RAV4は、トヨタが販売するラグジュアリーSUVです。

重厚かつ高級感のある見た目は、SUVのアウトドア志向のイメージとは打って変わり、都会的でスタイリッシュな印象を与えてくれます。

そんなRAV4ですが、購入を検討するのであればボディサイズや室内サイズを把握しておくことが大切です。

オプション装備やグレードによって寸法が変わることもあり、サイズが異なれば駐車や運転がしにくくなるリスクもあるでしょう。

今回は、RAV4のボディサイズやメリット・デメリット、購入時に確認すべきポイントをまとめました。

RAV4の購入を検討している人やSUVを探している人はぜひ参考にしてください。

RAV4の基本寸法と実用性を理解する

まずはRAV4の基本スペックやサイズ感について解説します。

RAV4の基本スペックやサイズ感について

• RAV4の基本スペック一覧
• 室内サイズ・乗員空間・ラゲージ容量などの室内サイズ
• 各グレードでのサイズ差・オプション装備で変化する寸法について

それぞれ詳しく見ていきましょう。

RAV4の基本スペック一覧

RAV4のボディサイズやホイールベース、最小回転半径などの数値はこちらです。

全長（mm）	4,600〜4,610
全幅（mm）	1,855〜1,865
全高（mm）	1,685〜1,690
ホイールベース（mm）	2,690
トレッド フロント/リヤ（mm）	1,595/1,615〜1,605/1,625
最小回転半径（m）	5.5〜5.7
最低地上高（mm）	195〜200

引用：[トヨタ自動車]

室内サイズ・乗員空間・ラゲージ容量などの室内サイズ

RAV4は外観だけでなく、室内空間の広さも実用性の高さの理由です。

室内長（mm）	1,890
室内幅（mm）	1,515
室内高（mm）	1,230
ラゲージ容量（5人乗り時）	約580L

引用：[トヨタ自動車]

たとえば、後席を倒せば自転車やキャンプ用品もそのまま積載可能です。

シートアレンジの自由度が高く、週末のアウトドアや家族旅行でも十分なスペースを確保できます。

また、後部座席の足元スペースも広いため、大人が座っても窮屈に感じにくいのがポイントです。

各グレードでのサイズ差・オプション装備で変化する寸法について

RAV4はグレードごとに若干サイズや装備が異なる点にも注意が必要です。

グレード	全長	全幅	全高	備考
X・G（標準）	4,600 mm	1,855 mm	1,685 mm	ベーシックな標準モデル
Adventure	4,610 mm	1,865 mm	1,690 mm	専用バンパー・ルーフレールにより拡大
Zグレード（HV）	4,610 mm	1,865 mm	1,690 mm	デザイン装備で差異あり
PHV（RAV4 PHV）	4,600 mm	1,855 mm	1,690 mm	重量・最低地上高に違いあり

また、ルーフレールやエアロパーツ、モデリスタパーツなどのオプション装備を追加することで、高さや全幅が若干変化することがあります。

ルーフキャリアを装着した場合、全高が立体駐車場の制限（2,000mm以下）を超えるケースもあります。

そのため、購入前には「使う環境（駐車場・車庫）に対して、グレード＋オプションを足したサイズが合うか」を必ずチェックしておくと安心です。

サイズから見たRAV4のメリット・デメリットを解説

RAV4のサイズが分かったうえで、実際の運転を想定したメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか？

以下のポイントにまとめました。

サイズから見たRAV4のメリット・デメリット

• 運転時の視界・取り回し性能
• 駐車適合性：機械式駐車場・立体駐車場対応可否
• 安定性・走行安心感：重心・幅・車高がもたらす安定感
• サイズがもたらすもの：余裕ある荷室、アウトドア対応性

それぞれ詳しく見ていきましょう。

運転時の視界・取り回し性能

RAV4は取り回しが良好で、見切りも良いため、ミドルSUVの中でも運転しやすいと評価されています。

最小回転半径は5.5m前後と、大型SUVにしては小回りが利く仕様。また、ボンネットの先端が見えやすく、サイドミラーやバックモニターの補助も充実しています。

• 最小回転半径：5.5〜5.7m（グレードにより異なる）
• Aピラーが細めで死角が少ない
• デジタルインナーミラーやパノラミックビューモニター搭載で安心感UP

街中での細い道でも扱いやすい設計になっており、「大きすぎて運転が不安」という方でも安心して運転できます。

駐車適合性：機械式駐車場・立体駐車場対応可否

RAV4は一部の機械式駐車場には入らない可能性があるため、駐車場の寸法確認が必須です。

RAV4の全幅は1,855mm、全高は1,685〜1,690mm。

都心部の古い立体駐車場や機械式駐車設備では、制限に引っかかるケースがあります。

• 一般的な機械式駐車場の制限：全幅1,850mm／全高1,550mm前後
• RAV4は全幅オーバーでNGな場合あり
• 立体駐車場（制限高さ2,000mm以下）には基本対応

マンションや職場の駐車場が狭い場合は、RAV4のサイズが入るかどうか、購入前に実測しておくことをおすすめします。

安定性・走行安心感：重心・幅・車高がもたらす安定感

RAV4は幅広・重心低めの設計により、走行時の安定感が高く、高速道路や悪路でも安心感があります。

1,855mmの全幅と190mmの最低地上高がバランスよく設定されており、視界の高さを確保しつつ、コーナリング時のふらつきも抑えられています。

• 幅広タイヤと長めのホイールベース（2,690mm）
• 重心が高すぎず、風の影響を受けにくい
• マルチリンク式リアサスペンションで安定性向上

街乗りはもちろん、長距離ドライブや高速走行時でもふらつかず、しっかりとした乗り心地を提供してくれるのがRAV4の強みです。

サイズがもたらすもの：余裕ある荷室、アウトドア対応性

RAV4のボディサイズは、日常使いはもちろん、アウトドアや旅行など多目的に使える高い実用性を提供します。

後席を倒せば約580Lの広大な荷室を確保でき、大きな荷物もラクに積載可能。床面がフラットなので、アウトドアギアや自転車も積みやすい設計です。

• ラゲージ容量：通常時 約580L、後席格納時 約1,690L
• ゴルフバッグや大型クーラーボックスも余裕で搭載
• 電動リアゲートやハンズフリー機能も便利

「積める」「寝られる」「使える」の3点を持つRAV4は、そのサイズをフル活用できる万能SUVといえるでしょう。

アクティブなライフスタイルを支える、頼れる存在です。

 

RAV4のサイズを活かす使い方と購入チェックリスト

ここからは、RAV4の購入を検討している人に向けて、チェックすべきポイントをまとめました。

購入チェックリスト

• 駐車場チェック：幅・高さ・奥行きを事前確認
• 車庫スペース・門扉通過許可の確認ポイント
• 日常使い・レジャー使い別おすすめグレードの選び方
• 試乗時にチェックすべき項目

それぞれ詳しく見ていきましょう。

駐車場チェック：幅・高さ・奥行きを事前確認

RAV4購入前には、自宅や利用予定の駐車場のサイズを必ず確認しましょう。

RAV4は全長4,600mm・全幅1,855mm・全高1,690mmとやや大きめのボディ。

一般的な立体駐車場やマンションの機械式駐車場では、制限を超える場合があります。

• 駐車場幅が2,400mm未満 → ドアの開閉に支障が出る可能性あり
• 高さ制限が1,550mmの機械式 → RAV4は入庫不可
• 奥行き4,700mm未満 → フロントやリアが出る危険性

快適にRAV4を使い続けるためには、実際の使用環境に合ったサイズかどうか、実測するのが確実です。

車庫スペース・門扉通過許可の確認ポイント

住宅の車庫や門構えの形状・幅・高さも、RAV4の使用に大きく関わります。

門扉が狭い、柱や壁の出っ張りがある、屋根の高さが低いなどの要因で、RAV4の出入りが制限されるケースがあります。

• 門扉幅が2,400mm未満 → 車体幅＋ドアミラーでギリギリ
• 傾斜があるとバンパーが擦ることも
• 車庫の天井にエアコン室外機があると高さオーバーに

購入前に一度RAV4の試乗車を自宅に入れてみる、もしくはディーラーに寸法を伝えて相談することをおすすめします。

日常使い・レジャー使い別おすすめグレードの選び方

RAV4は使い方に応じて最適なグレードを選ぶことで、サイズの魅力を最大限に活かせます。

RAV4にはX、G、Z、Adventure、PHVなど多彩なグレードがあり、それぞれ装備やスタイルが異なります。日常向きかアウトドア向きかで選ぶポイントが変わります。

• 【日常メイン】→ Zグレード（快適装備充実・先進安全性能）
• 【レジャー派】→ Adventure（ルーフレール＆専用バンパー付き）
• 【電動化＋走破性】→ PHV（EV走行＋4WD性能）

「誰が」「どんな使い方をするか」によって最適なグレードは変わるため、ライフスタイルに合った1台を選びましょう。

試乗時にチェックすべき項目

RAV4を試乗する際は、サイズ感だけでなく、運転時の見切りや取り回しも重点的に確認しましょう。

車体の大きさはカタログでは分かりにくく、実際に乗って初めて感覚がつかめます。特に駐車や狭い道での感触を試すことが重要です。

• サイドミラーでの死角の確認
• 小道でのUターンや縦列駐車のしやすさ
• シートポジションと視界の高さ
• ドアの開けやすさ（駐車場シミュレーション）

「自分の生活環境で本当に使いやすいか」を知るためにも、できるだけ長めの試乗と、実際の駐車環境での確認がおすすめです。

まとめ

今回は、RAV4のサイズについて、基本的な寸法やサイズを踏まえたチェックすべきポイント、おすすめのグレードなどを詳しく解説しました。

RAV4はトヨタのSUVの中でもボディサイズが大きいため、場所によっては運転や駐車が難しくなることもあるでしょう。

購入後に自宅の車庫に入らないことに気づく、なんてことがないように事前にサイズを確認しておくことが大切です。

 

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