1955年に誕生したトヨタのフラッグシップ車である「クラウン」は、日本初の純国産乗用車として68年の歴史を誇ります。2024年10月現在、クラウンシリーズは16代目です。

16代目にはクロスオーバー、スポーツ、セダンの3つのボディタイプがすでに展開されており、2025年3月にはクラウンエステートという上級SUVのモデルも予定しました。

今回は、4種類のクラウンシリーズの中でも第一弾として登場した「クラウンクロスオーバー」を紹介します

クラウンクロスオーバーは、トヨタの新しい高級クロスオーバーSUVとして注目されている1台です。スタイリッシュなデザインと快適な乗り心地、先進の安全装備を兼ね備え、幅広いユーザー層から支持を得ています。

新車および中古車の価格帯や、グレードごとの特徴を詳しく比較し、購入時に知っておきたいポイントを丁寧に解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

クラウンクロスオーバーとは?

クラウンシリーズにおけるクロスオーバーとは、伝統的な高級セダンの価値観を継承しながら、新時代のニーズに応える革新的なモデルです。

クラウンの持つ高級感や品質の高さを維持しながら、現代のライフスタイルに合わせた新しい価値を提供しています。

従来のセダンとは一線を画す高いアイポイントと、SUVライクな使い勝手の良さを組み合わせることで、都市での使用から休日のレジャーまで、幅広いシーンで活躍する一台として設計されています。

これらの特徴により、クラウンクロスオーバーは、伝統的なクラウンファンから新しい層まで、幅広い支持を集めているのです。

クラウンのクロスオーバーを他シリーズと徹底比較

ここでは、クラウンのクロスオーバーを、他のシリーズと比較して解説します。

比較するシリーズは、以下の4種類です。

  • クラウンクロスオーバー
  • クラウン
  • クラウンスポーツ
  • クラウンエステート
比較項目
  • ボディサイズ
  • 燃費
  • 新車価格

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ボディサイズ

クラウンクロスオーバー、クラウン、クラウンスポーツのボディサイズは以下のとおりです。

項目 クラウン

クロスオーバー

クラウン

セダン

クラウン

スポーツ

クラウン

エステート

全長(mm) 4,930 5,030 4,720 4,930
全幅(mm) 1,840 1,890 1,880 1,880
全高(mm) 1,540 1,475 1,565〜1,570 1,625
室内長(mm) 1,980 1,970 1,850〜1,855 1,930
室内幅(mm) 1,540 1,595 1,540 1,540
室内高(mm) 1,170 1,135 1,170 1,200

引用:[クロスオーバー|トヨタ自動車],[クラウン|トヨタ自動車],[スポーツ|トヨタ自動車],[エステート|トヨタ自動車]

一般的なクラウン セダンに比べ、他の車種は全高、室内高が大きく、視点が高い分見晴らしの良い室内に開放感を感じられます。

また、室内長はクロスオーバーが最も大きく、車内空間をゆったりと過ごすことができます。

燃費

クラウンクロスオーバー、クラウン、クラウンスポーツの燃費性能を比較しました。

項目 クラウン

クロスオーバー

クラウン

セダン

クラウン

スポーツ

クラウン

エステート

燃費(km/L) 15.7〜22.4 18.0※ 20.3〜21.3 20.0〜20.3

※クラウンセダンの数値はハイブリッド車(燃料電池車除く)

引用:[クロスオーバー|トヨタ自動車],[クラウン|トヨタ自動車],[スポーツ|トヨタ自動車]

カタログ燃費を比較すると、クロスオーバーは最大22.4km/Lと最も高燃費であることが分かります。

ただし、クロスオーバーはターボハイブリッド車かハイブリッド車かによっても、燃費が異なる点に注意が必要です。

ターボハイブリッド車の場合、ハイブリッド車に比べ燃費が小さくなるため、購入前によく確認しましょう。

新車価格

クラウンクロスオーバー、クラウン、クラウンスポーツの新車価格は以下のとおりです。

項目 クラウン

クロスオーバー

クラウン クラウン

スポーツ

クラウン

エステート

新車価格(円) 5,150,000〜6,800,000 7,300,000〜8,550,000 5,200,000〜7,700,000 6,350,000〜8,122,000

引用:[クロスオーバー|トヨタ自動車],[クラウン|トヨタ自動車],[スポーツ|トヨタ自動車]

新車価格の価格帯を比較すると、クラウンが最も高く、クロスオーバーが最も安いことがわかります。

それぞれグレードによって価格は異なるものの、クロスオーバーは比較的手が出しやすい車種と言えるのではないでしょうか。

2025年3月クラウンエステートの発売開始

クラウンシリーズには、クラウンクロスオーバー、クラウン、クラウンスポーツの他に、もう1車種存在しています。

それが、「クラウン エステート」です。

クラウン エステートはSUVライクなボディータイプでありながら、荷室重視の1台となっており、SUVとワゴンの融合を感じられる車両です。

「クラウン エステート」が公表されたのは、2022年7月。

2023年にもクラウン関連のイベントで展示され、クラウンファンを沸かせてきました。

そんな「クラウン エステート」は、2025年3月に発売が開始されています。

クラウンクロスオーバーのグレード別の特徴を解説

ここからは、クラウンクロスオーバーのグレード(2025年11月現在)ごとの特徴を解説します。

  • RS(特別仕様車CROSSOVER RS“THE 70th”含む)
  • Z(特別仕様車CROSSOVER Z“THE 70th”含む)
  • G

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ボディサイズ

クラウンクロスオーバーのグレード別ボディサイズは、下記のとおりです。

項目 RS Z G
全長(mm) 4,930
全幅(mm) 1,840
全高(mm) 1,540
室内長(mm) 1,980
室内幅(mm) 1,540
室内高(mm) 1,170

引用:[クロスオーバー|トヨタ自動車]

クラウンクロスオーバーのボディサイズは、グレード別に違いはありません。

ただし、RSはパノラマルーフを搭載した場合、室内高は1,140mmとなります。

気持ちの良い開放感を演出するパノラマルーフですが、RSでは実際の室内高が30mm低くなってしまう点に注意が必要です。

燃費

クロスオーバーのグレード別燃費性能は以下のとおりです。

項目 RS Z G
燃費(km/L) 15.7 22.2 22.4

引用:[クロスオーバー|トヨタ自動車]

燃費性能は、Gグレードが最も高く、0.2km/Lとわずかな差で次いでZグレード、RSグレードという順で続きます。

RSシリーズは、高出力を重視した設計がなされている、2.4Lターボハイブリッド車です。

一方で、ZとGグレードは、燃費を重視した設計がなされています。

したがって、RSシリーズは高出力重視のため、相対的に燃費が下がる結果となりました。

購入の際には、普段の走行環境を考慮し、出力重視か、燃費重視かを定めた上で検討すると良いでしょう。

クラウンクロスオーバーの基本グレードと上位グレードの違い

基本グレード「G」の特徴

クラウンクロスオーバーの基本グレード「G」は、2.5リッターのハイブリッドパワートレインを搭載し、優れた燃費性能(WLTCモード22.4km/L)を実現しています。静かで滑らかな走りと、走行安定性の高さが特徴です。

安全装備はToyota Safety Senseを標準搭載し、基本的な衝突回避支援、車線維持支援、アダプティブクルーズコントロールなどが備わります。内装は上質な合成皮革をメインに使用し、快適さと上品さを兼ね備えています。

価格は約515万円(税込)からで、コストパフォーマンスの高いエントリーモデルとして人気です。

上位グレード「Z」「RS」の特徴

上位グレードの「Z」は、基本グレードの性能・装備をベースにさらに快適装備が充実。シートは本革仕様となり、運転席と助手席にはパワーシートやシートベンチレーション機能が追加されます。安全装備も一層拡充され、パノラミックビュー対応の全方位カメラやブラインドスポットモニターなどが標準または選択可能となっています。価格は約595万円からです。

「RS」は2.4リッターターボハイブリッドエンジン搭載で、パワフルな加速性能とスポーティな走行性能を重視した最上級グレードです。専用のスポーツサスペンションや大径タイヤ、豪華な本革シート、専用インテリア加飾などを採用し、走りと質感を追求。安全装備も最上位クラスで、先進の運転支援技術「アドバンストドライブ」が搭載されます。価格は約670万円からとなっています。

基本グレードの「G」は燃費や装備の充実度でバランスが良く、上位グレードの「Z」「RS」は快適性や走行性能を高めているため、用途や好みに応じて選択可能です。また、「Z」「RS」にはそれぞれ特別仕様車が用意されており、外装や内装にこだわる方におすすめです。

クラウンクロスオーバーのグレード別の装備と性能

安全装備の違い

クラウンクロスオーバーは全グレードにToyota Safety Senseが標準装備されており、衝突回避支援や車線維持支援、アダプティブクルーズコントロールなどの先進安全機能が備わっています。

上位グレード「RS」や「Z」では、さらに高度な運転支援技術「アドバンストドライブ」(渋滞時支援や緊急時操舵支援)が追加され、快適性と安全性が格段にアップしているのが特徴です。

パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなどの死角検知機能も上位グレードに標準、もしくは選択可能で、日常の安全運転を強力にサポートします。

快適装備とインテリアの比較

グレードによって内装の質感や快適機能に差があり、中間グレードの「G」は合成皮革と上級ファブリックの組み合わせで上質感があり、シートヒーターや本革巻きステアリングホイールなど快適装備も充実しています。

最上級の「RS」は本革シートや運転席・助手席パワーシート、シートベンチレーション機能が標準装備され、後席も電動リクライニング機能付きで長距離乗車も快適です。

大型のディスプレイオーディオやプレミアムサウンドシステムが採用されているほか、パワーイージーアクセスシステムや快適温熱機能など、快適性と利便性を高める装備が充実しています。

これらの装備の違いは用途や好み、予算に応じて最適なグレードを選ぶうえで重要なポイントであり、クラウンクロスオーバーの多彩な魅力を引き出しています。

クラウンクロスオーバーのおすすめポイント

競合車種との比較優位性

クラウンクロスオーバーはトヨタの高級クロスオーバーSUVとして、価格帯は500〜800万円台と、レクサスNX、マツダCX-60、日産アリアなどと競合します。

クラウンクロスオーバーは2.5リッターや2.4リッターターボのハイブリッドシステムを搭載しており、燃費性能と走行性能のバランスに優れるのが大きな特徴です。特にスムーズで静粛な走りとゆったりとした乗り心地は高級車としての満足度が高く評価されています。

また、安全装備の充実や先進的な運転支援技術の採用も競合他社に勝るポイントです。全長や車幅のサイズ感も日本の道路事情に適しており、プレミアム感と使い勝手の両立という強みがあります。

購入者からの評価とレビュー

購入者のレビューでは、クラウンクロスオーバーの高級感ある内外装デザインや居住空間の広さ、快適なシートが好評です。静粛性と乗り心地の良さも高く評価され、長距離ドライブでも疲れにくい点が支持されています。燃費性能やハイブリッドシステムの信頼性についても信頼の声が多く、コストパフォーマンス面でも満足度が高いです。

一方で、一部では価格設定に対する意見やカスタマイズの自由度に対する要望もあり、購入検討時には仕様をよく確認するようにしましょう。総じて、プレミアムSUVとしての価値を実感し、満足度の高いユーザーが多い車種です。

これらのポイントを踏まえ、クラウンクロスオーバーはプレミアムSUV市場で優れたバランスを持つモデルとしておすすめです。

クラウンクロスオーバーの中古車価格をモデル別に比較

ここでは、クラウンクロスオーバーの中古車価格をサイト別に比較していきます。

クラウンクロスオーバーの中古車平均価格は以下のとおりです。

中古車平均価格 中古車価格帯
グーネット 536万円 349.4〜892万円
カーセンサー 524.6万円 349.4~830 万円

引用:[グーネット],[カーセンサー](2024年10月24日時点)

グーネット、カーセンサー共に中古車の価格帯は、約350万円から800万円台までとなっています。

また、平均価格もおおよそ530万円ほどとなっており、サイト別に大きな差はありませんでした。

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まとめ

今回は、クラウンクロスオーバーについて、3つの観点から詳しく解説しました。

1つ目は、クラウンシリーズにおけるクロスオーバーの位置づけと特徴。

2つ目は、クラウンセダン、クラウンスポーツとのボディサイズ、燃費、新車価格の比較。

そして3つ目は、RS、Z、G、Xの各グレードにおける性能の違いです。

クラウンクロスオーバーは、伝統的な高級セダンの価値を守りながら、SUVライクな使い勝手の良さを融合させた革新的なモデルとして誕生しました。

ボディサイズは、クラウンセダンよりもコンパクトながら室内は広々と設計されており、燃費性能も最大22.4km/Lと優れています。

グレード選びは、高出力の2.4Lターボハイブリッドを搭載したRSと、燃費効率に優れた2.5Lハイブリッドを採用したその他のグレードの違いを考慮の上、普段の使用環境や優先したい性能によって、最適なグレードを選択することをお勧めします。

新車でもお買い求めやすいクラウンクロスオーバーですが、より安価に手に入れたいという方は、中古車という選択肢があります。

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