大家族の移動に便利なファミリーカーは7人乗りの車が人気で販売台数が伸びています。しかし、なぜ7人乗りなのでしょうか。

一般的に7人乗りの車は2ボックスタイプが多く、たくさんの車両が存在します。そのため購入の際は、どのような基準で選択するべきかポイントに沿って解説します。

本記事は7人乗りの特徴やメリット・デメリットについて解説し、記事後半ではおすすめの車種を詳細に説明しています。

この記事があなたの車選びの一助になれば幸いです。参考までに最後までご覧ください。

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目次

7人乗りの車の特徴は?

大人数で乗車できる7人乗りの車は、どのような魅力があるのでしょうか?ここではボディタイプに分けてそれぞれ特徴を解説します。7人乗りの車のボディタイプとは、以下の4タイプです。

 

コンパクトミニバンの特徴

まず、コンパクトミニバンのボディタイプをご紹介します。コンパクトミニバンはワゴンタイプに分類され、荷室と座席が一体となっているタイプです。3列目までシートがある特徴があります。

そして通常のミニバンと違い一回り小さく、5ナンバー仕様であることも特徴的です。5ナンバーとは、車全長が4,700mm以下という規定があり小型車両に分類されます。

取り回しが良く運転しやすいため、女性やシニア層に支持されているボディタイプとなります。

ミニバンの特徴

次に、ミニバンのボディタイプをご紹介します。ミニバンはコンパクトミニバンの一回り大きな車でスライドドア採用の車体が主です。

また車の全長に対し、効率よく座席が配置されているので、着座姿勢が高くなりやすく室内の天井が高い車両が多いところが特徴です。

重心は低く走行中も安定しており定評があります。燃費が低い車種も多い点からお子様からシニアまでファミリーユースに高い人気を得ているボディタイプです。

SUVの特徴

次のボディタイプはSUVをご紹介します。SUVはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略ではっきりした定義はないものの一般的に街乗りに適したアウトドア車をさします。

車体はスポーティなデザインが多く、見た目がかっこいいのも特徴的です。そして車種にもよりますが、SUVは強い馬力の持ち主で7人乗ったときでも高い加速性能を持ち合わせているため、高速走行でも安定し安定感のあるボディタイプです。

またSUVは車高が高い車両も多く、オフロードや悪路でも揺れが少なく走ることができます。主にSUVは、マリンスポーツ・アウトドアなどアクティブなユーザーに人気のボディタイプです。

ステーションワゴンの特徴

最後にご紹介するボディタイプはステーションワゴンです。ステーションワゴンはセダンの設計をベースに2ボックスとなった特徴を持っています。

また、同じワゴンに分類されるミニバンよりも車高が低いので、セダンのように安定した走行が可能です。そしてステーションワゴンは、荷室を設置している車種が多く積載量が多いのも特徴的で5人乗りが基本です。

しかし後述しますが、7人乗りのステーションワゴンも存在します。比較的ステーションワゴンは低重心から安定した走りと積載量の多い点が特徴的です。

7人乗りの車メリット・デメリット

大きな車両が多い7人乗りの車はボディタイプの特徴もそれぞれです。そもそも7人乗りの車にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。

メリット・デメリットを知ることで魅力が分かり、車種の選択がスムーズになりますよ。ではそれぞれ見ていきましょう。

メリット

ファミリーカーの中でも、大きな車両として分類される7人乗りの車ですが、メリットとして上げられるところは、まずシートの配列が広々していることです。

7人乗りの車は2列目にキャプテンシートが設置されていることが多く、3列配列でもゆとりのあるシート配列になっています。キャプテンシートとは、独立シートのことで不要な時はしまっておける折りたたみ式のひとり掛けシートのことをさします。

そのため、後部座席に2人掛けたとしても、2列目で余裕を持って3人座ることができます。

次のメリットは、フルフラットにすれば大きな荷物も積載できるところです。ほとんどの7人乗り車両は荷室と座席が一体となってるので、座席を折りたためば持ち運びが困難な大きな家具やサーフボードなどを難なく積むことができるでしょう。

そして最後のメリットは、5人掛けに比べプラスで2人多く乗れるところです。当然ながら、多くの人が乗れることはメリットです。家族構成を考えると、例えば5人家族にプラスして友人や親戚も共に乗車することができます。

移動している時のシーンを考えると、一度に多くの人が乗車できるところはメリットといえるでしょう。以上の点が7人乗りの車のメリットです。

デメリット

ここでは7人乗りの車のデメリットについて見ていきます。まずデメリットとして上げられるところは、キャプテンシートの使い勝手が悪い点です。メリットとして上げたキャプテンシートですが、独立シートがあることでシートの配列が制限されることがあります。

長椅子のように設置されるベンチシートとは違い、キャプテンシートは「無くてもいい」と思われる方も一定数います。

そして、8人掛けに比べ室内が狭く感じるところです。後述しますが、8人乗りの多くは車体が大きな3ナンバーです。一方で、7人乗りの場合小型車両に区分される5ナンバーサイズに収まっている車両もあるため座席が窮屈に感じるかもしれません。

その場合の多くは3列目のシートが狭く感じるでしょう。以上の点が7人乗りの車のデメリットと言えます。

7人乗りと8人乗りどちらがおすすめ?

一般的に7人乗りの車は大きな車両として区分されますが、さらに大きな8人乗りも存在します。そうなると「7人乗りは8人乗りと比べるとどうなの?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。

結論からいうと、7人乗りの方が人気がありおすすめです。ここではおすすめの理由や7人乗りと8人乗りの違いについて詳しく解説をします。

まず7人乗りと8人乗りの違いは、車体の大きさが上げられます。車の大きさは3ナンバーと5ナンバーで区分されますが、以下の規定で分けられます。

ナンバー区分 車両区分 全長 全幅 全高 排気量
3ナンバー 普通車両 4,701mm以上 1,701mm以上 2,001mm以上 2,001cc以上
5ナンバー 小型車両 4,700mm以下 1,700mm以下 2,000mm以下 2,000cc以下

一般的に5ナンバーの方が税金が安いと言われていて、7人乗りは5ナンバーに区分けされる車種が多く、バリエーションも多種多様です。

次はシート配列の差です。8人乗りの車は概ね2列目、3列目共にベンチシートが設置されている場合が多く、3列目に座るときは乗りにくく困ります。理由は2列目のシートをたたむ必要があるからです。

そして、車体の大きさや車種によりますが、目一杯8人乗れば室内が窮屈に感じる場合もあります。遠出の外出や長時間の走行は乗り心地が悪く感じるかもしれません。

以上の点から7人乗りは8人乗りよりおすすめの車と言えるでしょう。

7人乗りの車を選ぶポイント

大人数の乗車は7人乗りがおすすめです。そして車種を選ぶ際はポイントを抑えてあなたにあった車を選択してみてください。そのポイントとは以下の内容です。順に沿ってそれぞれ解説します。

用途に合わせてボディタイプで選ぶ

はじめに車種を選ぶとき大事なポイントは、用途や目的によってボディタイプを決定することです。先述したように7人乗りの車には3つのタイプが存在し、特徴もそれぞれです。

ボディタイプの特徴とおおよその車の用途を以下の表でまとめました。

ボディタイプ 特徴 おすすめの方
コンパクトミニバン ・コンパクトサイズで運転しやすい

・低燃費の車種が多い

・乗用車として、ファミリー向け

・低燃費の車種を探している

ミニバン ・全長や全高が大きめ

・座席シートがゆったりしている

・高い走行性能がある

・乗用車として、ファミリー向け

・街乗り専用として考えている

SUV ・アクティブな車体デザインだ

・悪路や山道でも安定した走行が可能である

・馬力があり高速運転でも安定している

・マリンスポーツやアウトドアに出かける

・シニアやお子様はあまり乗車しない

ステーションワゴン ・全長が低く乗り降りしやすい

・重心が低く安定した走行が可能である

・荷室が広く積載量が多い

・燃費が低いものが多い

・商用車として荷物が積める

・シニアの方が乗車しやすい

・5人以下で乗車する機会が多い

それぞれ明確に特徴があるので、自分にあった用途でボディタイプを見極めましょう。

車体サイズに注意して選ぶ

次の車選びのポイントは、車体サイズを基準に車種を選ぶことです。先述の通り7人乗りでも3ナンバー・5ナンバーと車体の大きさが区分けされ、乗り心地も大きく差がでてきます。

小型乗用車であれば、小回りがきき取り回しがいい車種も数あります。また全高も制限あるので、常時利用している立体駐車場から決めるのも手です。

大きな車体はゆったりと座れ魅力的ですが、サイズによっては駐車や運転で困るかもしれませんので、7人乗りの車を購入する前は事前に周辺情報を確認し、車体サイズから選んでみてください。

シートの形式やアレンジで選ぶ

最後に7人乗りの車を選ぶ時のポイントは、座席の並び方を加味して乗車シーンから車種を選ぶことです。7人乗りの車は2列目、3列目にキャプテンシートを設置することがほとんどです。先に述べたようにキャプテンシートは7人乗りの車にとってメリットでもあり、デメリットです。

車種のグレードによって、シートの配置が異なることもあるので、形式やアレンジを加味して、車を選ぶのも効率的な車の選び方と言えるでしょう。

実際に販売店で実車を見てみることをおすすめします。そうすることで、購入後を想定して選びやすくなります。

7人乗りのおすすめ車種

ここまで7人乗りの車おすすめ点や車種を選ぶ時のポイントを説明いたしましたが、「実際のところどれがいいかわからない。」という方に向けて具体的なおすすめの車種をピックアップしました。

タイプ別に車種をご紹介します。7人乗りの車を購入検討されている方は是非ご覧ください。おすすめ車種は以下のとおりです。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
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トヨタ「ヴォクシー」

全長 4,695mm
全幅 1,730mm
全高 1,895mm
最小回転半径 5.5m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 23.0km/L
価格 3,440,000円(税込)~

基本的なボクシーは小型自動車の5ナンバーミニバンです。トヨタ7人乗りの車の中でも人気が高く、特にファミリー層に高い人気を誇っています。

カタログ燃費は23.0km/Lですが、街乗りとなると10L/km程度です。

トヨタ「アルファード」

全長 4,945〜4,950mm
全幅 1,850mm
全高 1,935mm
最小回転半径 5.6〜5.8m
乗員数 7人〜
燃費(カタログ燃費) 10.6(7.3/11.5/12.4)km/L
価格 3,597,000円(税込)~

アルファードはトヨタの中でも最高級サルーンと呼ばれる大型のミニバンです。高い走行性能と安定した走りが特徴的で室内空間もしかり、迫力ある外装デザインが好まれ長い歳月人気を誇っています。

トヨタ「ノア」

全長 4,695mm
全幅 1,730mm
全高 1,895mm
最小回転半径 5.5m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 15.1(11.5/15.5/17.1)km/L
価格 2,670,000円(税込)〜

トヨタノアはヴォクシーを姉妹車とするミニバンです。ヴォクシー同様に低床設計で乗降が楽で幅広い年齢層に人気です。また、天井は高く広々した快適な車内が特徴的なファミリー向けの車種となっています。

トヨタ「ヴェルファイア」

全長 4,935mm
全幅 1,850mm
全高 1,935mm
最小回転半径 5.8m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 10.6(7.3/11.5/12.4)km/L
価格 4,306,000円(税込)~

ヴェルファイアは、トヨタアルファードの兄弟車として高い人気を誇っています。車体は、ヘッドランプの大型化やエアロボディのダイナミックなデザインなど、高級感をコンセプトに設計されており、トヨタの中でも最上級のミニバンとして位置付けられています。

アルファード同様にダブルウィッシュボーンリヤサスペンション採用で走行中でも揺れが少なく、長旅でも快適な車内空間を維持してくれます。

トヨタ「ランドクルーザープラド」

全長 4,825mm
全幅 1,885mm
全高 1,850mm
最小回転半径 5.8m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 8.3(6.1/8.5/9.7)km/L
価格 3,676,000円(税込)~

 

トヨタのランドクルーザープラドは街乗りに適したクールでかっこいい SUV車で、とても人気があります。車体骨格にラダーフレームを採用しており、耐久性が高い点が特徴のひとつです。また、全高が高いのでその点でも悪路を安定した走行が可能です。

トヨタ「エスクァイア」

全長 4,695mm
全幅 1,695mm
全高 1,825mm
最小回転半径 5,5m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 12.6〜22.8km/L
価格 2,963,400円(税込)~

トヨタのエスクァイアは、2014年に発売して以来2021年に生産終了した7人乗りの車です。3ナンバーであるアルファードやヴェルファイアと違い、エスクァイアは5ナンバーのコンパクトミニバンです。

上記の車種同様、エスクァイアは高級志向の車体デザインと優れた走行性能を誇っていますが、差別化ができず販売台数が伸び悩みました。一方で、小型車両なので取り回しよく高い利便性を持っています。気になる方は、モビリコで中古車検索をしてみましょう。

トヨタ「シエンタ」

全長 4,260mm
全幅 1,695mm
全高 1,695mm
最小回転半径 5.0m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 12.6〜22.8km/L
価格 1,950,000円(税込)~

トヨタのシエンタは、十分な荷室を設けたコンパクトミニバンです。開口部が広くたっぷり入る荷室は荷降ろしが楽です。

また、7人乗りとは思えないほど取り回しの良いコンパクトボディは小型車両に区分され、5ナンバーの車になります。そしてシエンタの低床なボディは小さなお子さんの乗り降りも安心で、幅広い層に支持されています。

大人数で乗りたいけれどもあまり大型車の運転には慣れていない、という方にはおすすめの一台です。

トヨタ「グランエース」

おすすめ理由

全長 5,300mm
全幅 1,970mm
全高 1,990mm
最小回転半径 5.6m
乗員数 8人
燃費(カタログ燃費) 10.0km/L
価格 6,200,000円(税込)~

グランエースはヴェルファイヤ、アルファードよりもさらに大きな車体でミニバンの中では最大級の大きさを誇ります。外装は圧倒的な存在感があり、室内は移動するプライベート空間をコンセプトにファーストクラスをイメージさせる豪華なつくりとなっています。

また、キャプテンシート採用でくつろぐことができますが、4列目は少し小さめなので必要がなければ畳んでおくのが無難です。急なお客様の場合には、8人乗りもできます。

そして、大きな車体ながら小回りが利き、車体は高重量ですが、走行性能が高いところが特徴的です。

トヨタ「ランドクルーザー」

全長 4,950mm
全幅 1,980mm
全高 1,925mm
最小回転半径 5.9m
乗員数 7人
燃費(カタログ燃費) 8.0km/l
価格 5,100,000円(税込)~

トヨタランドクルーザーは、プラドよりも前に発売された車種です。1951年に誕生し、現行で6代目となる300系になり、増々人気を集めています。プラドと同じく悪路を完全走破する事をコンセプトとし、頑丈さと耐久性を兼ね備えています。

また、室内は木目調で統一されていて、高級感溢れる作りが魅力的です。7人乗りは3列目シートの収納の仕方が変更され、ラゲッジスペース(荷室)の使い勝手が良くなっていることが特徴となります。

まとめ

大人数で移動ができるファミリーカーは8人乗りではなく、7人乗りの車が人気です。なぜなら、車両設計で車内が広々した車が多く、7人で乗車しても快適な時間を過ごせるからです。

また、車体は2ボックスタイプが主で座席を倒せば、大きな荷物を積載でき使い勝手がいいのも人気の理由です。そして、現在は車中泊など場所にとらわれないカーライフを過ごす人も増えている点も追い風となっています。

本記事では、7人乗りのボディタイプの特徴や、車選びのポイントを紹介しました。車の使用目的や用途に合わせて、7人乗り・8人乗りなど乗車定員から車を選ぶのも選択方法のひとつだということがお判りいただけたかと思います。

おすすめした車両では、生産終了した車種もありますので、参考になればモビリコで検索してみましょう。あなたにぴったりな7人乗りの車が見つかるはずです。

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