2021年7月に約9年ぶりのフルモデルチェンジを行ったアクアと、2020年にヴィッツの後継車として登場したヤリス。
「アクア」は低燃費と使いやすいコンパクトなサイズが好評で、長きに渡り幅広い年齢層から支持を獲得してきた車ですが、現在はサイズ感や価格帯が似た「ヤリス」が登場したことで、どちらを選べば良いのか悩む方も多いでしょう。
本記事ではそんな「アクア」と「ヤリス」の性能や装備の違いから、どんな人におすすめなのかをご紹介します。
同じトヨタのコンパクトカーという位置づけのこの2車種ですが、乗り心地や室内空間などそれぞれに特徴や個性がありますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
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目次
アクアとヤリスの特徴を比較
まずは「アクア」と「ヤリス」について、以下11個の視点から特徴を比較します。
- アクア・ヤリスの比較項目
- ・グレード
- ・価格
- ・燃費
- ・駆動方式
- ・走り心地
- ・安全性能
- ・ボディサイズ
- ・エクステリア
- ・カラーラインアップ
- ・インテリア
- ・車内空間
- ・オプション
車選びで重視するポイントは人それぞれです。気になる項目をチェックし、車種選びの参考にしてください。
グレード
アクアには次の4種類のグレードが用意されています。
- アクア グレード
- ・上質なエクステリア・インテリアで機能やオプションも充実した最上級グレード「Z」
- ・メーカーオプションで自分好みにカスタマイズが可能な中間グレード「G」
- ・シンプルなエクステリア・インテリアとお求め安い価格が特徴の「X」
- ・価格を抑えながら安全装備は充実のエントリーグレード「B」
グレードによってインテリアやエクステリアの装備が変わるため質感に差が生まれますが、トランスミッションやエンジンに違いはありません。
また安全装備面ではエントリーグレードの「B」から最上級グレードの「Z」まで全グレードにトヨタの先進予防安全技術「Toyota Safety Sense」を搭載。
アクアはどのグレードを選んでも、ハイブリッドが生み出す低燃費と最新の安全性能を実感することができるのです。
ヤリスには次の4種類のグレードが用意されています。
- ヤリス グレード
- ・スタイリッシュな見た目と装備にこだわった最上級グレードの「Z」
- ・充実したメーカーオプションで自分好みの車にできる「G」
- ・シンプルな見た目と基本の装備で低価格を実現した「X」
- ・装備を最小限にし価格を抑えたエントリーグレード「X ”Bパッケージ”」
ヤリスがアクアと大きく異なるのは「選択できる幅が広い」という点にあります。
グレードだけで比較するとどちらも同じ4グレードが用意されていますが、ヤリスはそれぞれのグレードにハイブリッド車・ガソリン車を用意。
さらにガソリン車には1.5L車、1.0L車(2WDのみ)、1.5L6速MT車(2WDのみ)の設定があるため、2WDと4WDのハイブリットしか設定がないアクアと比較すると、多くの選択肢から自分好みの車を選ぶことが可能です。
価格
車を選ぶ際には、価格を重視する方も多いでしょう。アクアとヤリスにはどの程度の価格差があるのでしょうか。
ここからは2車種それぞれのグレード別価格をご紹介します。
【アクア】
グレード | 駆動方式 | 価格 |
Z | 2WD | ¥2,400,000 |
E-Four | ¥2,598,000 | |
G | 2WD | ¥2,230,000 |
E-Four | ¥2,428,000 | |
X | 2WD | ¥2,090,000 |
E-Four | ¥2,288,000 | |
B | 2WD | ¥1,980,000 |
E-Four | ¥2,178,000 |
【ヤリス】
グレード | 駆動方式/エンジン | 価格 |
Z | 2WD/ハイブリッド | ¥2,324,000 |
E-Four/ハイブリッド | ¥2,522,000 | |
2WD/1.5Lガソリン | ¥1,971,000 | |
4WD/1.5Lガソリン | ¥2,169,000 | |
2WD/1.5Lガソリン(6速MT) | ¥1,888,000 | |
G | 2WD/ハイブリッド | ¥2,130,000 |
E-Four/ハイブリッド | ¥2,338,000 | |
2WD/1.5Lガソリン | ¥1,773,000 | |
4WD/1.5Lガソリン | ¥1,971,000 | |
2WD/1.0Lガソリン | ¥1,630,000 | |
2WD/1.5Lガソリン(6速MT) | ¥1,718,000 | |
X | 2WD/ハイブリッド | ¥1,998,000 |
E-Four/ハイブリッド | ¥2,241,000 | |
2WD/1.5Lガソリン | ¥1,598,000 | |
4WD/1.5Lガソリン | ¥1,831,000 | |
2WD/1.0Lガソリン | ¥1,455,000 | |
2WD/1.5Lガソリン(6速MT) | ¥1,543,000 | |
X”Bパッケージ” | 2WD/1.0Lガソリン | ¥1,395,000 |
アクアとヤリスの車両本体価格は、同じハイブリッド車で比較するとそこまで大きな差はありません。
しかしヤリスにはハイブリッド車だけでなくガソリン車の設定があり、さらに先進の予防安全技術も省き最低限の装備で低価格を実現した”Bパッケージ”も展開。そのためグレードや搭載されているエンジンの種類によっては価格に大きな差が出るため、購入する方の予算に合わせて選択することが可能です。
燃費
低燃費が人気の一つとなっているアクアとヤリス。それぞれカタログ燃費にはどれくらいの差があるのでしょうか。
アクア・ヤリスそれぞれの燃費は以下の通りです。
【アクアのカタログ燃費】
グレード | WLTCモード燃費(2WD) | WLTCモード燃費(4WD) |
Z | 33.6km/L | 30.0km/L |
G | 33.6km/L | 30.0km/L |
X | 34.6km/L | 30.0km/L |
Bパッケージ | 35.8km/L | 30.1km/L |
【ヤリスのカタログ燃費】
グレード | エンジン | WLTCモード燃費 (2WD) |
WLTCモード燃費 (4WD) |
Z | ハイブリッド | 35.4km/L | 30.2km/L |
1.5Lガソリン | 21.6km/L | 19.2km/L | |
1.5Lガソリン(6速MT) | 19.6km/L | – | |
G | ハイブリッド | 35.8km/L | 30.2km/L |
1.5Lガソリン | 21.4km/L | 19.2km/L | |
1.0Lガソリン | 20.2km/L | – | |
1.5Lガソリン(6速MT) | 19.6km/L | – | |
X | ハイブリッド | 36.0km/L | 30.2km/L |
1.5Lガソリン | 21.6km/L | 19.2km/L | |
1.0Lガソリン | 20.2km/L | – | |
1.5Lガソリン(6速MT) | 19.6km/L | – | |
Bパッケージ | 1.5Lガソリン | 20.2km/L | – |
ハイブリッド車の燃費を比較すると、4WDではアクア・ヤリスで大きな差がないものの、2WD車ではヤリスの方がWLTC燃費が良いという数値が出ています。
後から発表されたアクアよりもヤリスの燃費が良いことを不思議に感じる方がいるかもしれません。アクアはヤリスと比べて全長が長く設計されており、重量も重いことが燃費に差が生まれる原因のひとつとなっているのです。
駆動方式
新型アクアでは、全グレードに2WDとE-Four搭載車を用意。
E-Foruはトヨタの電気式4WDで、エンジンと前輪モーター、後輪モーターを路面状態に合わせて駆動させるシステムで、通常は前輪モーターだけで走行し、大きなトルクが必要となる発進時やスリップ検知時には自動的に後輪モーターも駆動させることで安定した走行を確保します。
制御を自動で行っているため燃費の向上にも貢献するシステムですが、路面状態によってはガソリン車が搭載している4WDと比較し、十分なトルクが得られないことも。
日常的な使用であれば問題ありませんが、本格的に山道などを走行したい方は物足りなさを感じるかもしれません。
一方ヤリスは、ハイブリッド車にはアクアと同じくE-Fourを、ガソリン車には「アクティブトルクコントロール4WD」を搭載。
アクティブトルクコントロール4WDは、通常時は前輪駆動で走行し、滑りやすい路面やコーナリングの際には自動で適切ななトルク配分を行います。
どちらも路面状況に合わせたトルク配分を行うため燃費に良いシステムですが、モーターを使ったE-Fourとアクティブトルクコントロールでは、トルクが地面に伝わるタイミングや乗り心地に違いが生まれます。
そのため駆動方式で車種やグレードを悩んでいる方は、試乗でそれぞれのシステムを体感してみることがおすすめです。
走り心地
コンパクトで使い勝手のいいサイズ感が似ている「アクア」と「ヤリス」ですが、走り心地にはそれぞれ異なる特徴があります。
新型アクアはトヨタで初めて「新型バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用。この水素電池は、コンパクトで場所を取らない上に出力が上がるという特徴があり、ハイブリッド車でありながらスタートから力強い走りを実現しています。
またアクアのフルモデルチェンジで初めて搭載されたのが「快感ペダル」です。
名前からもスムーズで軽い走り心地が連想されますが、低速からのスムーズな加速はもちろん、アクセルオフをするとガソリン車でいうところのエンジンブレーキが強くかかり、アクセルからブレーキへ足を移動させなくても停止寸前まで減速してくれます。
アクセルとブレーキの操作は、特に渋滞時にはドライバーの負担になるものですが、快感ペダルを採用した新型アクアなら、スムーズな加速と力強い減速で快適なドライブを実現することが可能です。
アクアが軽快でスムーズな乗り心地を特徴とする一方、ヤリスではキビキビとした力強い走りが特徴です。
ヤリスはドライバーのハンドル操作がダイレクトに車両に伝わるため、「操縦している」という感覚が強く、スムーズなアクアと比べ「走ることを楽しむ」ができる車となっています。
トヨタのコンパクトカーとしてひとくくりにされやすい「アクア」と「ヤリス」ですが、乗ってみると大きな違いを感じられるでしょう。快適で軽い乗り心地が好きな方もいれば、レスポンス良く操縦が伝わるキビキビとした乗り心地が好きな方もいると思いますので、どちらが好みか一度現車で試してみてはいかがでしょうか。
安全性能
アクアとヤリスにはトヨタの先進予防安全技術「Toyota Safety Sense」をはじめ、様々な安全技術がヤリスのBパッケージを除く全グレードに備わっています。
2車が備える安全技術は以下の通りです。
- 【Toyota Safety Sense】
- ・自動ブレーキで歩行者や自転車との衝突を回避する ”プリクラッシュセーフティ”
- ・車線中央を走行するようハンドル操作をサポートする ”レーントレーシングアシスト”
- ・適切な車間距離を自動で確保してくれる ”レーダークルーズコントロール”
- ・ロービーム・ハイビームを自動切換えしてくれる ”オートマチックハイビーム”
- ・標識を認識し液晶に表示させる ”ロードサインアシスト”
- 【その他の予防安全】
- ・前方車両が動き出したことをお知らせしてくれる ”先行車発進告知機能”
- ・ペダルの踏み間違えやシフトの入れ間違いによる事故を予防する ”パーキングサポートブレーキ”
- ・走行時死角にいる車両をお知らせしてくれる ”ブラインドスポットモニター”
- ・障害物がないときの踏み間違いを防止する ”プラスサポート(急アクセル時加速抑制)”
- ・真上から見た車両の状態を表示してくれる駐車支援 ”パノラミックビューモニター”
※ブラインドスポットモニター・パノラミックビューモニターはメーカーオプションとなります。
この他にもアクアの全てのグレードとヤリスのハイブリッドグレードでは、高度運転支援の「トヨタチームメイト」をメーカーオプションとして取り付けることが可能です。
アクアとヤリスに設定されているトヨタチームメイトは、駐車時の操作をアシストしてくれる「アドバンスト パーク」を搭載。縦列駐車や狭いスペースへの駐車が苦手な方も簡単に駐車をすることが可能です。
さらにトヨタチームメイトはソフトウェアのアップデートに対応しているため、購入後も最新の安全技術の提供を受けることができます。
ボディサイズ
アクアとヤリスはコンパクトカーに分類されますが、細かく見るとアクアの方が全長・ホイールベースが少し大きい作りになっています。
それぞれの具体的なサイズは以下の通りです。
【アクアのボディサイズ】
全長 | 4,050㎜ |
全幅 | 1,695㎜ |
全高 | 1,485㎜ ※E-fourは1,505㎜ |
ホイールベース | 2,600㎜ |
【ヤリスのボディサイズ】
全長 | 3,940㎜ |
全幅 | 1,695㎜ |
全高 | 1,500㎜ ※E-four・4WDは1,515㎜ |
ホイールベース | 2,550㎜ |
エクステリア
車選びで見た目を重視する方も多いでしょう。アクアとヤリスでは、車が持つ表情が大きく異なります。
まずアクアのエクステリアデザインについてご紹介します。
新型アクアは従来のアクアと比べフロントグリルが大きく設計され、ヘッドライトは細くなり近代的な印象が強くなりました。大きめのフロントグリルや細いヘッドライトが採用されると、スタイリッシュさや力強さが車の表情に出やすいですが、アクアはグリルとヘッドライトに丸みを持たせたことで、柔らかさも兼ね備えたかっこよくも優しい見た目となっています。
またこれまでのアクアのデザインが継承されているため、一目でアクアと分かるような幅広い年齢層の男女に受け入れられるデザインです。
一方、ヤリスのエクステリアは、力強くアクティブな印象を与えるデザインとなっています。
特徴的なフロントグリルと流れるようなヘッドライトが、今にも走り出しそうな躍動的な雰囲気を作り出しており、アクアのように誰からも愛されるというよりは、個性的でスタイリッシュな見た目。
コンパクトサイズながら大きな存在感を表現しています。
中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!
- モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
- 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。
カラーラインアップ
ヤリスとアクアでは、設定されているボディーカラーが異なります。それぞれのカラーラインアップは次の通りです。
- 【アクア カラーラインアップ】
- ・スーパーホワイトⅡ
- ・プラチナホワイトパールマイカ
- ・シルバーメタリック
- ・ブラックマイカ
- ・エモーショナルレッドⅡ
- ・クリアベージュメタリック
- ・プラスゴールドメタリック
- ・アーバンカーキ
- ・ダークブルーマイカメタリック
- 【ヤリス カラーラインアップ】
- ・スーパーホワイトⅡ
- ・ホワイトパールクリスタルシャイン
- ・シルバーメタリック
- ・ブラック
- ・センシュアルレッドマイカ
- ・アイスピンクメタリック
- ・コーラルクリスタルシャイン
- ・アバンギャルドブロンズメタリック
- ・サーモテクトライムグリーン
- ・ダークブルーブラックマイカ
- ・シアンメタリック
- ・ブラック×シアンメタリック
- ・ブラック×アバンギャルドブロンズメタリック
- ・ブラック×コーラルクリスタルシャイン
- ・ブラック×アイスピンクメタリック
アクアに設定されているボディーカラーは9色で、比較的落ち着いた雰囲気の色がそろえられています。
強い印象になりやすい「赤」や「黄色」もくすみがあるカラーを使うことで、主張が激しすぎず、大人っぽいイメージに。白・黒・グレーといった定番カラー以外を選択しても、シーンを選ばず使うことができるでしょう。
一方ヤリスには白・黒・グレーといった定番カラーはもちろん、明るい黄緑色の「サーモテクトライムグリーン」や淡いピンクが入った「アイスピンクメタリック」など特徴的なカラーもラインアップされています。
またヤリスのカラーラインアップにはツートンカラーの設定もあり、落ち着いた定番カラーから個性を表現できる特徴的なカラーまで、乗る人の好みに合わせた色を全15色から選択することが可能です。
またアクアの内装色は基本ブラックで、最上級グレード「Z」に設定されているメーカーオプションのみ、ブラックとネイビーのツートンカラーを用意。ヤリスではグレードやオプションによって「ブラック」「クレアトープ」「トープ」の3色いずれかの内装カラーとなります。
車のカラーは光の当たり方によっても見え方・印象が変わりますので、ぜひ実物を確認してみてください。
インテリア
ヤリスとアクアのインテリアはグレードによって塗装の有無などに違いがあり、上級グレードになるほど車内に高級感が増加。価格の低いベースグレードは上級グレードと比べるとシンプルな印象がありますが、どれもスタイリッシュで使い勝手の良いデザインとなっています。
そんな2車種のインテリアでまずご紹介したいのは「ディスプレイオーディオ」の違いです。
ディスプレイオーディオ
ヤリス・アクアでは、スマートフォンを接続して使うことができる「ディスプレイオーディオ」を全グレードに標準搭載。
アクアの「Z」には10.5インチ、「G」「X」「B」には7インチ、ヤリスの「Z」「G」には8インチ、「X」には7インチのディスプレイオーディオが装備されています。搭載されている中で一番小さい7インチのモニターでも十分使える機能ですが、フロント中央に配置されるこの装備は車内の雰囲気に大きく影響します。
サイズが大きいほど、視認性や操作性が向上し、見た目もスタイリッシュで先進的なものになるため、車種選びの際にはモニターにも注目してみてください。
シート
また2車のインテリアでもうひとつご紹介したいのが「シート」です。
グレードによって材質やデザインは異なりますが、アクア・ヤリスともに標準装備されているシートはどのグレードもファブリック素材となります。
またアクアはメーカーオプションとして「Z」「G」に合成皮革+ストライプ柄はファブリックを、ヤリスは「Z」に合成皮革+ツイート柄ファブリックを選択することでき、車内の大部分を占めるシートに合皮がプラスされることで、高級感・上質感を高めることが可能です。
カラーはグレードによって、シート中央に描かれているデザインは車種によって異なりますので、ぜひお好みの柄を見つけてみてください。
車内空間
ヤリスとアクアは車内の広さにも違いがあります。
アクアは今回のフルモデルチェンジで後部座席とトランクスペースを拡大。そのためどの席に座ってもゆったりと快適なドライブを楽しむことが可能です。
一方ヤリスはアクアと比較するとホイールベースが少し短く、運転席と助手席を重視した設計となっているため、大人が後部座席に乗ると圧迫感を感じることもあるでしょう。
そのため車種選びの際には、後部座席に人を乗せる機会が多いのかなども考え検討することをおすすめします。
オプション
メーカーオプションを選択し、自分好みの車にしたいという方も多いでしょう。
ヤリスとアクアでは、搭載が可能なオプションも異なります。
今回はヤリスとアクアのオプションから「足回り」「ヘッドライト」「ターンチルトシート」をピックアップして、機能の違いや搭載可能グレードの違いをご紹介します。
足回り
まず、両者の足回りについてです。
外から車を見たときに目に付きやすい「ホイール」。
アクアでは最上級グレードの「Z」にのみ15インチタイヤとアルミホイールが標準搭載されており、「G」と「X」にもメーカーオプションとして取り付けることができます。また「Z」と「G」のメーカーオプションとして、16インチタイヤ+アルミの切り出し加工を施したダークメタリックのアルミホイールを選択することが可能です。
一方ヤリスは標準装備されているのはどのグレードも「スチールホイール」となります。メーカーオプションとして最上級グレードの「Z」には、16インチタイヤと切り出し加工が施されたブラック塗装のアルミホイール、「G」には15インチタイヤ+アルミホイールの選択が可能です。
足回りが変わるだけで車全体の印象が大きく変わりますので、ぜひ検討してみてください。
ヘッドライト
続いてご紹介するメーカーオプションは「ヘッドライト」です。
アクアには「Bi-BeamLEDヘッドランプ」が、ヤリスには「3灯式LEDヘッドランプ」が最上級グレードの「Z」に標準搭載されています。LEDヘッドライトはメーカーオプションとして、アクアは「G」に、ヤリスは「G」と「X」に取り付けることが可能です。
暖かい雰囲気が特徴のハロゲンライトと比較すると、LEDヘッドライトは照らすことができる範囲が広いため安全性が向上します。
さらに見た目も近代的な印象となるため、ヘッドライトをLEDにすれば夜間の車のイメージが大きく変わることでしょう。
ターンチルトシート
最後にご紹介するのは「ターンチルトシート」です。
この機能はアクア・ヤリスともに「G」と「X」で選択することができるメーカーオプションで、「Z」とヤリスの「Bパッケージ」では選択することができません。
ターンチルトシートは座席が回転し楽に車の乗り降りができる機能で、特に足腰が弱い高齢の方や足が開きにくくなるスカートや着物を着る女性に人気のオプションです。
助手席と運転席の両方に取り付けることができますので、ヤリス・アクアをご購入の際はぜひこの便利なオプションもあわせてご検討ください。
どっちがいい?「アクア」or「ヤリス」がおすすめなのはこんな方
ここまでアクアとヤリスの違いをご紹介しましたが、どちらを選べば良いか決まらないという方もいるでしょう。
ここからは2車種の違いや特徴を踏まえたうえで、それぞれがどんな方におすすめなのかをご紹介します。
アクアをおすすめしたい方
アクアは次のような方におすすめしたい車です。
- ・PHEVらしい軽快な走りを求める
- ・なじみやすい無難なエクステリアが好き
- ・インテリアの上質さや高級感にこだわりたい
- ・後部座席を使う機会が多い
PHEVらしい軽快な走りを求める
アクアは今回のフルモデルチェンジで新しく「快感ペダル」を導入しました。
快感ペダルは、低速からのスムーズな加速・これまでより強いアクセルオフ時の回生ブレーキが特徴的な機能です。
アクセルとブレーキの踏み換えを少なくすることができるためドライバーの負担を減らし、軽快なドライブを楽しむことができます。
またアクアには電気モーターで駆動する「EVモード」の走行距離がヤリスよりも長いという特徴も。
PHEV特有の加速感や減速感が好きな方にはアクアがおすすめです。
なじみやすい無難なエクステリアが好き
新型アクアはこれまでのアクアと比べ、大きくなったフロントグリルと薄めのヘッドライトで近代的な印象のフロントフェイスとなりましたが、グリルやライトの角を丸くすることで、やわらかく優しい印象をプラスしています。
一方、ヤリスはどちらかというと力強くスポーティーな印象が強いエクステリアとなっていますので、誰からも愛されるようななじみやすいデザインが好きな方にはアクアがおすすめです。
インテリアの上質さや高級感にこだわりたい
アクアは車内の上質さにもこだわって設計された車です。
内装装備はグレードによって異なりますが、最上級グレードの「Z」では車内にシルバー塗装やサテン調塗装を採用。
ピアノブラック塗装を取りいれることでスポーティーな印象となっているヤリスと比較すると、高級感や上質感がより感じられることでしょう。
またアクアはヤリスには設定がない10インチのオーディオモニターを選択することができます。
フロント中央に配置されるオーディオモニターは車内の雰囲気に大きな影響を与えるため、上質で高級感がある室内を重視したい方はアクアを検討してみてはいかがでしょうか。
後部座席を使う機会が多い
新型アクアは全席・後席どこに座っても快適に過ごすことができるように、後部座席も広めに設計されています。
後部座席に人を乗せる機会が多い方には、全席でゆったりとドライブを楽しむことができるアクアがおすすめです。
ヤリスをおすすめしたい方
ヤリスは次のような方におすすめしたい車です。
- ・操作感や力強い走りを求める
- ・自分好みにカスタマイズしたい
- ・シンプルさと使い勝手の良いインテリアにこだわりたい
- ・全席を使うことが多い
操作感や力強い走りを求める
ヤリスは力強くレスポンスの良い走りが特徴の車です。
そのためPHEV車の走りに物足りなさを感じるような方におすすめしたい車種となっています。
さらにアクアがハイブリッド車のみの設定であるのに対し、ヤリスではガソリン車・6速MT・4WDの選択が可能です。
そのため走行に「操縦感」や「レスポンスの良さ」を求める方にはヤリスがおすすめです。
自分好みにカスタマイズしたい
ヤリスは幅広いグレード設定があることも魅力のひとつです。
エンジンや駆動方式を選択できるだけでなく、中間グレードの「G」には様々なメーカーオプションが用意されています。
「最上級グレードの「Z」ほどの機能は必要ない」と感じる方は、必要なオプションだけを選んで取り付けることができるヤリスの「G」を検討してみてはいかがでしょうか。
シンプルさと使い勝手の良いインテリアにこだわりたい
ヤリスのインテリアはシンプルでまとまった印象があり、使い勝手がいいことが特徴です。
最上級グレードの「Z」には様々なパーツに「ピアノブラック塗装」を採用。
シルバー塗装が多いアクアとは異なる印象で、シンプルながらも上質で力強いイメージを与えてくれます。
アクアもヤリスも魅力的なインテリアを採用していますが、「シンプルさ」「スポーティーさ」にこだわりたい方には、ヤリスがおすすめです。
前席を使うことが多い
コンパクトなサイズ感のヤリスは、前席を重視した座席配置が採用されています。
後部座席は少しコンパクトに設計されており、大人が乗ると膝と前席シートまでのスペースがこぶし1個分程度しかなく、人によっては圧迫感を感じてしまうこともあるでしょう。
一方、前席は広く設計されているため、ひろびろと快適に使うことができます。
そのため後部座席を使う機会が少ない方や、助手席・運転席の使用がメインの方にはヤリスがおすすめです。
まとめ
同じトヨタのコンパクトカーとして比較対象になりやすい「アクア」と「ヤリス」ですが、この2車種はそれぞれ異なる魅力を持っています。
サイズ感や価格帯が近いためどちらにしようか迷う方も多いかもしれませんが、それぞれの特徴を理解した上で自分に合った車を選ぶことがおすすめです。
また質感や色合い、バランスは写真で見るだけでは分からないことが多いため、ぜひ試乗車や展示車で実物を確認し、自分好みの一台を見つけてください。
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