トヨタから発売されているアクアは市街地や街中で乗ることに適している車というイメージが強いのではないでしょうか。
実はちょっとしたコツや工夫を凝らすことで車中泊は可能になるため、アウトドアシーンでの活躍など意外な一面を見ることもできます。
本記事ではアクアで車中泊可能なスペースを確保するための方法や、オススメ車中泊グッズについて解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
アクアとは?
2011年に登場して以来、いまだに多くのユーザーから高い人気を誇っているのが、トヨタのアクアです。
トヨタが開発した量産型のハイブリットカーとして人気を持っており、圧倒的な燃費性能が人気の理由として挙げられます。燃費性能は世界のトップクラスと言われており、カタログ燃費は驚きの33.6/L~35.8/Lを実現しているのです。小さな車体ならではのフットワークの軽さも魅力的です。
そして、2021年にはボディーカラーを重視し全9色の豊富なカラーバリエーションを発表しました。
乗り心地も優れており、低重心で安定感も抜群です。コンパクトカーは小さいというだけで揺れがダイレクトに伝わったり乗り心地の悪さを感じることが多いですが、アクアはそういった心配は少ないです。本記事では、そんなコンパクトカー、アクアでも車中泊をすることが可能なのか解説していきたいと思います。
アクアで車中泊はできる?
結論「可能」です。
しかし、一人車中泊に向いていると言えます。その理由についてもここから解説していきたいと思いますので最後まで読んで参考にしてみてください。
トヨタアクアは人気のコンパクトハイブリットカーです。低燃費で取り回しが良いため街乗りで活躍するイメージが強いと思います。しかし、ちょっとした工夫を凝らすことで車中泊も可能となりアウトドアシーンでも活躍する場面が訪れると思います。
ここから紹介する方法でアクアの室内アレンジをしてみると、確保するのが難しそうに見える室内の広さを1,650mmまで広げるすることができます。
身長が165cm以上の方でも体を斜めにすれば足を伸ばして寝ることができるため、1人車中泊にはおすすめです。
アクア内装・寸法
アクアグレード | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
新型アクア | 約1,830mm | 約1,425mm | 約1,190mm |
旧型アクア | 約2,015mm | 約1,395mm | 約1,175mm |
新型アクアより旧型のほうが多少サイズが大きく、旧型アクアのほうが185mm大きいサイズとなっています。
一方、新型アクアは室内幅と室内高に若干のゆとりを確保できています。
また、新型アクアでは後部座席の窓の形が変わり、窓の面積が狭くなったことで多少窮屈さを感じる方もいるかもしれません。しかし、室内空間自体が大幅に狭くなったわけではないため、コンパクトカーとしては十分の広さであると言えます。
新型アクアは車中泊が快適に?!
アクアで車中泊を過ごすためには後部座席とラゲッジスペースの段差をなくすことが必須になります。
現在のアクアには「フルフラットボード」を装着したモデルがあります。それは「商用車モデル」です。アクアは乗用車としてメインのコンパクトカーですが、燃費の良さやコンパクトさは商用車としての需要があるようです。
ビジネス使用の商用車モデルには専用の装備「フルフラットボード」が設定されています。このボードを使うことにより、ラゲッジスペースの段差にぴったりフィットさせられるため、ラゲッジスペースの段差をなくし、寝転がった際に違和感がなくなります。
この装備は商用車としての使用頻度の高いラゲッジスペースの利便性向上で設定されているものですが、車中泊用としても利用できるでしょう。
また、フラットボードの下にはアンダーラゲッジとして使えるスペースが残っているので、使い勝手が良いです。フルフラットボードは商用モデルのアクア専用の装備ですので、乗用車使用のアクアには装備されていません。
ですので、車中泊、アウトドアが趣味の方には必須の装備であると言えるのでぜひ購入を検討してみてください。また、社外品もありますので既にアクアを購入して車中泊をしたいと考えている方もそちらを使えば対応できますので、取り付けると良いでしょう。
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車中泊をするために実施するべきこと
アクアで車中泊をするためには準備が必要になりますので、確認していきましょう。
シートアレンジを施す
実際に車中泊をするためには、シートをアレンジしなければいけません。まずはシートを確認していきましょう。
前提条件として、アクアは後部座席を倒してもフルフラットにはなりません。後部座席の下にバッテリーが隠れているためどうしてもラゲッジスペースとの間に段差ができてしまうのです。
そして、前席と後部座席の間に隙間ができてしまいます。この隙間を解消するためには、アイテムや荷物を積んで強制的にフルフラットにしなければなりません。
段差の寸法は以下の通りです。
奥行き | 幅 | 高さ | |
アクア | 68cm | 100cm | 20cm |
段差の高さは思った以上にあるため、これを対策しないで一晩過ごすことは体を痛めたり寝違えをしてしまったりなどあまりおすすめできません。
そこで、ホームセンターなどで販売しているコンテナボックスを活用しましょう。
高さが20cm手前のボックスが二つあればすっぽりと段差と隙間を埋めることができます。そこに板を載せたりするとフルフラットにすることができます。
前席と後部座席の隙間を埋める
後部座席とラゲッジスペースをフルフラットにすると、165cm前後の方なら余裕を持って寝っ転がることができます。
しかし、身長の高い方は前席と後部座席の隙間を埋めて頭を置く場所を作る必要があります。前席を思いっきり前に出せば37cmほど隙間ができます。しかし、この37cmを埋めなければ有効的にスペースを活用できません。
そこで、荷物を詰めたりして隙間を埋めていきましょう。先ほど紹介したコンテナボックスなどを利用すれば、収納としても活用することができます。
アクアで快適に寝る方法を解説
ここまで紹介したことを全て対策すれば、基本的には余裕を持って寝ることができます。さらに、もう一工夫を凝らすことでさらに寝やすい車内にすることができます。
ここから解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
小物を枕元に置く
寝る際にリアシートの窓際に頭を近づけて寝ることになると思います。その際、窓枠の上にある手をかける部分にカゴなどを吊るしておくと便利です。そこにスマホや鍵を入れておく事ができるので、よくスマホや鍵をなくしてしまうという人でも安心ですね。
小物をどこかに置いて寝るのもいいですが、車内は所々に隙間がありその隙間に落ちてしまうと厄介です。特に鍵をなくしてしまうとエンジンをかけられませんし、車を出る際に鍵をかけなければ荒らされたり何か盗まれる原因にもなります。
そこで、カゴや小物入れを吊るしておけば隙間に落ちて失くす原因も避けることができます。
アクアの室内の高さは70cmに満たないため、頭を打たないよう、可能ならば頻繁に寝起きすることは避けたいですよね。寝っ転がったままでも行動できるように枕元に使いそうなものや重要なものはまとめておくようにしましょう。
斜めに足を伸ばして寝る
168cm以上の方がアクアで寝る場合は車内で斜めに寝ることをおすすめします。
ぎりぎり身長がアクアの車内で寝れるという方でも後部座席からラゲッジスペースにかけて傾斜があるため、足を曲げて寝ると体を痛める可能性があります。足を伸ばし切れるように調整してみましょう。
プライバシーシェードを使用
プライバシーシェードとは車用のカーテンのようなものです。外から中が見えないようにしたり、車内を快適に過ごせるためには必須のアイテムです。
車中泊をする際、窓から照明やヘッドライトなどの光が入ってきて、外からの明かりでなかなか寝付けないという方も多いのではないでしょうか。また、目隠しをしていない状態だと、外から中が丸見えになってしまうので、盗難やトラブルの危険が高まってしまいます。
他にも、冬場は窓ガラスが結露することで、窓際が濡れた状態が長時間続き車内が寒くなってしまう可能性もあります。
こういった問題を解決してくれるのがプライバシーシェードであり、ブライパシーや防犯面を考えると、一人で車中泊をする際は必須のアイテムであると言えるでしょう。
車中泊におすすめなグッズ
ここでは車中泊をするにあたってあれば大活躍するアイテムについて紹介していきたいと思います。
スリーピングマット・車中泊専用マット
収納性が高いマットを選ぶことをおすすめします。車内に布団や普通のシートを引いて寝るのもいいですが、凸凹や傾斜があるためあまりおすすめできません。
程よい厚みとクッション性があるものを選ぶことによって寝心地も快適になります。布団やベットのような感覚で使えるので、観光や趣味などで車中泊をするときも、ぐっすり眠れて翌日も思いっきり楽しむことができます。
車でよく出かけるときは車中泊専用マットがあると非常に便利です。使わない時はコンパクトに折りたためるものなら、車に常に積んで置けますし、何らかのアクシデントで車中泊をしなければいけないとなったときも安心です。
ライト
もちろん車内ランプを使えば、別途ライトを用意する必要性は感じられないかもしれません。しかし、一晩中ルームライトを使うわけにはいきませんよね。というのも、ルームライトを付けっぱなしにしておくと車のバッテリーが上がり次の日に移動できなくなるかもしれないからです。そういった危険性を考えるとライトは買っておく必要があると言えます。
買う際は「充電式か電池式」を選ぶことをオススメします。
さらに、明るすぎないという点も重要になります。明るすぎると寝付けなかったり目が疲れてしまったり、非常事態の時に車外に出るときに目が慣れて認識をするまでに時間がかかってしまうこともあります。
ライトは車中泊で色々な場面で役立ちますので、必ず買うようにしましょう。
ポータブル電源
屋外でも電化製品が使えるようになるので必須です。車で充電すればいいのですが、多くの車中泊ができる駐車場では夜間はエンジンを切るように促されます。そういった場合は電源が確保できないため、携帯電話の充電が不可能になってしまいます。
そこで、ポータブル電源を用意することにより携帯の充電はもちろん、電化製品も使えるようになります。
冬場は電気毛布を使って暖を取ったり、夏は小型冷蔵庫を使い食材や飲み物を冷やしたりなど様々な用途に利用することができます。
ポータブル電源を用意しておくことで、さらに快適な車中泊をすることが出来るので、ぜひチェックしておきましょう。
結露とり
車中泊をする際は結露が発生します。この結露は車内を冷やす原因にもなりますし、湿気によるカビの発生原因にもなります。
例えば車のシートや足元マットが布製の場合はそういった部分からカビが発生します。
後部座席の窓やリアガラスの結露、全ての窓を拭き取っておかないとカビの発生原因になります。しっかりとした対策を行わないと室内装備だけではなく車中泊の装備にもカビを発生させる原因になってしまうため、用意しておきましょう。
車中泊の場合は布団やマットを干すといった大掛かりな作業はできません。そこで、車内でできる限りの対策をとることが必要になります。
カビが生えた空間で寝泊まりをしたり車中泊をしたりするのは避けたいですよね。長期間の車中泊を行う場合は結露トリを利用してカビ対策や寒さ対策をしましょう。
まとめ
アクアでは車中泊ができるということが分かっていただけたと思います。一見難しそうに見えるアクアでの車中泊ですが、対策方法によっては快適に車中泊を楽しむことができます。
「備えあれば憂いなし」ということわざがある通り、熟睡するためのスリーピングマット、携帯や電化製品を使うためのポータブル電源、夜中に行動するためのライト、プライバシー保護や結露の防止、遮光に役立つカーテン、車内の快適さとカビを防ぐための結露とりなど用意しておきたいものはたくさんあります。
車中泊をするのに役立つアイテムを揃えておけば、より快適なアクア車中泊ライフを過ごせることでしょう。
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