可愛らしいフォルムのパッソ。大変人気な車で、色々な場所で名前を耳にするので、はじめて名前を聞くといった方は少ないかもしれません。

通勤、お買い物、そして友達とランチに行くときなど、どこへ行くのにも申し分がない最高の相棒であるパッソですが、すこし遠くへと出かけて車中泊してみたらどのような感じになるのでしょうか。

コンパクトカーでありながら、車内空間の広さがウリとなっているパッソで車中泊する方法についてを調査してみました。

目次

パッソで車中泊はできるのか


結論から言うとパッソで車中泊はできます。

パッソはコンパクトカーですからキャンピングカーやワゴン車と比較してしまうと、もちろん「狭い」といった印象となってしまいますが、車中泊ができないというわけではないのです。

パッソを紹介していくとともに、どのようにすれば快適な車中泊ができるかについて確認してみましょう。

車中泊ではどのような寝方をするのか


車中泊をする場合の寝方としては、大きく分けてみると以下の3パターンが挙げられます。

背もたれを倒す

車の座席に座ったままの状態で、背もたれを倒して寝る方法です。

この方法であれば車内が狭かったとしても寝ることが可能で、寝床を整えるといった手間もかからないため、簡単に車中泊を楽しむことができます。

しかし、この体勢ですと長時間姿勢を変えないで過ごすことになってしまうため、血液の循環が悪くなることによって血栓が発生してしまう「エコノミークラス症候群」のリスクが高まります。

このように車中泊をするのであれば、こまめに姿勢を変えたいところです。

リア座席で横になる

横になることによって体にかかっている重力が均等となることで、負担も少なく寝られるでしょう。

ただし、大人であった場合は膝を曲げなければならないため、朝まで熟睡するのは難しいかもしれません。

また、横向きの状態であった場合、仰向けの状態であった場合と比較して、体を支えている面積が小さくなってしまい、肩や腰への負担がかかりやすくなってしまいます。

フルフラットで脚を伸ばす

座席の背もたれを倒すことによって、座席がフラットな状態となる車であれば、脚を伸ばして寝ることが可能です。

脚を完全に伸ばしている状態は、体への負担も少ないといえるでしょう。

ゆったりした服装へと着替えることで、より快適な眠りにつくことができます。

快適に車中泊ができる条件

キャンプ・野外フェス会場といった場所において、車内泊をしている方がいるということをよく耳にしますが、実際に車内泊をしたことがあるという方は少ないかもしれません。

どのように工夫することで、コンパクトカーであるパッソで快適に車中泊ができるかについて考えてみましょう。

快適な車内泊の条件

条件
できるだけ体が伸ばせること
平坦なフロアであること
目隠しをできること

寝る場所が家・ホテルであった場合は、あまり考えなくても快適に睡眠できる環境が確保がされてます。

しかし、旅をしているときに飛行機に乗ったり、長距離バスに乗ったりしたことがある方にはわかるのではないでしょうか。

睡眠環境
飛行機や長距離バスでは「背中を伸ばしたい」であったり、「背もたれを倒したい」など、あまり睡眠に適している環境だということができません。

「車中泊とはそれに近い環境ではないのか」と思う方もいると思います。

ここからは、どのような姿勢が眠りやすい体勢で、パッソではそのような体勢ができるのかを確かめていきましょう。

できるだけ体が伸ばせること

残念ながら、パッソはアウトドア向けにデザインされている車種ではありません。

それゆえに、フロント座席・リア座席・ラゲッジスペースのすべてを倒して作成する「フルフラットモード」がないのです。

車中泊をするためには致命的であるようにも見えることですが、「フルフラットモード」が無いというだけで快適な睡眠を諦めてはいけません。

それでは、パッソで体が伸ばせる座席のアレンジを考えてみましょう。

パッソの座席アレンジ


パッソのリア座席を一番広く利用できる方法としては、リア座席バックを前倒しにしている状態となります。

そして、フロント座席をできる限り前方へスライドして、リクライニングを前方へと倒します。

上記の写真のように自転車であれば、そのまま載せられるくらいのスペースがあります。

最大で長さが1,410mm、幅が1,230mm、高さが775mmとなっていますので、真っ直ぐに体を伸ばしながら横になることは難しいようです。

しかしフロント座席に座っている状態で寝てしまうよりは、楽に寝られそうです。

平坦なフロアであること

この点については工夫することによって、何とかすることが可能です。

パッソで快適な車中泊を実現するために、平坦にしたい場所は、倒されている状態のリア座席とフロント座席&ラゲッジスペースの段差となります。

リア座席を前方に倒してしまうため、リア座席に置いていた荷物を隙間に入れたり、クーラーボックスなどを利用することで効率的に隙間を埋めることができるのです。

リア座席とラゲッジスペースの段差といった広めの部分は、厚手のクッションなどを利用して均等に埋めることで快適なフロアが完成します。

クッション性の高いマットを敷いて仕上げることによって、凹凸感がなくなりより快適に寝ることができるでしょう。

目隠しをできること

寝てる間に外から見られているかもしれない、と考えてしまうと安心して眠れないものです。

防犯上の観点からすると、車内の様子を見えないようにすることはとても重要となります。

目隠しの方法として、フロントガラスはサンシェード、その他の窓は洋服・ストールといった大きめの布など、工夫すると色々な方法が考えられますので、是非とも試してみてください。

車中泊を極めている方の中には、車にDIYでカーテンレールを付けている例もあります。

便利グッズ|車中泊編


車中泊をするケースとして最も多いのが、週末のちょっとしたお出かけのときかもしれません。

車中泊をするような週末のお出かけは、週末の金曜日に仕事から帰宅して、夕食・入浴を済ませてから自宅を出発することが多いでしょう。

というのも、土曜日の朝に発生してしまう高速道路の渋滞を回避することにもつながり、より遠くに出かけやすくなるからです。

その場合に注意しなければならないことは、持っていく荷物の量となります。

例を挙げると、目的地で車中泊キャンプを楽しむ場合、行く途中の車中泊スポットでは、すべての荷物を積んだ状態で寝なくてはなりません。

ルーフボックスを設置して収納するスペースを拡張するといった方法もありますが、そうした場合は立体駐車場を利用できなくなるといった弊害が生じてしまいます。

そこで考えられる対策方法は、持っていく荷物を減らすとともに小型化していくことです。

典型的な例として、シュラフ(寝袋)を布団の代わりに利用することも挙げられます。

ここからはパッソで車中泊をする際にあるとより快適になるアイテムを紹介していきます。

カーテン・シェード

プライバシーが保護されるだけではなく、道の駅などに設置されている照明灯の強い光や、窓から侵入する冷気を遮断するものとして重要なアイテムとなります。

キャンプで使用される「銀マット」でDIYするというのもいいかもしれませんが、これからも車中泊をしたいと考えているのであれば、高いクオリティーであるメーカー品・純正オプション品を使用することがおすすめだといえるでしょう。

マット

多少の差こそあれ、車の座席は乗った時の快適さに加え、ドライブしている時の横揺れから体を一定の状態に保つための工夫が施されています。

それにより、フルフラットにすることが可能な座席であっても、凸凹が気になってしまい熟睡することは困難となっています。

そこでマットを使えば、凸凹をより違和感のないものにして、快適な睡眠を取ることができます。

マット選びで重要なことは収納性と厚みです。

推奨されるマットは、ウレタンとエアが併用されているインフレータブルタイプで、厚さが10cm程度、横幅が60cm程度のシングルタイプになります。

寝袋(シュラフ)

収納性・防湿性・衛生面のいずれをとっても、シュラフよりも優れているものはないのではないでしょうか。

シュラフは、エベレストに登頂している登山家も愛用しているれっきとしたキャンピング用具です。

クオリティが高いものであれば、氷点下10度近くまで耐えられるコンパクトな製品も開発されています。

1週間程度の車中泊するような旅を考えているのであれば、早い段階からシュラフで慣れ親しむことを推奨します。

枕兼用のクッション

車中泊で利用できる枕には空気で膨らますタイプもありますが、スペースが限られてしまう車内を有効利用するため、クッションと兼用できるようなタイプの枕が便利です。

フリースのブランケット

車内の環境は季節だけではなく場所・天候によっても変化します。車中泊する場合、寒さ対策に使い勝手がよいものとして挙げられるのは、フリースのブランケットです。

ダウンシュラフと併用する場合は、シュラフの上からブランケットを掛けるといいでしょう。

というのも、ダウンは体温で温まっている空気をキープするという特徴があるため、直接人体と触れていることで性能を発揮します。それを上から覆うことで、より暖かさを保ちやすくなるのです。

ポータブル電源

通信・娯楽・ナビゲーションなどの様々なことにスマートフォンが活用されているため、現代人の車中泊では、それを充電するための電源が不可欠となります。

走行中であればシガーソケットから充電することもできますが、ポータブル電源を持っていれば、車の電源が入っていなくても充電することができますし、夏にはサーキュレーター、冬には電気毛布も利用できるのです。

ポータブル電源を選ぶ場合に注意する点として、電化製品をそのまま利用する場合は、正弦波インバーターが内蔵されたポータブル電源を選びましょう。

電気の波形には、正弦波・擬似正弦波・矩形波といった3種類があり、家庭用コンセントから供給されている電気と同じ波形が正弦波となっています。

擬似正弦波・矩形波であった場合は家電が正常に動作しないことがあるので、正弦波インバーターが内蔵されたポータブル電源がおすすめです。

電気湯沸かし器

お湯を沸かすとき
サービスエリア・道の駅における車中泊では、車内で調理されているパン・弁当を食べる程度が許容範囲となり、ガスコンロを利用してお湯を沸かすことは推奨できません。

とはいえお湯があることによって、熱いコーヒー・味噌汁を作ることが可能となるため、簡素であった食事がより美味しくいただけるようになります。

出発する前に高性能なポットにあらかじめ沸かしておいたお湯を入れて持参するとが簡単ですが、消費電力が少ない携帯型の電気湯沸かし器もあるため、前述したポータブル電源があれば、温め直したり水を追加することも可能となります。

LEDランタン

車中泊する際に車内で読書をしたり作業をしたりする場合に、利便性を感じられるのがLEDランタンです。

クルマの室内灯よりも省エネとなっており、懐中電灯としても兼用できる多機能となっているLEDランタンも安価で購入できるため、ひとつ用意しておくといいでしょう。

ポータブルWi-Fiルーター

季節が秋から春にかけては日も短く、車中泊の体勢になってからでも、まだ眠るには早すぎて退屈するようなときがあります。そんな時に気を紛らす方法として、動画をネットで観るという人がたくさんいます。

その場合に気になることが携帯の通信容量となります。

最近では、クラウドSIMを採用したポータブルWi-Fiルーターが販売されており、現在地からドコモ・au・ソフトバンクのうち、最も強い電波を捕捉してWi-Fiとして飛ばすだけではなく、容量も無制限となっているものもあります。

これは車中泊だけでなく、出張などでホテルにWiFi がないときも使えるので、おすすめです。

タブレット

ポータブルWi-Fiルーターと連動することになりますが、テレビ代わりに使用するのであればタブレットは視認性が良好で便利です。

現在は地上波・BS以外にもネットコンテンツが充実しているため、さほどテレビの必要性が感じられないのが現状となっていて、むしろテレビよりもタブレットでYouTubeやNetflixを見るという方も増えています。

クーラーボックス

サービスエリア・道の駅で車中泊する場合は、クーラーボックスの必要性があまり感じられないと思いますが、食品・飲料の収納庫としても使用できてしまいます。

マグカップ

自宅にいる時と違い、簡単に温め直しができない車中泊では、コーヒーが温かいままで冷めにくいマグカップを利用するメリットは確かに大きいです。

ただそれ以上に魅力的であることは、「こぼれにくい」という点です。

スペースが限られている車内においては、用心していたとしてもコップに袖や足があたって倒れてしまい、車内が汚れてしまったりするなどといった思わぬ事態へと進展してしまう場合があります。

そのようなリスクを回避するといった意味からも、こういったアイテムを積極的に利用することがおすすめです。

懐中電灯

駐車場からトイレへと行く途中で階段などがあって転倒しやすい場所もあるので、近くから遠くまでを広角に照らすことが可能な懐中電灯が役に立ちます。

また暗闇でモノを落としてしまった場合でも、狭い場所をピンポイントで照らすことが可能な懐中電灯は非常に利便性の高いアイテムだといえます。

なお、懐中電灯のかわりに代用できるものとして挙げられるのがネックライトです。

首にかけることで手元や足元をうまく照らせるように角度が設計されているため、ライトをつけたまま両手が使えるということで非常に便利となっています。

サンダル

車中泊する際は意外に邪魔となってしまうのが履物で、靴を車外に脱いだままで車中泊している方をちらほら見かけることもあります。

特に冬場に履くブーツなどはかさばってしまうので、寝る前に座席の足元へと移動させておき、出入りする場所にサンダルを用意しておくと便利でしょう。

気をつけておきたいことはソールで、路面が凍結することが多い冬季には滑りづらい材質でできているサンダルが安心です。

洗面道具

道の駅などのトイレに併設されている洗面台で歯磨きをすることは容認されていますが、うがいをするためのコップや歯ブラシを置いておくスペースは用意されていないので、事前に準備しておく必要があります。

また、そこで活躍するのがネックストラップです。

必要なものをポーチに入れておいて首からぶら下げておくことで、スマートにできるだけではなく、忘れ物をしてしまう心配もなくなるのです。

貴重品ケース

車中泊する際に気をつけておきたいことは、財布や腕時計といった貴重品の管理です。

ぼんやりしていて適当な場所に置いたままで寝てしまうことで、座席の下などに落ちてしまい見つけられなくなってしまうこともあります。

そういったことを予防するために、折りたたみ式のラックを貴重品ケースとして利用することがおすすめです。

使用しない場合は折りたたむことでコンパクトとなるので、保管場所に困ることもありません。

涼感敷きパッド

車中泊をする時に夜間ずっとエアコンをつけっぱなしにしておくというわけにもいきませんよね。車中泊での暑さ対策としてもっとも簡単でなおかつ省エネとなるものは、ホームセンターで購入できる涼感敷きパッドを使用することです。

それほど高価でなくても良いので、価格帯が5,000円前後の製品を選択しておくと確実です。速乾性のインナーを併用することによって、より一層の効果が期待できます。

サーキュレーター

ポータブル電源があることによって車中泊で扇風機も使用できますが、スペースが限られている狭い車内において最適なのは、薄型でありながら強い風が発生するサーキュレーターです。

バッテリーが内蔵されているサーキュレーターであれば、自宅で充電しておくことで3時間程度は電源がなくても稼働します。

電気毛布

ポータブル電源があることによって車中泊の際も電気毛布が利用できます。

電気敷毛布であればホットカーペットの代用となるため、使い勝手も良いといえるでしょう。

注意ポイント
ポータブル電源のバッテリー容量から、使用可能となる時間をしっかりと計算しておかないと、肝心の夜になって電圧が下がってしまい使用できなくなってしまう恐れもあるので、注意は必要です。

消臭・除菌グッズ

車中泊においてこういったアイテムが必要となるのは、車内で何かをこぼしてしまった時です。

特にビール・醤油といったものは匂いもかなり強く、さらに車の座席に採用されているファブリック素材は匂い物質が吸着しやすくなっているため、放置すると匂いやしみが消えなくなってしまいます。

消臭剤は保険と考えて、いつも積んでおくと良いでしょう。

レインブーツ

車中泊のトラベルにおいてもゲリラ豪雨に対する備えをしておくことが必要です。

雨が降っている場合は外へ降りなければ済むことですが、問題となるのは雨が止んだ後にも残っている水たまりです。

駐車した場所が悪かった場合、車へ出入りすることができなくなってしまうこともあり、また草が生えている場所においてはパンツの裾が草の雫で濡れてしまうこともあります。

折り畳めるレインブーツも販売されているので、持っておくと役に立つ機会も多くあるでしょう。

耳栓

サービスエリアなどで車中泊している場合、大型トラックが近くに駐車して、エンジンをかけた状態で長時間停まっていることがあります。

そういったことを回避するためには、トラックレーンからできる限り離れた場所を選ぶことが一番ですが、混雑状況によっては思うようにいかない場合も多いです。

そういった時に役に立つアイテムが耳栓です。

100円ショップでも購入することができるので、念のためにひとつ持っておいても損はないでしょう。

トイレットペーパー

ビックリするかもしれませんが、夜間において満車に近い状態となった道の駅では、朝方にトイレットペーパーが無くなってしまうという場合があります。

また、公園の公衆トイレでは、最初からトイレットペーパーが置かれていないところもあります。

こういった最悪の事態を回避するためにも、ワンロールを持参しておくことで安心感へとつながるでしょう。

便利グッズ|車中泊キャンプ編


車中泊キャンプの起源は、釣りやカヌーを楽しんでいる人々が、宿も食堂も存在しない人里離れた土地で寝泊まりするために始まったとも言われています。

しかしながら、現在においては目的をアウトドアに限定する必要はありません。

例を挙げると、休暇を利用して車で北海道を旅行する場合、夕方にテントを張って翌朝に撤収することを毎日繰り返すのはとても大変な作業となってしまいます。

しかし、車中泊のキャンプであれば、そのような手間を省くことが可能で、さらに雨に降られたとしても困ることはありません。

よって、時間と体力を全力で遊ぶことに集中させることが可能になるというわけです。

とはいえ、最近流行っているオートキャンプとは装備がかなり異なってきます。

というのも、前述したように、旅先に至るまでの道中に設けられているサービスエリア・道の駅における「車中泊」が想定されている必要があるからです。

わかりやすく言えば、車中泊キャンプは着替えやキャンピングギアをリュックサックに詰めて歩いていくバックパッキングと似ています。

キャンピングテーブル

キャンピングテーブルはひとつだけ大きなものをセレクトするより、小さめのタイプを複数用意しておいて、その時々のニーズに応じた形で使い分けたり連結したりするのがおすすめです。

小さい天板であれば分散して収納することが可能となっているため、想像している以上に車に搭載できます。

キャンピングチェア

キャンピングチェアの構造としては、平面的に折りたためるタイプとロール型に縮められるタイプの2種類に分類できます。

それぞれの特徴としては、前者は姿勢を保って食事をしやすい、後者は深くリクライニングできるため焚き火といった団欒に最適だと言う特徴があります。

ただし収納するスペースの形状が優先されるため、効率的に積めるのはどちらであるか、パッキングとのバランスを含めて検討しましょう。

クッカー

クッカーについてはキャンピングギアというよりは、家庭用品に目を向けてみたほうが、適しているものが数多く見つかります。

アイテムを探す際に注目したいポイントは二役で使えるかどうかということで、鍋であれば煮炊きすることしかできませんが、深めのフライパンであればさらに焼く・蒸すことが可能となります。

ストーブ

コンパクトで取り扱いやすく燃料も入手しやすいのが、カセットガスコンロです。

ストーブもテーブルと同様に大小のものを持参することで、同時に使用したり、離れている場所で使用したりと、さまざまな状況において対処できるようになります。

焚き火台

持参できる荷物が限られてしまう車中泊キャンプにおいては、焚き火台の役割としてのBBQグリルがとても役に立つでしょう。

焚き火台には炭床と呼ばれているオプションパーツが存在しているため、それとホームセンターで購入できる大きめな焼き網を使うことで、グリルをわざわざ持参する必要がないのです。

折りたたみコンテナ

普段は折りたたんでおいて必要に応じて組み立てることで、保管庫として利用できる優れものです。あらゆる場面で非常に役立ちます。

食器類

食器は使用することで洗い物へと変化します。

枚数を減らすことで、荷物が減ると同時に後片付けが早く終わることにつながります。

また、紙皿や紙コップを使えば後処理は捨てるだけになるので、それらを活用するのもひとつの手段といえるでしょう。

3ウェイ冷蔵庫

ゴールデンウィークなどに長期間の車中泊キャンプへと出かける場合は、冷蔵庫があるととても便利です。

おすすめなのは、バッテリーの12Vのみで作動する製品ではなく、交流100V・直流12Vに加えて、カセットガスが使用できる3ウェイの冷蔵庫です。

サイドオーニング

サイドオーニングは日差しや雨を避けるために最適ですが、風には弱いため使用する際には注意することが必要です。

無風であった場合においても、必ずペグを地面に打っておくように心がけましょう。また、雨天時においては、左右の高さを変えることで雨が溜まらないようにする必要があります。

カーサイドシェルター

サイドオーニングの代用品として使用されているのがシェルターで、特に冬場に役立つものです。

いろいろなタイプがありますが、「スカート」と呼ばれている地面までの裾があるかどうかがチェックポイントとなります。

これがないことによって、冬は寒くなってしまい、簡単に小動物なども侵入してしまいます。

カーサイドシェルターと似ているものとして、カーサイドタープ・カーサイドリビングと呼ばれているテントもあり、これらの中には自立できるタイプもあります。

バックドアテント・テールゲートカーテン

バックドアテント・テールゲートカーテンなど、名称はメーカーによって異なっていますが、バックドア側にリビングを設置したい場合に便利なテントです。

区画されているオートサイトによっては、駐車場の後方にスペースがあるかどうかを事前に確かめておかなければならないため、どちらかといえばフリーサイト用のツールであるといえます。

車中泊にも注意が必要


工夫することによって快適に過ごせる車中泊ですが、場合によってはリスクをともなってしまう場合もあります。

そのため、車中泊をする際は以下に挙げる注意点についてしっかりと対策することが大切です。

エンジンをかけっぱなしにしない

エンジンをかけっぱなしで寝てしまうと、車内へ排気ガスが入ってしまうことで一酸化炭素中毒になってしまうリスクがあります。

特に冬場は外気温も低いため、触媒が浄化する作用も低下してしまうので、エンジンは停止した状態で寝ることを心がけてください。

車上荒らし対策が必須

必ずすべてのドアをロックして、車上荒らし対策をしておくことが重要です。

目隠しを使用して、車内の様子が外部からは見えないようにしておくことも大切です。

また、場所を選ぶ際に、あまり人気のない場所・真っ暗な場所・治安が悪そうな場所は避けるようにしましょう。

まとめ


コンパクトカーの中でも最小クラスとなるパッソは、扱いやすいサイズやコストパフォーマンスが高いことでメリットが多いクルマです。

今回は、パッソについて取り上げてみましたが、コンパクトカーのほとんどがこのくらいのサイズで、なおかつシートアレンジも同様となっています。むしろパッソはコンパクトカーの中では車内が広いことをウリにしているため、より快適に車中泊をすることができるといえるでしょう。

制限されてしまうこともありますが、ある意味シートアレンジ・マットの選択がしやすいといったメリットもあるのです。

また、車中泊をする際にあればかなり快適になるアイテムも紹介したので、ぜひ使ってみてください。

もしパッソのようなコンパクトカーで車中泊してみようと考えている方にとって参考になれば幸いです。ぜひともパッソでの車中泊キャンプに挑戦してみてくださいね。