プリウス

1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして登場したプリウス。
最新のハイブリッドシステムを導入したプリウスは、燃費の良さと高い環境性能も魅力です。

しかし、「性能の高いプリウスは、車検費用が高くなってしまうのでは?」と、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、プリウスの車検費用を詳しくご紹介!
車検費用の内訳やグレードごとの相場、車検はどこで受ければ良いのかなどについても解説します。

これからプリウスを購入しようと考えている方、プリウスの車検を控えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

目次

プリウスの車検費用の内訳から解説!

プリウスの車検にかかる費用は、大きく分けて「法定費用」と「車検基本料」の2つに分類されます。
さらに、車両の状態が悪く整備が発生する際は、「整備費用」が必要になる場合もあります。

プリウスの車検で発生する「法定費用」と「車検基本料」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

プリウスの車検でかかる「法定費用」とは?

法定費用とは、国に納める税金や保険会社に納める保険料のことで、「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査印紙代」が該当します。

 

自動車重量税とは?

自動車重量税とは、車両重量や環境性能、経過年数などに応じて課される税金のこと。
車両重量が増えるほど税額も増加します。

なお、エコカーの場合はエコカー減税による減税措置があります。

 

自賠責保険料とは?

自賠責保険は加入が義務付けられている保険で、これに加入していないと公道を走行することはできません
自賠責保険料の基準額は、損害保険料率算出機構によって数年ごとに見直されます

2023年4月1日以降に保険期間が開始される契約では、交通事故の減少等により保険金支払い額が減ったことなどを理由に、保険料が減額になりました。

自賠責保険料は車種と保険期間によって変わります。
車種はナンバーによって区分されており、プリウスは1997年に発売した初代プリウスが5ナンバー2代目から現行の5代目プリウスは3ナンバーです。

  • 5ナンバー:小型乗用自動車
  • 3ナンバー:乗用自動車

なお、5ナンバー「小型乗用自動車」と3ナンバー「乗用自動車」は、どちらも「自家用乗用自動車」という区分になるため、自賠責保険料は変わりません

プリウスの歴代モデルについては「プリウスの歴史と魅力を徹底解説!賢く購入する方法もご紹介」で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

検査印紙代とは?

検査印紙代は、検査費用や車検証の発行手数料を支払うための印紙・証紙代金です。
検査印紙代は車種と、車検を受ける場所(指定工場と認証工場)によって多少異なります。

ディーラーや車検専門業者など民間車検場である「指定工場」では、すべての車種の検査印紙代は同一です。
しかし、地方運輸局長による認証を受けた「認証工場」の場合は、車種によって検査印紙代が異なります。

自賠責保険の区分と少し異なり、プリウスの場合は以下の通りに区分され、金額は小型自動車の方が少しだけ安くなります。

  • 5ナンバー:小型自動車
  • 3ナンバー:普通自動車

 

プリウスの車検でかかる「車検基本料」とは?

車検基本料とは、「車検点検料」「検査料」「代行手数料」など、車検を依頼するディーラーや業者に支払う費用のこと。
法定費用のように公的な費用ではないため、お店によって金額が異なります

 

車検の有効期限はナンバーによって異なる!

車検はナンバーによって有効期限が異なります

前述した通り、プリウスは初代プリウスが5ナンバー、2代目から現行の5代目プリウスは3ナンバーです。
しかし、5ナンバーと3ナンバーのプリウスの有効期限は、ともに初回車検3年継続車検2年のため、どの年代のプリウスも有効期限に違いはありません。

車検費用を含むプリウスの維持費については「プリウスの年間維持費まとめ【ガソリン代・税金・保険料等】」のコラムでもご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね!

 

プリウスの車検費用は?具体的な金額をチェック!

では、実際にプリウスの車検費用はどれくらいを想定しておけば良いのでしょうか?

車検費用は車体の重量などによって異なります。
グレードの種類が豊富なプリウスですが、基本的に車両重量は1,500kg未満で、現行モデルでは「Z(プラグインハイブリッド車 2WD)」のみ車両重量が1,570kgとなっています。

そこで今回は、プリウスの「Z(プラグインハイブリッド車 2WD)」エントリーモデル「G(ハイブリッド車2WD)」の2つのグレードにおいて、どのくらい車検費用がかかるか目安をご紹介します。

 

プリウス「Z(プラグインハイブリッド車 2WD)」の車検費用は?

「Z(プラグインハイブリッド車 2WD)」は3ナンバーのため、初回車検3年その後の継続車検が2年ごとになります。

継続車検を例に、法定費用からチェックしてみましょう。

  • <b>重量税:20,000円(1.5〜2t以下)
  • 自賠責保険料:17,650円
  • 検査印紙代:1,800円/2,300円(指定整備の場合/持込検査の場合)

※重量税は、2年自家用・エコカー減税あり
※自賠責保険は、自家用乗用自動車・24ヶ月契約の場合
※検査印紙代は、普通自動車の場合

プリウスはエコカーに該当し、重量税の減税が受けられるため、同サイズの乗用車と比べて車検費用が安価で済みます。
車検基本料については、車検を実施するディーラーや業者によって異なるため、見積を依頼して確認する必要があります。

一度の車検にかかる法定費用の合計は40,000円前後からが一つの目安になります。

上記金額にプラスして、車検基本料や、場合によってはその他サービス料、整備費用などが追加で 発生する可能性があります。

 

プリウス「G(ハイブリッド車 2WD)」の車検費用は?

「G(ハイブリッド車 2WD)」も同じく3ナンバーのため、初回車検3年、その後の継続車検が2年ごとになります。

こちらも継続車検を例に、法定費用からチェックしてみましょう。

  • 重量税:15,000円(1〜1.5t以下)
  • 自賠責保険料:17,650円
  • 検査印紙代:1,800円/2,300円(指定整備の場合/持込検査の場合)

※重量税は、2年自家用・エコカー減税あり
※自賠責保険は、自家用乗用自動車・24ヶ月契約の場合
※検査印紙代は、普通自動車の場合

プリウスはエコカーに該当し、重量税の減税が受けられるため、同サイズの乗用車と比べて車検費用が安価で済みます。
一度の車検にかかる法定費用の合計は35,000円前後からが目安となります。

この金額にプラスして車検基本料金が必要となり、さらにその他サービス料や整備費用などが追加で 発生する可能性があります。

プリウスにはさまざまなグレードがあります。
プリウスのグレードごとの比較!違いとそれぞれがおすすめな人」で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

プリウスの車検はどこで受ければ良い?

プリウスの車検を依頼する業者には多くの選択肢があり、どこを選ぶかによって費用やかかる時間などが変わってきます。
自動車ディーラー車検専門店ガソリンスタンドなど選択肢はさまざまありますが、おすすめは自動車ディーラーでの車検です。自動車ディーラーでの車検の特徴を確認していきましょう。

 

自動車ディーラーでの車検の特徴

自動車ディーラーとは、自動車の正規販売店のことです。
車検を検討する際に、最初に選択肢に上がる方も多いのではないでしょうか。

自動車ディーラーに依頼するメリット・デメリットは次の通りです。

 

自動車ディーラーのメリット

自動車ディーラーでプリウスを車検に出す最大のメリットは、ずばりサービスの質が高いこと!

自動車ディーラーはほかの車検業者に比べて、自社のクルマであるプリウスの知識が豊富です。
万が一修理が発生するなど不具合が起きても、充実のサポートでしっかり対応してくれます。

部品交換が必要な場合も、確実に純正品が使用できるという安心感がありますよ。

自動車ディーラーの中には、必要な整備をセットにしたサービスを提供しているところも。
本コラム「モビリコマガジン」を運営するトヨタの正規ディーラー「横浜トヨペット」でも、車検を含めた「お得な点検パック」をご用意していますよ!

 

自動車ディーラーの注意点

自動車ディーラーにプリウスの車検を依頼する際は、事前に見積を取るなど車検費用をしっかり確認しましょう。
サービスが充実している自動車ディーラーの車検は、車検専門店やガソリンスタンドの車検に比べて、費用が高い傾向にあります。

また、近年は1時間のクイック車検が主流になっていますが、自動車ディーラーやクルマの状態によっては、車検完了まで日数がかかる場合もありますので、事前の確認が大切です。あるでしょう。

 

車検専門店やガソリンスタンドでも車検を受けることができる

車検専門店は、車検だけを担当している専門業者のこと。

車検専門店での車検は、スピーディーに進めることができるというメリットが。
車検専門店はフランチャイズ展開している業者も多く、車検がマニュアル化されているため、スピード感のある車検が可能です。

料金が比較的リーズナブルという点もうれしいメリットです。

一方車検専門店は、必要最低限の車検項目以外のサービスを設けていないため、万が一の場合に備えた部品交換などの整備は積極的に行なわれないことがほとんど。
それ以上の点検や整備を希望する場合は、ご自身で行う必要があります。

また、ガソリンスタンドでも、プリウスの車検を依頼することできるケースもあります。

ガソリンスタンドによっては、車検を24時間受け付けている店舗もあるため、忙しい方でも利用しやすいでしょう。
費用も比較的リーズナブルで、車検を行ったガソリンスタンドでの給油が安くなるというサービスをしているところも多いです。

一方、ガソリンスタンドでプリウスの車検を行うデメリットは、車検や点検・整備の質がわかりづらいということ。

ガソリンスタンドは車検をメイン業務としているわけではないため、店舗や整備士によってレベルや対応が異なることもあります

また、店舗によってはガソリンスタンドから別の工場や施設に一度クルマを移動してから車検が進められるケースもあり、その場合は車検に日数がかかります。

さらに、代車を用意してもらえない店舗が多いため、車検中に代車が必要という場合は、あらかじめ確認しておく必要があります。

 

プリウスの車検費用を安く抑えるポイントもご紹介

愛車を大切に乗り続けていくためにも車検業者は吟味して決めたいものの、車検費用も大きいため、できる限り安く抑えたいと考えている方が多いのではないでしょうか。

プリウスの車検費用を抑えるためのコツについて、いくつかご紹介します!

 

整備項目を確認する

車検の点検・整備項目は、業者によって異なります。
必要最低限の項目の確認だけで良いという場合は、その分費用を抑えることができます。

ただし、多くの項目をしっかり見てもらいたいときは、サービスが充実しているディーラー車検などを選ぶのがおすすめ。
費用は高くなってしまいますが、その分安心感はありますので、自分が車検において何を重視するか検討したうえで業者を選びましょう。

 

いくつかの業者を比較検討する

車検の費用は業者によって異なるので、できるだけ車検費用が安い業者を選びたいときは、複数の業者を比較することが大切です。

複数の業者に見積もりを依頼し、車検基本料を確認してみてください。

ただし、クルマに心配なことがあったり、日々のメンテナンスが十分できていないと感じている場合は、安さだけで決めるのではなく、サービスが充実している自動車ディーラーに車検を依頼するのがおすすめです。
プリウスを大切に乗り続けるためにも、クルマの状況や費用面なども加味して、しっかり検討してみてくださいね。

 

定期的にメンテナンスする

車検費用は、整備が必要な箇所が多かったり、部品交換をしなければいけなかったりすると、費用が高くなります。

そのため、車検費用をできるだけ安く抑えたいなら、定期的にメンテナンスを行うことが大切。

オイル交換や消耗品交換などを定期的に行うことで、不具合も早めに発見でき、長く安全にプリウスに乗り続けることができますよ!

 

まとめ

プリウスの車検費用の内訳は、大きく分けると「法定費用」と「車検基本料」の2つ。
クルマの状況によっては、さらに整備費用がプラスになります。

プリウスの車検にかかる法定費用の目安は35,000~40,000前後からですが、車検を依頼する業者や車検時の修理の有無などによっても費用は変わってきます。

これからプリウスの購入を考えているという方は、事前に車検費用がいくらになるかシミュレーションしておくと安心ですね!

車検は、自動車ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドなど、依頼できる業者がたくさんあります。
それぞれメリットとデメリットがありますが、大切な人の安全を守るためにもクルマをしっかりと点検・整備してくれる業者を選びたいですね。

 

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