トヨタの上級セダン「マークX」は、高級感がありながらスポーティーな走りが魅力的で人気の高く非常に長い歴史をもつ車種となっています。しかし残念ながら、2019年に製造が終了してしまいました。
そんなマークXの購入を検討されている方の中には、次のような疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
- 1年間にどれくらいの費用が必要?
- 数年ごとにかかる費用は?
本記事では、このようなお悩みをすべて解決します。マークXを購入した後の1年間にかかる税金や保険料などの年間維持費や走行距離別にシュミレーションしたガソリン代などを用いて徹底解説します。
本記事を最後まで読むことで年間維持費について知ることができ、購入後のイメージを持ちやすくなります。マークXの購入を検討されている方でなくても、車の購入を検討されている方にもおすすめの記事となりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
マークXの維持費内訳
マークXの年間維持費は以下の8つになります。
- マークXの年間維持費
- 自動車税
- 任意保険
- 点検費用
- 法定費用
- 車検費用
- ガソリン費用
- メンテナンス費用
- その他必要に応じてかかる費用
ここからはそれぞれの年間維持費について、シュミレーションをしながら詳しくみていきます。
地域や全体の相場によって大きく変動するものもあるので、マークXの購入後の自分を想像して当てはめながら考えてみてください。そうすることによって、年間維持費について計算しやすくなるでしょう。
マークXの1年ごとにかかる費用
マークXの1年ごとにかかる費用は、以下の通りです。
- マークXの一年ごとにかかる費用
- 内容・自動車税
- 任意保険
- 点検費用
1年ごとにかかる費用の多くは、税金や保険、点検の費用になります。それぞれの費用について詳しくみていきます。
自動車税
自動車税とは、毎年4月1日時点で自動車を所有している方に課税される税金です。納税額は排気量によって異なり、5月上旬ごろに納税書が通知されます。
マークXの排気量はモデルによって異なり、2,499cc~3,456ccとなるため年間当たりの自動車税は43,550円〜57,000円です。
また中古車の場合、4月に所持をしていなくても所持した月の翌月〜年度末(3月)までを月割で計算した自動車税を納めなくてはなりません。
登録月ごとの自動車税の費用は以下になります。
【登録月別の税額】
登録月 | 税額(排気量:2,499cc) | 税額(排気量:3,456cc) |
4月 | 43,500円 | 57,000円 |
5月 | 39,800円 | 52,200円 |
6月 | 36,200円 | 47,500円 |
7月 | 32,600円 | 42,700円 |
8月 | 29,000円 | 38,000円 |
9月 | 25,300円 | 33,200円 |
10月 | 21,700円 | 28,500円 |
11月 | 18,100円 | 23,700円 |
12月 | 14,500円 | 19,000円 |
1月 | 10,800円 | 14,200円 |
2月 | 7,200円 | 9,500円 |
3月 | 3,600円 | 4,700円 |
【排気量別の税額】
排気量 | 税額 |
~1,000cc | 25,000円 |
1,001cc~1,500cc | 30,500円 |
1,501cc~2,000cc | 36,000円 |
2,001cc~2,500cc | 43,500円 |
2,501cc~3,000cc | 50,000円 |
3,001cc~3,500cc | 57,000円 |
3,501cc~4,000cc | 65,500円 |
4,001cc~4,500cc | 75,500円 |
4,501cc~6,000cc | 87,000円 |
6,001cc~ | 110,000円 |
任意保険
自動車には自賠責保険と任意保険の2種類の保険があります。
自賠責保険では、人身事故のみが保証対象となっています。自賠責に加入していないと車検が受けられないように法律で定められており、自賠責保険には加入が義務付けられています。
一方、任意保険は各社さまざまな保険商品があり、自賠責ではカバーできないような補償受けることができます。この任意保険は自身の判断で加入するものです。一般的に自賠責保険はもちろん任意保険にも加入している人が多いです。
ここからは、任意保険の補償内容について紹介していきます。
任意保険の補償内容
任意保険は各社さまざまな保険商品があり、いろいろな補償内容があります。補償内容を大きく分けると以下の通りです。
- 任意保険の補償内容
- 自分への補償
- 相手への補償
- 車への補償
自分へ補償をしてくれる保険は以下の4つです。
- 自分への補償
- 搭乗者傷害保険
- 人身傷害保険
- 無保険者傷害保険
【搭乗者傷害保険】
搭乗者保険は運転者自身の補償だけでなく、同乗者にも適用される補償内容となっています。死傷した搭乗者全員に決められた保険金が支払われます。
【人身傷害保険】
人身傷害保険は、過失の割合に関係なく治療費や損害が補償されます。
【自損事故保険】
自尊事故保険は、運転ミスによる自損事故や相手に過失がない事故をおこして死傷した時に支払われる補償です。
【無保険者傷害保険】
相手が自賠責のみしか加入しておらず十分な補償を受けることができない時に適用される保険です。
次に相手への補償をしてくれる保険は大きく分けて以下の2つです。
- 相手への補償
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
【対人賠償保険】
対人賠償は事故によって相手を死傷させてしまった場合に支払われる補償です。自賠責保険はこちらの対人賠償保険となっていますが、補償内容が不十分な時は追加して任意保険の対人賠償保険から支払われます。
【対物賠償保険】
一般的に対物賠償保険は任意保険であれば補償内容に入っていることが多いです。事故を起こしてしまった時に、車などの相手の財物に損害を加えてしまうことが多いですが、こちらの対物賠償保険から補償されます。
【車への補償】
車への補償には車両保険があります。他の自動車との衝突や自然災害など偶然の事故により自分の車に損害が生じたものに補償される保険です。
任意保険金額シュミレーション
これまで任意保険について解説してきました。さまざまな補償のある任意保険ですが、保険料は等級や免許の色、車両保険の付帯などによって異なります。
ここからは以下の条件でシュミレーションをしていきます。
- 走行距離:5,000キロ
- 免許色:ブルー
-
年代 等級 車両保険あり(非課税) 車両保険なし(非課税) 26歳 9等級 36.3万円 15.3万円 30歳 15等級 27万円 11万円 40歳 17等級 24.5万円 9.1万円
あくまでも一部の例であるので、さまざまな条件や等級、年齢によって保険金額は異なります。簡易的な保険料が確認できる保険会社のシュミレーションサイトがあるので加入する前に複数社でシュミレーションをしてみましょう。
12ヶ月点検費用
12ヶ月点検とは、購入後12ヶ月ごとに行う法令で定められた点検のことです。12ヶ月点検でのチェック項目を次の表でまとめました。
室内点検 | ブレーキペダルと床板の隙間 |
パーキングブレーキ引きしろ(踏みしろ) | |
ブレーキの効き具合 | |
クラッチペダルの遊び | |
クラッチペダルと床板の隙間 | |
エンジンルーム点検 | エンジンオイル漏れ |
トランスミッション、トランスファーの油量・油漏れ | |
ファンベルトのゆるみ・損傷 | |
パワーステアリングベルトのゆるみ・損傷・油量・油漏れ | |
ブレーキマスターシリンダーの油漏れ | |
点火プラグの状態、点火時期ディストリビューターキャップの状態 | |
バッテリーターミナルの接続状態 | |
排気の状態 | |
エアクリーナーエレメントの状態 | |
冷却装置からの水漏れ | |
下回り点検 | ブレーキホース、パイプの液漏れ・損傷・取付状態 |
エキゾーストパイプ・マフラーの緩み・損傷 | |
遮熱板の緩み・損傷 | |
外回足回り点検 | ドラムとライニングの隙間 |
シューの摺動部分とライニングの摩耗 | |
ブレーキディスクとパッドのすきま、パッドの摩耗 | |
タイヤの状態 | |
ホイールナット・ボルトのゆるみ | |
プロペラシャフト・ドライブシャフトの連結部のゆるみ、がた |
また、法定点検項目のほかにも、トヨタが指定する一般的な使われ方よりも厳しい状態で使用した場合はさらに他の点検も必要になることがあります。
シビアコンディション時点検 | ステアリングギヤボックスの取付けの緩み |
ロッド、アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂、損傷 | |
ブレーキドラムの摩耗、損傷 | |
ブレーキディスクの摩耗、損傷 | |
サスペンションの取付部、連結部の緩み、がた | |
サスペンション各部の損傷 | |
ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷 | |
燃料漏れ |
マークXの数年ごとにかかる費用
1年ごとにかかる費用について解説してきました。毎年はかからないですが、数年に1度かかってしまう費用もあります。次は、マークXを所持した際に数年ごとにかかる費用をみていきましょう。マークXの数年ごとにかかる費用は以下の通りです。
- マークXの数年ごとにかかる費用
- 法定費用
- 車検費用
法定費用
数年ごとにかかる費用として法定費用があります。法定費用とは、法律で定められた必ず払わないといけない費用となります。また、法定費用は車検を取得する際に支払う必要のあるものなので車検費用に含まれている場合が多いです。
法定費用は以下の3つです。
- 法定費用
- 自動車賠責責任保険料
- 自動車重量税
- 印紙代
自動車賠責責任保険料
ひとつ目は、自動車賠責責任保険料で、通称自賠責保険といいます。
自動車賠責責任保険は任意保険とは異なり、人身事故のみを対象とした必ず加入しなければならない保険となります。こちらの保険に加入していないと車検も受けられません。
また、加入せずに一般道を走行しなかった場合「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」となります。証明書の不所持だけでも30万円以下の罰金が科せられます。無保険での運転は違反点6点も加算されるため、免許停止処分となるので注意しましょう。
自動車賠責責任保険の補償額は以下の通りです。
死亡による損害 | 最高3,000万円 |
後遺障害による損害 | 最高4,000万円 |
傷害による損害 | 最高120万円 |
自動車賠責責任保険料はまとめて支払うとお得になります。保険料(非課税)は以下の通りです。
37ヶ月 | 27,770円 |
36ヶ月 | 27,180円 |
25ヶ月 | 20,610円 |
24ヶ月 | 20,010円 |
13ヶ月 | 13,310円 |
12ヶ月 | 12,700円 |
車検と自動車賠責責任保険の有効期限には12時間のずれが生じるため、無保険期間ができないようにするためにも新車を購入する場合は、各年数の1ヶ月多いものを選択することをおすすめします。
自動車重量税
2つ目は、自動車重量税(非課税)です。名前の通り、車体の重量によって税額が決まります。車両重量0.5トンごとに年間4,100円の自動車重量税がかかります。
マークXはエコカー減税非対象車であり、中古車の多くは新規登録から13年未満のものになるでしょう。重量は1,510kg〜1,520kgなので自動車重量税の費用は、32,800円になります。以下は、重量ごとにかかる自動車重量税の費用です。
車両重量 | 13年未満の自動車重量税(非課税) |
0.5トン以下 | 8,200円 |
〜1.0トン | 16,400円 |
〜1.5トン | 24,600円 |
〜2.0トン | 32,800円 |
〜2.5トン | 41,000円 |
〜3.0トン | 49,200円 |
印紙代
さいごに、印紙代(非課税)です。印紙代とは、車検の手続きの手数料として国に支払う費用です。
認定工場の場合の印紙代は、1,800円になります。民間車検場と呼ばれる工場内で車検を取ることができる指定工場であれば1,100円と安くなります。
車検費用
車検とは自動車検査登録制度のことで、国が指定する保安基準を満たしているかどうかを検査するものです。初回は新車登録から3年目、以降は2年ごとに国が定めた機関で車検を受けなければいけません。
車検費用には大きく分けて2つの費用があります。
- 車検費用
- 法定費用
- 整備費用
法定費用は、先ほど解説した法律で定められた必ず払わなくてはいけない費用です。車検として一緒に支払います。
整備費用とは、整備や検査をするための費用です。整備費用は車検を行う業者によって名目や内訳が異なりますが、以下のようなものがあります。
- 整備費用
- 24ヶ月点検費
- 測定検査費
- 部品交換費
ガソリン費用
近年、電気自動車が普及していますが、マークXは普通自動車のためガソリンを使用します。
ガソリン代は時期や地域によって異なり、1L数円異なるだけでも年間費用にすると大きな差になるでしょう。グレードごとの燃費を紹介した後に、年間走行距離別にガソリン代をシュミレーションするので、参考にしてみてください。
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マークXのグレードごとの燃費
マークXのグレードごとに燃費をまとめたものが以下になります。
グレード | 燃費 |
250G | 11.8km/L |
250G Four 4WD | 10.6km/L |
250G Fパッケージ | 11.8km/L |
250G Fパッケージ Four 4WD | 10.6km/L |
250RDS | 11.8km/L |
250S | 11.8km/L |
250S Four 4WD | 10.6km/L |
250S Four ファイナル エディション 4WD | 10.6km/L |
250S ファイナル エディション | 11.8km/L |
350RDS | 10.0km/L |
走行距離別ガソリン代シュミレーション
次に、先ほどあげた燃費を用いて走行距離別にガソリン代をシュミレーションしていきます。
年間のガソリン代(税込価格)=(ガソリン価格)×(走行距離)÷(燃費)
上記の式に当てはめて計算していきます。また、今回はガソリン代を150円/L(税込)とします。
年間走行距離3,000kmの場合
年間走行距離3,000kmのガソリン代は以下の通りです。
グレード | 年間費用 | 月額費用 |
250G | (税込)38,136円 | (税込)3,178円 |
250G Four 4WD | (税込)42,453円 | (税込)3,538円 |
250G Fパッケージ | (税込)38,136円 | (税込)3,178円 |
250G Fパッケージ Four 4WD | (税込)42,453円 | (税込)3,538円 |
250RDS | (税込)38,136円 | (税込)3,178円 |
250S | (税込)38,136円 | (税込)3,178円 |
250S Four 4WD | (税込)42,453円 | (税込)3,538円 |
250S Four ファイナル エディション 4WD | (税込)42,453円 | (税込)3,538円 |
250S ファイナル エディション | (税込)38,136円 | (税込)3,178円 |
350RDS | (税込)45,000円 | (税込)3,750円 |
年間走行距離5,000kmの場合
年間走行距離5,000kmのガソリン代は以下の通りです。
グレード | 年間費用 | 月額費用 |
250G | (税込)63,559円 | (税込)5,297円 |
250G Four 4WD | (税込)70,755円 | (税込)5,896円 |
250G Fパッケージ | (税込)63,559円 | (税込)5,297円 |
250G Fパッケージ Four 4WD | (税込)70,755円 | (税込)5,896円 |
250RDS | (税込)63,559円 | (税込)5,297円 |
250S | (税込)63,559円 | (税込)5,297円 |
250S Four 4WD | (税込)70,755円 | (税込)5,896円 |
250S Four ファイナル エディション 4WD | (税込)70,755円 | (税込)5,896円 |
250S ファイナル エディション | (税込)63,559円 | (税込)5,297円 |
350RDS | (税込)75,000円 | (税込)6,250円 |
年間走行距離8,000kmの場合
年間走行距離8,000kmのガソリン代は以下の通りです。
グレード | 年間費用 | 月額費用 |
250G | (税込)101,694円 | (税込)8,475円 |
250G Four 4WD | (税込)113,208円 | (税込)9,434円 |
250G Fパッケージ | (税込)101,694円 | (税込)8,475円 |
250G Fパッケージ Four 4WD | (税込)113,208円 | (税込)9,434円 |
250RDS | (税込)101,694円 | (税込)8,475円 |
250S | (税込)101,694円 | (税込)8,475円 |
250S Four 4WD | (税込)113,208円 | (税込)9,434円 |
250S Four ファイナル エディション 4WD | (税込)113,208円 | (税込)9,434円 |
250S ファイナル エディション | (税込)101,694円 | (税込)8,475円 |
350RDS | (税込)120,000円 | (税込)12,000円 |
年間走行距離10,000kmの場合
年間走行距離10,000kmのガソリン代は以下の通りです。
グレード | 年間費用 | 月額費用 |
250G | (税込)127,119円 | (税込)10,593円 |
250G Four 4WD | (税込)141,509円 | (税込)11,792円 |
250G Fパッケージ | (税込)127,119円 | (税込)10,593円 |
250G Fパッケージ Four 4WD | (税込)141,509円 | (税込)11,792円 |
250RDS | (税込)127,119円 | (税込)10,593円 |
250S | (税込)127,119円 | (税込)10,593円 |
250S Four 4WD | (税込)141,509円 | (税込)11,792円 |
250S Four ファイナル エディション 4WD | (税込)141,509円 | (税込)11,792円 |
250S ファイナル エディション | (税込)127,119円 | (税込)10,593円 |
350RDS | (税込)150,000円 | (税込)12,500円 |
メンテナンス費用
大きな金額を出して車を購入したからには、大切に使いたいと思う人がおおいのではないでしょうか。車は年に一度や数年に一度のメンテナンスはもとより、日頃からのメンテナンスが非常に重要になってきます。
メンテナンス費用は大きく分けて以下の2つに分類できます。
- メンテナンス費用
- 洗車費用
- 消耗品費用
ここからは、それぞれ説明していきます。
洗車費用
日常の生活での車の使用であれば、2週間〜1ヶ月ほどの頻度で洗車をするのがおすすめです。遠出をした際や、海や山などに出かけた際はなるべく早めに洗車をするように心がけましょう。
自分の手で洗車をすると安くできますが、手が届かないところの汚れが残っていたり綺麗に洗車ができていないこともあるので、時にはガソリンスタンドなどの洗車機の利用や、手洗い洗車を利用すると良いでしょう。
1回の洗車費用の目安をまとめておきます。
洗車用品セットの購入(数回使用可) | (税込)2,000円〜3,000円 |
手洗い洗車 | (税込)2,000円〜3,000円 |
洗車機 | (税込)300円〜1,000円 |
カー用品店 | (税込)2,500〜9,000円 |
消耗品費用
次に、車のメンテナンスに必要な消耗品についてまとめます。定期的にメンテナンスが必要な消耗品は以下の通りです。
- メンテナンス費用の必要な消耗品
- ウォッシャー液/ワイパーブレード/ゴム
- タイヤ
- エンジンオイル
- バッテリー
- ブレーキパッド
- ラジエター液
- エアコンフィルター/エアクリーナー
- ヘッドライト
交換頻度や費用、交換する際のポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。
ウォッシャー液・ワイパーブレード・ゴム
これらはフロントガラスを綺麗にし視界良好で安全に走行するために必須のメンテナンスです。メンテナンスを怠ってしまうと、ウォッシャー液は切れ、ワイパーブレードやゴムは劣化していきます。そうなると、雨水をしっかりと拭うことができず視界不良で身の危険に繋がりかねません。
ウォッシャー液は、ボンネットをあけると補充口があるので少なくなったらそこから補充しましょう。種類の異なるウォッシャー液が混じらないように、残っている場合はすべて使い切り混ざらないようにしてから補充します。半年に一度の補充を目安にしています。500円(税込)ほどから購入可能です。
ワイパーブレードやゴムは雨や雪は多い地域だと使用が多くなり、消耗も激しくなります。ゴムが突っかかる音や、うまく雨水や雪が拭えなくなったときは速やかに交換しましょう。ワイパーブレード本体は2,000円(税込)〜ゴムのみであれば1,000円(税込)程度で購入可能です。
タイヤ
タイヤは、車を走行させるためにとても重要な役割を担っています。また、近年性能の良いタイヤが多数販売されており燃費の向上にもつながるでしょう。
タイヤは消耗品のため、走る頻度や距離がおおいとタイヤの寿命も短くなります。タイヤには溝があり、その溝が浅くなっていくためにブレーキ性能が低下し、スリップを起こしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
タイヤの寿命は「スリップサイン」というタイヤの側面にある三角のマークの先端が向いている地面に接する部分を確認することができます。溝の間の隆起した部分が見えた際にはタイヤ交換のサインになるので速やかに交換をしましょう。性能によって大きく費用が異なりますが、5,000円ほど〜購入可能です。
エンジンオイル
エンジンオイルは、車の血液と呼ばれるほどエンジンを良い状態に保つために大切なものです。エンジンオイルの役割は主に5つあります。
- エンジンオイルの役割
- 潤滑作用
- 密封作用
- 冷却作用
- 清浄分散作用
- 防錆作用
エンジンオイルは、運転のたびにどんどん劣化していきます。運転をしていない車でも空気や熱などによる酸化で劣化してしまうでしょう。そのため、半年に1回はオイル交換をすることがおすすめです。
マークXの場合、オイル容量は6.0L前後です。オイル交換にかかる目安の費用は以下の通りです。
カー用品店 | (税込)2,000円~7,000円 |
ガソリンスタンド | (税込)2,000円~4,000円 |
ディーラー | (税込)3,000円~10,000円 |
バッテリー
バッテリーはエンジンの始動時などで活躍します。平均寿命は、2年〜5年ほどと言われていますが、高性能なため寿命のギリギリにならないと不調が現れなく交換の見極めが難しい部品となります。
カー用品店などでは、無料のバッテリー診断を実施しているところもあるのでバッテリーの劣化状態を把握しておくことで交換時期を予測できるでしょう。マークX適合のバッテリーは10,000円(税込)ほど〜購入可能です。
ブレーキパッド
ブレーキパッドとは、タイヤの回転を止める際に使用されるものです。使用ごとに消耗していき、交換時期を過ぎたブレーキパッドを使用しているとブレーキが効かなくなり危険です。
新品の場合10mmあるブレーキパッドですが、残量が3mm以下になったら速やかに交換しましょう。1セット8,000円(税込)ほど〜購入可能です。
ラジエター液
ラジエター液とは、車の冷却水としての役割があり、オーバーヒートを防いだりサビや凍結を防ぐのに必要なものです。交換せずに放置していると、エンジンに損傷をきたすおそれもあるので注意しましょう。
交換目安時期は2年に1度なので車検と一緒に交換してもらうことがおすすめです。リザーバータンクを確認することで自分でも確認することができ、少ない場合はラジエター液を補充しましょう。ラジエター液5,000円ほどで購入可能。
エアコンフィルター・エアクリーナー
エアコンフィルターの交換は盲点になりやすい交換箇所のひとつです。家のエアコンと同じように1年に1度は手入れをしましょう。また、エアコンフィルターのメンテナンスを怠るとエアコンが効きにくくなり燃費が低下してしまいます。エアコンフィルターは2,000円(税込)〜5,000円(税込)ほどで購入可能です。
ヘッドライト
ヘッドライトは、夜間の走行時にとても大切になります。ヘッドライトが切れて点灯しない場合は、違反点数1点、罰則金額7000円が科せられるので注意しましょう。
ヘッドライトの交換は大きく2つに分けられます。
- ヘッドライトの交換の種類
- バルブ交換
- ヘッドライト自体の交換
バルブ交換とは、ヘッドライトの中にはいっているライトのみを交換することです。バルブの寿命は平均3年ほどです。ヘッドライトの点灯がしなくなった時は、ほとんどの場合がこの方法で解決できます。
ヘッドライト自体の交換は、事故等で破損した際にヘッドライトが点灯しなくなった時に交換することが多いです。バルブ交換より費用が大きくかかってしまうので注意しましょう。バルブ交換は2,000円(税込)〜、ヘッドライト自体の交換は25,000円(税込)ほど〜購入可能です。
カーコーティング費用
車のコーティングは、業者やコーティングの種類によって金額が大きく異なります。中古車の場合は、下地処理が必要なため新車のコーティング費用より高くなることが多いです。以下では中古車のコーティング費用の目安をまとめました。
製品名 | 持続性 | 金額 |
ワックス | 1週間 | (税込)2,000~3,000円程 |
ポリマーコーティング | 1~3ヶ月 | (税込)20,000円~40,000円程 |
ガラス系コーティング | 半年~1年 | (税込)60,000~80,000円程 |
ガラスコーティング | 3~5年 | (税込)100,000~150,000円程 |
セラミックコーティング | 5~7年 | (税込)150,000~200,000円程 |
その他必要に応じてかかる費用
その他、必要に応じてかかる費用は以下の通りです。
- そのほかの必要な費用
- 高速代
- 駐車代
- 修理代
- マイカーローン
これらはすべてのマークX所有者にかかる費用ではありません。使用状況や使用環境によって人それぞれ異なります。あくまでも一般例として解説していきます。
高速代
高速代は、高速道路を使用する時に支払う費用です。遠出をよくする人にかかる費用といえるでしょう。マークXは普通車に分類され、高速道路の利用距離によって金額が異なります。
現金で払わずにスムーズに高速道路の料金所を通過することのできる機械、「ETC」を使用することによってさまざまな割引が適用され、費用を抑えることも可能です。
各種割引を下の表でまとめました。
割引名 | 割引率 | 内容 |
深夜割引 | 約30% | 0時~4時までの間に高速道路を走行した時に受けられる割引 |
休日割引
(地方部区間のみ) |
約30% | 土日祝日の0時~24時の間に高速走行した時に受けられる割引
(GW、お盆および年末年始期間を除く。) |
平日朝夕割引
(地方部区間のみ) |
30%〜
50% |
月~金曜日(祝日を除く)の6時~9時までの間または17時~20時までの間に高速道路を走行した時に受けられる割引 |
※いずれも対象外の高速道路あり。重複不可。
駐車場代
駐車場代は、車を所有する際の駐車しておくスペースを借りる際に必要な費用です。駐車スペースがない家が多い都市部に住んでいる方には、必要になりやすい費用といえるでしょう。
敷地内に駐車場があるマンションや借家の場合は、家賃に組み込まれているか家賃とは別に必要になる場合もあります。敷地内に駐車場スペースがない場合は、近くの駐車場を借りる必要があるのでマークXを購入前に必ず確認しておきましょう。
また、都市部と地方とでは駐車場代の価格に大きな差が生じます。年間出費として、どれくらい駐車場代が必要なのかをあらかじめ把握しておきましょう。
修理代
修理代は、車に何かしらの不具合が生じた時に必要な費用です。事故等で修理が必要になれば、任意保険でカバーできることもありますが対象外のものもあるので注意しましょう。
こまめなメンテナンスを心がけることで、急な修理代の出費は防げる可能性もあります。メンテナンスをすることを心がけておきましょう。
マイカーローン
マイカーローンとは、車を購入する際に月々の分割で支払うことです。多くの方は、マイカーローンを利用して購入するのではないでしょうか。頭金を支払った残額でローンを組む場合と、頭金を含めた支払額でローンを組む場合があります。
ローンを組む会社によって条件やローン期間は異なりますが、最長で84回(7年)のローンを組めることが多いです。ここからは、以下の2パターンの支払い回数で月々にいくら必要なのかをシュミレーションしていきましょう。
36回(3年)払い
一般的にマイカーローンは、3年〜5年で返済する人が多いため頭金を含めた総額を36回払いでローンを組んだ時のシュミレーションしていきます。
車体費用 | 月々の返済費 | 年間の返済費 | 返済総額 |
100万 | (税込)29,037円 | (税込)348,444円 | (税込)1,045,322円 |
200万 | (税込)58,074円 | (税込)696,888円 | (税込)2,090,664円 |
300万 | (税込)87,111円 | (税込)1,045,332円 | (税込)3,135,996円 |
実質年利:2.9 %
84回(7年)払い
次に最長で84回(7年)のローンを組めることが多いため頭金を含めた総額を84回払いでローンを組んだ時のシュミレーションしていきます。
ローンは長くすればするほど月々の支払い費用が減り、家計への負担が減少します。しかし、数年後に車を乗り換え新しい車のローンを支払う時に今までのローンが残っていると、より返済に苦しむことになりかねません。
返済総額も高くなってしまうため、月々に余裕のある返済期間と、次の乗り換えを見込んだ返済期間の両方をよく検討して選択しましょう。
車体費用 | 月々の返済費 | 年間の返済費 | 返済総額 |
100万 | (税込)13,168円 | (税込)171,184円 | (税込)1,198,288円 |
200万 | (税込)26,337円 | (税込)316,044円 | (税込)2,212,308円 |
300万 | (税込)39,505円 | (税込)474,060円 | (税込)3,318,420円 |
実質年利:2.9 %
マークXの維持費総額
ここまでさまざまな費用のシュミレーションをしてきました。ここでは、実際にマークXを所有した時にどれくらいの維持費が必要になるのかをまとめていきます。
維持費として、月ごとの維持費と年ごとの維持費とわけて紹介します。
マークXの月ごとの維持費
月ごとの維持費には、多くの場合以下の費用が必要となります。
- 月ごとの維持費
- ガソリン代
- 任意保険料
- メンテナンス費用
ガソリン代(税込) | 約5,500円 | 年間走行距離:5000km ガソリン代:150円/L 燃費:11.8km/L |
任意保険料 | 約22,500円 | 年間走行距離:5000km 30歳 15等級 ブルー |
メンテナンス費用(税込) | 約1,700円 | 年間:約2万円と仮定 |
合計(税込) | 約29,700円 |
マークXの年ごとの維持費
年ごとの維持費には、月ごとにかかる費用の他にも多くの費用がかかることがあります。
- 月ごとにかかる費用
- 自動車税
- 12ヶ月点検費用
- 法定費用
- 車検費用
自動車税 | 43,500円 | 排気量:2499cc |
12ヶ月点検費用(税込) | 約10,000円 | |
法定費用 | 約43,000円 | 自賠責保険:36ヶ月一括 |
車検費用(税込) | 約50,000円 | 2年間に1度10万円と仮定 |
合計(税込) | 約146,500円 | |
月費用との合計(税込) | 約502,900円 |
マークXの維持費を抑えるためには?
先述したとおり、マークXの維持費は月で約29,700円(税込)、年に換算すると約502,900円(税込)必要であることがわかります。この費用には、車の本体代は含まれておりません。
維持費にはさまざまな項目があり、それぞれを少しでも安く抑えることによって年間の維持費が大きく変わります。最後に、マークXの維持費を少しでも抑える方法について以下の4つの項目を考えていきましょう。
- 自動車保険
- ガソリン代
- メンテナンス代
- 車検費用
自動車保険を抑える
自動車保険は、維持費のなかでも大きな割合を占める費用となっています。法定費用は下げることができませんが、任意保険料は業者の選定や保険内容によって大きく異なってきますので以下のポイントについて考えてみてください。
- ポイント
- 運転者のみの補償に限定する
- 割引制度を利用する
- 不要な特約ははずす
- 補償内容と金額は適正か検討する
保険料を抑えすぎてしまうと、いざという時に適切な補償を受けることができず大きな出費に繋がりかねません。しっかりと検討し、適度に見直しを行いましょう。
ガソリン代を抑える
ガソリン代は、車を使う以上必要不可欠な費用となります。しかし、毎回の給油で少しでも気にすることで年間費用は下げることが可能です。
以下の点に注意して給油を心がけましょう。
- ガソリン代を抑えるために気をつけるポイント
- 地域で安いガソリンスタンドを見つける
- ガソリンスタンドの会員カードを作る
- 急加速・急ブレーキを避ける
- 余計な荷物を乗せない
メンテナンス代を抑える
メンテナンス代は、日々のメンテナンスによって少しは抑えることができます。また、全てを業者に任せるのではなく、できることは自身で行うようにすると大幅に抑えることができます。業者を選ぶ際も、比較して検討するように心がけましょう。
車検費用を抑える
車検は自分ですることもできますが、業者に頼む場合が多いのではないでしょうか。こちらも、業者を選ぶ際は比較検討するようにしましょう。サービスが多くついている業者や、サービスをなくし車検費用を安くしている業者などさまざまです。車の使用頻度や状態に見合った車検内容や業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
本記事では、マークXにかかる維持費用について解説してきました。マークXの年間維持費は、約50万円(税込)です。
さまざまな物価が高騰している昨今、ガソリン代の価格高騰などにより車の維持費も少し高くなってきています。しかし、維持費に関わるさまざまな項目を適度に見直すことによって大幅に年間維持費を抑えることも可能です。
2019年に生産が終了しているマークXですが、中古車市場でも高い人気のある車となっています。これらの維持費を参考にして、ぜひ楽しいカーライフを送ってみましょう。
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