木村拓哉さんがイメージキャラクターを努めて話題となったカローラフィールダーですが、たくさん積載できるボディの大きさに対し、小回り可能な操作性にも定評があります。

一般の方はもちろん、法人向けにもピッタリなカローラフィールダーですが、年間にどれくらいの維持費がかかるのでしょうか。

今回はカローラフィールダーにかかる年間維持費について、具体的な内訳と料金をご紹介してきます。

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目次

カローラフィールダーの年間維持費は30万円以上かかる

結論から述べると、使い方によっても変わりますが、あくまでも一般的な金額の目安として年間維持費は平均で約30万円以上かかると考えられます。もちろん走行距離や状況によって前後するとともに、修理などのイレギュラーな出費が加わる可能性もあります。

年間維持費の具体的な内容は以下の通りです。

上記のように、年間にかかる費用として大きく分けて4つの内容が挙げられます。

ガソリン代は走行距離に比例するため個人差が大きいですが、税金・保険料・車検代は必ず支払わなければならない費用です。

あらかじめしっかりと確認しておきましょう。

具体的な維持費

カローラフィールダーで必要な年間維持費は以上のように30万円ほどかかることが分かりました。具体的な金額を挙げていきます。

ご自身の車の利用状況を鑑みて、自分ならどのくらいの維持費がかかりそうかをイメージしてみてください。

税金

まず自動車を保有する上で避けて通れないのが「税金」です。自動車にかかる税金には「自動車税」と「重量税」の2種類があります。

これらの税金の支払いは毎年封書で自宅に詳細が届き、規定の金額を各自で納めることになります。ここからは、具体的な税金の内容と金額を解説していきます。

自動車税

自動車税は1年に1回、4月1日時点の所有者が都道府県に対して支払う税金で、車を所持しているだけでかかる税金のことです。

自動車税は所持している車の排気量に応じて金額が変わってきます。それぞれの税金がどの程度か一部を以下に参照するので、参考にしてみてください。

排気量 自動車税額
1000cc以下 29,500円
1000~1500cc以下 34,500円
1500~2000cc以下 39,500円
2000~2500cc以下 45,000円

上記のように500cc単位で税金が高くなり、最高で排気量が6000ccより大きい車で111,000円の税金が課せられます。

現行モデルのカローラフィールダーは、排気量が1500ccであるため、自動車税は「34,500円」ということになるのです。

重量税

もう一つ自動車にかかる税金として、重量税があります。これは文字通り、車両の重量によって課せられる金額が変わる税金です。

また、それに加えて、その金額は車の環境性能による減税や、登録時期によっても変動します。

重量税は自動車税と異なり、車検のタイミングで次の車検までの分をまとめて支払う仕組みが一般的になっています。そのため、次回の車検の時期によっても支払う金額が変わるのです。

カローラフィールダーは車体重量がおよそ1100〜1300kgであるため、1t超〜1.5t以下という税金項目に当てはまります。

区分 継続時 エコカー減税対象車(新車)
~13年未満 13~18年未満 18年以上経過 エコカー 25%減税 50%減税
1年自家用 12,300円 17,100円 18,900円 7,500円
2年自家用 24,600円 34,200円 37,800円 15,000円 11,200円 7,500円
3年自家用 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円

以上のようにエコカー減税による減額や免除、登録後どれくらい経過しているかによって、金額に変動があります。今回はわかりやすく新車で購入した時点を想定した重量税を計算してみます。

車検は新車登録から3年後に最初の車検が行われ、その後は2年ごとの更新が必要です。すなわち、今回の場合は車検まであと3年あるため、3年自家用の項目に該当します。

あとは、車の性能によってエコカー減税対象であるか、そうでないのかで金額が確定します。車検は2年ごとに行われるため、初回車検時以降は2年自家用として支払う方が多いです。

エコカーの中でも、減税率には、100%減税になるものや50%、25%など、その減税率は異なります。

カローラフィールダーでエコカー対象となるのは「HYBRID EX」と「EX(CVT)(2WD)」で、前者の減税率が100%なのに対し、後者は減税率が25%です。

このことから、HYBRID EXであれば初回自動車重量税は「0円」、EX(CVT)(2WD)は重量税36,900円から25%減額され「27,675円」となります。

エコカー対象でないグレードは通常通り「36,900円」を支払う必要があります。

この時点で支払う税金に最高36,900円の差額が生じることがお分かりいただけることでしょう。

保険料

保険は万が一の事故が起こってしまった際に発生する金額の負担をしてくれる大切な制度です。自動車保険の中には必須のものと任意のものとが存在します。

自賠責保険

自賠責保険とは事故などで、万が一自分が加害者になってしまった場合、被害者へ支払う賠償請求の負担を補填する目的で加入する保険のことです。

対人賠償請求は数百、数千万といった高額な金額になることが予想されます。

そのような高額な賠償請求を自己負担で支払うのはとても大変です。そのために、自賠責保険への加入が義務化されているのです。

自賠責保険の保険料は車種と契約期間によって変わります。カローラフィールダーは普通乗用車の区分に含まれます。

保険期間 保険料
12ヶ月 12,700円
13ヶ月 13,310円
24ヶ月 20,010円
25ヶ月 20,610円
36ヶ月 27,180円
37ヶ月 27,770円

契約する保険会社によっても多少前後する可能性がありますので、目安として参考にしてみてください。

また、保険の更新設定は自由ですが、一般的には車検時期と合わせることで更新時期がわかりやすくなるので、合わせてみるといいでしょう。

任意保険

加入が必須の自賠責保険は「対人」補償がメインになりますが、事故は人だけとは限りません。建物や車両などの物損事故も考えられます。

もし、事故で相手の車両を壊してしまったり、公共の建物を破損してしまった場合はその損害賠償をしなければなりません。

しかし、自賠責保険にしか入っていない場合は「対人」が対象のため、「対物」に対する保証はしてくれません。

そのため、任意の加入ではありますが、対物を含めた別の保険に加入しておいた方がいいでしょう。

任意保険は保険会社や保険商品内容、保険期間によってかなりばらつきが出てきますが、大体12,000~83,880円が相場だとされています。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

車検代

車検は車を所有している全ての方に義務付けられているものです。車の安全性を確保するためにも定期的に行う網羅的な点検は必要です。

車検では大きく分けて「法定費用」と「点検整備費用」とがあります。

法定費用 点検整備費用
・重量税

・自賠責保険料

・印紙代(検査・登録手数料)

・車検整備費用

・車検代行料

法定費用とは先にご説明した重量税などの諸経費を支払うためにかかる費用のことです。

また、それらの手続きには手数料がかかり、それを収入印紙で支払います。

点検整備費用は具体的な車検に必要な点検・修理代です。車検はディーラーや整備工場、カー用品店、車検センターなど、さまざまな場所で受けられます。

車検業者 相場
ディーラー 35,000~100,000円
整備工場 20,000~65,000円
カー用品店 10,000~45,000円
ガソリンスタンド 15,000~30,000円
車検専門店 10,000~30,000円

車検は新車であれば購入3年後、その後は2年ごとに行います。意外と大きな負担になりますよね。

料金や点検内容が心配であれば、点検前に予めお店に聞いておきましょう。

ガソリン代

車の維持で最も頻繁にかかる費用がガソリン代です。通勤や通学、仕事で普段からよく車を使う方は特に気になるポイントではないでしょうか。

カローラフィールダーの中でもグレードによっても燃費が異なります。ここではハイブリッド車とガソリン車で比較していきます。

ハイブリッド車

カローラフィールダーの実燃費は乗り方にもよりますが、ハイブリッド車の場合、おおよそ22.2km/L程度といわれています。

ガソリン代を1L150円、計算しやすいように年間10,000kmを走行したとすると

10,000/22.2=約450L → 450×150=67,500円

となります。

ガソリン車

カローラフィールダーのガソリン車(グレード:EX)には3種類のスペックがあります。それぞれの実燃費は以下の通りです。

トランスミッション 駆動 実燃費
CVT 2WD 14.6km/L
5MT 2WD 16.5km/L
CVT 4WD 13.5km/L

いずれのタイプもそこまで燃費に大きな差はありませんが、やはり4WD車は若干燃費が悪いことがわかります。

ここでは平均的な、実燃費が14.6km/Lのタイプで燃費を計算してみます。条件はハイブリッド車と同じです。

10,000/14.6=約685L → 685×150=102,750円

ガソリン車では10万円を超えました。

つまり、ハイブリッド車と比較すると年間約35,000円の差が生じる計算になります。

さらに、走行距離が長い方はこれ以上の差が出てくることになります。

年間維持費のシミュレーション

ここまでご説明してきた情報を基に大体の年間維持費をシミュレーションしてみましょう。

条件はあくまで目安として、参考にしてください。

想定は1番維持費が高くなる、車検がある年だと仮定します。

また、車両のグレードはカローラフィールダーEX HYBRIDで計算していきます。

内訳 金額
税金(自動車税・重量税) 34,500円
保険料(自賠責保険任意保険) 20,610円
車検代(ディーラー平均) 67,500円
ガソリン代(1万km走行) 67,500円
合計 190,110円

車検代はディーラー平均を目安とした金額です。

ご覧の通りハイブリッド車でおよそ20万円の維持費がかかることになります。

任意保険に加入する場合は別途任意保険料が必要です。

また、ハイブリッド車でない場合、100%免除されている重量税が加わるとともに、燃費ハイブリッドと比較すると良くないため、ガソリン代も高くなります。

普段の走行距離やどれくらいの年数乗るかの予定にもよりますが、ガソリン車を購入するよりハイブリッド車を購入する方が差額分の元が取れる可能性は高いです。

その他にも費用がかかる可能性場合もある

ここまでお話してきた費用は必ずかかる費用になります。しかし、その他にも駐車場代や修理代など、状況によってはかかる可能性のある費用もあります。

駐車場代は都内であれば月30,000円以上、その他の地方でも月4,000円程度は必要になります。

また、修理費用も内容に拠りますが数万単位でかかることが多いです。

さらに、車検とは別に定期点検をするとなると費用はさらにかかります。数回のメンテナンスをお得なパックにしているディーラーもあるため、心配な方はぜひ定期メンテナンスの検討をしてみるのも良いでしょう。

今回のシミュレーション金額はあくまで最低値と考えて、それ以上の余裕を持っておくと何かあった際に焦らずに対処できます。

まとめ

今回はカローラフィールダーにかかる年間維持費について解説してきました。車は購入するときにも高額な費用がかかりますが、それを維持するためにも定期的にお金が必要になります。

これらの維持費は車のグレードによっても異なります。

カローラフィールダーの場合も例外ではありません。

新車購入時の差額と、後からかかる維持費の差額、どちらが高くなるかをよく検討して車種はもちろん、グレードも決める必要があります。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、ご自身にピッタリの素敵な車を購入してください。

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