トヨタでは、クラウンシリーズの第3弾モデルとして新型クラウンセダンを2023年11月13日に発売しました。

「これからの時代のクラウンらしさ」をテーマに登場した4種類のクラウンは以下のとおりです。

• クラウン クロスオーバー
• クラウン スポーツ
• クラウン セダン
• クラウン エステート

4種類の中でもクラウンセダンは、「オーソドックスなセダンはつくりたくない」という思いから、内装・外装デザインが大きく進化しています。

そんな新型クラウンセダンが気になる方も多いのではないでしょうか？

今回は、新型クラウンセダンの概要やグレードごとの特徴、新車・中古車価格まで詳しく解説します。

新型クラウンセダンの基本スペックを解説

ここからは新型クラウンセダンの基本スペックを解説します。

新型クラウンセダンの基本スペック

• ボディサイズ・パワーユニット
• 内装（インテリア）の特徴
• 外装（エクステリア）の特徴

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ボディサイズ・パワーユニット

新型クラウンセダンのボディサイズやパワーユニットの情報を以下にまとめました。

	ハイブリッド車	燃料電池車
グレード	Z
全長（mm）	5,030
全幅（mm）	1,890
全高（mm）	1,475
室内長（mm）	1,970
室内幅（mm）	1,595
室内高（mm）	1,135
乗車定員	5
最低地上高（mm）	130	135
モーター最大トルク<ネット>（N・m（kgf・m）/r.p.m.）	300（30.6）	300（30.6）/0〜3,267
モーター最大出力<ネット>（kW（PS）/r.p.m.）	132（180）	134（182）/6,940
総排気量（L）	2,487	–

引用：[トヨタ自動車]

ボディサイズやパワーユニットを比較しても、ハイブリッド車と燃料電池車はどちらもほとんど違いはありません。

あえて違いを挙げるとすると、燃料電池車はエンジンではなく水素を原料にする燃料電池によって走行しているため排気量がゼロです。

CO2排出が全くない点は、ハイブリッド車にはない特徴といえるでしょう。

内装（インテリア）の特徴

インテリアの特徴で注目して欲しいのは、おもてなしの心です。

新型クラウンセダンは、「極上の移動空間」をテーマに後席にゆとりと高級感あふれる装飾・装備を追加しています。

• リラクゼーション機能
• 日差しを遮る電動式サンシェード
• 大型の杢目調パネル
• LED照明

特にサンシェードやリヤトリムのLED照明などの装備は、日本ならではの光による演出を目指しており、柔らかい日差しを感じられる心遣いが感じられます。

これまでのクラウンセダンとは違った高級感・おもてなしの心をインテリア装備の隅々から感じられるでしょう。

外装（エクステリア）の特徴

新型クラウンセダンのエクステリアは、従来のクラウンセダンと比較して、水平基調の伸びやかさを強調しています。

美しさだけでなく鋭さやワイドさを引き立てるため、大型台形グリルやハンマーヘッドを組み合わせており、これまでと違ったフロントデザインが実現しました。

「ニューフォーマル」という新たな価値観を目指した新型クラウンセダンのエクステリアデザインは、これまでのセダン好きだけでなく新しい層のユーザーにも魅力的に映るでしょう。

安全機能の特徴

快適な車内空間は、安全性の高さもサポートしています。

新型クラウンセダンには、以下の安全機能（パッケージ）を搭載しています。

• トヨタ チームメイト
• Toyota Safety Sense
• セーフティ・サポートカーS＜ワイド＞

たとえばトヨタ チームメイトでは、アドバンストパークによる駐車のサポートや、アドバンスト ドライブによる渋滞時の運転支援を受けることが可能。

さらに、事故を未然に防ぐための緊急時操舵支援やプリクラッシュセーフティなどの機能も充実しています。

トヨタ最先端の安全機能が搭載していることからも、新型クラウンセダンも魅力はさらに高まるでしょう。

新型クラウンのグレードごとの特徴を解説 

ここからはグレード別の新型クラウンセダンの特徴や魅力を紹介します。

新型クラウンのグレードごとの特徴

• Z｜ハイブリッド車
• Z｜燃料電池車

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Z｜ハイブリッド車

新型クラウンのハイブリッド車は、静かさと力強い走りを両立したモデルです。

搭載されている2.5Lマルチステージハイブリッドシステムは、2基のモーターで構成されており、高い燃焼効率・高出力を両立しています。

また、ハイブリッド車はモーターとガソリンエンジンを使い分けられる点が魅力です。

ガソリンエンジンでの走行時は、力強い走りを低燃費で実現できるように2.5Lエンジンを搭載。

10段変速制御により、加速に従ってスムーズなギアチェンジも可能です。

ハイブリッド車でありながら、マニュアル車のようなギアチェンジを味わいたい方にピッタリのモデルといえるでしょう。

Z｜燃料電池車

新型クラウンのZグレードには燃料電池車も用意されています。

燃料電池車とは、水素を燃料に動く車のこと。

走行中にCO2を一切排出しない電動車として、環境に配慮した車を持ちたい方におすすめです。

新型クラウンの燃料電池車には3本の高圧水素タンク・燃料電池などを搭載しており、1回あたり約3分の水素充填で約820kmも走行できる点が大きな強みです。

燃料が水素だからといって走行性能が落ちることなく、静粛性と力強さを兼ね備えた走行を実現しています。

新型クラウンセダンの魅力

新型クラウンセダンには以下の魅力があります。

• 環境に配慮された燃費性能
• 車での過ごし方が変わる便利機能を豊富に搭載
• 優れた操舵性や走行性能の高さを実現

トヨタは、新型クラウンセダンについて「セダン再発見」と定義しています。

走行性能・安全機能・インテリアやエクステリアすべてをリニューアルしたことで、新スタイルを確率した新型クラウンセダンは、パーソナルとしてもビジネスとしても活躍するでしょう。

これまでと違ったクラウンセダンを体験してみたい方は、一度試乗してその違いを体感してみてください。

新型クラウンセダンの新車価格を紹介

ここからは新型クラウンセダンの新車価格を紹介します。

新型クラウンセダンはZグレードのみですが、ハイブリッド車・燃料電池車の2種類に分かれます。

それぞれの車両本体価格は以下のとおりです。

種類	グレード	駆動	車両本体価格
ハイブリッド車	Z	2WD	7,300,000円
燃料電池車	Z	2WD	8,300,000円

引用：[トヨタ自動車]

ハイブリッド車でさえ車両本体価格が730万円からということで、車両本体価格にさらに税金やオプション機能が加われば800万円台になる可能性もあります。

新型クラウンセダンの中古車価格を紹介

新型クラウンセダンを新車で購入するには予算が足りない、と考える人には、中古車の購入を検討するのがおすすめです。

ここからは新型クラウンセダンの中古車価格をまとめました。

	中古車平均価格	中古車価格帯
カーセンサー	803.6万円	735～890万円
グーネット	534.4万円	349.4〜892万円

引用：[カーセンサー],[グーネット]（2024年10月28日時点）

新車価格と比較すると、平均価格はやや低くなっています。

ただ、価格帯を見ると新車よりも金額が高いものもあり、これはカスタムパーツ込みの値段が設定されているからだと考えられます。

中古車であれば、新車購入時に追加するカスタムやオプションパーツも付属した状態で手に入れられる点が魅力です。

まとめ

今回は新型クラウンセダンについて、基本スペックや特徴、グレードごとの魅力などを詳しく解説しました。

新型クラウンセダンはハイブリッド車と燃料電池車の2種類を用意しており、エクステリア・インテリアともにこれまでのクラウンとは違った高級感・居心地の良さを実現しています。

新車・中古車価格を比較しましたが、新型クラウンセダンをお得にすぐに手に入れたいと考える方は中古車購入を検討するのがおすすめです。

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