2024年4月8日にGRヤリスはフルモデルチェンジが実施されました。

旧型GRヤリスから新型GRヤリスになったことで、馬力の向上やデザインの改良などが行われ、より使いやすくなりました。

GRを検討する人が気になるのは、馬力やパワートレインなどの走行性能に関わる部分ではないでしょうか？

今回は、新型GRヤリスの馬力や燃費性能、新型と旧型の比較ポイントなどを詳しく解説します。

GRヤリスの購入を検討している方や、GRヤリスの馬力について知りたい方、最新情報を確認したい方はぜひ参考にしてください。

新型GRヤリスの馬力とは？

トヨタが2024年4月8日に販売を開始した新型GRヤリスは、デザイン面の進化よりもパワートレーンやエンジン装備の進化が注目されました。

ここでは新型GRヤリスの馬力について解説します。

新型GRヤリスの馬力

• 新型GRヤリスで初めて300馬力を突破
• グレード別新型GRヤリスの馬力やパワートレーンを比較

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新型GRヤリスで初めて300馬力を突破

新型GRヤリスの馬力は、これまでのGRヤリスとは一線を画しています。

なぜなら新型GRヤリスは、GRヤリスの中で初めて300馬力を突破したからです。

旧型GRヤリスと新型GRヤリスの馬力を比較しました。

	最大トルク＜ネット＞ （N・m（kgf・m）/r.p.m.）	最高出力＜ネット＞ （kW（PS）/r.p.m.）
旧型GRヤリス	370（37.7） / 3,000～4,600	200（272） / 6,500
新型GRヤリス	400（40.8）/ 3,250〜4,600	224（304）/ 6,500

※RZ“High performance”の馬力で比較

引用：[GRヤリス｜トヨタ自動車],[旧車カタログGRヤリス｜トヨタ自動車]

表の中で馬力を表す数値は、最高出力＜ネット＞のkW（PS）のPSの数値です。

旧型GRヤリスの最高出力が272馬力なのに対して、新型GRヤリスは304馬力です。

モデルチェンジで70以上もの馬力がアップしたことで、スムーズな加速が可能になりました。

グレード別新型GRヤリスの馬力やパワートレーンを比較

次に、グレード別の新型GRヤリスの馬力やパワートレーンを見ていきましょう。

新型GRヤリスは3つのグレードがあります。

それぞれの馬力・パワートレーンは以下のとおりです。

グレード	最大馬力（PS）	エンジン	駆動方式
RC	304	1.6Lターボエンジン	8AT・4WD
RZ	304	1.6Lターボエンジン	8AT・4WD
RZ“High performance”	304	1.6Lターボエンジン	8AT・4WD

引用：[トヨタ自動車]

馬力やエンジンタイプ、駆動などはグレードごとの変化はありません。

グレードごと・駆動ごとに違いが出る走行性能は燃費性能です。

グレード	RC RZ RZ“High performance”	RC RZ RZ“High performance”
エンジンタイプ・駆動	GR-DAT（8AT・4WD）	6MT（4WD）
WLTCモード（km/L）	10.8	12.4
市街地モード（km/L）	7.1	9.3
郊外モード（km/L）	11.3	12.9
高速道路モード（km/L）	13.3	14.1

引用：[トヨタ自動車]

グレードごとの燃費性能には違いがありませんが、マニュアルかオートマのトランスミッションによって違いが出ます。

オートマ（8AT）よりもマニュアル（6MT）モードの方が、段階によってギアの調整を自分でできるため、より燃費を抑えつつ車の可能性を広げる走りが可能です。

新型GRヤリスと旧型GRヤリスは何が違う？

新型GRヤリスは、フルモデルチェンジによって何が変わったのでしょうか？

ここでは、新型GRヤリスで改良されたポイントを紹介します。

新型GRヤリスで改良されたポイント

• 新開発の8速AT（GR-DAT）が追加されてバリエーションが拡大
• GRらしいコックピットを追求

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新開発の8速AT（GR-DAT）が追加されてバリエーションが拡大

新型GRヤリスでは、トランスミッションのバリエーションが追加されています。

GR-DATのポイントは以下のとおりです。

• AT制御システムをスポーツ走行用に最適化
• ブレーキの踏み込み方やアクセル操作などを感知し車両挙動の変化が起こる前に先読みするギヤ選択を実現
• AT内部の変速用クラッチに高耐熱摩擦材を採用し世界トップレベルの変速スピードを実現
• RZ“High performance”にはアクセル操作による駆動力コントロール性能向上のためトルセン®LSDを設定

引用：[トヨタ自動車]

旧型GRヤリスには6MTしか用意がなかったため、利用を検討する層が限定されていました。

「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というトヨタのゴールからATの開発をスタート。

その結果広いドライバーがスポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるATとして「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission（以下GR-DAT）」が実現しました。

GRらしいコックピットを追求

新型GRヤリスは旧型と比較してもコックピットの快適度が上がっています。

目指したのは「GRらしいコックピットの追求」で、以下のポイントの改良が行われました。

ライビングポジションやステアリング位置を調整しドライビング姿勢を改良
インナーミラーの取り付け位置を・センタークラスターを調整し前方視界を拡大
シフトレバーを75mm上昇し操作性を向上
12.3インチフルカラーTFTメーターを採用
引用：[トヨタ自動車]

改良を行ったことで、ドライバーの運転をサポートするコックピットを備えた車に進化しました。

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新型GRヤリスの新車価格を紹介

新型GRヤリスの新車価格は以下のとおりです。

グレード	駆動	車両本体価格（税込）
RC	GR-DAT（8AT・4WD）	3,840,000円
	6MT（4WD）	3,490,000円
RZ	GR-DAT（8AT・4WD）	4,830,000円
	6MT（4WD）	4,480,000円
RZ“High performance”	GR-DAT（8AT・4WD）	5,330,000円
	6MT（4WD）	4,980,000円

引用：[トヨタ自動車]

価格帯を見ると3,490,000〜5,330,000円と300万円台から500万円台まで幅があります。

同じグレードの中では駆動によって2種類選べるため、それぞれの特徴を踏まえて比較してみましょう。

まとめ

今回は、新型GRヤリスの馬力や特徴について詳しく解説しました。

新型GRヤリスは、フルモデルチェンジによって馬力が大幅に向上しており、走行性能が改善されています。

また、走行性能だけでなく走行をサポートする運転席の装備の改善や、システムの改良もあり、GRらしさを引き出し人気を拡大できました。

GRヤリスはグレードごとの燃費性能やパワートレインの差はほとんどないため、グレードごとの装備や機能を比較して見るのがおすすめです。

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