パッソはトヨタとダイハツの共同開発によって2004年に販売が開始されたコンパクトカーです。

販売から約9年の年月を経て、2023年9月に生産終了になりました。

男女問わず、長年人気を維持してきたパッソにはどんな魅力があるのでしょうか？

今回は、パッソの魅力や特徴、今から買いたい人が買う方法を解説します。

新車価格や中古車価格まで細かく解説するので、パッソの購入を検討している人や、コンパクトカーのどれを買おうか迷っている人はぜひ参考にしてください。

パッソはどんな車？現在の販売状況とともに解説

まずはパッソがどんな車かを簡単に解説します。

現在はどうやって購入できるのか、どんな人に向いているかも解説するので参考にしてください。

パッソとは

• パッソは女性人気の高いコンパクトカー
• 新型パッソは2023年に販売

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パッソは女性人気の高いコンパクトカー

パッソは、2004年6月にトヨタとダイハツの共同開発された車です。

2004年6月発売の初代、2010年発売の2代目、2016年発売の3代目まで歴史が続いています。

初代パッソのコンセプト・キャッチフレーズは「マイ・パートナー・コンパクト」。

パッソは発売当初、トヨタ最小のコンパクトカーとして話題の車でした。

コンパクトなサイズと可愛い見た目は女性からの人気が高く、ユーザー全体の65％を女性が占めているというデータも。

その後も高い女性人気を維持しつつ、モデルチェンジごとに女性ユーザーのニーズを追求しています。

結果、パッソのボディカラーやインテリアデザインも女性が好む要素が増えているという強みがあります。

初めて車を購入する人や、軽自動車じゃ強度が心配という人におすすめです。

新型パッソは2016年に販売

現在販売されている新型パッソは2016年にフルモデルチェンジされた3代目です。

初代・2代目の課題を経て、足回りの構造の改善や室内空間の拡大に向けた改良が行われています。

パッソは世代によってエクステリアやインテリアのデザイン、安全性能などの装備が異なるため、比較して気に入った1台を見つけることが重要です。

歴代パッソの特徴は記事の後半で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

パッソの基本スペック・魅力を解説

ここからはパッソの基本スペックや魅力をカテゴリ別に解説します。

パッソの基本スペック・魅力

• ボディサイズ
• 燃費性能
• ボディカラー

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パッソのボディサイズ

現行型のパッソは以下の4つのグレードが用意されています。

パッソのグレード

• X
• X ”L package”
• MODA
• MODA “G package”

それぞれのボディサイズを表にまとめました。

	MODA “G package”	MODA	X ”L package”	X
全長（mm）	3,680		3,650
全幅（mm）	1,665
全高（mm）	1,525
室内長（mm）	1,975
室内幅（mm）	1,420
室内高（mm）	1,270
最小回転半径（m）	4.6〜4.7	4.6
最低地上高（mm）	150

引用：[トヨタ自動車]

データを見ると、グレード間でのボディサイズの違いはほとんどないことがわかります。

室内空間の広さや最低地上高にも差がないため、パッソのグレード間の違いを知りたい人は、エクステリアやインテリアのデザインから比較するのがおすすめです。

パッソの燃費性能

次にパッソの燃費性能の違いを見ていきましょう。

グレードごとの燃費性能の違いは以下のとおり。

	MODA “G package”	MODA	X ”L package”	X
WLTCモード	21.0  [ 19.0 ]
市街地モード	17.4  [ 15.7 ]
郊外モード	22.6  [ 20.4 ]
高速道路モード	22.6  [ 20.5 ]

※[ ] は4WDの数値
引用：[トヨタ自動車]

パッソの燃費性能もグレード間では全く同じということがわかります。

グレード以外での差別化ができるポイントは、「駆動」です。

2WDと4WDでは、2WDの方が燃費性能が高いです。

ただ、降雪地帯での運転が多い人や、アウトドアで舗装されていない道を運転する可能性のある人は、4つ全てのタイヤに動力が加わる4WDの方が向いている場合もあります。

市街地での運転がメインの人であれば、2WDのパッソを使って燃費の良い走りを実感するのがおすすめです。

パッソのボディカラー

パッソのボディカラーはワントーンとツートーンから選べます。

ワントーン

	MODAシリーズ	Xシリーズ
ターコイズブルーマイカメタリック<B86>	○	○
ダークエメラルドマイカ<G58>	○	○
ファイアークォーツレッドメタリック<R67>	○	○
ブライトシルバーメタリック<S28>	○	○
パウダリーベージュメタリック<T25>	○	○
ブラックマイカメタリック<X07>	○	○
ホワイト<W09>	–	○
プラムブラウンクリスタルマイカ<R59>	△	△
パールホワイトlll<W24>	△	△

ツートーン

	MODAシリーズ	Xシリーズ
ブラックマイカメタリック<X07> ダークエメラルドマイカ<G58>	△	–
ブラックマイカメタリック<X07> ファイアークォーツレッドメタリック<R67>	△	–
ブラックマイカメタリック<X07> パウダリーベージュメタリック<T25>	△	–
ブラックマイカメタリック<X07> パールホワイトlll<W24>	△	–

グレードが上のMODAシリーズではツートーンカラーを選べるのでボディカラーの選択肢が広がります。

各ボディカラーの見え方や特徴を把握して、どんな車にしたいかをイメージすることが重要です。

パッソの歴代モデルの特徴を解説

ここではパッソの歴代モデルの特徴を表にまとめました。

中古車のパッソの購入を検討する場合は、年式を見極め、いつの世代のパッソかを確認してから購入すると良いでしょう。

世代	発売時期	特徴
初代	2004年6月	軽自動車のようなコンパクトさが人気 トップレベルの室内空間の広さを確保
2代目	2010年2月	女性のニーズを反映した装備を追加 駐車アシストシステムやインテリア装備のデザインが人気
3代目	2016年	ホイールベースを延長し足回りの拡大を実施 スマートアシストllを新搭載

中古車を検討する際の注意点は、年式と装備内容です。

同じパッソでも、2代目と3代目では安全機能のレベルが違いますし、燃費性能も変わってきます。

ただ、年式が古くなることも事実。

値段と装備、デザインのバランスを考えて、自分の気になる1台を見つけてみてください。

 

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トヨタ「パッソ」グレード別の新車価格を比較

トヨタのパッソは2023年9月に生産が終了しています。

ただ、中古車価格の比較として、新車価格を把握しておくことは重要です。

ここではパッソの新車価格をまとめました。

グレード	駆動	新車価格
X	2WD	1,275,000円
	4WD	1,451,000円
X ”L package”	2WD	1,385,000円
	4WD	1,561,000円
MODA	2WD	1,572,000円
	4WD	1,748,000円
MODA “G package”	2WD	1,737,000円
	4WD	1,913,000円

引用：[グーネット]

現行型のパッソの新車価格は120万円台のXグレードから200万円近くするMODA “G package”までさまざまです。

グレードごとのベースの価格を把握した上で中古車を探すと、お得な車を見つけられるでしょう。

トヨタ「パッソ」の中古車価格を比較

次に、パッソの中古車価格を比較します。

複数の中古車サイトを比較した、パッソの中古車価格は以下のとおりです。

	中古車平均価格	中古車価格帯
カーセンサー	88.7万円	30～205.8万円
グーネット	68.7万円	6.7〜205.8万円

引用：[カーセンサー],[グーネット]

パッソの中古車価格の平均は80万円ほどです。

100万円を切っていることから、初めて車を購入する人にとっては手が届きやすい価格帯です。

ただ、この中古車平均価格は全ての世代のパッソを含んでいます。

中古車価格帯は200万円台まで幅があるため、複数の中古車サイト、専門店から情報を集め、比較しながらより良い車を見つけることが重要です。

まとめ

今回はトヨタ自動車が販売するパッソについて、グレードごとのボディサイズ、燃費性能や歴代パッソの特徴、新車価格や中古車価格を紹介しました。

パッソは発売当初からコンパクトさや小回りの良さを強みにしており、可愛い見た目やインテリアから、女性からの人気が高い車です。

2023年9月に生産終了というお知らせがありましたが、これまでに販売されてきたパッソは3つの世代にわかれています。

年代ごとに特徴があるため、パッソの中古車を購入したい人は、どの年式か、どんな装備があるかを事前に確認しておくのがおすすめです。

中古車をお得に購入したい人は、中古車サイトや販売店だけでなく、車の個人売買サービスの利用も検討してみてください。

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