ヴィッツ

トヨタのヴィッツは、コンパクトカーでありながら、余裕ある車内空間と使い勝手の良さから、発売当初より国内外で高い人気を誇ってきました。

燃費についても多くのファンから高い支持を得ており、販売価格の手頃さも含め、とてもコスパの良いクルマです。

2020年にヴィッツの後継車として「ヤリス」が発売されましたが、このコラムでは前身であるヴィッツについて、燃費性能を中心にご紹介していきます。

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目次

ヴィッツの特徴やグレードから確認!

先進的なコンパクトカーとして、1999年に初代モデルが発売されたトヨタのヴィッツ
コンパクトで丸みを帯びたボディが特徴的で、洗練された外観と内装から、発売当初より高い人気を誇っていました。

ヴィッツは、海外では「ヤリス」という車名で販売されていましたが、2020年の4代目のモデルチェンジとなる際に、国内外で「ヤリス」に車名が統一され、新モデルとしての発売が開始されました。
ここでは、ヴィッツ最終モデルの3代目について、特徴とグレードをご紹介していきます。

 

ヴィッツの外観

ヴィッツは、丸みがあるコンパクトな外観が特徴です。
ヤリスに代わる直前の3代目モデルは、全長が3,945mm全幅1,695mm全高が1,500mm(4WDは1,530mm)で、5ナンバーの上限内に十分収まるサイズ感です。

洗練された外観デザインでありながら、ワイドで重量感のある印象も。
そのコンパクトで愛らしいデザインから、女性のユーザーも多いクルマです。

 

ヴィッツの内観

ヴィッツの内観は、モダンで上質な雰囲気があり洗練されたインテリアが特徴です。
内装のカラーを選択できるので、自分好みのインテリアを楽しむことができます。

搭載しているシートは、精緻なしつらえと仕上がりの良さが特徴で、座った瞬間に運転したくなるような抜群の座り心地を感じられるでしょう。

また、コンパクトボディでありながら室内空間はゆったりと作られているので、快適なドライブも楽しめるクルマです。

 

ヴィッツのグレードについて

ヴィッツには、大きく5つのグレードがあります。
お求めやすい価格順に並べると、「F」「Jewela(ジュエラ)」「Amie(アミー)」「U」「GR」の5種類。

さらに、ハイブリッド車とガソリン車、車両型式、排気量、特別仕様の有無などにより細分化されています。
まずは、大枠の5種類を押さえておけば、どのグレードが自分に合っているかスムーズに選択しやすくなりますよ!

それぞれのグレードの特徴についても簡単にご紹介します。

 

シンプルな「F」グレード

「F」グレードは、最もシンプルで基本的な仕様のグレード。
最低限の機能で価格を抑えたいという方にはぴったりのグレードです。

 

ラグジュアリーモデル「Jewela」

「Jewela」グレードは、基本グレードの「F」をベースに、Toyota Safety Senseなどの予防安全パッケージを追加し、シートなどインテリアの質感を向上させたラグジュアリーモデルです。

「F」グレードより一つ上位グレードですが、「F」をベースとしているため価格は控えめなので、より快適さを求めつつも予算を抑えたい方には好まれるグレードです。

 

自分らしいスタイルを選べる「Amie」

「Amie」グレードは、「Jewela」グレードをさらに応用させたモデルです。
外観のカラーバリエーションが多く、自分に合ったカラーを選べる点が魅力。

内装にもこだわりがあり、黒をベースにしたインテリアに、ところどころブラウンの加飾が施され、おしゃれなデザインに仕上がっています。
シートもスエード調と合成皮革を使用しており、乗り心地を重視している点もポイントです。

また、おしゃれなデザインに加え、Toyota Safety Senseが標準装備されているなど安全面もカバーしているため、女性からの支持も高いモデルです。

 

さらに上質と快適さを追及した「U」グレード

「U」グレードは、ヴィッツの最上級グレードです。
下位グレードでオプションだった装備が標準で搭載されており、シートの質感などインテリアがさらに向上しています。

また、運転席にシートを温めることができる快適温熱シートアームレストなども設置。
さらに、車内に爽やかな空気を送り込むナノイーを搭載するなど、乗り心地をさらに高めたグレードです。

 

スポーツカーモデル「GR」

「GR」グレードは、走行性能にこだわった特別装備のスポーツカーモデルです。
外観はもちろんのこと、内装も他のグレードとは異なるテイストで、「GR」ならではのインテリアとなっています。

他のグレードより価格は高くなりますが、走りや運転性能にこだわる方におすすめのタイプです。

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ヴィッツの燃費は?種類ごとにご紹介

ヴィッツ

5ナンバーでコンパクトボディが特徴なヴィッツですが、その燃費性能も気になるところです。
2017年のマイナーチェンジで、ハイブリッド車が新たなラインアップに追加され、燃費性能への期待も高まりました。

では、実際の燃費消費率がどの程度であるか、カタログ値を見ながら解説していきます。

 

グレードごとの燃費、走行性能、排気量を紹介

ヴィッツの燃費や走行性能、排気量ですが、種類とグレードごとに違いがあるのかご紹介していきます。
まずは、ハイブリッド車とガソリン車を比較します。

 

ヴィッツ ハイブリッド車の燃費と走行性能

まずは、ヴィッツのハイブリッド車ですが、燃費や排気量、その他の内容については下表の通りとなります。

燃費や排気量

※2023年7月時点

ヴィッツのハイブリッド車では、エンジンの馬力はすべて1.5Lでグレードによる差異はなく、燃費消費率と総排気量にも違いはありません

走行性能の指標の一つである「最小回転半径」では、ハイブリッド車のSportyパッケージで「5.6m」と若干大きいものの、その他グレードのハイブリッド車ではすべて「4.7m」です。
一般的に、最小回転半径が5m以下の場合、小回りが利くクルマといわれています。

また、ヴィッツは、低燃費と優れた走りを両立する「THSⅡ」を採用しており、モーターとエンジンの特性を活かしながら燃費性能の向上を実現。
走り出しは、モーターで静かにスムーズに発進して、走行中はモーターとエンジンを効率よく使います。

加速する際は、エンジンに加えてバッテリーからのパワーを使うことで、駆動力が向上し力強い走りが可能です。

 

ヴィッツ ガソリン車の燃費と走行性能

続いてヴィッツのガソリン車について、燃費と排気量、最小回転半径などを見てみましょう。
ガソリン車は、グレードやエンジンの容量によって燃費や排気量が異なります。

ヴィッツ ガソリン車の燃費と走行性能

※燃費消費率は、審査値JC08モードで2WDのみを記載
※グレード「U」「Jewela」の4WDの燃費は「18.0km/L」
※車両重量、車両総重量、全長、全幅、全高はすべて2WDの数値のみ記載
※2023年7月時点

ヴィッツのガソリン車に搭載しているエンジンは、馬力が「U」グレードではすべて1.3Lで、「F」と「Jewela」タイプにおいては、1.3Lと1.0Lそれぞれ選択できます。

エンジンの馬力によって燃費と総排気量が異なり、1.3Lのエンジンを搭載している種類では、燃費が25.0km/Lで総排気量が1,329L
一方、1.0Lのエンジンでは、燃費が21.6km/Lで総排気量は996Lです。

ただし、1.0Lのエンジンであっても、「SMART STOPパッケージ」を搭載している場合は、燃費が24.0km/Lであり、搭載していないクルマと比べ燃費が若干良くなります。
この場合の総排気量は変わらず996Lです。

最小回転半径では、「U」グレードで「Sporty パッケージ」を採用した場合に5.6mとなり、それ以外ではすべて5m以下となっています。
1.3Lのエンジンを搭載したクルマにおいては、1.0Lを載せた車種より最小回転半径が少し大きくなり、4.7mです。

 

トヨタの他のコンパクトカーとヴィッツの燃費を比較

ヴィッツの燃費や総排気量など、カタログ値の把握はできたかと思います。
では、他のコンパクトカーと比べるとヴィッツの燃費は良いのでしょうか?

ここでは、トヨタの他のコンパクトカーの燃費とヴィッツの燃費の違いを比較していきます。
下表の通り、トヨタの「アクア」「パッソ」「ヤリス」と比較してみましょう。

※ヴィッツとヤリスはハイブリッド車の値
※アクアとヤリスの燃料消費率は、WLTCモードの値
※ヴィッツとパッソは、JC08モードの値
※2023年7月時点

ヴィッツの燃費を他のコンパクトカーと比較してみると、測定時の走行モードは異なりますが、燃費性能が高いといわれるアクアやヤリスに引け目を取らないレベルの数値です。
総排気量も同レベルの値であり、ヴィッツは他のコンパクトカーと比較しても優れた燃費性能であることが分かります。

最小回転半径においても、Sportyパッケージ(5.6m)を除けば4.7mで、アクアやヤリスより値が小さく小回りが利くクルマです。

ヴィッツのサイズに関する情報については、下記コラムで詳しくご紹介しています。
ぜひご参考ください。
ヴィッツのサイズは?ボディ・室内・荷室まで詳しく!

 

ヴィッツの燃料費を含めた年間の維持費

燃費性能が優れているヴィッツですが、一般的な年間維持費がどの程度であるかご存知でしょうか?
もちろん使用頻度により変動はするのですが、目安としての維持費を参考までにご紹介していきます。

 

年間維持費の種類について

1年間にかかる維持費は、以下の6点を押さえておけば問題ないでしょう。

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 重量税
  • 車検費用
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料

自宅に駐車場がない場合は、上記に加え駐車場代の負担もあります。
都市部では、駐車場代が高額となる場合もあるため、年間維持費として事前に把握しておくのが安心です。

また、任意保険については、年齢や加入する保険の種類によって金額が異なるので注意が必要です。

維持費について、それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

ガソリン代

ヴィッツの実燃費は、運転の仕方にもよりますが、ハイブリッド車は「21.7km/L」ガソリン車の2WDは「14.0km/L~15.6km/L」4WDは「14.1km/L」が目安。

2023年7月現在、レギュラーガソリンは165~168円/Lが相場となっています。
ご自身の年間の走行距離とあわせて計算してみると年間のガソリン代が算出できるので、参考にしてくださいね。

 

自動車税

自動車にかかる税金は2種類あり、そのうちの一つが自動車税です。
年に1回の納付ですが、納付金額は排気量ごとに決められていて、ヴィッツの場合は34,500円(2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた場合は30,500円)です。

対象は、その年の4月1日時点の所有者が支払うもので、 毎年5月末までに支払います。

 

重量税

自動車の税金、もう一方が重量税です。
重量税の税額は、経過年数や自動車の重量によって決まります。
自動車税は毎年かかってはいるのですが、納付のタイミングは車検の際に2~3年分まとめて納付するのが一般的です。

また、2023年7月現在、政府の施策としてエコカー減税を実施しており、条件をクリアしたクルマを購入した場合は、減税の優遇措置を受けられます

排出ガス性能や燃費性能に優れたクルマを所有した際に受けられる優遇措置です。
エコカーではない場合は、新車登録時からの年数が13年18年を超えると重量税が高くなってしまいます。

例えば、ヴィッツのハイブリッド車の場合は車両重量〜1.5トン以下に分類されます。
新車登録から13年未満の場合は24,600円となります(※エコカー減税の適用がない場合)。

 

車検費用

車検の費用は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • 法定費用
  • 車両基本費用
  • 部品交換費用

「法定費用」には、重量税自賠責保険料に加え、検査手数料(印紙・証紙)の2,200円が含まれます。
この法定費用は、どこで車検を受けても同じです。

続いて「車両基本費用」ですが、24カ月定期点検料・測定検査料・車検代行手数料を含む費用で、車検を受ける場所によって、金額が大きく変動します。

最後の「部品交換費用」は、車検を受ける際に判明した各部品やパーツの劣化、オイル漏れなど、修理が必要な部分にかかる費用です。
所有している年数や走行距離などにより損傷の状態は変わり、修理内容や交換する部品によっても金額に幅が出てくるでしょう。

 

自賠責保険

自賠責保険は、自動車事故の被害者救済を目的としているため、クルマを所有している場合は必ず加入しなければならない保険です。

加入期間は任意で決められますが、一般的には新車購入時は「36カ月+1カ月」で契約する場合が多いです。
それ以降は、「24カ月+1カ月」で更新していくことが一般的です。

1カ月多く加入するのは、通常、車検の時に自賠責保険の更新をするのですが、車検と自賠責保険の有効期間満了のタイミングにズレが生じるリスクを避けるためです。
自賠責保険の保険料は、年度によって改定はあるものの、金額は一律で契約期間ごとに決まっています。

2023年7月時点の普通自動車の場合は、25カ月で「18,160円」です。

 

任意保険

自賠責保険以外の補償は、自身で任意保険に加入することでカバーが可能です。
自分で選択する自動車保険は、自賠責保険のように強制ではありませんが、万が一の事故に備えて加入するのが一般的です。

自動車保険にはいくつか種類があり、主に「人に対する補償」と「モノに対する補償」に分けられます。
また、選択する保険商品に特約を付けることで、より幅広い補償を受けることができたり、いくつも保険に加入する必要をなくしトータルでの保険料を軽減する商品もあります。

保険料は、各保険会社の商品ごと、さらに加入者の年齢や走行距離などで変わります。

 

ヴィッツの燃費を良くする方法は?

ヴィッツ

他のコンパクトカーと同様に、高い燃費性能を備えたヴィッツ。
さらに燃費を良くする方法はあるのでしょうか。

ここでは、燃費をさらに改善する走り方などをいくつかご紹介します。

 

ゆっくりと走り始める

ヴィッツのみならず、一般的にクルマは、停車時から走り出す時に最も燃料を消費します。
スタート時のアクセルをゆっくりと加速させ、ある程度スピードが出てきてからしっかり踏み込むといいでしょう。

ハイブリッド車では、この最も燃料消費が大きい部分をモーターで動かすので、ガソリン車よりガソリンの消費が少なくて済みます。
この、停車からスタート時の動作を意識するだけで、燃料消費の無駄を削減できるでしょう。

 

エンジンブレーキを活用する

エンジンブレーキを使うことで、燃料消費の無駄を削減することができます。
ガソリン車の場合は、走行中にアクセルを離すとシフトダウンされ、エンジンの制御によって燃料がカットされる仕組みです。

ただし、停車予定の位置より手前で停止してしまわないよう、自分のクルマのエンジンブレーキがどの程度利くのか把握しておいた方が良いでしょう。
手前で停止してしまうと、再度加速する必要がでてしまい無駄な燃料消費が発生してしまいます。

 

まとめ

ヴィッツは、他のコンパクトカーに引け目を取らないほど、優れた燃費性能が備わっており、コストパフォーマンスが良いクルマ。
グレードや選択できるオプションも豊富で、自分のスタイルに合ったクルマを見つけることも魅力の一つです。

コンパクトなボディが特徴であり、最小回転半径も5m以下で小回りが利くので、駐車がしやすく細い道もスムーズに走行できます。

また、燃費性能に加え、5ナンバーで重量もさほどないため、年間の維持費が低減できるのもヴィッツのおすすめのポイントでしょう。

1999年の販売開始から20年以上、世界で愛されてきたヴィッツですが、ヤリスへの車名変更後もその特徴や魅力が受け継がれています。
今ここで、ヤリスの前身であるヴィッツに再注目し、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

中古車としても、お買い得な条件で購入できるでしょう。

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