トヨタ自動車が発売するパッソは、女性の人気の高いコンパクトカーとして有名です。

2022年8月にはマイナーチェンジが行われ、新型パッソとして発売されています。

マイナーチェンジによって何が変更されたのでしょうか。

今回は、2022年にマイナーチェンジが行われた新型パッソについて、マイナーチェンジの変更点や人気の秘密、新型パッソの基本スペックを紹介します。

パッソの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

トヨタ自動車が販売するパッソとはどんな車？｜女性人気の高いコンパクトカーとして地位を確立

そもそもトヨタが販売するパッソとはどんな車なのでしょうか。

ここではパッソについて下記の項目を紹介します。

パッソについて

• パッソの基本情報
• 2022年8月にパッソがマイナーチェンジを実施

それぞれ詳しくみていきましょう。

パッソの基本情報

パッソとは、トヨタ自動車が2004年6月に発売開始したコンパクトカーです。

2004年の発売から3回に渡りフルモデルチェンジが行われ、現在発売されている新型パッソは3代目にあたります。

3回目のフルモデルチェンジを終えたパッソは、月の販売台数も安定しておりトヨタ自動車が発売する車種の中でも隠れたヒットモデルといわれています。

2022年8月にパッソがマイナーチェンジを実施

3回のフルモデルチェンジ以外にも、複数回に渡ってマイナーチェンジが行われています。

2022年8月には料金改定のマイナーチェンジが行われました。

マイナーチェンジでの変更点は、後半で紹介します。

新型パッソは2022年のマイナーチェンジから2023年5月現在に至るまで、販売が継続しています。

新型パッソは2023年9月末に生産終了｜フルモデルチェンジの情報は？

2023年5月現在時点で、トヨタ自動車の公式サイトにてパッソの生産終了が発表されました。

ピクシスジョイ・パッソ・カムリについて下記日程を持ちまして生産終了いたします。
長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。
誠にありがとうございました。

ピクシスジョイ：23年6月上旬
パッソ：23年9月下旬
カムリ：23年12月下旬

上記に関する詳細はお近くの販売店におたずねください。
引用：[トヨタ自動車]

新型パッソの生産が終了されるのは、2023年9月下旬です。

その後の新型パッソのフルモデルチェンジの情報や廃止などの情報は公式からは依然として発表がありません。

トヨタ公式からの新しい情報を待ちましょう。

新型パッソのマイナーチェンジで実施した変更は価格のみ

2022年に実施された新型パッソのマイナーチェンジでは、装備に関する変更はありませんでした。

変更点は「価格」。

価格の比較は以下のとおりです。

	駆動	従来型パッソ	新型パッソ
モーダ Ｇパッケージ	4WD	1,903,000円	1,913,000円
	2WD	1,727,000円	1,737,000円
モーダ	4WD	1,738,000円	1,748,000円
	2WD	1,562,000円	1,572,000円
XLパッケージ	4WD	1,551,000円	1,561,000円
	2WD	1,375,000円	1,385,000円
X	4WD	1,441,000円	1,451,000円
	2WD	1,265,000円	1,275,000円
モーダチャーム	4WD	1,793,000円	1,803,000円
	2WD	1,617,000円	1,627,000円

引用：[トヨタ自動車]

現行型と比較して、各グレード1万円の値上げが実施されています。

女性の人気が絶えないパッソの魅力4選

ここからはパッソの人気の秘密を紹介します。

女性からの人気が絶えないパッソには、以下の4つの魅力があります。

パッソの魅力

1. 豊富なボディカラー
2. コンパクトカーの中で最小サイズ
3. 女性向けのおしゃれな内装を選択可能
4. コンパクトカーの中でもゆったりとした室内空間を確保

それぞれ詳しく見ていきましょう。

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1.豊富なボディカラー｜全15種類のカラーバリエーションを選択可能

パッソの魅力は、豊富なボディーカラーのバリエーションです。

2023年5月現在、トヨタ自動車の公式ページに掲載されている新型パッソのボディカラーのバリエーションは10種類。

2トーンカラーは5種類が提供されています。

ボディカラー一覧

• ターコイズブルーマイカメタリック
• ダークエメラルドマイカ
• ファイアークォーツレッドメタリック
• ブライトシルバーメタリック
• パウダリーベージュメタリック
• ブラックマイカメタリック
• ホワイト
• プラムブラウンクリスタルマイカ
• パールホワイトIII
• ジューシーピンクメタリック

 

2トーンカラー一覧

• ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ
• ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
• ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック
• ブラックマイカメタリック×パールホワイトIII
• ホワイト×ジューシーピンクメタリック

グレードによって選択できるボディーカラーのレパートリーは異なります。

ボディカラーにこだわりたい人は、色に合ったグレードを選ぶのがおすすめです。

2.コンパクトカーの中で最小サイズ｜街中の運転も安心

パッソはコンパクトカーの中でも最小サイズで街中での運転がしやすい点が魅力のひとつです。

トヨタ自動車が販売するコンパクトカーと比較しても、パッソはボディサイズが特に小さい特徴があります。

同じくトヨタのコンパクトカーであるアクアとサイズを比較しました。

	全長	全幅	全高
パッソ	3,650	1,665	1,525
アクア	4,050	1,695	1,485

全高はアクアの方が低いですが、運転で特に気になる全高や全幅はパッソの方が小さいことが分かります。

軽自動車に限りなく近い普通車として、街中の運転でよく利用する人に人気のある車種と言えるでしょう。

3.女性向けのおしゃれな内装を選択可能｜シートデザインが女性に人気

パッソは女性向けのおしゃれな内装が人気です。

特にモーダやモーダGパッケージ、特別仕様車であるモーダチャームでは、シートがスエード調のトリコットを採用。

ブラックで暗くなりがちなインテリアを明るくしてくれます。

シートが変わるだけで社内の雰囲気がガラッと変わるため、シートデザインにこだわりたい人はパッソがおすすめです。

4.コンパクトカーの中でもゆったりとした室内空間を確保｜自転車も入る広さを実現

パッソの荷室は、リアシートを活用すれば広々空間を確保できます。

パッソのリアシートは6：4分割可倒式リアシートです。

そのため、シートを倒すと荷室を広げられるメリットが。

リアシートを全部倒せば、自転車を横にして収納することも可能です。

コンパクトカーながらも、広々した社内空間を確保できている点も、パッソの魅力といえるでしょう。

新型パッソの基本スペックを比較

新型パッソの魅了がわかったところで、ここからは新型パッソの基本スペックを比較します。

新型パッソの基本スペックを比較

• 新型パッソのグレードは全5種類
• グレードごとの新型パッソの車両サイズを比較
• グレードごとの新型パッソの燃費量を比較

それぞれ詳しくみていきましょう。

新型パッソのグレードは全5種類

新型パッソの用意するグレードは全部で5つあります。

基本グレードは4段階に分かれており、特別仕様車としてモーダチャームというグレードも用意。

新型パッソのグレード

• モーダ Ｇパッケージ
• モーダ
• XLパッケージ
• X
• モーダチャーム

基本グレード4種は、グレードが上がるごとに価格も上がり、搭載される装備のレベルの上がります。

モーダチャームに関しては特別仕様車限定色のジューシーメタリックピンクというボディカラーが選択できたり、運転席にシートヒーターが装備されていたりと、特別装備が豊富な点が魅力です。

基本グレードの特徴を理解した上で、モーダチャームとも比較しながら自分に合った車を見つけてみてください。

グレードごとの新型パッソの車両サイズを比較

パッソのグレードごとの車両サイズは以下のとおりです。

	モーダ Ｇパッケージ	モーダ	XLパッケージ	X
全長（mm）	3,680		3,650
全幅（mm）	1,665
全高（mm）	1,525
室内（mm）	1,975×1,420×1,270

参考：[トヨタ自動車]

車両サイズの違いは、モーダGパッケージとモーダ、XLパッケージとXの間に30mmの全長の差があります。

全長の差によって、小回りのしやすさがやや変わってくるかもしれません。

特別仕様車であるモーダチャームはベースモデルがモーダであるため、車両サイズはモーダと同じです。

グレードごとの新型パッソの燃費量を比較

ここからはグレード別の新型パッソの燃費量を比較しました。

燃費量は駆動によって異なり、それぞれの数値は以下のとおりです。

	2WD	4WD
WLTCモード（km/L）	21.0	19.0
市街地モード（km/L）	17.4	15.7
郊外モード（km/L）	22.6	20.4
高速道路モード（km/L）	22.6	20.5
JC08モード（km/L）	28.0	24.4

参考：[トヨタ自動車]

グレードによる燃費量の違いは内容です。

少しでも燃費の良い車を選びたいという人であれば、2WDのモデルを選ぶと良いでしょう。

新型パッソの新車価格とは？グレード別に比較

トヨタ自動車公式サイトに記載されている、新型パッソの新車価格をまとめました。

	駆動	新型パッソ
モーダ Ｇパッケージ	4WD	1,913,000円
	2WD	1,737,000円
モーダ	4WD	1,748,000円
	2WD	1,572,000円
XLパッケージ	4WD	1,561,000円
	2WD	1,385,000円
X	4WD	1,451,000円
	2WD	1,275,000円
モーダチャーム	4WD	1,803,000円
	2WD	1,627,000円

引用：[トヨタ自動車]

価格帯は127万円〜191万円までグレードや駆動によって違います。

モーダチャームはパッソの特別仕様車ですが、パッソの最上級グレードよりも価格が低いのが特徴です。

グレードごとに装備の違いもあるため、装備内容や対応するボディーカラー、安全性能などを比較しながら決めてみてください。

パッソの中古車価格とは？中古車サイトごとに相場や価格帯を比較

パッソの中古価格は以下のとおりです。

	平均価格	価格帯
カーセンサー	93.8万円	25.8万円～1,080万円
グーネット	69.0万円	4.4〜189.9万円

引用：[カーセンサー],[グーネット]

平均価格や価格帯にばらつきがあることが分かります。

パッソを中古車で購入する場合は、値段だけで判断せず事故歴や修理歴、装備内容や走行距離など、さまざまな項目を比較しながら決めましょう。

まとめ

今回は2022年8月にマイナーチェンジを行った新型パッソについて、マイナーチェンジでの変更点や人気の秘密について紹介し、基本スペックを比較しました。

パッソは女性からの人気が高く、発売から20年近く愛されてきたトヨタ自動車のコンパクトカーです。

カラーバリエーションの豊富さや、女性でも運転しやすいコンパクトな見た目が現在にかけて多くの人を魅了しています。

2022年にマイナーチェンジを行われたことで、やや価格が上昇しましたがコンパクトカーの中では低価格で購入しやすい車種です。

パッソは新車、中古車ともに人気のある車種です。

新車が難しいという人は中古車の購入も検討してみてください。

本記事が参考になれば幸いです。