ヤリスは、最高レベルの低燃費と最先端の安全装置を備えている車です。トヨタが販売するコンパクトカーの中でも、とくに人気のある車種の一つといえるでしょう。

今回は、新世代のコンパクトカー「ヤリス」はどういった車なのか、発売以来どのような変化があるのかなどを詳しく解説していきます。

初回の販売からそれほど年数はたっていませんが、グレードの追加や一部改良などが行われているため、それぞれ詳しく解説していきます。ヤリスの魅力を理解して、ぜひ購入を検討してみてください。

ヤリスの歴史

トヨタのコンパクトカー「ヤリス」は、国内ではもともと違う名前で販売されていました。
それが「ヴィッツ」です。「ヴィッツ」という名前なら聞いたことがある、という人も多いのではないでしょうか。

ヤリスとヴィッツは同じ車であり、ヤリスというのは海外向けの名前でした。2020年2月のフルモデルチェンジから、「ヴィッツ」という名前で親しまれていたコンパクトカーが国内販売でも「ヤリス」と名前を改めることとなりました。

これに伴い、国内モデル海外モデルを問わず、全世界で名前を統一することになりました。ここでは、ヤリスの前身であるヴィッツについてや、ヤリスと車種名が変わってからの改良点などを詳しく解説していきます。

ヤリスの前身はヴィッツ

ヤリスの前身は、ヴィッツという車種です。

ヴィッツの初代は、1999年(平成11年)1月に販売が開始されました。大人4人が快適に過ごせる小さな車ということで、2ボックス車として制作されています。基本性能に優れた車であり、3ドアと5ドアの2種類があります。

初代のグレードは主に3種類で、ベーシックの「B」・標準グレードの「F」・上級グレードの「U」です。価格は845,000円〜1,280,000円であり、購入しやすい金額であるといえるでしょう。また、燃費は初代のころから良く、ガソリン車であるにもかかわらず、カタログ燃費は19.6〜22.5km/Lとなっています。

初代発売以来、何種類もの特別仕様車が作られ、何度もマイナーチェンジを繰り返しています。発売当時から人気のある車種で、1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれたほどです。

初代は、2005年2月まで生産・販売され、2代目にその役目を譲ることとなりました。2005年2月にフルモデルチェンジを経て発売された2代目ヴィッツは、2010年(平成22年)12月の販売終了まで、初代と同じく多くのマイナーチェンジを繰り返してきました。

フルモデルチェンジで初代から変わった点は、

  • ボディタイプが5ドアのみになったこと
  • 全長(ホイールベース)・全幅・全高がサイズアップしていること
  • それに伴い室内空間・ラゲッジルームが拡大していること

です。

2代目ヴィッツは居住性・機能性・品質に至るまで一段階上の水準を目指して開発された車です。グレードも変更され、パワーのある「X」とスポーツグレードの「RS」が追加されました。

2010年の12月には2代目ヴィッツの生産が終了し、フルモデルチェンジをした3代目ヴィッツが登場しています。3代目の販売期間は2010年(平成22年)12月~2020年(令和2年)3月です。3代目の販売価格は1,060,000円〜1,790,000円と、初代に比べると上がってはなっていますが、購入しやすい価格帯なのは変わりありません。

3代目ではスタイルを一新し、ダイナミズムと優雅さ・存在感を同居させることに成功しました。新開発のアイドリングストップも搭載され、機能面でも当時の最新技術が惜しみなく使われた車です。また、新たなグレードとして、ほかとは一線を画す華やかさを表現した個性的な「ジュエラ」を追加しています。

3代目ヴィッツはマイナーチェンジを行いながら、2020年3月まで生産・販売が行われました。2020年2月にはフルモデルチェンジを行い車名を「ヤリス」と変更したことを受け、1か月後の3月に生産終了し、その役目を終えました。

2020年(令和2年)2月 ~ 2021年(令和3年) 5月

ヴィッツの海外向けブランドであるヤリスは、ヴィッツが2020年の2月にフルモデルチェンジしたことを受けたことを機に、国内向けブランドと海外向けブランドの車名の統一を図りました。

もともとは、日本名では海外で流行りにくく、海外で流行る名前にすると日本では言葉の響きが良くないため、あまり浸透しませんでした。しかし、「これまでにないコンパクトカーを作る」ことを目指し、エンジンやプラットフォームなどを一新したうえで車名の変更を決断しました。

ヴィッツとヤリスは世界各国で高い売れ行きを記録していますが、日本以外では「ヤリス」という名前で浸透しています。そのため、車名を変更するにあたっては海外でなじみのある「ヤリス」を残すこととなりました。2020年(令和2年)2月にフルモデルチェンジをした「ヤリス」は、価格やグレードも一新しています。

新車価格は1,395,000円〜2,493,000円とヴィッツの頃よりも上がっていますが、その分全体的な性能も段違いです。

燃費もよく、カタログ燃費で19.6〜36.0km/Lとなっていて、コンパクトカーの中ではガソリン車・ハイブリッド車ともにトップクラスの低燃費を誇っています。

ハイブリッド車にE‐Four(電気式4WDシステム)を採用したのも、トヨタのコンパクトカーとしては初めてです。そのほか、ハイブリッド車・ガソリン車ともに2WDも用意されています。

グレードについては、新世代のハイブリッドシステムともされる1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載した「ハイブリッドZ」・「ハイブリッドG」・「ハイブリッドX」があります。もちろんガソリン車にも、1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載しています。

グレードは、「Z」・「G」・「X」となっています。そのほか、「G」・「X」・「X Bパッケージ」には、1Lエンジンと小型軽量化したCVTを組み合わせています。
エクステリアは、アクティブな走りを予感させるデザインであり、徹底的に無駄をそぎ落としています。ヘッドランプは、シャープな印象となっています。
また、通り過ぎてからも印象に残るような後ろ姿にこだわっています。

インテリアでも徹底して、無駄をそぎ落とすことにこだわりました。とくに運転に集中できる空間を確保するため、広さと快適さを追及しています。
3代目ヴィッツよりワンランク上の室内空間を目指し、ただ単に室内空間を広くするだけでなくスポーティーな印象も持たせました。
トヨタでは初のフードレス双眼デジタルTFTメーターの搭載や、ソフトインストルメントパネルの採用など装備においても最新の技術を惜しみなく使用しています。

安全装備に関しては、3代目ヴィッツにも高い品質のものが付けられていましたが、ヤリスにはトヨタでも初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」が搭載されました。

これだけではなく、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の「Toyota Safety Sense」なども採用されていて、安全性能や便利機能が充実した安心できる車といえるでしょう。

カラーについても新色開発した「コーラルクリスタルシャイン」、「アイスピンクメタリック」を含めたモノトーンカラー12色、さらにツートンカラーではブラックまたはホワイトのルーフ色を含めた全6色を展開しています。

2020年(令和2年) 4月 ~ 2021年(令和3年) 5月

2020年(令和2年)4月にはグレードが追加されています。2020年2月に発売されていたグレードではガソリン車は2WDしかなかったのですが、今回、ガソリン車にもフルタイム4WDのグレードが追加されることとなりました。追加されたグレードは「Z」・「G」・「X」で、Direct Shift‐CVT搭載の車です。

基本的な部分はこれまでと変わりなく、トヨタ初となるフードレス双眼デジタルTFTメーターや、ソフトインストルメントパネルも変わりなく装備されています。

とくに安全性能に関しては、ヤリスが発売された当初のものから最新の技術を使っています。そのため、安心安全で快適なドライブが期待できます。

GRモデル「新型GRヤリス」を発表

トヨタは、GRモデル「新型GRヤリス」を発表しています。GRモデルは、トヨタが展開するスポーツカーシリーズで、FIA世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTのフィードバックを取り入れて開発された車です。

冷却スプレー機能付き空冷インタークーラーやトルセンLSDなどが標準装備され、専用のカスタマイズパーツも手軽に購入できるようになっています。
日常でも気持ちよく楽しくドライブを楽しみたいという人から、本格的にレースへ参加したいという人まで幅広く楽しめるようなラインナップとなっています。

開発はプロのドライバーたちと行うことによって、技術を惜しみなくつぎ込み、レースに勝つための仕様となっているのが特徴です。また、世界各国で「新型GRヤリス」を披露するためにイベントを開催し、ヤリスの可能性を広く見せてくれるモデルとなっています。

用意されているグレードは4種類で、「RS」「RC」「RZ」「RZ ハイパフォーマンス」があります。電子制御多板クラッチによる前後駆動力可変システムなどを採用した、スポーツに特化したヤリスといえるでしょう。

カスタマイズによって人とは全く違った車に生まれ変わらせることもできるため、自分にはない発想のカスタムを行っている車もあるでしょう。

歴代ヴィッツとヤリスのスペックを比較

ここまで、ヤリスの前身である歴代ヴィッツと、フルモデルチェンジを果たして名前がヤリスと改められた後の各スペックを見てきました。

ここでは、ヴィッツの歴代人気グレードとヤリスのスペックをわかりやすく表で確認してみましょう。

ヴィッツ(VITZ)クラヴィア

駆動方式 フルタイム4WD
ボディサイズ 3635×1660×1510mm
室内サイズ 1815×1380×1265mm
タイヤサイズ (前)155/80R13 79S(後)155/80R13 79S
エンジンタイプ 2NZ-FE型 直列4気筒DOHC
排気量 1298cc
最高出力 88ps(65kW)/6000rpm
最大トルク 12.3kg・m(121N・m)/4400rpm
車両重量 970kg
価格 1,413,000円

ヴィッツ(VITZ)アイル

駆動方式 FF
ボディサイズ 3750×1695×1520mm
室内サイズ 1865×1390×1270mm
タイヤサイズ (前)185/60R15(後)185/60R15
エンジンタイプ 2SZ-FE型 直列4気筒DOHC
排気量 1296cc
最高出力 87ps(64kW)/6000rpm
最大トルク 11.8kg・m(116N・m)/4000rpm
車両重量 1020kg
価格 1,449,000円

ヴィッツ(VITZ)ハイブリッドU スポーティパッケージ

駆動方式 FF
ボディサイズ 3945×1695×1500mm
室内サイズ 1920×1390×1240mm
タイヤサイズ (前)195/50R16(後)195/50R16
エンジンタイプ 1NZ-FXE型 直列4気筒DOHC+モーター
排気量 1496cc
最高出力 74ps(54kW)/4800rpm
最大トルク 11.3kg・m(111N・m)/3600~4400rpm
車両重量 1110kg
価格 2,237,760円

ヤリス

駆動方式 FF
ボディサイズ 3940×1695×1500mm
室内サイズ 1845×1430×1190mm
タイヤサイズ (前)175/70R14(後)175/70R14
エンジンタイプ 直列 3気筒 DOHC
排気量 1490 cc
最高出力 67 kW (91 PS) / 5500 rpm
最大トルク 120 N・m (12.20 Kgf・m) / 3800 rpm
車両重量 1050kg
価格 1,998,000円

ヤリスの賢い買い方

ここまで、ヤリスの歴史から変遷を詳しくみてきました。ヤリスは2020年に初代が発売されたばかりで、まだモデルチェンジなどはほとんどしていない新しい世代の車です。
ヤリスは魅力溢れる車であり、年式が新しいこともあって中古車市場においてもそれなりの金額になっています。

ここでは、ヤリスを購入しようと考えた際に、どのような買い方が賢いのかを解説していきます。

まず、一般的な車の購入方法としては以下の2種類が考えられます。

  • ディーラーを通して新車で購入する
  • 中古車販売店を経由して購入する

多くの人がどちらかの方法で購入した、もしくは購入を検討中なのではないでしょうか。

しかし、車の購入方法としては、上記の2つ以外にも存在します。それが「個人売買」です。フリマアプリやSNSなどでも個人間での取引がされています。

とはいえ、インターネット等を介した知人以外との取引では、不安を抱える人も少なくありません。

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【出品者の取引の流れ】

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  2. クルマの登録
  3. お試し出品・出品
  4. 出品車の成約
  5. 名義変更書類の送付
  6. クルマの搬入
  7. 成約金振込

【購入者の取引の流れ】

  1. 会員登録
  2. クルマを探す・購入申請
  3. 購入代金振込
  4. 名義変更書類送付
  5. 納車

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まとめ

もともと国内向けでは別の名前が使われていた「ヤリス」は、2020年のフルモデルチェンジによって全世界で同じ車種名「ヤリス」を使うこととなりました。

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