローラスポーツで使われているバッテリーはLN1・LN2・LN2-ISSという3種類あります。

型式に見合ったものを取り付けないと上手く作動しなかったり、故障の原因になるため注意してください。

さらに、車種によっては同じ型式でも年式で適合するバッテリーが異なる場合があります。カローラスポーツは2018年6月に発売されて以降、現在のところバッテリータイプに変更はないため年式を気にしなくても大丈夫です。

しかし、今後生産される年式では変わる可能性もゼロではありませんので、一応型式と年式どちらも確認するようにすると良いでしょう。

バッテリー本体は種類やメーカーによっても異なりますが、大体数万円程度で購入できます。

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バッテリー交換

車のバッテリーと一概にいっても、車種によって異なります。ガソリン車なのかハイブリッド車なのか、同じ車種でも年式によって推奨バッテリーが違う場合もあります。

車に合ったバッテリーを取り付けるために、しっかり確認を行うようにしましょう。

交換前の準備

交換前にまず車両の型式と年式を確認しましょう。

特にご自身でバッテリーを用意される方は、この作業が必須です。

先にカローラスポーツで用いられるバッテリーの種類はある程度ご理解いただいたと思いますが、形式と年式によって適合バッテリーが異なります。

型式と年式は「自動車検査証」の型式→型式、初度登録年月→年式に相当します。こちらを確認してメモしてください。

自分で交換する

ご自身で交換する場合は新しいバッテリーと交換に必要な工具を準備するだけでできるので、費用を抑えることも可能です。車に詳しい方は自分で交換している方もいます。ここでは簡単にバッテリー交換の流れと注意点も解説します。

工具を用意する

まず、バッテリーの付けはずしに必要なスパナと手を保護するための軍手を用意します。スパナのサイズは10mmまたは12mmがおすすめです。

工具の準備と一緒にメモリーバックアップを使うと良いです。これはバッテリーの代わりとして電源の供給源になってくれる装置で、2,000円かからない程度で購入できます。

バッテリーを外すと一時的に電気の供給源が全くない状態になりますが、電気の供給がなくなると、時計やオーディオ、カーナビなどの設定がリセットされてしまうことがあります。

テレビやレコーダーの電源プラグを突然抜くとデータが飛ぶ現象がありますが、その現象に似たものと思うとわかりやすいです。

交換中はメモリーバックアップを使って電気を絶えず供給しておくことで、車内の電気部品がリセットされてしまうのを防ぐことができるのです。

あくまでもリセット防止のためのものなので、特にデータがリセットされても問題ない方は用意する必要はありません。ご自身の都合に合わせて準備を検討してください。

バッテリーを取り外す

準備ができたら実際にバッテリーを取り外していきますが、その前に必ず車のエンジンがかかっていないことを確認してください。感電や故障などの思わぬ事故に繋がる可能性があります。

取り外す際は必ず「マイナス側(黒い)」端子から外してください。取り外す際にスパナが車体に接触しないように気をつけましょう。ショートの原因になります。

マイナス端子が外せたら「プラス側(赤い)」端子、バッテリーを抑えているステーを外し、最後にバッテリーを取り出します。

新しいバッテリーを取り付ける

古いバッテリーを取り外したら、次に新しいバッテリーを規定の場所に取り付けます。このときプラスとマイナスの位置を間違えないように注意してください。また、基本的に端子のキャップはショート防止のために、ギリギリまでつけたままにしておきます。

新しいバッテリーをきちんと乗せたら、取り外しのときとは逆の順番で部品を取り付けます。ステー、「プラス側(赤い)」端子、「マイナス側(黒い)」端子といった順です。

取り付けが完了したらエンジンをかけて、きちんと動くかを確認してみましょう。

いかがでしょうか。バッテリー交換は意外と簡単な手順で行えることがおわかりいただけたと思います。

バッテリーの廃棄

バッテリーは乾電池などと同様で通常のゴミとして廃棄することはできません。ディーラーなどで依頼して取り付けた場合はそのままお店側で廃棄してくれますが、自分で交換した場合は廃棄を頼まなくてはなりません。

廃棄の依頼は近くのディーラーやガソリンスタンド、カー用品店、不用品回収業者などに依頼すると処分してくれます。

処分は無料で行っているところもあれば、数百円程かかる場合もあります。金額が気になる方は依頼する前に処分費用について聞いてみると良いでしょう。

ディーラーや販売店などで交換する

自分で交換するのが心配な方はディーラーや販売店で交換してもらいましょう。その場合、バッテリー代の他に施工費がかかります。

施工費自体は数千円程度とそこまで高くはない費用で対応してもらえます。

もし知らない土地で突然バッテリーが切れたら

まずは近くのガソリンスタンドやカー用品店があれば、そこに助けを求めましょう。電話をしても構いません。

万が一近くに助けを求められる店がない場合もあるので、ロードサービスに加入しておくのもおすすめです。

ロードサービスは24時間どこへでも駆けつけてくれるため、土地勘のない場所でトラブルに巻き込まれても対処してくれます。バッテリー切れだけでなく、パンクやその他車両の不具合にも対応してくれます。

まとめ

カローラスポーツのバッテリーについてご紹介してきました。意外と落とし穴であるバッテリーについて、この機会に一度見直してみてはいかがでしょうか。

バッテリーの消耗や劣化は目に見えて大きな変化が感じられないことが多く、突然エンジンがかからないなんてこともありえます。

そうならないために上記のことを把握しておきましょう。また、バッテリー以外も含めた車全体の安全性を確認する意味も込めて定期点検をおすすめします。

定期点検では間違いなくバッテリーの状態も診断してくれますし、必要な場合は部品の交換やアドバイスをしてくれるはずです。

快適なドライブをするため、そして思わぬトラブルを起こさないためにも、ぜひ定期的な確認を行いましょう。

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