人気のトヨタコンパクトカー「パッソ」。小さい普通車で小回りがききそうなイメージが強いかと思いますが、実際のところどうなのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

実際に数字で見るとイメージがつきますし、買った際に自分の用途に合わないということがないようにするためにもあらかじめ調べておくと良いでしょう。パッソはどんな車なのかの具体的な内容や、実際に乗っている人の声を紹介しますので、購入を検討している人は最後まで読んでみてください。

パッソってどんな車なの?

パッソは2004年に最初に発売されたトヨタのコンパクトカーであり、初代から2代目、現在の3代目とモデルチェンジをしてきた今も高い人気を誇る車です。現行のモデルは排気量は1L(0.966L)で価格も1,265,000円からとリーズナブルなトヨタのエントリーモデルとなっています。

パッソの語源はイタリア語の「ステップ・足音」を意味する「Passo」からきており、その名の通り、軽快なステップを踏むように取り回しがよく、日常使いでちょうどいいサイズの気軽な使い方ができる車です。コンパクト、お得な値段、かわいらしさといった特徴があることから主に女性からの人気が高い車になっています。

誕生から今までモデルチェンジのたびに進化を遂げてきて、成熟したのが現行モデルです。トヨタの安全先進機能を備えており、安心の事故予防のための安全機能があります。支持される年齢層も広く、性別や年齢に関係なく愛用者が多いということもあり、様々なグレードやスタイルが用意されているのです。

以上が現行のパッソに標準で備わる安全機能です。オプションではなく全車に搭載しているのがありがたいですね。トヨタは交通事故死亡者ゼロをめざしているだけに安全性能にも本気度がうかがえます。エントリーモデルでも安全性能が充実しているので、パッソを納得して購入する人は多いです。

グレード
MODA
MODA G package
MODA Charm
X
X L package

以上の5つのグレードがあります。大きく分けてベースモデルのXシリーズと、リッチなMODAモデルがあります。Xシリーズでも1ランク上なのがLpackageで、MODAシリーズで最高ランクなのがG package、MODAシリーズの特別仕様車がCharmです。

グレード
ドレスアップパッケージ
パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ
ナビレディパッケージ

購入時にパッケージオプションとして取りつけることができるのは、以上の3つとなります。ナビレディパッケージはパノラミックビューやバックカメラ、ステアリングスイッチを付けることができるのでおすすめです。MODA G packageではドレスアップパッケージを付けることができて一層ラグジュアリーな雰囲気になります。

スタイル6
スポーティースタイル
アクティブスタイル
アクセントスタイル
エレガントスタイル
モデリスタ
TRD

以上がパッソで選べる6つのデザインスタイルパッケージである「トヨタSTYLE6」です。好みに合わせたスタイルを選ぶことによって、エクステリアやインテリア、足回りやライトなどデザインを変更することができます。他車と違いを見せるならもってこいのオプションですね。

パッソの歴史【サイズ】

2004年発売開始から現在までのパッソの歴史を振り返ってみてサイズ感などがどのように変わっていったのかを紹介します。

【初代 2004‐2011年】
「最小プチトヨタ」の愛称で2004年に初代パッソが誕生しました。トヨタの普通車の中では最小クラスで主に女性をターゲットにしたキュートな車種です。ミニパトとしても活躍したことでも有名です。

【2代目 2010-2016年】
初代の改良版といったところで、大きなボディサイズの変更はありませんが、室内空間を確保したりAピラーを細くしたりと安全視認性を向上させました。

徹底して女性に向けたデザインと使用用途に合わせたデザインや機能を備えており、パッソの世間のイメージが固まったのが2代目です。パッソ+HANAといった特別グレードも登場し、車内にナノイーを搭載したり、カラーリングも若い女性に向けたおしゃれなものがありました。

キャッチコピーが「Newプチトヨタ」ということで気取らないコンパクトなデザインで、日常に便利な取り回しのいい生活の相棒といった車に仕上がったのが2代目です。

【3代目 2016-現行モデル】
前代のイメージやコンセプトを生かしつつ、安全性能を豊富に揃え、幅広いユーザー層が満足できるように特別仕様車や選べるスタイルを揃えたのが3代目で円熟したパッソの最終型になります。

先代で排気量1Lと1.3Lがありましたが3代目は1Lのみに限定され、ハイブリッドや排気量1.5Lまであるヴィッツとは棲み分けができており、トヨタのエントリーモデルとして確立した地位にいます。

【歴代のパッソを比較】

初代 2代目 3代目(現行)
全高 1,535mm 1,535mm 1,525mm
全長 3,595mm 3,640mm 3,650mm
全幅 1,665mm 1,665mm 1,665mm
室内長 1,830mm 1,830mm 1,975mm
室内幅 1,400mm 1,420mm 1,420mm
室内高 1,275mm 1,280mm 1,270mm
排気量 996cc 996cc 996cc
車両重量 900kg 910kg 910kg
エンジンタイプ 1KR-FE型1.0L水冷直列3気筒DOHC 1KR-FE型1.0L直列3気筒DOHC 1KR-FE型1.0L直列3気筒DOHC
タイヤサイズ 155/80R13 79S 155/80R13 165/65R14
グレード種類 X、X Vpackage、X Fpackage、G、G Fpackage、レーシー X、X V package、G package、+HANA、+HANA C package、+HANA G package  X、X L package、MODA、MODA G package
当データーのグレード X Vpackage X X

以上が初代から3代目までをサイズを中心にまとめた表です。サイズは大きな変化がありませんが、時代に合わせたデザインや各種機能を進化させつつ、室内空間を充実させようという努力がうかがえます。

室内の長さが初代から14cm以上広くなっているのは変化の実感として強く感じることでしょう。後部座席の空間の確保が充分できたのが3代目のいいところです。

パッソのサイズ【高さ・長さ・横幅】

実際にパッソの高さ・長さ・横幅はどうなっているのでしょうか。ここからは現行のパッソのサイズを数字で見ていきましょう。

全高(高さ) 全長(長さ) 全幅(横幅)
パッソ X L package 1,525mm 3,650mm 1,665mm

※例はパッソの基本的なサイズで、MODAシリーズになると全長が3680mmまで広がります。

パッソはトヨタの中でもOEM軽自動車を除き最もコンパクトで、数字でわかる通りミニマムなサイズになっています。
パッソは普通自動車のなかでも軽自動車に近いクラスのコンパクトカーとなっていて、最近の軽自動車では高さが1700mmを超えるものもあるので、パッソのサイズは一見軽自動車と見間違がえてしまう方もいるかと思います。実は軽自動車を得意としているダイハツと共同開発をしているため、軽自動車の技術も取り込まれているのです。

ナンバープレートの番号としては5ナンバーのサイズです。サイズをコンパクトにすることによって税金に関わる車両重量を抑えることができることに加え、燃費性能も上がる効果があります。

【(参考)5ナンバーの条件】

排気量 全高(高さ) 全長(長さ) 全幅(横幅)
5ナンバーの条件 2,000cc以下 2,000mm以下 4,700mm以下 1,700mm以下

※全ての条件に当てはまらないと5ナンバーにはなりません。

【パッソの重量と燃費】

パッソ 2WD パッソ 4WD
車両重量 910kg 960kg
WLTCモード燃費 21.0km/L 19.0km/L
JC08モード燃費 28.0km/L 24.4km/L

構造上2WDと4WDでは車両重量や燃費の数値が変わります。どちらが良いのかわからないという方は基本の2WDを参照してください。

パッソの車両重量は910kgで、車両重量税の料金ボーダーである1,000kgを切っており、税金対策としてもメリットがあります。

燃費もJC08モードで28.0km/L、新しい基準のWLTCモードで21.0km/Lと好数値を出しているので、地球環境に優しいエコを実現できています。

パッソの車体サイズ【高さ】

パッソの全高(高さ)は1,525mmです。車高の高さを売り出している車ではないので、室内の高さの余裕が広々あるわけではありません。ただ、アクアの全高が1,485mmなので4cmパッソの方が高いということになります。

天井の高さは、高ければいいというものでもありません。天井が高いと車両重心が高くなって走行の安定感が損なわれる一面があり、空気抵抗の弱点が出てきます。車の高さは大事なフォルムの美しさに影響してしまいますので、絶妙な塩梅が必要だと言えるでしょう。

1,525mmの高さというのは日本の平均的な女性の身長よりも低いので、洗車時は天井に手が届きやすいという利点があります。

パッソの高さは高すぎず低すぎないということで、室内の快適空間を大事にしつつフォルムも綺麗で、絶妙な高さになっています。

パッソの車体サイズ【長さ】

パッソの全長(長さ)は3,650mmです。(※一部モデルのMODAは3,680mmと若干の違いがあります。)

比較としてヴィッツの全長は3,945mmなので、トヨタのコンパクトカーの中でも最小の全長になります。パッソの発売当初からのキャッチフレーズ「トヨタ最小プチトヨタ」を実現していますね。

車の長さは運転のしやすさに大きく影響が出ます。前後のボンネットが長いセダンを想像すればわかりますが、狭い道路のカーブでは前後の確認がしづらく小回りがきかないので運転しづらいですよね。パッソは前のボンネットが短いですし後ろはハッチバックなので狭いカーブでも視認性がよく運転しやすいです。

パッソの車体サイズ【横幅】

【参考比較】

パッソ アクア ダイハツキャスト(軽自動車)
全幅(横幅) 1,665mm 1,695mm 1,475mm

パッソの全幅(横幅)は1,665mmです。コンパクトカーとはいいますが、日本の平均的な女性の身長以上の横幅があることになります。軽自動車では横幅を1,480mm以下に収めなければいけないので、やはり横幅の余裕は普通車の魅力の1つです。

比較としてアクアの横幅が1,695mmなのでパッソの方が横幅はスリムですね。普通の駐車場であれば隣の車とも充分な余裕ができて乗り降りも楽にできるでしょう。

タイヤのサイズ

パッソのタイヤのサイズは基本的に14インチのタイヤ(165/65R14)を標準装備しています。

【グレードごとのタイヤ&ホイール】

グレード MODA G package MODA X L package X
165/65R14 14×5Jアルミホイール(センターオーナメント付) 標準装備
14×5Jスチールホイール(樹脂フルキャップ) 標準装備 標準装備 標準装備
175/55R15タイヤ&アルミホイール(センターオーナメント付) ドレスアップパッケージ
タイヤパンク応急修理キット※1 標準装備 標準装備 標準装備 標準装備
応急用スペアタイヤ オプション オプション オプション オプション

※1. 応急スペアタイヤを選択した場合は、タイヤパンク応急修理キットはつきません。

MODA G package以外のグレードは165/65R14のスチールホイールに樹脂フルキャップをはめたものを標準装備しています。MODA G packageは上位グレードなのでアルミホイール(センターオーナメント付)を標準装備して高級感を出しています。

インチアップして見た目に差をつけたいという方はMODA G packageがおすすめで、175/55R15のアルミホールタイヤを付けることができます。このグレードでのみ、ドレスアップパッケージを付けることができて、高級感を出すことができます。タイヤパンク応急修理キットが標準でついてくるのはありがたいですね。できれば緊急用に安心なスペアタイヤをオプションで付けることをおすすめします。

タイヤが14インチの165/65R14を採用しているのは、流通が多い型番なのでメーカーの種類が豊富で選択肢が多く、手ごろな価格で手に入るので、家計にも優しいところがいいですね。

立体駐車場は入るのか

ところでパッソは狭い立体駐車場にはちゃんと入るのでしょうか。

古い立体駐車場では1,570mmと低い制限があるところがまだあります。その場合でも、パッソの全高は1,525mmなので大丈夫だといえるでしょう。

普段使う立体駐車場の高さ制限を確かめておいてください。パッソはコンパクトカーの中でも車高が低い部類なのでほとんどの立体駐車場に対応するはずです。

平面駐車場では余裕の広さ

 

パッソは通常の平面駐車場で余裕のある駐車ができるでしょう。

通常の駐車場は2.5m×5mのサイズが一般的です。その駐車場にパッソを綺麗に停めたら横幅で左右40cm+40cm以上、前後に60cm+60cmの空間ができます。ショッピングセンターで横や後ろに車があるときに充分なスペースがほしいですよね。パッソは開け閉めや人が通るのに充分な空間が確保できます。

もし運転に不安な方はパノラミックビューや駐車支援機能をオプションでつけることができ、メーカーパッケージオプションのナビレディパッケージをお得につけることができます。購入時にしか付けられないオプションが多いので、あとから後悔しないためにもオプションは充実させていた方が良いかもしれません。

本当に小回りがきくの?

パッソはコンパクトカーの中でも最小クラスということもあり、小回りがききます。最小回転半径は4.6mと街乗りでの取り回しの良さを実現しています。

最小回転半径とはハンドルを最大限に切ってから旋回したときに一番外側のタイヤの中心軸が描く円の半径のことです。一般的に最小回転半径が5m以下であれば小回りがきくとされています。4.6mという数字はなかなか出せない数字で、小さい車体サイズの大きな利点の1つといえるでしょう。

全体的にサイズがコンパクトで小回りもきくということは、狭い街の路地を運転する方や住宅密集地に住んでいる方の車を選ぶ選択肢の大事なポイントになるのではないでしょうか。

パッソの室内サイズ

パッソは室内は充実した空間なのでしょうか。室内の長さと幅、高さを見ていきましょう。

【パッソの室内サイズ】

室内長 1,975mm
室内幅 1,420mm
室内高 1,270mm

室内長とはダッシュボード・インテリアパネルから後席ヘッドイモビライザーまでの長さです。パッソはラゲッジルームと室内が一体になっているので、1,975mmよりも広い室内長を感じることができます。さらに後部座席を全面倒すことができ、車内空間を広くとることもできます。

室内の横幅は1,420mmなので、5人乗りとしてはそれほど幅広くはないでしょう。後部座席に大人3人座ると少し窮屈に感じるかもしれません。しかし、普段4人までしか乗らないのであれば十分な横幅があります。後部座席は横移動に便利なフラットな形状のベンチシートを採用していて、体にフィットするホールド感のあるつくりで乗り心地を損ねません。

4人乗りまでしかできない軽自動車とは違ってパッソは5人乗りなので日常での使用シーンが広がることがメリットといえるでしょう。

パッソはホイルベースを2,490mmと広くすることで、後部座席のゆとりの空間を確保するように設計されています。後席に乗っている人の膝と前席の間がしっかりと空間確保できているので、後部座席でも窮屈に感じません。トヨタの空間づくりの技術はさすがです。モノも人の運搬も力を発揮するのがパッソのいいところといえるでしょう。

パッソのラゲッジルームのサイズ

最後にパッソのラゲッジルームの収納スペースはどうでしょうか。

【パッソのラゲッジルームのサイズ】

高さ 780mm
1,150mm
奥行き 505mm

パッソのラゲッジルームは、大きめのスーツケースが余裕で収納でき、普段の日常での使用でもちょうどいいサイズになっています。

後席の余裕は確保しておきたいですし、かといって、収納も充実させたいですよね。生活にちょうどいいサイズの設計になっているパッソは大きすぎず小さすぎないラゲッジルームを確保しています。

大きめのものを積みたいときは後席を前にたおして収納を大幅に広げることができます。MODAシリーズであれば6:4の分割でシートを倒すことができるので、積載物と乗車人数に合わせることができるので、使い方の幅が広がります。

パッソの口コミ・評判

ここまでパッソは使いやすいという印象を受けていると思いますが、実際に乗ってみるとそのサイズ感はどのようになっているのでしょうか。以下では実際にパッソに乗っている人の口コミをまとめてみました。

どんな人におすすめできるか

パッソはトヨタ最小のコンパクトカーで、燃費の良さやトヨタの安全性能が備わった見た目もキュートな車です。幅広い世代で愛されており、多くの方に乗ってもらいたい車なのですが、特におすすめなのはどのような方なのでしょうか。

当てはまっているという方は、ぜひ試乗だけでもしてみてください。

どのような評価を受けているか

パッソのサイズは大きすぎず小さすぎない作りなので、普段どういった使い方をしたいかをイメージするとパッソの良さがわかると思います。

燃費の良さや安全性能を兼ね備えたトヨタ一押しの車ということもあって、おすすめできる人が多いです。人気車なだけにパッソにのっている人が多いということがデメリットに感じる人もいるかもしれませんが、その場合は他の人と違いを見せるために各種グレードとパッケージオプションなど多くの選べるパーツで差を付けるのもいいでしょう。

老若男女に好まれるデザインと日常利便性を兼ね備えているパッソはほとんどの人におすすめできる車です。

【まとめ】購入前に知りたいパッソのサイズ

パッソのサイズを数字を元に他社と比較しながら紹介しました。

車体サイズはトヨタの最小コンパクトカーなので、他社と比較しても小さいです。また、小回りがきくので狭い駐車場や路地でも不安は少なくなるでしょう。

小さい車ですが室内空間は広く設計されています。後部座席の余裕はトヨタコンパクトカーではトップクラスです。

日常生活の利便性を考えてラゲッジルームの収納も大型スーツケースが余裕で入る広さがあります。

本記事で少しはイメージできたと思います。今回少しでもパッソに興味が出てきたら、ぜひ実際に試乗してみてくださいね。