
車に乗る際に使っている方も多いエアコンは、車内で快適に過ごす為に欠かせない機能です。しかし「エアコンの効きが悪い」「エアコンを稼働させても効かない」といったトラブルに見舞われることもあり得ます。
そこで、エアコンが効かないと思ったときに試すべきこと、エアコンが効かない10個の理由と解決策について詳しく解説していきます。
真夏にエアコンが効かなくなった場合は、熱中症になる可能性もある為、気がついた時点で早めに対処しておくようにしましょう。
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目次 [show]
エアコンが効かないと思ったときの応急処置
はじめに、エアコンが効かないと思ったときにすぐ試せる応急処置について4つの方法を紹介をしていきます。
- エアコンが効かないと思ったときの応急処置
-
- 窓を開けて風を通す
- 直射日光から退避する
- 直射日光から退避する
- 小型扇風機や保冷剤などを使用する
- コンデンサーに水をかけて冷却する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
窓を開けて風を通す
「全く風が出てこない」「暑くてずっと車内にいられない」という場合には、窓を開けて風が通るようにしましょう。走行中に窓を開けると風が通りやすく、車内温度が軽減されます。
窓を開ける場合には、運転席と左後ろの窓、助手席と右後ろの窓というように対角線上にある窓を開けると風が通りやすくなります。それぞれ全部を開けるのではなく、10cmほど開けるのがおすすめです。
直射日光から退避する
窓を開けても車内が暑い場合には、直射日光から退避するのもおすすめです。日中で車内がとても暑い場合には、日陰や立体駐車場などに退避してみてください。
しばらく経つと車内の温度が改善される為、涼しくなったら走り出すのがおすすめです。
小型扇風機や保冷剤などを使用する
車内が暑いと熱中症になる可能性も高い為、小型の扇風機や保冷剤も暑さを凌ぐのにおすすめの方法となります。保冷剤であればタオルに包み、首の後ろを冷やすようにしましょう。
カー用品店では、車載用の扇風機を売っている場所もある為、車載用を購入するのもおすすめです。また、駐車時にはサンシェードを使うと車内の温度上昇を防ぐことができます。扇風機や保冷剤だけではなく、サンシェードも活用してみましょう。
コンデンサーに水をかけて冷却する
走行前に、コンデンサーに水をかけて冷却する方法も効果が見込めます。コンデンサーは、エンジン内の熱を車外に逃がす役割を持っています。ボディのフロント部分、ラジエターの周りに取り付けられている為、ボンネットを開けて水をかけて冷却してみましょう。
車のエアコンが効かない原因と解決策10選
エアコンが効かない原因として故障や電気系統の異常などさまざまな要因が考えられます。そこで、主な原因10個とそれぞれの解決策を1つずつ詳しく紹介していきます。
- 車のエアコンが効かない原因と解決策
-
- エアコンフィルターが詰まっている
- ガスにトラブルが発生している
- コンプレッサーにトラブルが発生している
- エバポレーターにトラブルが発生している
- サーモスタットが故障している
- 冷却水が不足している
- ファンモーターにトラブルが発生している
- リレーやヒューズにトラブルが発生している
- サーミスタが故障している
- サーボモーターが故障している
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1 エアコンフィルターが詰まっている
「空気が出てこない」「風量が弱い」場合にはエアコンフィルターが詰まっていることが考えられます。
内容
エアコンフィルターには、ホコリや花粉などが車内に入るのを防ぐ役割があり、1年ごともしくは1万kmごとに交換が必要となっています。
フィルターは網目状の為、汚れが溜まると空気が通らず、エアコンが効かなくなることがあるのです。その為、冷たい風や温かい風は出てくるが、風が弱い場合には、フィルターが詰まっている可能性が高いでしょう。
解決策と修理代
この場合の解決策はフィルターを交換することです。カー用品店では1,000円〜5,000円ほどで購入することができます。
カー用品店やディーラーで交換をする場合には、工賃がプラスでかかることが多いです。
エアコンフィルターは、助手席のグローブボックスのところに設置されていることが多く、カバーを取り外して自分で交換をすることもできます。しかし、カバーの取り外しが必要な為、交換に不安がある方はディーラーやカー用品店で交換してもらうのがおすすめです。
2 ガスにトラブルが発生している
エアコンが効かない原因としてエアコンガスの詰まりや漏れ、不足などのトラブルが考えられます。
内容
エアコンガスは通常減ることがありません。しかし、長年の車の使用によって残量が少なくなることや、エアコンガスの管やホースに亀裂が入ったり穴が空いていたりすると漏れて不足することがあるのです。
解決策と修理代
解決策としては、カー用品店やディーラーでエアコンガスのチェックと充鎮をしてもらいましょう。ゴミが原因で詰まっている場合には、クリーニングで取り除きますが、部品が破損している場合には配管の交換が必要となります。
相場は、チェックが5,000円〜8,000円ほど、ガスの補充が2,000〜5,000円ほどです。配管の交換に関しては、どの部分を交換するか、どこまで配管を交換するかで値段が異なる為10,000円〜70,000円と差があります。
エアコンガスは自身で補充をすることも可能ですが、心配な場合にはカー用品店やディーラーで補充をしてもらうようにしましょう。
3 コンプレッサーにトラブルが発生している
エアコンガスに圧力をかけて冷たい空気を作り出す為のコンプレッサーに、トラブルが発生している場合にも冷房が効かなくなります。
内容
エアコンは、エアコンガスが液体化され、その液体が気化するときに生じる冷たい空気で車内が冷える仕組みとなっています。
コンプレッサーにトラブルが生じるとエアコンガスの液化ができない為、冷たい空気を作ることができません。コンプレッサーはエアコン関連の部品の中で負担がかかりやすい部品の為、他の部品よりも壊れる可能性も高くなっています。
解決策と修理代
解決策としてはまず。コンプレッサーの点検をしてもらいましょう。エアコンガスの漏れなどがなく、冷房が効かない場合には、コンプレッサーが故障している可能性が高いです。故障をした場合、交換修理が必要となります。
費用の相場は、50,000円〜100,000円です。さらに工賃が必要となる場合もあります。
コンプレッサーは、5年〜10年で交換が必要となることが多いですが、エアコンガスを定期的に補充し、点検などをしっかり受けていれば10年以上使用ができることもあります。日頃からエアコンガスの補充や点検をしてもらうと安心です。
4 エバポレーターにトラブルが発生している
熱交換器のエバポレータのトラブルもエアコンが効かない原因の1つです。
内容
エバポレーターはコンプレッサーで液化したガスを噴霧して気化する役割を持っています。エアコンフィルターと同じように詰まることもあり、エアコンが効かない場合はエバポレーターの詰まりもしくは故障が考えられます。
解決策と修理代
解決策は、エバポレーターの洗浄と交換です。洗浄の場合、費用の相場は5,000円〜25,000円ほどとなります。交換の場合には、50,000円〜100,000円ほどです。
5 サーモスタットが故障している
暖房が効かない場合には、温かい空気を作り出す為のサーモスタットが故障している可能性が高いです。
内容
サーモスタットは、冷却水の温度調節や流れを管理している部品です。冷却水の温度によって開閉し、エンジンを温めたり冷ましたりする役割を持っています。
サーモスタットが故障をすると、エンジンを温めることができず、温かい空気を作り出すことができません。その為、暖房が効かない場合には、サーモスタットの故障を考えましょう。
解決策と修理代
解決策は、サーモスタットの部品の交換となり、費用の相場は10,000円〜20,000円となっています。
6 冷却水が不足している
サーモスタットに異常がなく、冷却水が不足している場合に暖房が効かないことがあります。
内容
冷却水は、オーバーヒートを防ぐ為に温まったエンジンを冷やす役割を持っており、エンジンの熱によって温められています。
温められた冷却水はラジエーターで冷やされたあと、再びエンジンを冷やすというように循環をしていますが、この冷却水が不足していると温かい空気を作り出すことができません。
その為、暖房が効かないときには冷却水の不足が考えられます。
解決策と修理代
冷却水の補充をすると解決する場合がありますが、交換が必要となる場合もあります。補充の費用の相場は2,000円〜5,000円ほどですが、交換の場合には5,000円〜10,000円ほどが相場となります。
ラジエーターもしくは冷却水が通るラジエーターホーズに異常がある場合には、交換が必要です。ラジエーター交換の費用の相場は20,000円〜80,000円ほど、ホースの交換は10,000円〜30,000円ほどが相場となっています。
7 ファンモーターにトラブルが発生している
車内に風を送風するファンモーターが汚れや故障をしている場合にも冷房や暖房が効かなくなります。
内容
ファンモーターはエアコンのスイッチをオンにすると動きますが、汚れやカビなどが溜まっていると動かなくなることがあります。エアコン送付口から風が出てこない場合や、エアコンを付けるとキュルキュル音がするなど異音が聞こえる場合はファンモーターが動かなくなっている可能性が高いです。
解決策と修理代
エアコンフィルターを交換すると改善される場合がある為、一度フィルターを交換して様子を見てみましょう。交換しても改善しない場合には、他の部品などと合わせてファンモーターが故障していないか確認をしてもらうのがおすすめです。
ファンモーターを交換する場合の費用の相場は、20,000円〜40,000円となっています。
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8 リレーやヒューズにトラブルが発生している
電力の中継機であるリレーや、ケーブルなどに取り付けられている過電流を遮断する為のヒューズにトラブルが発生している場合にもエアコンが効かなくなることがあります。
内容
リレーは部品が焼け付かないようにする為の部品で電力の中継機の役割を担っています。リレーが故障した場合には、電力がコンプレッサーなどの部品に伝わらなくなってしまう為、エアコン自体の使用ができなくなることがあるのです。
また、ヒューズは過電流を遮断する為に、切れる仕様となっています。このヒューズが切れた場合にもエアコンが作動しなくなる為、リレーやヒューズの故障や切断などが原因となっていることもあります。
解決策と修理代
リレーとヒューズを新しいものへ交換をすると改善されることがあります。
リレーは自身で購入することができませんが、ヒューズはカー用品店などで購入することが可能です。同じアンペアのものを購入するようにしましょう。アンペアが異なるものを取り付けてしまうと過電流の原因となる可能性があります。
しかし、新しいヒューズを差し込んださいに、ヒューズが切れてしまう場合には、他の部分の故障が考えられる為、ディラーなどでチェックしてもらうようにしましょう。
リレーを交換するさいの費用の相場は10,000円〜20,000円ほどとなっており、ヒューズの交換に関しては1,000円〜2,000円ほどが相場となっています。
9 サーミスタが故障している
温度の検知をするサーミスタの故障も冷房・暖房共に効かなくなる原因の1つです。
内容
サーミスタは、車内の温度やエアコンの温度を検知し、計測する役割を持っています。センサーの温度を元に車内の温度調節を行う為、サーミスタが故障をすると温度調節がうまくできません。
風は出ているけれど冷房もしくは暖房が効かないという場合にはサーミスタの故障の可能性が高いです。
解決策と修理代
故障しているサーミスタを新しいものへ交換する必要がありますが、自身で交換ができない為、ディーラーなどで交換をしてもらう必要があります。費用の相場は、10,000円ほどです。
10 サーボモーターが故障している
前述のサーミスタの他にも温度調節を担う部品としてサーボモーターがありますが、この部品が故障した場合にも冷房・暖房共に効かなくなることがあります。
内容
設定した温度を保つ為に、サーボモーターが冷たい空気と温かい空気をそれぞれ混ぜながら温度調節を行っています。しかし、サーボモーターが故障した場合には冷たい空気が出ない為、冷房が効かなくなることが多いです。
冷房をかけているのに温かい空気しか出てこない場合には、サーボモーターの故障が考えられます。
解決策と修理代
サーボモーターが故障した場合にも、自身での交換ができない為、ディーラーなどで交換をする必要があります。費用の相場は10,000円〜20,000円ほどとなっています。
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エアコンが効かないのは故障!?故障かどうか確認する方法
エアコンは気温やエンジンの温度、回転数などでも左右されやすく、効きにくいこともあります。冷房が効かないと思ったときにまず試したいのが故障かどうかの確認です。
ここでは以下の2つの方法を解説します。
- 故障かどうか確認する方法
-
- 内気循環で確認する
- 温度を下げて確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
内気循環で確認する
1つ目は内気循環でエアコンを稼働させて確認する方法です。内気循環に設定し、風量を一番強くして見ましょう。少し経ってもエアコンの風が冷たく、暖かくならなければ故障の可能性が高いです。
エアコンには外の空気を車内に取り入れる「外気循環」と車内の空気を循環させる「内気循環」の2つの機能が搭載されています。
内気循環は外気循環よりもエアコンが効きやすい為、一度内気循環で確認をしてみましょう。
温度を下げて確認する
エアコンが故障しているかどうかを確認する方法の2つ目は、エアコンの温度を下げて確認する方法です。この方法は冷房が効かないときに故障かどうかを確認することができます。
外気温が暑い場合、外気循環は車内が涼しくなりにくい為、最低温度にしてエアコンが効いてくるかどうかを確認しましょう。
しばらく経っても車内が涼しくならない場合には、故障の可能性が高いです。
故障をしていた場合はどこで修理すればいい?
故障が考えられる場合は、以下の業者で対応してもらうことができます。
- ディーラー
- 整備工場
- カー用品店
- 自動電装業者
ディーラーは正規品を扱っている為、品質においても安心です。しかし費用が他の業者よりも高くなる可能性もあります。
また、購入から3年間は保証がついている場合が多い為、一度ディーラーへ問い合わせをするのがおすすめです。
整備工場に関しては、正規品以外を扱っている為費用が安く済む場合があります。しかし、整備士の技量によって仕上がりに差が出る為、しっかりと修理したい方はディーラーへお願いをするのが良いでしょう。
その他にも、カー用品店でもチェックや部品の交換をしてもらうことができます。しかし、エアコン関連の部品ではディーラーや西武工場でしか手に入らない部品もあり対応できないものもあります。
エアコンの電気関連の故障の場合には、自動車電装業者に依頼をするのも対応してもらえる可能性が高いです。エアコン修理が得意な業者もある為、一度問い合わせをしてみるのがおすすめです。
修理や交換にかかる費用の相場
エアコンは冷房が効かないのか、暖房が効かないのかによって故障やトラブルが考えられる部品が異なります。そこで、冷房と暖房それぞれの修理が必要になった場合の相場をみてみましょう。
冷房が故障したときの費用の相場
冷房が効かない場合には、以下のトラブルや故障が考えられます。
- エアコンフィルター
- エアコンガス
- コンプレッサー
- エバポレーター
- ファンモーター
- 冷却水
- リレーやヒューズ
- サーミスタ
- サーボモーター
それぞれの費用の相場は以下のようになっています。
内容 | 相場 |
エアコンフィルター | 交換:1,000円〜5,000円 |
エアコンガス | チェック:5,000円〜8,000円 |
補充:2,000〜5,000円 | |
配管の交換:10,000円〜70,000円 | |
コンプレッサー | 交換:50,000円〜100,000円 |
エバポレーター | 洗浄:5,000円〜25,000円 |
交換:50,000円〜100,000円 | |
ファンモーター | 交換:20,000円〜40,000円 |
冷却水 | 補充:2,000円〜5,000円 |
交換:5,000円〜10,000円 | |
リレー | 交換:10,000円〜20,000円 |
ヒューズ | 交換:1,000円〜2,000円 |
サーミスタ | 交換:10,000円 |
サーボモーター | 交換:10,000円〜20,000円 |
暖房よりも冷房に関する部品の方が多い為、故障の可能性がある場合には、ディーラーなどで故障箇所をチェックしてもらうのがおすすめです。
暖房が故障したときの費用の相場
暖房が効かない場合には、以下のトラブルや故障が考えられます。
- エアコンフィルター
- 冷却水
- サーミスタ
それぞれの費用の相場は以下のようになっています。
内容 | 相場 |
エアコンフィルター | 交換:1,000円〜5,000円 |
冷却水 | 補充:2,000円〜5,000円 |
交換:5,000円〜10,000円 | |
サーミスタ | 10,000円 |
エアコンフィルターの交換や冷却水の補充を行っても改善しない場合には、サーミスタの故障が考えられます。
希少車や年式が古い車は修理代が高くなってしまう可能性も
希少車や年式が古い車のエアコンが故障した場合には、部品の仕入れが難しく、費用が高額になる可能性が考えられます。また、数カ所故障していた場合には、エアコンの修理だけで数十万円かかる場合もあり得る為、複数の見積もりを比較してどこで修理するかを決めるのがおすすめです。
今後、廃車にする予定の方は中古車の購入も検討すると良いでしょう。
車のエアコンを長持ちさせるためのメンテナンス方法を解説
車のエアコンが故障した際の対策はわかりましたが、できれば故障しない状態で長持ちさせたいですよね?
ここからは、車のエアコンを長持ちさせるために、簡単にできるメンテナンス方法を解説します。
- 車のエアコンを長持ちさせるメンテナンス
-
- 定期的なフィルター交換・オイル補充
- エアコンの使いすぎを防ぐ直射日光対策
- 車載用扇風機や保冷剤の活用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
定期的なフィルター交換・オイル補充
車のエアコンを長持ちさせるには、エアコンフィルターの定期交換とコンプレッサーオイルの補充が不可欠です。
フィルターが汚れると風量や冷却効率が低下し、負荷がかかってエアコン本体の寿命を縮めます。また、オイル切れはコンプレッサーの焼き付きや故障につながる重大な要因です。
メンテナンスの頻度の目安は以下のとおり。
メンテナンス項目 | 推奨目安(走行距離・期間) | 備考 |
エアコンフィルター交換 | 約10,000〜15,000km
1年に1回 |
においや風量低下の原因にもなるため定期交換が重要 |
コンプレッサーオイル補充・交換 | 1年〜2年に1回
(点検と補充) |
オイル切れはコンプレッサー焼き付きの原因に |
エアコンガス点検・補充 | 1年に1回の点検
減りがあれば補充 |
ガス漏れや減少は冷却力低下・故障リスク増大 |
エアコン作動確認・異音チェック | 半年〜1年に1回
(シーズン前点検) |
異音や冷えの悪化は早期発見が重要 |
エバポレーター洗浄(必要に応じて) | 2年に1回程度
(においや冷却性能の劣化時) |
においやカビ対策としても効果的 |
エアコンフィルターは年1回、または走行1万kmごとの交換が目安。
エアコンオイルはディーラーや整備工場での点検・補充を年1回程度行うのが理想的です。
小さな手間をかけるだけで、高額な修理を防ぎ、エアコンの快適さを長く保てるでしょう。
エアコンの使いすぎを防ぐ直射日光対策
エアコンの酷使を防ぐには、車内温度の上昇を抑える直射日光対策もおすすめです。
車内が高温になると、冷却にかかる負荷が増し、エアコンが常にフル稼働状態になりやすく、結果として故障リスクや寿命の短縮につながります。
フロントやサイドガラスへのサンシェード使用、パーキング時の窓の少しの開放、ダッシュボード上の布カバーなどが効果的です。
具体的な対策アイテムの例は以下のとおりです。
アイテム | 使用方法 | 効果・メリット |
サンシェード
(フロント・リア) |
駐車時にフロントガラス内側に設置して直射日光を遮断 | 室内温度の上昇を抑え、エアコン使用開始時の負荷を軽減 |
サイドウィンドウ用カーテン・シェード | 吸盤やマグネットでサイドガラスに取り付け、室内温度上昇を抑える | 乗車直後の不快な熱気を軽減し、エアコンの効きも改善 |
ダッシュボードカバー | ダッシュボードに装着して熱の蓄積と表面劣化を防止 | 日差しによる室内パーツの劣化防止と温度上昇抑制 |
断熱フィルム(スモーク・UVカット) | ガラスに貼ることで紫外線と赤外線をカットし、断熱効果を向上 | 年間を通じて日差し対策ができ、エアコン使用頻度を低減 |
フロントガラス反射フィルム(外貼り式) | 車外からフロントガラスに貼ることで直射日光を大幅に反射 | 真夏の強い日差しを反射し、車内温度を大幅に下げる |
日差しを遮るひと工夫で、エアコンへの負担を軽減し、長く快適に使うことができます。
車載用扇風機や保冷剤の活用
エアコンの負担を減らす補助アイテムとして、車載扇風機や保冷剤の活用が効果的です。
車内の空気循環を促したり、座席の温度を下げることで、冷却時間の短縮や設定温度の緩和につながり、エアコンへの負荷を減らせます。
USB式の車載扇風機をヘッドレストに設置する、シートに保冷剤を置くなど、数千円の簡易グッズでも効果は十分。
夏の停車中や乗車直後に特に活躍します。
サブアイテムを賢く活用することで、エアコンの寿命を延ばしつつ、省エネ運転も実現できるでしょう。
まとめ
車のエアコンが効かない場合の応急処置や原因、対処法や費用の目安について紹介をしました。
今回、主な原因を紹介しましたが、エアコンは車に乗る上で必須と言っても過言ではないほど重要です。真夏にエアコンが効かない場合には、熱中症の可能性も高くなる為、早めにチェックや修理をしてもらうようにしましょう。
エアコンに関する部品がたくさんある為、どこが故障しているのか見分けるのが難しい場合もあります。その為、年に1度はエアコンフィルターを交換し、チェックもしてもらうと安心です。
少しでもエアコンの効きが悪いと感じた場合には、そのままにせず点検をしてもらうようにしましょう。
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