車の故障

クルマから変な音がする、エアコンがかからない…など、クルマが故障したかも?と不安になったことはありませんか?
クルマが故障してしまうと、どうすれば良いのかわからず、あわててしまうこともあるかもしれません。

クルマの不調にはさまざまな症状があり、症状によって原因が推測できる場合があります。
症状や対処法がわかっていれば、いざというときに落ち着いて行動できますね。

今回は、クルマの故障の原因について、症状別に解説するとともに、路上でクルマが故障してしまった時の対処法や、故障を予防する方法についてなど、さまざまな情報を紹介します。
万一の時のために、ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

車の故障しやすい箇所は?

クルマは、どのような箇所の故障が多いのでしょうか。
国土交通省「令和3年度路上故障の実態調査結果」によると、一般道路と高速道路における故障発生件数の多い箇所ランキングは、下記の通りです。

箇所ランキング一般道、高速道路ともに、タイヤが最も故障しやすい箇所といえます。
その他にもオルタネータバッテリー冷却水、その他にもクラッチトランスミッション潤滑油などが故障箇所として報告されています。

故障しやすい箇所について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

タイヤ

最も故障しやすい箇所はタイヤ。
タイヤは長期間装着していたり、長距離を走ったりすると不具合が起こりやすい箇所です。

また、走行時に何かに接触したり踏んでしまったりすることで、パンクの原因にもなります。

 

バッテリー

バッテリーは、クルマのエンジンのほか、エアコンやライトなどの電気系統を動かすために重要な部分です。
バッテリーに電気を貯めてさまざまな装置を動かすため、バッテリーに不具合があれば、まずエンジンがかかりません

エアコンやライトのつけっぱなしなどにより、使用電気量がバッテリーに貯まった電気量を上回った場合にもエンジンがかからなくなります。

 

冷却水

熱くなったエンジンを冷却するのが、冷却水の役割です。
エンジン動作中は、常にラジエーターで冷却水が冷やされており、冷やされた冷却水がエンジンへ送られ、エンジンを冷やします。

冷却水がラジエーターやエンジン周りを循環する際に漏れなどが発生すると故障につながります。

 

クラッチ

エンジンの動力を変速機であるトランスミッションに伝えるクラッチ。

クラッチは、クルマの速度をコントロールする役割の一部を担っているため、不具合があるとクルマの速度が上がらなくなります

 

トランスミッション

トランスミッションは、速度や負荷に応じてクルマのギアを切り替える仕組みです。
MT車はドライバーが手動で切り替えますが、AT車は自動で切り替わるようになっています。
トランスミッションが故障すると、加速のしやすさや燃費などに影響が出ます

 

潤滑油

エンジンなどの機械を動かす際、機械の摩擦部分をスムーズに動かすために活躍する潤滑油。
潤滑油が漏れたり、古くなったりしていると、エンジン周りにさまざまな不具合を引き起こします。

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車が故障したかも?症状と原因を解説

車が故障

クルマが故障したかも?と思った場合、どのような症状が見られるのでしょうか。
クルマの故障やトラブルにはさまざまなものがあり、症状によって原因も変わります。
故障の症状と原因をいくつか解説します。

 

症状①クルマから異音がする

クルマから普段と違う音が聞こえる場合は、どこかで故障が起きている可能性があります。
異音の種類別に、考えられる故障の原因を解説します。

 

キュルキュル

スピードの加速や減速時、アイドリング中に「キュルキュル」という音が聞こえる症状がある場合は、エンジンに組み込まれているベルトに原因がある可能性があります。

ベルトに水やオイルが付着していたり、ベルトそのものが劣化することにより「キュルキュル」という音を出します。

 

ゴロゴロ、ガラガラ

アクセルを踏んだときなどに「ゴロゴロ」「ガラガラ」という音がする場合は、エンジンオイルの不足や劣化が考えられます。
また、エンジンの燃焼に不具合がある場合も「ゴロゴロ」「ガラガラ」といった音がすることがあるので、このような音がした場合はすぐに対処しましょう。

 

カンカン、キンキン、カリカリ

金属がぶつかり合うような「カンカン」「キンキン」「カリカリ」という音がする場合は、オーバーヒートの可能性があります。
エンジンが十分に冷却されていない場合に起こる異音のため、冷却水やラジエーターに何らかの不具合が起きている可能性が高いでしょう。

また、遮熱版に不具合がある場合も「カンカン」という音がすることがあります。

遮熱版はエンジンから来る熱を遮断するためのパーツです。
走行前から「カンカン」という音がし、走行しても解消されていない場合は、マフラーと車体が当たっていることが原因として考えられます。

 

キーキー

「キーキー」という甲高い音が聴こえる症状は、ブレーキパッドに不具合が起きている可能性があります。
ブレーキパッドは、ブレーキを踏んだ際に摩擦によってタイヤの回転をおさえる機能を持つ部分です。
ブレーキパッドが劣化していたり、摩耗していたりする場合、「キーキー」という音をたてることがあります。

 

ゴー

ブレーキを踏んだ際に「ゴー」という音がする症状は、ブレーキパッドの動きを制御されていたり、ブレーキ時の摩擦熱を逃がすためのブレーキキャリパーに原因がある可能性が考えられます。
ブレーキキャリパーに錆があると、「ゴー」という音の原因になるため注意が必要です。

 

ボー、ブォー

マフラー付近から「ボー」「ブォー」という低い音がする場合は、他の場所から排気が漏れていることが原因かもしれません。
マフラーの接合部が破損していたり、マフラーに破損や腐食が見られたりする場合に聞こえる音です。

 

カラカラ

排気系付近から「カラカラ」という音がした場合は、排気系に石などの異物が入っていたりマフラーの部品が劣化していたりすることが原因の可能性があります。

 

症状②クルマから異臭がする

クルマから異臭がする場合も、クルマに何らかの故障が見られるサインです。
異臭の種類別に、考えられる原因を紹介します。

 

ゴムがこげるにおい

ゴムが焼けこげるようなにおいがする症状の場合は、タイヤかエンジンの不具合が考えられます。

タイヤから異臭がする場合は、タイヤが劣化して摩擦がおき、正常に回転していない恐れがあります。

エンジンから異臭がする場合は、エンジン内のベルトが劣化していたり、エンジンオイルが漏れてこげていたりする可能性があります。

 

ワインのような甘いにおい

ワインのような甘いにおいがする場合は、冷却水が漏れている可能性があります。

冷却水にはエチレングリコールという凍結防止成分が含まれており、甘いにおいの原因がこのエチレングリコールです。
冷却水を入れたタンクやホースなどの破損が考えられます。

 

生臭いにおい

エアコンをつけたときに生臭いにおいを感じる場合は、エアコンのフィルターに埃がつまっていたりカビが生えたりしている可能性が考えられます。

クルマのエアコンはご自身での掃除が難しい部分が多いため、汚れが気になる場合は業者に掃除を依頼するのが安心です。

 

金属のにおい

金属のにおい金属がこげるようなにおいがする場合、原因の多くはサイドブレーキを踏んだままの走行です。

 

ガソリンのにおい

ガソリンのにおいがする場合は、ガソリン漏れを疑いましょう。
燃料タンクや燃料ホース、ガスケットなどからガソリンが漏れていることが原因の可能性があり、非常に危険な状態です。

 

症状③エンジンがかからない

クルマを動かそうとして、エンジンがかからないという場合には、さまざまな原因が考えられます。

まず考えられるのは、バッテリーが上がっている可能性です。
ライトやエアコンなどの電気系統を使いすぎると、バッテリーの電気がゼロになり、エンジンがかかりません。

他にも、強い電流が流れたことによるヒューズの断線、エンジンを始動させるためのセルモーターの故障、発電機能を持っているオルタネーターの故障なども考えられます。

また、冷却水周りの故障によりエンジンに熱がこもりすぎてオーバーヒートを起こした場合も、エンジンがかからないことがあります。

 

症状④運転していて走行感に違和感がある

走っているときにハンドル操作が思うようにいかない加速がうまくできないなどの違和感を覚えたときも、クルマになんらかの故障が起きている可能性があります。

走行感に違和感がある場合は、タイヤに異常があったり、パワーステアリングが故障していることなどが原因として考えられます。
すぐに原因を突き止めるのが難しい場合も多い症状のため、プロに点検を依頼するのが安心です。

 

症状⑤エアコンがききづらい

エアコンの故障には、空気を冷やすためにある冷媒ガスの循環やエアコンフィルターの異常エアコンの空気を車内に送り込むファンの故障など、さまざまな原因があります。

 

車が故障して動かないときの対処法を確認!

もしクルマが故障してしまって動かないときには、どのように対応すれば良いのでしょうか。
クルマの故障は予兆が感じられるものもありますが、ある日突然起こってしまう場合もあります。
あらかじめ対処法を知っておくことで、慌てず安全に対応できますよ!

クルマが故障して動かないときの対処法は、下記のような流れに沿って行います。

  1. 後続のクルマに注意し安全な場所で停車する
  2. 赤色灯などで警告を出す
  3. 一度落ち着く
  4. 自分で応急処置をする
  5. 警察やJAF、ロードサービスに連絡
  6. 安全な場所で待つ
  7. 応急処置を受ける
  8. ディーラーや工場等で修理点検をしてもらう

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

 

①後続のクルマに注意し安全な場所で停車する

クルマが突然故障して動かなくなった場合は、後続のクルマに追突されないよう、安全な場所で停車しましょう。
ハザードランプを点灯させられる場合は点灯させます。
できるだけ端に寄せて停車しましょう。

停車したら、安全を確認してクルマから降り、クルマの確認をします。
慌ててクルマから降りてしまうと、後続のクルマにはねられてしまう可能性もあり、大変危険です。
クルマから降りる場合は周りの様子をしっかり確認しましょう。

 

②赤色灯(発煙筒)などで警告を出す

後から走ってきたクルマが、停車に気づかず衝突する可能性もあります。
そうならないために、赤色灯(発煙筒)三角表示板を設置して後方のクルマに注意喚起をします。

 

③一度落ち着く

クルマと自分の安全を確保したら、深呼吸をして一度落ち着きましょう
慌てたり焦ったりして行動を起こすと思わぬ事故につながる可能性があります。

落ち着いたら、クルマが故障した原因を考えます。
クルマのエンジンから煙が出ていたりガソリン漏れの可能性がある場合は危険なのでクルマから離れましょう

 

④自分で応急処置をする

自分で応急処置ができる故障の場合は、自分で対応します。
例えば、タイヤがパンクしたときはタイヤの修理キットを利用すれば当面運転ができます。

しかし、エンジンや電気系統の故障の場合は自己判断で応急処置をすると危険です。
その場合の応急処置はプロに任せましょう。

 

⑤警察やロードサービスに連絡

自分で応急処置が不可能な場合は、警察や自動車保険のロードサービスなどに連絡します。
場所や車種などの特徴を正確に伝えましょう。

 

⑥安全な場所で待つ

安全な場所で、警察やロードサービスの到着を待ちます。
車内で待つ人もいますが、クルマが後続車に追突される可能性もあります。

自分の安全が確保できる場所がある場合は、車外で待ちましょう

 

⑦応急処置を受ける

ロードサービスが到着したら、応急処置を受けます。
クルマの故障時に感じた異音や異臭などの状況を説明しましょう。

応急処置でクルマが動かない場合は、レッカー移動をしてもらう場合もあります。

 

⑧ディーラーや工場等で修理点検をしてもらう

応急処置でクルマが動けば、ディーラーや整備工場などでクルマの修理をしてもらいましょう。
応急処置だけでクルマが問題なく動くようになったとしても、他に問題がないかしっかり点検・整備をしてもらうことをおすすめします。

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1年間、何らかの故障が生じた場合にクルマの購入価格までを限度として保証修理が受けられます。

中古車の保証に関して、「中古車の保証は重要!最適な保証期間や付けないことでのリスクも解説」もぜひ参考にしてくださいね。

 

車が故障しやすくなる条件とは?

スタットレスタイヤ

クルマが故障しやすくなる条件にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

クルマの使い方

走行距離が多い場合や、急発進や急停車などを頻繁にしている場合は、エンジンやブレーキ周り、タイヤなどに負担がかかりやすいため故障しやすくなるといえるでしょう。

また、エンジンをかけたり止めたりを短時間で繰り返すことも、クルマが故障しやすくなる原因の一つです。
クルマは、エンジンをかける際に最も大きな負荷がかかるため、エンジンを短時間で何度もかけるのは高リスクといえるでしょう。

 

季節

季節によっても、クルマが故障しやすくなります。

例えば、夏の炎天下や冬の寒い時期にエアコンを使う場合
エアコンの稼働が激しくなると、バッテリーが上がってクルマが動かせなくなる可能性があります。

また、冬には雪のせいで道路にある障害物を発見できずに踏んでしまうことで、タイヤがパンクしてしまうこともあります。

 

車の故障を防ぐためには?予防法や対策をチェック

車の整備士

クルマの故障を防ぐためにとるべき対策や予防法を紹介します。

 

メンテナンスをおこたらない

日々、自分でクルマに異変がないか点検し、メンテナンスすることも大切です。

エンジンオイルが古くなっていないか、漏れていないか、タイヤはすり減ったり傷がついていたりしていないか、エアフィルターが汚れていないか、などこまめに点検しましょう。

クルマには、さまざまな不調に関して警告灯を表示するものもあり、警告灯が点灯していたらすぐに点検してもらうことも大切です。

 

業者にこまめに修理点検をしてもらう

クルマのプロにこまめに修理点検をしてもらうことも、クルマの大きな故障を防ぐために大切です。
クルマはさまざまな部品やシステムが複雑に関わりあっています。
そのため、小さな不具合が、後々大きな故障につながる可能性もあります。

12カ月点検、24カ月点検、車検以外にも、気になることがあればこまめに点検してもらいましょう。
クルマを走らせて違和感を感じたら、そのまま放っておくのではなく早めにプロに見てもらうのが一番です。

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まとめ

クルマの故障しやすい箇所には、タイヤをはじめ、オルタネータやバッテリー、冷却水、クラッチやトランスミッション、潤滑油などがあげられます。

クルマが故障した際の症状としては、異音や異臭がしたり、走行感に違和感があったりする場合があります。
異音や異臭はその症状によって原因が異なり、エンジンやブレーキ系統、エアコンの問題などさまざま。
何らかの異変があった場合は、ディーラーや整備工場などで点検してもらいましょう。

クルマが故障して動かなくなった場合は、まずクルマと自身の安全を確保してからロードサービスなどに連絡します。
ロードサービスなどで応急処置をしてもらった後は、必ずディーラーや整備工場などでプロによる点検・修理を受けましょう。

クルマが故障しやすくなる原因として、走行距離の多さや、急発進や急ブレーキ、エンジンをかける頻度などが考えられます。
他にも、夏や冬にエアコンのかけすぎによる電力不足や、雪で障害物が見えないことによるパンク、フロントガラスの凍結など、季節による故障もあるため注意が必要です。

クルマの故障を防ぐためには、日々の点検をおこたらないこと、業者に定期的に点検をしてもらうことがおすすめです。
万一の際、安心して修理を依頼できるよう、保証サービス等を利用するのもおすすめです。

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