2022年のデビュー以来、日本の高級車の概念を大きく刷新したトヨタ・クラウンクロスオーバー。2024年4月の大幅な一部改良を経て、そのラインナップはより洗練されたものへと進化しました。
従来は設定が複雑だった「Advanced」や「Leather Package」といったオプションパッケージが整理され、上級装備が各グレードに標準化されたことで、直感的で選びやすいグレード体系へと再構築されています。さらに、アウトドアの機能性を高めた特別仕様車「RS “LANDSCAPE”」の登場により、選択肢は新しい広がりを見せています。
本記事では、全5グレード(RS “LANDSCAPE”、RS、Z、G、X)について、内外装のディテール、パワートレイン構造に基づくメンテナンス要件、大径タイヤを含む維持費のプランニング、演出しすぎない客観的なリセール評価、そして車中泊や長尺物積載を想定した空間ユーティリティに至るまで、長期的なカーライフを見据えた実践的な視点から、編集部解説として徹底的に比較・解説します。
目次
1. グレード体系と基本スペック・価格一覧

最新のラインナップは、搭載されるハイブリッドシステムの違いにより、大きく「2.4Lターボモデル(RS系)」と「2.5Lハイブリッドモデル(Z・G・X)」の2系統に分類されます。それぞれの新車車両本体価格および基本的な税制区分、ボディ寸法、車両重量は以下の通りです。
基本スペックおよび価格・税制区分比較表
※車両本体価格および公表スペックは2026年6月時点のメーカー公式情報に基づきます。
| グレード | 車両本体価格(税込) | パワートレインシステム | 排気量 | 駆動方式 | 使用燃料 | 自動車税(年間) |
| RS “LANDSCAPE” | 6,850,000円 | 2.4L ターボ デュアルブーストHEV | 2,393cc | E-Four Advanced | ハイオク | 43,500円 |
| RS | 6,700,000円 | 2.4L ターボ デュアルブーストHEV | 2,393cc | E-Four Advanced | ハイオク | 43,500円 |
| Z | 5,950,000円 | 2.5L シリーズパラレルHEV (THS-II) | 2,487cc | E-Four | レギュラー | 43,500円 |
| G | 5,150,000円 | 2.5L シリーズパラレルHEV (THS-II) | 2,487cc | E-Four | レギュラー | 43,500円 |
| X | 4,400,000円 | 2.5L シリーズパラレルHEV (THS-II) | 2,487cc | E-Four | レギュラー | 43,500円 |
排気量は2.4Lと2.5Lで異なりますが、日本の税制上はどちらも「2.0L超〜2.5L以下」の区分に該当するため、毎年の自動車税額(43,500円)は全グレードで共通となります。
ボディ寸法および車両重量・最小回転半径一覧
| グレード | 全長 × 全幅 × 全高 (mm) | 最低地上高 (mm) | 車両重量 (kg) | 最小回転半径 (m) |
| RS “LANDSCAPE” | 4,935 × 1,880 × 1,565 | 165 | 1,930 | 5.4 |
| RS | 4,930 × 1,840 × 1,540 | 145 | 1,920 | 5.4 |
| Z | 4,930 × 1,840 × 1,540 | 145 | 1,810 | 5.4 |
| G | 4,930 × 1,840 × 1,540 | 145 | 1,790 | 5.4 |
| X | 4,930 × 1,840 × 1,540 | 145 | 1,770 | 5.4 |
基本スペックから読み解く実用的な特徴

クラウンクロスオーバーのシャシー設計において特筆すべきは、全車に標準装備されている「DRS(ダイナミックリアステアリング:後輪操舵システム)」の存在です。全長4,930mm、全幅1,840mm(RS “LANDSCAPE”は1,880mm)という堂々たる体躯でありながら、最小回転半径はコンパクトカー並みの5.4mを実現しています。これにより、狭い路地での右左折や、都市部に多いマルチレベルの自走式・機械式駐車場における取り回しやすさが、全グレードに共通する大きな強みとなっています。
また、「G」および「X」グレードは、購入後にソフトウェアやハードウェアの機能を追加・更新できる「KINTO FACTORY(アップグレードレディ設計)」に対応しています。これは将来的な技術進化やオーナーのライフスタイルの変化に合わせて、車両の運転支援機能などを後から最適化していく新しい所有の形を考慮した設計です。
2. 外装(エクステリア)とボディカラーの展開
クロスオーバーの最大の特徴である「リフトアップされたシルエット」と「大径タイヤ」の組み合わせは、グレードによって細部の加飾やホイールデザインが異なり、車のキャラクターを決定づけます。
エクステリア装備と足回り仕様の細部比較表
| 装備・仕様 | RS “LANDSCAPE” | RS | Z | G | X |
| 標準タイヤサイズ | 245/60R18 | 225/45R21 | 225/45R21 | 225/45R21 | 225/55R19 |
| ホイールデザイン | 専用手切り風黒塗装 | 切削光輝+ブラック塗装 | ダークプレミアムメタリック | 切削光輝+ブラック塗装 | 切削光輝+シルバー塗装 |
| ヘッドランプ構造 | 4眼LED+クリアランスランプ | 4眼LED+クリアランスランプ | 4眼LED+クリアランスランプ | Bi-Beam LED | Bi-Beam LED |
| フロントグリル | マットガード一体型 | ピアノブラック加飾 | 漆黒メッキモール | メッキモール | ブラック樹脂 |
| ドア下モールディング | 専用スモールオーバーフェンダー | ブラックカラード/ブラック | ブラック | ブラック | ブラック |
| 特殊外装装備 | 牽引ヒッチメンバー、マッドガード | — | — | — | — |
足回りと加飾がもたらすキャラクターの違い
「Z」「G」「RS」に標準装備される「225/45R21」という大型サイズのタイヤは、フェンダーとの隙間を高い精度でコントロールし、ボディとの一体感を高めることで、クラウンクロスオーバーならではの力強い佇まいを生み出しています。大径でありながら、洗練された都市型プレミアムセダンとしての品格を損なわない絶妙なバランスが施されています。
これに対し、特別仕様車の「RS “LANDSCAPE”」は18インチのオールテレインタイヤと専用のオーバーフェンダー、さらには最低地上高を20mm高めた165mmの設定とすることで、本格的なオフロード・アウトドアスタイルへとアプローチを変更しています。牽引ヒッチメンバーや大型のマッドガードなど、実用的なギアとしての側面が強調されているのが特徴です。
グレード別ボディカラー展開および選択可否一覧
| ボディカラー(単色/2トーン) | RS “LANDSCAPE” | RS | Z | G | X |
| ブラック×アーバンカーキ | 専用標準設定 | 選択不可 | 選択不可 | 選択不可 | 選択不可 |
| ブラック×マッシブグレー | 選択不可 | メーカーオプション | メーカーオプション | 選択不可 | 選択不可 |
| ブラック×プレシャスホワイト | 選択不可 | メーカーオプション | メーカーオプション | 選択不可 | 選択不可 |
| プレシャスホワイトパール | 選択不可 | 標準仕様 | 標準仕様 | 標準仕様 | 選択不可 |
| ブラック | 選択不可 | 標準仕様 | 標準仕様 | 標準仕様 | 標準仕様 |
| プレシャスシルバー | 選択不可 | 標準仕様 | 標準仕様 | 標準仕様 | 標準仕様 |
ボディカラーの選び方と実用的な視点
2024年の改良により、ソリッドで都会的な新色「マッシブグレー」が追加され、2トーン(バイトーン)の選択肢がさらに洗練されました。手放す際の評価(リセールバリュー)を考慮する場合は、「プレシャスホワイトパール」や「ブラック」といった定番モノトーンが、中古車市場において安定した需要を誇るため手堅い選択肢となります。
一方で、ルーフからボンネット、トランクへとブラックの配色が連続するクラウンクロスオーバー独自の「バイトーン」仕様は、新ジャンルのクロスオーバーにふさわしい個性を強く主張したい方に適しており、RSおよびZグレードでのみ選択可能なプレミアムな意匠となっています。
中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!
- モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
- 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。
3. 内装(インテリア)と快適装備の差異

室内空間は、ディスプレイや操作系を水平に配置したインパネデザインにより、見晴らしの良さと乗員を包み込むような安心感が両立されています。グレードによってシートの材質や質感、機能面が細かく分かれています。
インテリア素材とシート機能の比較表
| 項目 | RS “LANDSCAPE” | RS | Z | G | X |
| シート表皮材質 | プライムスムース(専用ロゴ型押し) | 本革(ナッパレザー風加工) | 本革(ナッパレザー風加工) | 上級ファブリック+合成皮革 | ファブリック |
| 運転席シート調節 | パワーシート(8ウェイ) | パワーシート(8ウェイ) | パワーシート(8ウェイ) | パワーシート(8ウェイ) | マニュアルシート |
| 前席シートヒーター | 標準装備(3段階) | 標準装備(3段階) | 標準装備(3段階) | 標準装備(3段階) | メーカーオプション |
| 前席ベンチレーション | 標準装備(吸込み式) | 標準装備(吸込み式) | 標準装備(吸込み式) | 選択不可 | 選択不可 |
| 後席シートヒーター | 選択不可 | メーカーオプション | メーカーオプション | 選択不可 | 選択不可 |
| ステアリング素材 | 本革巻き(パドルシフト付) | 本革巻き(パドルシフト付) | 本革巻き | 本革巻き | ウレタン |
マルチメディアおよび視界サポート装備の比較表
| 装備名 | RS “LANDSCAPE” | RS | Z | G | X |
| ディスプレイサイズ | 12.3インチHD | 12.3インチHD | 12.3インチHD | 12.3インチHD | 12.3インチHD |
| ナビゲーションシステム | コネクティッドナビPlus | コネクティッドナビPlus | コネクティッドナビPlus | コネクティッドナビ | コネクティッドナビ |
| メーターディスプレイ | 12.3インチTFT液晶 | 12.3インチTFT液晶 | 12.3インチTFT液晶 | 12.3インチTFT液晶 | 7.0インチ+アナログ |
| サウンドシステム | クラウンプレミアム(10sp) | クラウンプレミアム(10sp) | クラウンプレミアム(10sp) | 標準オーディオ(6sp) | 標準オーディオ(4sp) |
| カラーHUD | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 選択不可 | 選択不可 |
| ルームミラー | デジタルインナーミラー | デジタルインナーミラー | デジタルインナーミラー | 標準防眩ミラー | 標準防眩ミラー |
上級グレードがもたらす快適性と機能の価値
「Z」グレード以上になると、手触りの良い本革シートが標準装備となるだけでなく、夏の暑い日にシート表面の熱気を吸い込む「シートベンチレーション」や、運転時の視線移動を減らす「カラーヘッドアップディスプレイ(HUD)」、後方の視界をクリアに映し出す「デジタルインナーミラー」が標準化され、高級セダンにふさわしい快適性が整います。マルチメディア面でも、JBL(クラウンプレミアムサウンドシステム)が奢られ、室内の静粛性を活かした上質な音響空間を楽しめます。
一方、エントリーの「X」や中核をなす「G」は、必要十分な機能をスマートにまとめつつ、シート素材にファブリックや合成皮革を組み合わせることで、日常の道具としての扱いやすさとカジュアルな上質さを両立しています。
4. 空間ユーティリティ:長尺物積載と車中泊の適性

セダンとSUVの融合を掲げるクラウンクロスオーバーにおいて、実用性を最も左右するポイントが「後席のシートアレンジとトランクの連結構造」です。
荷室寸法とシートアレンジ機能の比較表
| 積載・空間スペック | RS “LANDSCAPE” | RS / Z / G | X |
| トランク容量(VDA方式) | 450L | 450L | 450L |
| トランク最大横幅 | 約 1,140mm | 約 1,140mm | 約 1,140mm |
| トランク通常奥行き | 約 1,060mm | 約 1,060mm | 約 1,060mm |
| トランク開口部地上高 | 約 815mm | 約 790mm | Ext.同等(約 790mm) |
| 後席可倒構造 | 60:40分割可倒式 | センターのみ(可倒トランクスルー) | 固定式(可倒不可) |
| 長尺物の積載適性 | 非常に高い(大型アウトドアギア等) | 限定的(スキー板などの細い物) | 不可 |
| AC100V・1500Wコンセント | 標準装備(センターコンソール・ラゲージ) | 標準装備 | 標準装備 |
各グレードの積載適性と「RS “LANDSCAPE”」の拡張性

標準モデル(RS、Z、G)の荷室は、独立した大きなトランクスペース(450L)を確保しており、ゴルフバッグを複数積み込むようなシチュエーションで高い利便性を発揮します。後席の仕様は中央のひじ掛け部分のみが貫通する「センタートランクスルー」となっており、細長い荷物の積載には対応しますが、幅や高さのある荷物を積み込むには一定の工夫が必要です。
一方で、特別仕様車「RS “LANDSCAPE”」には、このモデル限定の60:40分割可倒式リアシートが採用されています。後席の背もたれを前方に完全に倒すことができるため、トランク空間とキャビン(室内)が一体化した広大な積載スペースが出現します。これにより、長さのある大型のテントやキャンプギア、アウトドア用品をゆとりを持って積み込むことが可能になります。
シートを倒した部分には若干の段差や傾斜が生じるため、車内での休息や仮眠を行う際には、厚みのあるクッションマットや専用のベッドキットを敷いて段差を解消することで、大人でも足を伸ばして横になれる空間を作ることができます。全車に標準装備されている「AC100V・1500W」のアクセサリーコンセントを活用し、電気毛布などの小型家電と組み合わせることで、多様なシーンでの快適性が向上します。
- 【車中泊の前に必ずご確認ください】
-
-
就寝時はエンジン・ハイブリッドシステムを必ずOFFにしてください。アイドリングや空調目的のシステム ON状態での就寝は、一酸化炭素中毒・バッテリー上がり・騒音・条例違反の原因となります。
-
道の駅・SA/PAは休憩施設であり宿泊施設ではありません。仮眠と宿泊を区別し、各施設のルールを必ずご確認ください。
-
積雪時はマフラー埋没による排ガス逆流に注意し、定期的に換気してください。車内での火気使用は避けてください。
-
ごみの持ち帰り、騒音・場所取りへの配慮など、周囲へのマナーを守ってご利用ください。
-
5. パワートレイン比較とコンディションを保つメンテナンス

クラウンクロスオーバーには、構造も乗り味も全く異なる2種類のハイブリッドシステムが用意されています。それぞれのメカニズムの特徴と、長期にわたり優れたコンディションを維持するためのメンテナンスのポイントを専門的な視点からひも解きます。
パワートレイン詳細諸元およびメカニズム比較表
| パワートレイン諸元 | 2.4L ターボ デュアルブーストHEV (RS系) | 2.5L シリーズパラレルHEV (Z/G/X) |
| エンジン型式 | T24A-FTS (直列4気筒 直噴ターボ) | A25A-FXS (直列4気筒 自然吸気) |
| エンジン排気量 | 2,393cc | 2,487cc |
| エンジン最高出力 | 200kW (272PS) / 6,000rpm | 137kW (186PS) / 6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 460N・m / 2,000〜3,000rpm | 221N・m / 3,600〜5,200rpm |
| フロントモーター出力 | 61kW (82.9PS) / 292N・m | 88kW (119.6PS) / 202N・m |
| リアモーター出力 |
59kW (80.2PS) / 169N・m |
40kW (54.4PS) / 121N・m |
| システム総合最高出力 | 257kW (349PS) | 172kW (234PS) |
| トランスミッション | Direct Shift-6AT (多板クラッチ付6速AT) | 電気式無段変速機(プラネタリーギア式) |
| 4WDシステム | E-Four Advanced(後輪駆動力配分20:80可変) | E-Four(前後トルク配分100:0〜20:80自動) |
| 推奨オイル粘度 | 0W-20 | 0W-16 (または 0W-8) |
構造から見るメンテナンスのポイント
1. 2.4L ターボ HEV(T24A-FTS)の性能維持
直噴ターボエンジンにフロントモーターと「6速AT」を組み合わせ、リヤには高出力なアクティブモーター(eAxle)を配置した、走りのポテンシャルを追求したハイブリッドシステムです。電気式無段変速機(CVT)特有のエンジン回転だけが先上がりするような感覚がなく、アクセル操作に対してダイレクトで力強いトルクが立ち上がります。
-
メンテナンスの要点:
直噴ターボエンジンは、高過給を伴うためエンジン内部の圧力や温度が高くなりやすく、オイルにかかる熱負荷が大きいという特性があります。また、直噴特有の微小なスス(カーボン)がオイルに混入しやすい傾向があるため、心地よい加速フィーリングを新車同様に維持するには、定期的なエンジンオイル交換が非常に有効です。メーカー指定の標準的な交換基準(15,000kmまたは1年)よりも、少し手前のサイクル(例:5,000km〜7,500km走行ごと、または半年ごと)で定期的にリフレッシュを行うことで、ターボチャージャーの軸受け部分やバルブ周りのコンディションを良好に保つことができます。
2. 2.5L HEV(A25A-FXS)の性能維持
ダイナミックフォースエンジンと呼ばれる高熱効率の自然吸気エンジンに、熟成された「THS-II」を組み合わせた、効率性と滑らかさを重視したシステムです。
- 共通のケアポイント(ハイブリッドバッテリー)
- 全車共通のポイントとして、後席シート下付近に設置されている「ハイブリッドバッテリー用冷却吸気口」のフィルター清掃が挙げられます。ここにホコリやペットの毛が詰まるとバッテリーの冷却効率が下がり、システムの作動効率に影響を与える場合があります。定期的な点検・清掃を行っておくことが、長期的な燃費性能の維持に繋がります。
6. 燃費性能とリアルな維持費(ランニングコスト)

高級車であっても、日々のガソリン代や定期的に発生する消耗品のコストをあらかじめ把握しておくことは、計画的な所有において重要なステップです。
燃費性能と年間燃料費のシミュレーション表
(※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン165円/L、ハイオクガソリン176円/Lとして独自に試算。実燃費は走行状況により変動するため、カタログ値の約85%と仮定しています)
| グレード(パワートレイン) | カタログ燃費 (WLTC) | 想定実燃費 (カタログ比85%) | 年間ガソリン消費量 | 年間概算ガソリン代 |
| RS系 (2.4L ターボ・ハイオク) | 15.7 km/L | 約 13.3 km/L | 約 751 リットル | 約 132,000 円 |
| Z / G / X (2.5L・レギュラー) | 22.4 km/L | 約 19.0 km/L | 約 526 リットル | 約 86,000 円 |
2.5Lハイブリッドモデルは、クラストップレベルの経済性を備えており、レギュラーガソリン仕様であることと相まって、2.4Lターボモデルと比較して年間で約46,000円前後の燃料費をスマートに抑えることが可能です。
タイヤサイズの違いによる交換費用のプランニング目安
| タイヤサイズ | 主な装着グレード | 特徴・メリット | 4本交換時の総額目安(工賃等含む) |
| 225/45R21 | RS, Z, G | 圧倒的な外観の迫力、ダイナミックな走りと安定性 | 約 160,000円 〜 200,000円 |
| 245/60R18 | RS “LANDSCAPE” | オールテレイン(全地形対応)のタフな実用性 | 約 120,000円 〜 160,000円 |
| 225/55R19 | X | 流通量が多く選択肢が豊富、乗り心地が穏やか | 約 100,000円 〜 140,000円 |
※価格は国内主要メーカーのプレミアム/コンフォートタイヤを想定した一般的な市場相場です。
足元を支えるタイヤ維持費のプランニング
クラウンクロスオーバーのプレミアムな走りとデザインを象徴するのが、ZやGグレードに採用されている「21インチタイヤ」です。非常に大径で特殊なサイズであるため、数年後(走行距離3万〜4万km程度)に訪れる交換時期の出費は、19インチや18インチに比べて大きくなる傾向があります。
そのため、購入時から車検時などの積立予算として事前にイメージしておくことで、この車の持つ最高クラスのポテンシャルを長く安心して楽しむことができます。
もし、ランニングコストをよりスマートに管理したい場合や、雪国でスタッドレスタイヤを別途用意する必要がある場合は、19インチを採用した「X」グレードを選択する、あるいは標準グレードであっても冬用にインチダウン(19インチ等)の互換ホイールを用意するなどのプランニングが有効です。
7. 先進安全装備と運転支援機能の違い
長距離移動の疲労を大幅に軽減し、毎日の安全をサポートする予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は全車に標準装備されています。ただし、駐車支援や特定の走行環境における高度な運転支援機能(トヨタチームメイト)の有無については、グレードによって設定が異なります。
主要安全装備および運転支援システム(トヨタチームメイト)比較表
| 安全・運転支援機能 | RS “LANDSCAPE” | RS | Z | G | X |
| Toyota Safety Sense | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
| プリクラッシュセーフティ | 標準装備(歩行者・自転車検知) | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
|
レーントレーシングアシスト |
標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
| レーダークルーズコントロール | 標準装備(全車速追従機能付) | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
| パノラミックビューモニター | 標準装備(床下透過機能付) | 標準装備 | 標準装備 | メーカーオプション | メーカーオプション |
|
ブラインドスポットモニター |
標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
| アドバンスト パーク(自動駐車支援) | 標準(リモート機能付) | 標準(リモート機能付) | 標準(リモート機能付) | 選択不可 | 選択不可 |
| アドバンスト ドライブ(渋滞時支援) | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 選択不可 | 選択不可 |
運転支援がもたらす長距離移動のメリット
「アドバンスト ドライブ」は、自動車専用道路での渋滞時(0km/h〜約40km/h)に、レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストの作動中に一定の条件を満たすと、ドライバーが前方を注視していることを条件に、ステアリングとアクセル・ブレーキ操作をシステムが支援する機能です。これにより、ストップ&ゴーが繰り返される渋滞時の運転疲労が大幅に軽減されます。
また、「アドバンスト パーク」は並列駐車や縦列駐車の際、ステアリング・アクセル・ブレーキ操作を車がアシストし、さらにスマートキーを使ったスマートフォン操作によるリモート駐車(RS、Zに標準)にも対応しています。都市部の狭い駐車スペースでの乗降や、大きなボディサイズの取り回しに不安を感じる場合は、これらのシステムが標準選択となるRS系またはZグレードの検討が推奨されます。
8. 将来の評価(リセール)を見据えた賢い選び方
車を数年後に新たなモデルへ乗り換える可能性を視野に入れる場合、中古車市場における人気や、後付けできないメーカーオプションの選択が重要な要素となります。
1. 評価が安定しやすい「Z」グレードの優位性
中古車市場では、「本革シート」「大画面マルチメディアシステム」「高度な先進安全・駐車支援機能」が最初から揃っている最上級仕様が、後々まで安定した需要を集める傾向にあります。一部改良によってこれらの装備がすべて標準化された「Z」グレードは、初期の車両価格と将来的な評価のバランスが最も整った、底堅い価値を維持しやすいグレードと言えます。
2. プラスの評価に繋がりやすいメーカーオプション
新車発注時にしか装着できない装備の中で、最もお勧めしたいのが「マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフ」です。室内に明るい光を取り込み、開放的なドライブを楽しめるこの装備は、中古車市場でも非常に人気が高く、売却時の車両評価においてプラスの影響を与えやすいオプションです。予算の範囲内であれば、ぜひ選択肢に含めることを推奨します。
総評:ライフスタイルに合わせた最適なグレードの選び方
クラウンクロスオーバーの5つのグレードは、それぞれ異なる魅力と明確な目的を持って設計されています。ご自身のライフスタイルや重視するポイントに合わせて選択することで、購入後の満足度はより高まります。
- 【Zグレード】:上質さと高い経済性を両立する、洗練された選択
- 高級セダンに求められる静粛性や本革シートの上質なインテリア、先進の安全運転支援機能を網羅しつつ、2.5Lハイブリッドによる優れた燃費性能(レギュラーガソリン仕様)を誇ります。日常の通勤から週末のロングドライブまで、最もバランスの取れた、多くの方にお勧めできる安心のグレードです。
- 【RS “LANDSCAPE”】:セダンの枠を超え、自然をアクティブに楽しむ特別な1台
- 週末のアウトドア、キャンプ、釣りといった趣味を妥協なく楽しみたい方に最適な特別仕様車です。専用の「60:40分割可倒式リアシート」による高い積載力と、力強いオーバーフェンダーを備えた外観は、所有する喜びとアクティビティの可能性を大きく広げてくれます。
- 【RSグレード】:走りの質感とダイナミズムを追求するドライバーズカー
- 349PSのシステム出力を誇る2.4Lターボハイブリッドと6速AT、そして「E-Four Advanced」の組み合わせは、アクセルを踏み込んだ瞬間からエキサイティングな加速を提供します。走りのポテンシャルを最優先し、プレミアムなドライブフィールを楽しみたい方に最適です。
- 【G / Xグレード】:初期費用を抑え、最新クロスオーバーをスマートに乗りこなす
- クラウンならではの新しいリフトアップシルエットや、新世代プラットフォームによるフラットで快適な乗り心地を、合理的なコストで手に入れることができます。特に「X」グレードは、19インチタイヤの採用を含めてランニングコストを低く抑えやすく、ビジネスでの移動手段や長距離ツアラーとして非常に明快で賢い選択肢となります。
それぞれのパワートレインが持つ構造の特徴、タイヤサイズによる維持費のプランニング、投機目的ではない適切なリセール予測、そして用途に応じたシートアレンジの違いを考慮し、ご自身のカーライフを最も豊かにしてくれる最高の一台を選び出してください。
中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!
- モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
- 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。