グランエースは、トヨタ自動車が2019年12月16日から販売している大型ミニバンです。
ミニバンの中でも最大級のサイズで、何人乗れるのか気になる人もいるのではないでしょうか?
「グランエースは10人乗り?」という質問をよく受けますが、結論、グランエースは6人乗りと8人乗りの2グレードがあります。
大きな見た目にもかかわらず、8人までの定員がある理由は、高級感あふれる室内空間を演出するためです。
今回は、乗車定員やボディサイズで比較されることの多いグランエースとハイエースワゴンを比較していきます。
グランエースの基礎スペックや新車価格・中古車価格も合わせて紹介するので、気になる人はぜひ参考にしてください。
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目次
8人乗り・6人乗りのグランエースの基本スペック・特徴を解説
グランエースには、8人乗り・6人乗りの2種類のモデルがあります。
- 8人乗り:G
- 6人乗り:Premium
ここからは、それぞれのグレードのボディサイズや室内サイズなどの基本スペックを解説します。
Premium | G | |
乗車定員(人) | 6 | 8 |
全長(mm) | 5,300 | |
全幅(mm) | 1,970 | |
全高(mm) | 1,990 | |
室内長(mm) | 3,290 | 3,365 |
室内幅(mm) | 1,735 | |
室内高(mm) | 1,290 | |
最低地上高(mm) | 175 | |
最小回転半径 | 5.6 | |
総排気量(L) | 2.754 |
引用:[トヨタ自動車]
ボディサイズや燃費性能を比較すると、グランエースはPremium、Gグレードともにほとんど違いがないことがわかります。
2つのグレードを分けるポイントは、シートが増えることによる室内空間の広さです。
6人乗りのPremiumグレードは3列シート、8人乗りのGグレードは4列シートになっています。
シートアレンジによって8人乗りのGグレードは足元に狭さを感じることもあるため、広々した室内空間を求める人はPremiumグレードがおすすめです。
グランエースの燃費性能を比較
次に、グランエースの燃費性能を見ていきましょう。
グランエースのグレード別カタログ燃費はこちらです。
Premium | G | |
WLTCモード(km/L) | 10.0 | |
市街地モード(km/L) | 8.1 | |
郊外モード(km/L) | 9.9 | |
高速道路モード(km/L) | 11.2 |
引用:[トヨタ自動車]
グランエースの燃費性能は、グレードごとに違いがありません。
燃費性能での差別化ではなく、エクステリアやインテリアなどのデザイン面や安全性能などの機能面で比較するのがおすすめです。
グランエースの燃費性能に関する詳しい情報や、燃費を抑える方法が知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
グランエースの新車価格を解説
グランエースの新車価格は以下のとおりです。
グレード | 乗車定員 | 新車価格 |
G | 8 | 6,421,000円 |
Premium | 6 | 6,721,000円 |
引用:[トヨタ自動車]
2024年1月現在、トヨタで販売されているグランエースは8人乗りと6人乗りの2種類です。
8人乗りがエントリーモデルとして販売されており、6人乗りは上級モデルとしてより快適な室内空間を提供しています。
グランエースの新車購入を検討している人は、グレードだけでなくオプションで追加できるシートの色やボディカラーなども踏まえて自分の気に入った1台を見つけてみてください。
グランエースの中古車価格を比較
ここではグランエースの中古車価格をまとめました。
中古車平均価格 | 中古車価格帯 | |
グーネット | 617.2万円 | 488〜1,180万円 |
カーセンサー | 589.9万円 | 499~1,180万円 |
引用:[グーネット],[カーセンサー](2024年4月5日時点)
グランエースの中古車は、平均で600万円ほどで購入可能です。
ただ、車によっては500万円台のものもあれば、1,000万円超えのものもあります。
グレードやカスタムの有無、年式や修理歴など車の状態を事前に確認しておきましょう。
中古車の購入を検討している人におすすめなのが、「個人売買サービス」の利用です。
なぜなら個人売買サービスを利用すれば、消費税を支払わずにお得に車を手に入れることが可能だから。
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8人乗りのグランエースと10人乗りのハイエースワゴンを比較
グランエースと比較対象でよく挙げられるのが、ハイエースワゴンです。
ハイエースワゴンは10人乗りであるため、乗車定員を重視したい人はハイエースワゴンを検討する方が良いでしょう。
ただ、条件によってはグランエースの方が向いている場合もあります。
ここでは、グランエースとハイエースワゴンの特徴を比較していきます。
- グランエースとハイエースワゴンの特徴
-
- 内装の高級感を求めるならグランエース
- 乗車定員の多さ・広さはハイエースワゴン
- 安心機能の充実度の高さはグランエース
それぞれ詳しく見ていきましょう。
内装の高級感を求めるならグランエース
グランエースとハイエースワゴンのシート素材やカラー、天井色の違いは以下のとおりです。
【グランエース】
グレード | G | Premium | ||||
天井色 | フロマージュ | ブラック※ | フロマージュ | |||
シート素材 | 本革 | |||||
シートカラー | ニュートラル
ベージュ |
ブラック※ | ニュートラル
ベージュ |
ブラック※ | ニュートラル
ベージュ |
ブラック※ |
※設定あり(注文時に指定が必要)
引用:[トヨタ自動車]
【ハイエースワゴン】
グレード | グランドキャビン | GL | DX |
天井色 | ダークグレー | ||
シート表皮 | トリコット | ジャージ | |
シートカラー | ダークグレー |
引用:[トヨタ自動車]
ハイエースワゴンは基本的にシートカラーや天井色はダークグレーで統一されており、変更はできません。
ハイエースワゴンは、同じ種類の車に貨物運搬を目的としたハイエースバンがある点から、事業用や作業用で利用することが多い車です。
一方でグランエースはワゴン車の中でもビジネス利用の送迎車として開発された車です。
送迎車として快適な移動空間を提供できるよう、内装のデザインにも高級感あふれるこだわりが詰まっているといえるでしょう。
ハイエースワゴンとグランエースを比較する際は、車のインテリアに何を求めるかを考えてみてください。
乗車定員の多さ・広さはハイエースワゴン
乗車定員やボディサイズ・室内空間でグランエースとハイエースワゴンを比較してみましょう。
【グランエース】
Premium | G | |
乗車定員(人) | 6 | 8 |
全長(mm) | 5,300 | |
全幅(mm) | 1,970 | |
全高(mm) | 1,990 | |
室内長(mm) | 3,290 | 3,365×1,735×1,290 |
室内幅(mm) | 1,735 | |
室内高(mm) | 1,290 |
引用:[トヨタ自動車]
【ハイエースワゴン】
グランドキャビン | GL | DX | |
乗車定員(人) | 10 | ||
全長(mm) | 4,840 | ||
全幅(mm) | 1,880 | ||
全高(mm) | 2,105 | ||
室内長(mm) | 3,525 | 3,715 | 3,525 |
室内幅(mm) | 1,695 | 1,730 | |
室内高(mm) | 1,565 | 1,390 | 1,730 |
引用:[トヨタ自動車]
データを比較すると、6人乗り、8人乗りのグランエースよりも、10人乗りのハイエースワゴンの方がボディサイズが小さく、室内空間が広いことがわかります。
また、室内の高さもハイエースワゴンの方が確保できているため、室内空間の広さや乗車定員を考えると、グランエースよりもハイエースワゴンの方が優れているといえるでしょう。
安心機能の充実度の高さはグランエース
グランエースとハイエースワゴンには、それぞれトヨタの先進安全技術「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が標準装備されています。
グランエースとハイエースに搭載されているToyota Safety Senseを含めた安全性能を比較すると以下のとおりです。
グランエース | ハイエース | |
プリクラッシュセーフティ( 歩行者[ 昼夜 ]・自転車運転者[ 昼 ]検知 機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式) | ◯ | ×
(自転車運転者[ 昼 ]は含まれない) |
レーンディパーチャーアラート | ◯
(ヨーアシスト機能付) |
◯ |
オートマチックハイビーム [ AHB ] | ◯ | ◯ |
レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付) | ◯ | × |
ロードサインアシスト[ RSA ] | ◯ | ◯ |
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) | ◯ | × |
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物) | ◯ | ◯ |
タイヤ空気圧警報システム(TPWS) | ◯ | × |
安全機能を比較すると、グランエースの方がハイエースよりも充実していることが分かります。
グランエースに関するよくある質問
ここでは、グランエースに関するよくある質問をまとめました。
- グランエースに関するよくある質問
-
- グランエースは10人乗りですか?
- ハイエースとグランエースを迷った時に決め手になるポイントは何ですか?
それぞれ詳しく紹介します。
グランエースは10人乗りですか?
グランエースは2つのモデルがありますが、それぞれ8人乗りと6人乗りです。
グランエースは10人乗りではないため、10人乗りのトヨタの車を探している人は、ハイエースワゴンの購入を検討してみてください。
ハイエースとグランエースの特徴は当記事の「8人乗りのグランエースと10人乗りのハイエースを比較」で紹介しています。
乗車定員に希望がなく、広々した車内空間でゆったり過ごしたいという人はグランエースがおすすめです。
ハイエースとグランエースを迷った時に決め手になるポイントは何ですか?
ハイエースとグランエースの購入の決め手になるポイントは以下の3点です。
ポイント | 選び方 |
乗車定員 | 10人乗りの車が欲しい人はハイエースワゴン
6人・8人乗りでもいい人はグランエース |
車内の高級感 | シート素材の質にこだわりがない人はハイエースワゴン
高級感あるインテリアを目指す人はグランエース |
外装の特徴 | 事業用で利用する印象の強い見た目のハイエースワゴン
高級感があり存在感があるグランエース |
安全装備 | 基本的な装備で十分ならハイエースワゴン
充実した安全装備を求めるならグランエース |
それぞれの決め手をまとめているので、購入時の参考にしてください。
まとめ
今回は、グランエースは10人乗り?という疑問から、ハイエースワゴンとグランエースを比較しました。
グランエースは最大8人乗りのワゴン車です。
10人乗りの車を検討している人は、トヨタのハイエースワゴンがおすすめです。
ただ、ハイエースワゴンはグランエースと比較して、事業用・作業用で利用することが多いことから、見た目や内装に物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
ミニバンの中でも最大サイズのグランエースは、広々した室内空間と、ビジネスにおける送迎用に利用されることを想定して高級感あふれる見た目・内装にこだわっています。
自分の車に何を求めるかによって、グランエース・ハイエースワゴンのおすすめが変わってきます。
まずは車それぞれの特徴を理解して、気になる車を探してみてください。
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