グランエースは2024年に新車販売を終了した人気大型ミニバンで、今や中古車市場が主戦場となっています。

生産終了後も広い室内と高級感が支持され、中古相場は安定していますが、乗り出し価格の総額把握が購入の鍵です。

新車時代の価格構造を知り、中古の値崩れ具合を理解することでお買い得な一台を見つけやすくなります。

この記事ではグランエースの新車乗り出し価格の振り返りと中古車相場の最新動向を徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

グランエースの新車の乗り出し価格と内訳

グランエースの乗り出し価格とは、車両以外の手数料など購入する際に必要となる費用を全てまとめた価格のことです。

乗り出し価格に含まれているのは大きく分けて以下の5つです。

  • 車両の本体価格
  • 自動車税や自賠責保険料などの法定費用
  • 検査の手数料や車庫証明などの諸経費
  • フロアマットなど追加する装備などのオプション費用
  • 契約する際に注文するメーカーパッケージオプション費用

購入する際に必要となる費用を1つずつ詳しく紹介していきます。まずは、グランエースの乗り出し価格の目安を見ていきましょう。

グランエースの新車販売時の乗り出し価格と目安(参考値)

グランエースには、8人乗りの「Gグレード」と6人乗りの「Premiumグレード」の2タイプの展開があります。

それぞれのグレードの乗り出し価格は、以下の金額が目安です。

グレード 目安の価格
G 6,557,400円〜6,617,400円
Premium 6,877,400円〜6,917,400円

ここで紹介している金額はオプションなどを付けていない金額のため、オプションやカラーなど別途追加するものがある場合、その金額が上記の目安価格にプラスされます。

グランエースの車両本体価格

グランエースのGとPremiumグレードの車両本体価格を見ていきましょう。

グレード 本体価格
G 6,200,000円(税込)
Premium 6,500,000円(税込)

それぞれ車両の本体価格は600万円を超えています。

Gグレードは、4列使用で2列目と3列目にアームレストがついており、運転席と助手席、2列目のシートに温熱機能のあるエグゼクティブパワーシートを採用しています。

あらかじめスマートキーで設定しておくと車に近づいた際にスライドドアが自動で開いたりロックをしたりすることができるスマートエントリー&スタートシステムも搭載されています。

標準の装備は内装がブラック、シートはニュートラルベージュの色味で、タイヤが17インチ、燃費がWLTCモードで10km/Lのディーゼル車です。

Premiumグレードは3列6席の作りで、運転席は電動かつ無段階に調節ができる8ウェイパワーシート、助手席は4ウェイパワーシートで最適なポジションを見つけることが可能です。

また、後部座席の快適さも格段にアップしており、後部座席全てがエグゼクティブパワーシートを搭載しました。2列目のシートの間には折りたたみのサイドテーブルも装備されています。

Gグレードと同じスマートエントリー&スタートシステムを搭載していたり、静音性をさらに高めるためにスライドドアのガラスが合わせガラスとなっていたりする上位グレードです。

グランエースの中古車相場と価格推移

グランエースの中古車相場は生産終了後も安定していますが、2026年現在、低走行の遅年式車が特に人気です。年式や走行距離、グレードで価格差が大きく、購入時の状態確認が重要となります。

年式別中古相場(2023年式・2021年式など)

2023年式(令和5年)は買取相場532万円~563万円、販売価格600万円~700万円台と高水準を維持します。

2022年式は498万円~553万円、2021年式は472万円~540万円で推移し、生産終了による希少価値で値崩れが少ないです。

2019年式は458万円~509万円と手頃ですが、走行多め物件が増加傾向です。

走行距離と状態別の価格差

走行1万km未満は477万円~546万円とプレミアム価格、5万kmで453万円~499万円、10万km超は400万円を下回るケースが多いです。

修復歴なし・認定中古車は+50万円程度上乗せされ、状態良好車はディーラー保証付きで600万円超も一般的です。

走行距離1万km増すごとに20~30万円下落が目安となります。

人気グレードの中古市場動向

Premiumグレード(2.8ディーゼル)は480万円~523万円で取引の7割を占め、高級内装と安全装備が支持されています。

Gグレードは367万円~493万円とコストパフォーマンスが高く、商用需要で安定的に流通しています。

市場全体で在庫減少により全グレードで前年比+10%程度の上昇が見込まれ、2026年以降はさらにプレミア化が進む見込みです。

グランエースの中古価格例

グランエースの中古車価格例は、グレードや状態で大きく異なります。

Gグレードの低走行車はコストパフォーマンスが高く、Premiumの高級仕様はプレミアム感を求める層に人気です。

また、認定中古車と個人売買の違いも購入判断の鍵となります。

Gグレードの低走行車相場

Gグレードの低走行車(走行2万km未満)は2023年式で475万円~503万円、2022年式で約480万円前後が中心価格帯です。

ディーゼル2.8Lエンジンの耐久性が高評価で、平均査定額453万円を上回る物件が多く、商用利用実績車は修復歴なしで500万円超も一般的です。

2026年現在、在庫減少で前年比10%程度の上昇傾向にあります。

Premiumグレードの高級仕様例

Premiumグレードの高級仕様(ツインムーンルーフ、トヨタチームメイト装備付き)は2023年式で523万円~600万円台、販売価格では650万円超が主流です。

内装本革シートや360度カメラが魅力で、低走行(1万km未満)物件はプレミア価格で700万円近くまで上昇。生産終了希少性から投資対象としても注目されています。

認定中古車と個人売買の違い

項目 認定中古車 個人売買
価格 高め(+50~100万円) 安め(値引き余地大)
保証 トヨタ純正1~2年保証 なし(交渉次第)
状態確認 100項目点検済み 自己責任(専門家推奨)
アフター 全国ディーラー対応 限定(地域依存)
リスク 低(修復歴非掲載) 高(隠れ事故車注意)

グランエースを中古で購入する際の注意点とコツ

グランエースの中古車購入では、状態や保証、価格交渉が成功の鍵となります。

事前チェックを徹底することで、後悔のない選択を実現可能です。

状態確認の重要ポイント

年式の新しい低走行車を選び、修復歴の有無を車検証と整備記録簿で確認することが重要です。

ディーゼルエンジンのターボやインタークーラーの漏れ、2列目スライドドアの異音、内外装の喫煙臭やシミを点検します。

オプション装備(ツインムーンルーフや360度カメラ)の動作テストも必須で、試乗時にエンジン異音やハンドル遊びをチェックしましょう。

保証内容とメンテナンス履歴

トヨタ認定中古車なら100項目点検済みで1~2年保証が付きますが、整備記録簿でディーゼルエンジンのオイル交換履歴やタイミングベルト交換を確認します。

保証対象はエンジン・ミッション中心で電装系は要確認、非認定車は販売店保証を口頭・書面で明確化します。

過去の商用利用歴は消耗部品の摩耗を加速させるため注意が必要です。

総額を抑える交渉術

総額見積もりで諸費用(登録費・車庫証明代行5万円程度)を個別に確認し、「他店より10万円安ければ即決」と競合店見積もりを提示します。

納車前再点検や納車後1週間無料保証を条件に値引き交渉、走行多め物件なら20~30万円引きを狙います。

個人売買ではオークション落札相場(Gグレード450万円前後)を根拠に値下げを要求しましょう。

グランエースにかかる法定費用

グランエースを購入する際には、支払うことが義務となっている以下の6つ法定費用が必要となります。

1つずつ詳しく金額などを見ていきましょう。

消費税

普段、買い物をするときにも払う必要のある消費税は、車を購入する際にも必要となり、10%の消費税がかかります。

前述で車両の本体価格を紹介しましたが、その金額には消費税が含まれているので別途10%の消費税を支払う必要はありません。

カタログなどに記載をする価格については、消費税込の金額も記載するような決まりがあり、どの車種も税込の金額がわかるようになっています。

自動車税

自動車税は、毎年4月1日に車を所有している人もしくは使用している人に課せられる税金で5月の末尾までに支払う必要のある税金です。

税額は車の排気量によって異なり、2022年は以下のようになっています。

排気量 金額
1.0L以下 25,000円
1.0L以上1.5L未満 30,500円
1.5L以上2.0L未満 36,000円
2.0L以上2.5L未満 43,500円
2.5L以上3.0L未満 50,000円
3.0L以上3.5L未満 57,000円
3.5L以上4.0L未満 65,500円
4.0L以上4.5L未満 75,500円
4.5L以上6.0L未満 87,000円
6.0L以上 110,000円

グランエースの排気量はGとPremiumグレードどちらも2.754ccとなっており「2.5L以上3.0L未満」に該当するため、自動車税は50,000円となります。

グリーン化特例とは

自動車税に対して適応となる減税制度で、環境性能が良いとされる車で2023年3月31日までに車を購入した方の翌年の自動車税が安くなる特例です。

以下の車がグリーン化特例の対象となっています。

減税となる割合は、75%・50%・25%の3つとなっており、車種によって違います。

グランエースはグリーン化特例対象外

グランエースは、グリーン化特例の対象外となり、自動車税の減額はありません。

対象車は、トヨタの公式サイトにて確認をすることが可能なので、他にどの車種が対象なのか知りたい方は公式サイトを確認してみてください。

環境性能割

環境性能割とは、消費税の増税に伴い廃止された自動車取得税の代わりに新たに設けられた課税の制度です。「割引ではなく課税なの?」とびっくりする方もいるでしょう。

環境性能割は、燃費の性能などに応じて0〜3%が課税される仕組みの制度です。グランエースは課税される割合が3%となっていて、以下の計算方法で課税される金額がわかります。

自動車の取得価額(新車の9割程度の金額+オプション費用)×0.03=環境性能割の金額

取得価額とは、車両の本体だけではなく、オプションや法定費用などの全ての費用が合わさった金額のことです。

オプションなどにより金額が異なりますが、オプションなしのGグレードを購入する際の目安を紹介します。

新車の価格が620万円、取得価額を9割と仮定をした場合、取得価額の金額は558万円となります。この金額に0.03をかける環境性能割で課税される金額は167,400円です。

グランエースの環境性能割は167,400円プラスされる計算となります。このように、車の取得価額に0.03をかけることで環境性能割の額を知ることができます。購入を検討している場合、前もって計算をしておくと良いでしょう。

自動車重量税

車を購入した際や車検のときに支払う税金が自動車重量税です。車の重さが0.5tごとに金額が決められており、以下のように金額が決められています。

車の重さ 自動車重量税の金額
500kg以下 12,300円
500kg以上1,000kg未満 24,600円
1,000kg以上1,500kg未満 36,900円
1,500kg以上2,000kg未満 49,200円
2,000kg以上2,500kg未満 61,500円
2,500kg以上3,000kg未満 73,800円

グランエースのグレードごとの車の重さや自動車重量税の金額は以下のようになっています。

グレード 車の重さ 自動車重量税の金額
G 2,770kg 73,800円
Premium 2,740kg 73,800円

自動車重量税は次回の車検までの分をまとめて払うため、車の購入時や車検時に支払う形となっています。

エコカー減税とは

エコカー減税とは、車の排出ガスと燃費性能に応じて自動車重量税が減額する制度のことです。

エコカー減税の対象となる車は、グリーン化特と同じ以下の車となっています。

減額となる割合は、全額・50%・25%となっています。

グランエースはエコカー減税対象外

グランエースは、エコカー減税対象外となっています。2020年度の燃費基準達成車であるクリーンディーゼル車は非課税対象となりますが、グランエースは2015年度の燃費基準達成車となるため対象外となるのです。

自賠責保険料

「自賠責保険料」と呼ばれる自動車賠償責任保険料は、自分の意志で加入する任意保険とは異なり、必ず加入しなければいけない保険です。

自動車重量税と同じく、車検ごとに次の車検までの保険料を支払う形となっています。グランエースの自賠責保険料は、購入したときが36,780円、2回目の車検以降は26,680円です。

リサイクル料金

リサイクル料金は車を手放す際の処理に必要な費用のことで、購入する際に自賠責保険などと一緒に支払いをする料金です。

以下の費用を総称してリサイクル料金と呼ばれています。

  • シュレッダーダスト料金
  • エアバック類料金
  • フロン類料金
  • 情報管理料金
  • 資金管理料金

車種によって金額は異なりますが、グランエースのリサイクル料金は以下のようになっています。

シュレッダーダスト料金 17,390円
エアバック類料金 2,800円
フロン類料金
情報管理料金 130円
資金管理料金 290円
合計 20,610円

ここまでグランエースを購入する際の法定費用について紹介をしました。法定費用をまとめると以下のようになっています。

自動車税 73,800円
環境性能割 167,400円
自賠責保険料 36,780円
リサイクル料 20,610円
合計 298,590円

車両の本体価格にプラスして298,590円の法定費用がかかります。

グランエースのその他諸経費

車両の本体価格や法定費用以外にも、グランエースを購入する際には、以下の諸経費が必要です。

  • 新規検査登録手数料
  • 車庫証明費用
  • ナンバープレート代

この2つの費用の詳細な金額などを紹介していきます。

新規検査登録手数料

車検とは異なり、新車を購入した際に道路を走れるようにするためには検査や登録が必要となります。それらの手数料が新規検査登録手数料です。

ディーラーや販売店によって手数料が異なるため、相場は2,000円〜4,000円ほどとなっています。

車庫証明費用

ナンバープレートを発行してもらうために自動車をどこに保管するのかを示す車庫証明が必要となります。その際にかかる費用が車庫証明費用です。

警察署で手続きをする形となっており、車庫証明を受け取る際に2,500円ほどの手数料が必要です。

ナンバープレート代

ナンバープレートを発行してもらう際にも費用が必要となり、都道府県によって金額の差があります。

絵柄などがなく、数字の指定や光学式のナンバーではないシンプルなものであれば、1,500円〜2,000円ほどが相場となっています。

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グランエースの代行手数料

代行手数料とは、車を購入する方の代わりにディーラーなどが手続きなどをする際の手数料です。代行手数料には、車庫証明の取得と検査登録の2種類があります。

車庫証明手続き代行手数料

車庫証明を取得する際には、書類を準備して警察署で手続きをする必要があり、これを代行する際にかかる費用が車庫証明手続き代行手数料です。

ディーラーや販売店などで金額が異なり、手数料の相場は10,000円〜30,000円ほどとなっています。

書類を用意したり警察署に出向いたりする必要があり、平日の受付なので、仕事の休みが土日の方や忙しい方は代行してもらうのがおすすめです。

検査登録代行手数料

車両の登録やナンバープレートの交付などの検査や登録をしてもらう際の手数料が検査登録代行手数料です。こちらも車庫証明手続き代行手数料と同じく、相場は10,000円〜30,000円ほどとなっています。

グランエースの場合によっては必要な費用

これまでは、法定費用や手数料などの諸経費を見てきました。希望ナンバーにしたり希望の場所まで納車をしてもらったりする際には、別途費用が必要となることが多いです。

そこで、グランエースを購入するにあたって、場合によって必要となる費用を紹介します。

希望ナンバー代

ナンバープレートを好きな数字にしたり、文字が光る光学式のナンバーにしたりなどの好みのナンバーを取り付ける際に別途費用が必要となります。

好きな数字のナンバーにする場合には4,000〜5,000円ほど、光学式のものは5,000円〜6,000円ほどが相場です。

「7777」や「1」などの人気の数字は抽選となるため、希望の数字が通らないこともあります。また、希望ナンバーの代行手数料が必要となることもあるため、申し込みする際に費用を聞いておくと良いでしょう。

納車費用

納車の際には、自分で取りに行くか車を持ってきてもらうかのどちらかになりますが、自宅や駐車場など希望の場所に車を持ってきてもらう場合に、納車費用がかかります。

納車費用は、近ければ1万円程度、遠ければ2、3万円程度が相場です。

納車の車を運転してくるのか、レッカーで運ぶのか運搬方法などでも費用が異なるため、購入する前に確認しておくようにしましょう。

下取り手数料

新たな車を購入する際に、古い車を手放す方も多いですが、廃車ではなく査定に出すときに下取り手数料が必要となることがあります。

相場は5,000円〜10,000円ほどですが、手数料がかからないディーラーや販売店もあるため手数料がかかるかを確認し、手数料がかからない所を選ぶのがおすすめです。

下取り手続き代行費用

車を手放す際は、登録情報を解消したりローンの残高の精算なども必要となりますが、これらの手続きをディーラーなどにお願いすることもできます。

代行を依頼した場合、下取り手続き代行費用がかかることがあり、代行費用は10,000円〜30,000円ほどが相場です。

まとめ

上記のように、グランエースの中古車相場は2026年現在、生産終了による希少価値で安定上昇しています。

2023年式は買取相場532万円~563万円、販売価格600万円~700万円と最高値帯を維持し、2021年式でも472万円~540万円で手に入ります。

走行距離では1万km未満が477万円~546万円とプレミア価格、10万km超は400万円未満に下落します。

Premiumグレードが480万円~600万円で市場の7割を占め、高級装備が人気で前年比10%上昇、Gグレードは367万円~503万円で商用需要が強いです。

認定中古車は保証付きで50万円以上高め、在庫減少で今後も値上がりが見込まれます。

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