環境に優しいハイブリッドカーの代名詞として進化を続けてきたプリウス。

現行型プリウスは、スタイル・走り・装備のすべてにおいて一新され、これまでのイメージを大きく覆す存在となりました。

本記事では、現行モデルの魅力や特徴、歴代との違い、グレード選びのポイントまで徹底解説します。

 

プリウスの購入を検討しているけれどどれがいいか迷っている、中古車と新車で迷っている人はぜひ参考にしてください。

現行型プリウスの基本情報と注目ポイント

まずは、現行型のプリウスの基本情報や特徴を解説します。

現行型プリウスの基本情報

現行型はいつ登場？開発コンセプトと背景
現行型プリウスの基本スペック
エクステリア・インテリアの進化
ハイブリッドシステムと走行性能の特徴

それぞれ詳しく見ていきましょう。

現行型はいつ登場？開発コンセプトと背景

現行型プリウスは2022年末に登場し、「Hybrid Reborn」をテーマに革新的な変化を遂げました。

トヨタはプリウスを「環境性能に優れた車」というイメージから、さらに感性に訴える「乗りたいハイブリッドカー」へと刷新することを目指しました。

これまで以上にスタイリッシュなデザイン、向上した走行性能、新たなPHEV（プラグインハイブリッド）設定などが採用されており、単なるエコカーではなく「魅せるクルマ」としての位置づけが強調されています。

環境意識だけでなく、ドライビングプレジャーや所有満足度も重視した現行型プリウスは、従来のイメージを覆す新たな選択肢です。

現行型プリウスの基本スペック

現行型のプリウスのボディサイズや室内サイズの数値は以下のとおりです。

グレード	Z	G	Z	G	U	X
エンジンタイプ	プラグインハイブリッド		ハイブリッド
全幅	1,780
全高	1,430				1,420
室内長	1,840
室内幅	1,500
室内高	1,135		1,130
最小回転半径	5.4				5.3

引用：[プリウス｜主要諸元表],[プリウスXグレード｜主要諸元表]

基本スペックをみると、ボディサイズや室内サイズには、それほど差がないことがわかります。

エクステリア・インテリアの進化

現行型プリウスは、流麗でシャープなシルエットと質感の高い内装に進化しました。

従来の「実用的なエコカー」の印象を一新し、デザイン性を重視したことで、所有する喜びや外観の魅力も追求されています。

 

フロントはシャープなLEDライトを採用し、クーペライクなリアデザインが特徴です。

インテリアでは大型ディスプレイやメーターのレイアウトが洗練され、ドライバー中心の空間に仕上がっています。

 

日常使いはもちろん、スタイルにこだわる方にも満足できるデザインが、現行型プリウスの新たな魅力といえるでしょう。

ハイブリッドシステムと走行性能の特徴

現行型プリウスは、第5世代ハイブリッドシステムによりパワーと燃費を両立した優れた走行性能を誇ります。

トヨタの最新のハイブリッド技術を採用することで、加速力や燃費性能、静粛性が一段と向上し、ストレスの少ない運転が実現しました。

 

2.0Lエンジン搭載モデルでは、従来のプリウスでは得られなかったダイナミックな加速を体感できます。

EV走行との切り替えもスムーズで、都市部でも快適に運転したい人におすすめです。

環境性能だけでなく「運転する楽しさ」にもこだわったハイブリッド性能が、現行型プリウスの大きな魅力です。

歴代プリウスとの違いから見る進化の軌跡

ここからは、歴代プリウスの違いを解説します。

歴代プリウスとの違いから見る進化の軌跡

• 初代〜4代目までの特徴と評価
• 現行型はどこが変わった？進化の注目点

それぞれ詳しく見ていきましょう。

初代〜4代目までの特徴と評価

プリウスは初代から環境性能に優れた車として高い評価を受け、世代ごとに進化を重ねてきました。

それぞれの世代は、時代ごとのニーズに応えながらハイブリッド技術と車両性能を向上させてきたためです。

初代（1997年）は世界初の量産ハイブリッド車として登場し、「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーで話題に。

2代目は燃費性能と居住性の向上、3代目は走行性能の改善と車格の拡大、4代目はTNGAプラットフォームの採用による低重心とデザイン刷新が特徴でした。

このように、歴代プリウスは環境性能に加え、快適性や走行性能を強化し続け、ハイブリッド車のリーダーとして進化を遂げてきたのです。

現行型はどこが変わった？進化の注目点

現行型プリウスはデザイン性、走行性能、パワートレインすべてにおいて大きく進化しています。

トヨタは「選ばれるエコカー」から「乗りたくなるエコカー」へと方向性を転換し、魅力の再構築を図ったためです。

主な変更点は以下のとおりです。

• 低く流れるクーペスタイルのボディでスポーティさを演出
• 新開発の2.0Lハイブリッドシステムは従来よりも高出力
• スムーズな加速と静粛性を実現
• 先進のコネクティッド機能やToyota Safety Senseが全車標準装備

 

現行型プリウスは、従来の実用性を保ちつつもデザイン・性能・装備面すべてが進化した「次世代のハイブリッドカー」です。

現行型プリウスを購入する前に知っておきたいこと

ここでは、現行型のプリウスを購入したい人に向けて、事前に知っておきたいことをまとめました。

購入する前に知っておきたいこと

グレード別の新車価格・オプション装備・納期の目安
グレード別の燃費性能の高さ
維持費・燃費・補助金などコスト情報

それぞれ詳しく見ていきましょう。

グレード別の新車価格・オプション装備・納期の目安

現行型プリウスは、グレードによって価格・装備・納期が大きく異なります。

購入前にしっかり確認しておくことが重要です。

グレード別の新車価格は以下のとおりです。

グレード	駆動	新車価格（税込）
U	2WD	月額18,480円（税込）〜
	E-Four	月額20,350円（税込）〜
G	2WD	3,200,000円
	E-Four	3,420,000円
Z	2WD	3,700,000円
	E-Four	3,920,000円
Zプラグインハイブリッド	2WD	4,600,000円

引用：[トヨタ自動車]

新車価格は「X」が約290万円〜、「Z」が約370万円〜で、Zは大型ディスプレイや先進装備が標準装備されており、PHEVモデルは約460万円〜と高額ですが補助金の対象です。

納期はグレードや地域で差があり、人気のZやPHEVは半年以上かかる場合もあります。

プリウスの公式サイトでは、納期情報が記載されています。

 

“2～3ヵ月程度

PHEV：3～4ヵ月程度”

引用：[トヨタ自動車]

 

価格や装備に加え、納期も考慮してグレードを選ぶことで、スムーズに理想の1台を手に入れることができるでしょう。

グレード別の燃費性能の高さ

現行型プリウスは全グレードで優れた燃費性能を実現しており、特にハイブリッドモデルの経済性が際立っています。

新型プリウスのグレード別カタログ燃費は以下のとおりです。

グレード	Z	G	U	X
WLTCモード（km/L）	28.6 ［26.7］※6		32.6 ［30.7］	32.6 ［30.7]
市街地モード（km/L）	26.0 ［23.4］※6		29.9 ［27.6］	29.9 ［27.6］
郊外モード（km/L）	31.1 ［29.3］※6		37.3 ［34.9］	37.3 ［34.9］
高速道路モード（km/L）	28.2 ［26.8］※6		31.2 ［29.8］	31.2 ［29.8］

［ ］はE-Fourの数値。

【プラグインハイブリッド】

グレード	Z	G
WLTCモード（km/L）	26.0※5
市街地モード（km/L）	23.7※5
郊外モード（km/L）	28.7※5
高速道路モード（km/L）	25.5※5

※5.：195/60R17タイヤ＆17×6½Jスチールホイールを装着した場合、各モード燃費は WLTC：30.1km/L 、市街地：27.4km/L 、郊外：34.4km/L 、高速道路：28.9km/L 

※6：195/60R17タイヤ＆17×6½Jスチールホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC：31.5［29.2］ km/L 、市街地：28.3［25.2］km/L 、郊外：35.5［32.3］km/L 、高速道路：30.7［29.3］km/L
引用：[トヨタ自動車]

新型プリウスのは最新の第5世代ハイブリッドシステムが搭載され、排気量に応じて燃費とパワーのバランスが最適化されているからです。

 

2.0Lハイブリッド（Zなど）はWLTCモードで約28.6km/L、1.8Lハイブリッド（Xなど）は約32.6km/Lという優秀な数値です。

PHEVモデルはEV走行で約87km（満充電）を走行でき、日常の通勤ならほぼガソリン不要です。

 

使用シーンや走行距離に応じて、最適なグレードを選べば、燃費面でも大きなメリットを享受できるでしょう。

維持費・燃費・補助金などコスト情報

プリウスは維持費が抑えられる車としても人気で、補助金対象のグレードもあり、総合的なコストパフォーマンスに優れています。

ハイブリッド車は燃料費が少なく済み、税制優遇や補助制度も活用できる点が経済的です。

燃費の良さで月々のガソリン代は大幅に節約でき、重量税・取得税の減免も受けられます。さらに、PHEVモデルは国のCEV補助金や自治体のEV支援制度を併用できるため、実質価格が大幅に下がるケースもあります。

初期費用だけでなく、長期的な維持コストも見据えて選ぶことで、プリウスの経済性を最大限に活用できます。

まとめ

今回は、現行型プリウスの特徴や魅力、グレードごとの違いや歴代のプリウスについて解説しました。

プリウスは歴代を経て進化をし続けており、最新のプリウスはこれまでの歴史を踏まえ、近未来的なスタイリッシュな見た目と世界トップクラスの燃費性能を誇っています。

購入を検討する人は、車両本体価格だけでなく納期情報や税制優遇などの情報も踏まえて比較してみてください。

 

中古車の購入を検討している人におすすめなのが、「個人売買サービス」の利用です。

なぜなら個人売買サービスを利用すれば、消費税を支払わずにお得に車を手に入れることが可能だから。

その分、契約書の作成や書類集めなどの手続きが発生するのですが、面倒な作業は車の個人売買サービス「モビリコ」にお任せしましょう。

 

モビリコは、トヨタの正規ディーラーウエインズトヨタ神奈川が提供する個人売買サービスです。

 

掲載している車は厳しい審査を通過した車のみ。

さらに車の個人売買に関する丁寧なサポートを受けながら手続きを進められるため、初めてでも安心して任せられます。

 

まずはモビリコの公式サイトから、気になる車を探してみてください。

 

▼▼今すぐ気になる車を探したい人はこちらから▼▼