C-HRは、2016年にトヨタから発売されたコンパクトSUVです。トヨタからSUV車はほかにも販売されていますが、中でもC-HRはコンパクト車として作られています。「TOYOTAの世界戦略SUV」というキャッチコピーで登場しました。

大きすぎないサイズ感や機能性・安全性能の良さが特徴です。競技のベース車に使われるなど、スポーツカーのような運用もされていますが、一般車としても人気があります。

低燃費で走行性に優れたC-HRですが、実際の燃費性能はどれくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、C-HRの燃費情報を詳しく紹介していきます。C-HRの燃費が気になる方や、カタログ燃費や実燃費について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

【グレード別】C-HRのカタログ燃費

国が定めた方法で計測した燃費のことをカタログ燃費といいます。実際の道路を想定して計測されてはいるものの、実燃費とは異なるので気を付けましょう。

ここでは、C-HRのグレード別カタログ燃費を紹介していきます。

カタログ燃費の表記方法

カタログ燃費の表記方法は以下の4通りです。

WLTCモード 市街地・郊外・高速道路モードを平均した国際的な走行モード
市街地モード 信号や渋滞の影響を受ける比較的低速な走行を想定したモード
郊外モード 信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定したモード
高速道路モード 高速道路等での走行を想定したモード

WLTCモードは、以前はJC08 モードという表記でした。「世界統一試験サイクル」と呼ばれており、国際的な試験方法です。

カタログ燃費は国が定めた方法で計測されています。カーブのない平坦な道を信号待ちなどで止まることなく走行します。また、測定時はエアコンやライト・カーナビなどの使用もせず、前後車もいません。

燃費は車の状態や使用状況によって変動するため、カタログ燃費は実燃費と約3割の違いがでるといわれています。そのため、カタログ燃費はあくまで目安として考えるようにするのがおすすめです。ここからは、各グレードごとにカタログ燃費を紹介していきます。

グレードごとのC-HRのカタログ燃費

ここでは、グレードごとのC-HRのカタログ燃費を紹介していきます。C-HRは主に6種類のグレードが存在します。さらにそれぞれにハイブリット車とガソリン車・2WDと4WD・特別仕様車があります。

ここからは、主な6種類のグレードのそれぞれのカタログ燃費をチェックしていきましょう。

グレード①G

Gのカタログ燃費は以下の通りです。

WLTCモード 25.8km/L
市街地モード 24.7km/L
郊外モード 28.6km/L
高速モード 24.6km/L

Gはハイブリット車のグレードです。上級グレードのため、エントリーモデルよりも装備の充実度が高くなっています。

インテリアにはリコリスブラウンが使用されており、シートもブラックの上級ファブリックとブラウンの本革を使用しキルティング加工が施され、上品な空間が広がっています。

オプションでシートの本革をブラックに変更することも可能です。

グレード②S

グレード「S」のカタログ燃費は以下の通りです。

WLTCモード 25.8km/L
市街地モード 24.7km/L
郊外モード 28.6km/L
高速モード 24.6km/L

グレードSの燃費はGと変わりがありません。C-HRの標準モデルで、1.8L直列4気筒DOHCハイブリッドシステムを搭載しています。

ボディカラーやインテリアがブラックで統一されているのが特徴です。スタイリッシュな空間でドライブを楽しみたい方におすすめです。

グレード③S GRスポーツ

S GRスポーツのカタログ燃費は以下の通りです。

WLTCモード 25.0km/L
市街地モード 24.1km/L
郊外モード 27.6km/L
高速モード 23.9km/L

C-HRのスポーツモデルです。TOYOTA GAZOO Racingがスポーツのノウハウをもとにして作りました。

ホイールが19インチと大きく、安定感のある走行が楽しめます。「Toyota Safety Sense」や「プリクラッシュセーフティ」などを搭載し、安全性能が高いのも特徴です。

グレード④G-T

グレードG-Tのカタログ燃費は以下の通りです。

WLTCモード 14.9km/L
市街地モード 11.1km/L
郊外モード 15.6km/L
高速モード 16.9km/L

上級グレードのガソリン車です。Gと同様、上質なインテリアが魅力的です。シートのカラーはオプションで変更できるので、好みに合ったものを選びましょう。

運転席と助手席はヒートシーターになっているため、寒い時期の長距離運転でも、体を冷やすことなく運転できます。

グレード⑤S-T

S-Tのカタログ燃費は以下の通りです。

WLTCモード 14.9km/L
市街地モード 11.1km/L
郊外モード 15.6km/L
高速モード 16.9km/L

C-HRのエントリーモデルです。ほかのグレードより軽量なのが特徴です。フルオートのエアコンが装備されており、どんな季節でも快適に過ごせるでしょう。

予防安全パッケージやステアリング協調車両安定性制御システムが搭載されており、安全性能もばっちりです。

グレード⑥S-T GRスポーツ

S-T GRスポーツのカタログ燃費は以下の通りです。

WLTCモード 15.4km/L
市街地モード 12.2km/L
郊外モード 15.6km/L
高速モード 17.2km/L

S-Tのスポーツモデルです。このモデル専用にチューニングされたサスペンションやエクステリアを楽しめます。

UVカットガラスを装備し、日差しの強い日でも快適に走行可能です。安全性能として「Toyota Safety Sense」・「プリクラッシュセーフティ」・「緊急時操舵支援機能」・「ステアリング協調車両安定性制御システム」を搭載しています。

【グレード別】C-HRの平均実燃費

ここからは、グレード別にC-HRの平均実燃費を解説していきます。カタログ燃費よりもリアルな数値なので、維持費が気になるという方はぜひ参考にしてみてください。

実燃費とは?

実燃費とは、実際に道路を走った際に計測した燃費のことをいいます。通常の運転ではエアコンやライト・カーナビなどを利用して走行することがほとんどでしょう。しかし、カタログ燃費はそれらのシステムを使用せずに計測されています。

そのため、カタログ燃費は実燃費より約3割低いともいわれています。実燃費はドライバーの技術や使用状況・環境・重量などによって変わるため、一定の燃費を計測するのは困難です。あくまで目安として参考にしてみてください。

グレードごとのC-HRの平均実燃費

C-HRの平均実燃費をグレードごとに紹介していきます。平均実燃費は、実際のユーザーの情報を集めている「e燃費」を参照しました。カタログ燃費とも比較するので、ぜひ参考にしてみてください。

グレード①G

Gの平均実燃費およびカタログ燃費との差は以下の通りです。

平均実燃費 カタログ燃費(WLTCモード) 燃費差(カタログ燃費‐実燃費)
22.24km/L 25.8km/L 3.56km/L

カタログ燃費よりも平均実燃費の方が3.56km/L低いことがわかります。

インパネのカラーはリコリスブラウン、中央部分の加飾部はピアノブラックと高級感が漂うグレードです。

運転席と助手席はヒートシートになっており、熱さを3段階から選べるので、寒い時期の運転も快適です。Gは上質な装備を求めている方におすすめします。

グレード②S

Sの平均実燃費およびカタログ燃費との差は以下の通りです。

平均実燃費 カタログ燃費(WLTCモード) 燃費差(カタログ燃費‐実燃費)
22.24km/L 25.8km/L 3.56km/L

カタログ燃費よりも平均実燃費の方が3.56km/L低いことがわかります。Sはシンプルなデザインが好きで価格を抑えたい方におすすめです。

グレード③S GRスポーツ

S GRスポーツの平均実燃費およびカタログ燃費との差は以下の通りです。

平均実燃費 カタログ燃費(WLTCモード) 燃費差(カタログ燃費‐実燃費)
22.24km/L 25.0km/L 2.76km/L

カタログ燃費よりも平均実燃費の方が2.76km/L低いことがわかります。モータースポーツが好きな方・山道などパワーが必要な場所を走行する方におすすめです。

グレード④G-T

G-Tの平均実燃費およびカタログ燃費との差は以下の通りです。

平均実燃費 カタログ燃費(WLTCモード) 燃費差(カタログ燃費‐実燃費)
11.12km/L 14.9km/L 3.78km/L

カタログ燃費よりも平均実燃費の方が3.78km/L低いことがわかります。標準装備が充実しているので、オプションで装備を付けるのが面倒な方におすすめです。

グレード⑤S-T

S-Tの平均実燃費およびカタログ燃費との差は以下の通りです。

平均実燃費 カタログ燃費(WLTCモード) 燃費差(カタログ燃費‐実燃費)
11.12km/L 14.9km/L 3.78km/L

カタログ燃費よりも平均実燃費の方が3.78km/L低いことがわかります。できるだけシンプルにしたい方や、自身で装備を考えたい方におすすめです。

グレード⑥S-T GRスポーツ

S-T GRスポーツ<の平均実燃費およびカタログ燃費との差は以下の通りです。

平均実燃費 カタログ燃費(WLTCモード) 燃費差(カタログ燃費‐実燃費)
15km/L 15.4km/L 0.4km/L

カタログ燃費よりも平均実燃費の方が0.4km/L低いことがわかります。スポーツモデルなので、モータースポーツが好きな方におすすめです。

C-HRの燃費を良くするための装備

燃費は車両自体の性能に左右されるものですが、運転技術や装備によっても変化します。ここでは、C-HRの燃費を良くするための装備を紹介していきます。燃費を少しでも良くしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

装備①低燃費タイヤエコタイヤ

低燃費タイヤとは、低燃費性と安全性の基準をクリアしているタイヤのことです。この基準は、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会が定めています。

摩擦係数が減少できる低燃費タイヤを装備することで、燃費が良くなるといわれています。一般的に摩擦係数の減少を求めると、逆にタイヤのグリップ力は低下してしまいます。しかし、低燃費タイヤは年々その質が向上してきており、注目している方も多いのではないでしょうか。

摩擦係数が少ないということは、よく転がるタイヤだということです。摩擦係数を減少させることでタイヤの回転率が上がり、燃費が良くなります。

低燃費タイヤは価格が高い商品が多いため、どのくらいコスパがいいか確認してから購入するのがおすすめです。

装備②燃料添加剤

燃料添加剤は、ガソリンタンクに入れて使用します。給油ラインを洗浄することで、燃費を良くするアイテムです。低燃費タイヤを購入するよりも安く手軽に燃費を良くすることができます。

燃料添加剤は、エンジン清浄剤や燃料油清浄剤・インジェクタークリーナー・デポジットクリーナーなど、さまざまな名称で呼ばれています。

走行中にインジェクターのデポジットを除去してくれるので、エンジン自体の性能を良くすることも可能です。エンジンの調子が悪いと感じるときにも、燃料添加剤の使用はおすすめできます。

安価な燃料添加剤は品質が悪いものもあるため、購入する際はガソリンスタンドや車用品専門店でスタッフと相談するのが良いでしょう。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
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燃費の良し悪しの決め手

燃費は車の性能そのものだけでなく、運転技術や走行環境によっても変化します。その変化の決め手とは何なのでしょうか。ここからはシチュエーション別に、燃費の良し悪しの決め手を紹介していきます。

市街地走行

信号待ちや渋滞などが原因でブレーキを踏む回数が多くなると、燃費が悪くなってしまいます。燃費を良くしたいなら、信号が少なく空いている道を選ぶようにしましょう。

信号待ちが多くなると燃費が悪くなるのは、車は発進する際にガソリンを多く使用するからです。

また、渋滞している道は車がなかなか進まず、ゆっくり進んだり止まったりを繰り返すことになります。そのような運転は車に負担がかかり燃費が悪くなります。

ライトの使用でも燃費が悪くなりますが、夜間の走行はライトを使用しなければなりません。そのため、燃費を良くするなら夜間の走行を避けることもおすすめです。

高速道路走行

高速道路は信号がないため、市街地と比べると燃費良く走行することが可能です。しかし、急加速や渋滞によって燃費が悪くなるでしょう。

80〜90km/hくらいの速度を保って走行するのがおすすめです。スピードを出しすぎると空気抵抗の影響で燃費が悪くなってしまいます。

また、むやみに追い越して急加速しないようにしましょう。渋滞情報を確認して速度を事前に調整し、急加速・急停車しないようにすることも大切です。

平坦な道と坂道走行

平坦な道と坂道でも燃費の差が生じます。坂道走行の方が燃費が悪くなる傾向が大きく、10%以上低下することもあります。急な坂道はもちろん、緩やかな坂道でも燃費は悪くなってしまいます。これは、坂道を上がるために平坦な道よりもアクセルを強く踏み込むことが原因です。

燃費のことを考えるなら、坂を降りる際はブレーキではなくフットブレーキを使うことをおすすめします。

エアコンの使用

エアコンの使用も燃費に関わってきます。特に燃費が悪くなってしまうのは冷房です。暖房に関しては、エンジンの排熱を利用しているため燃費にはほとんど影響がありません。

冷房を使用する際はエンジンが必要です。そのため、冷房を使用すると燃費が悪くなってしまいます。しかし、夏場に冷房を使用しないのは熱中症のリスクが高まり命の危険にも繋がってしまいます。

窓を開けたり外気導入モードを使用したりして車内の熱を逃がし、効率よく車内を冷やしましょう。ある程度車内が冷えたら窓を閉め、内気循環モードを使用するのがおすすめです。

オーディオの使用

オーディオを使用する際は発電する必要があります。発電するためにはエンジンが必要です。そのため、消費電力が増えれば燃費が悪くなってしまいます。

備え付けのオーディオを使用する場合、燃費にそれほど影響はありません。しかし、自身で購入して後付けしたオーディオは、消費電力が増えてしまう可能性があります。

気になるようであれば、消費電力が少ないタイプのオーディオを使用するようにしましょう。

メンテナンス状況

メンテナンス状況も燃費に影響を与えます。急に燃費が悪くなってきた場合は、車のメンテナンス不足を疑いましょう。

その際の主なチェックポイントは以下の通りです。

  • エンジンオイル
  • オイルポンプ
  • バッテリー
  • タイヤの空気圧
  • センサー類

性能が良い車も、長年使用していれば劣化していきます。その結果、年々燃費が悪くなることもあるのです。

安全性の観点からも、車のメンテナンスは定期的に行うようにしましょう。

停車中のアイドリング

アイドリングはエンジンをかけたまま停車している状態のことです。エンジンがかかっているため、燃料も消費されていきます。車種にもよりますが、アイドリング中に必要な燃料は10分間で130〜150ccといわれています。

夏場や冬場、高齢者や幼い子どもが乗車している場合、アイドリングして車内を快適な温度に保つことは命を守るために大切です。アイドリングは必要なときもありますが、その時間をできるだけ減らすようにすると、燃費の悪化を抑えられるでしょう。

C-HRのガソリン代はどれくらいかかるのか

ここからは、C-HRのガソリン代を、年間走行距離別に紹介していきます。1年間でガソリン代がどのくらいかかるのか、ぜひ参考にしてみてください。

年間3,000kmのガソリン代

C-HRで年間3,000km走行した場合にかかるガソリン代は以下の通りです。

グレード 実燃費 1年間の使用量 年間費用
G/S/S GRスポーツ 22.24km/L 134L 21,708円
G-T/S-T 11.12km/L 269L 43,578円
S-T GRスポーツ 15km/L 200L 32,400円

年間5,000kmのガソリン代

C-HRで年間5,000km走行した場合にかかるガソリン代は以下の通りです。

グレード 実燃費 1年間の使用量 年間費用
G/S/S GRスポーツ 22.24km/L 224L 36,288円
G-T/S-T 11.12km/L 449L 72,738円
S-T GRスポーツ 15km/L 333L 53,946円

年間10,000kmのガソリン代

C-HRで年間10,000km走行した場合にかかるガソリン代は以下の通りです。

グレード 実燃費 1年間の使用量 年間費用
G/S/S GRスポーツ 22.24km/L 449L 72,738円
G-T/S-T 11.12km/L 899L 145,638円
S-T GRスポーツ 15km/L 666L 107,892円

C-HRの燃費を良くするためには?

C-HRは、工夫次第で燃費を良くすることができます。ここからは、C-HRの燃費を良くする方法を紹介していきます。

燃費を良くする方法①アクセルとブレーキの使い方を工夫する

アクセルとブレーキの使い方を工夫すれば、燃費を良くすることができます。

発進させる際はアクセルを踏み込み、速度が出たら戻すのがポイントです。一気に踏み込んで急発進すると燃費が悪くなるので気を付けてください。それほど速度が必要ない場合は、エンジンではなくモーターを使用するのがおすすめです。

ブレーキを使用する際は、長く踏むのがポイント。アクセルオフでゆっくりと減速するのを心がけましょう。

燃費を良くする方法②ECOモード使う

C-HRのハイブリット車には3つの走行モードが搭載されています。燃費を良くしたい場合は、ECOモードを使用するのがおすすめです。

それぞれのモードの特徴と、おすすめの走行状況は以下の通りです。

モード 特徴 おすすめの使い方
スポーツモード レスポンスが良くなるモード 気持ちよく走りたいときにおすすめ
ECOモード 燃費を優先するモード 燃費を良くしたいときにおすすめ
ノーマルモード 通常のモード バランスが良いので、通常走行時におすすめ

まとめ

C-HRの燃費について紹介してきました。C-HRは年間10,000km走行しても、グレードによってはガソリン代が100,000円を切る燃費の良い車種です。

コンパクトで走行性に優れ、走りやすい車を求めている方におすすめです。

本記事を見てC-HRが気になったという方は、ぜひお近くの横浜トヨペットでその乗り心地を試してみてください。

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