70年以上の歴史を持つトヨタのランドクルーザーシリーズ。

なかでも2021年に登場したランドクルーザー300の前モデル「ランドクルーザー250」(通称ランクル250)は、抜群の走破性と快適性を両立させた人気モデルです。

本記事では、ランクル250のグレード別の基本スペックや先行モデルのプラドシリーズの変遷、ランクル250とプラド150系の基本スペック比較について、詳しく解説していきます。

ランクル250の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次

ランクル250をグレード別に比較

ここでは、ランクル250のZX、VX、GXグレードを対象に、下記2点について比較します。

グレード別比較
  • ボディサイズ
  • 燃費性能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ボディサイズ

ランクル250のグレード別ボディサイズは、以下のとおりです。

ZX VX GX
全長(mm) 4,925
全幅(mm) 1,980 1,940
全高(mm) 1,935 1,925
室内長(mm) 2,685 1,935
室内幅(mm) 1,600
室内高(mm) 1,190 1,210
乗車定員(名) 7 5

引用:[トヨタ自動車]

全長、全幅、全高は概ね同じですが、特筆すべきは、室内長です。

ZXおよびVXグレードは2,685mmとGXグレードよりも750mm長くなっています。

この違いは、乗車定員の違いが起因しており、ZXおよびVXグレードは7人乗り、GXグレードは5人乗りです。

ZXおよびVXグレードの室内幅や室内高は、余裕があり、ゆったりとした車内空間がある点が魅力のひとつです。

燃費性能

ランクル250のグレード別燃費性能は、以下のとおりです。

項目 ZX VX GX
燃費(km/L) 11.0 7.5 11.0

引用:[トヨタ自動車]

2.8Lディーゼル車であるZXおよびGXグレードは、11.0km/Lで2.7Lガソリン車のVXよりも高い燃費性能を有しています。

また、ディーゼル車の燃料は軽油でガソリンよりも燃料費が安く済むほか、高出力で熱効率が良いという特徴もあります。

燃費や走行性能の優位性はディーゼル車にあるものの、乗り心地も重要な判断基準です。

購入前に、実際に乗車体験をすることで乗り心地を確認するのも、おすすめです。

ランクル250が買えない?ランクルの販売枠の状況を解説

「多くの人々の生活を支える」というコンセプトに原点回帰した、ランクル250。普段の生活はもちろん、休日にオフロードを駆け抜ける力強い走りが実現されており、人気の高い車両となっています。

そんなランクル250ですが、全身のプラドシリーズから150万円以上の大幅な値上げがあり、ランクルファンが手を出しにくい価格帯になりました。

さらに、2024年5月時点で、ランクル250の受注枠は2025年度(2026年3月)まで埋まっており、新規受注を停止しているそうです。

2024年10月時点でのトヨタの公式HPでは、「詳しくは販売店にお問い合わせください 」となっています。

ランクル250の魅力に惹かれる人は多いものの、価格の高騰や使用に至るまでの待機期間が長いことが入手までの課題となっているのが現状です。

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価格の高騰やそもそも入手までの待機期間が長すぎるという課題のあるランクル250。

新車で買うのが困難な場合、中古車として購入を考える人も多いのではないでしょうか。

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ランクル250の先行モデル、プラドシリーズの歴史を振り返る 

ここでは、ランクル250の先行モデルであるプラドシリーズを振り返ります。

実際に振り返るのは、下記4つのモデルで、ランクル250と比較をしながら解説していきます。

  • ランクル70プラドシリーズ
  • ランクル90プラドシリーズ
  • ランクル120プラドシリーズ
  • ランクル150プラドシリーズ
  • ランクル250
モデル 特徴
ランクル70プラドシリーズ 1990年4月、ショートホイールベースの3ドアのみの設定だった「ランドクルーザー70」系のワゴンとバンに、ロングホイールベースの5ドア車を追加

これを機に、ワゴンモデルには「プラド」のサブネームを付けて「ランクル70」系から分離

ランクル90プラドシリーズ 1996年5月に発売した2代目のモデルチェンジで乗用車的な性格を備えた4WDへと舵を切った

ヘッドライトなどフロント回りのデザインを、ショート(5名乗り)はスポーティに、ロング(8名乗り)は力強い印象にすることで両車の個性を分けた

ランクル120プラドシリーズ 2002年10月に発売された3代目は、新設計の高剛性フレームを採用し、操縦性・走行安定性・静粛性を向上

オフロード走破性・オンロード性能を大幅に高め、さらに高度な登降坂制御を行うえるよう走破性を高める一方、オンロードの操縦性・走行安定性と乗り心地を向上させた

ランクル150プラドシリーズ 2009年9月に発売した4代目は、新たに極低速でのオフロード走行を容易さ、オフロード走破性が向上

内装では、居住性と利便性を向上させている

ランクル250 2024年4月に販売されたランクル250は、原点回帰をテーマに開発され、日常のお買い物から休日のお出かけまで、多様な用途に応える一台に進化

300と同じGA-Fプラットフォームを採用し、走破性を向上剛性に加え、強度と軽量化を達成し、オフロード・オンロードでの優れた走行・安全性能を実現

参考:[Light Duty|トヨタ自動車]

70系の分離を皮切りに、90、120と徐々に乗用車の側面を取り入れつつ、オンロード・オフロード両方で活躍できる車両として進化してきた様子がうかがえます。

150系では、さらに普段使いから快適な乗車体験ができるようアップデートされています。

モデルを決める際には、どのような場面で車両を扱うかを考えることが重要です。

ランクル250とプラド150系の基本スペックを比較

ここでは、ランクル250とプラドシリーズ最新型の150系の基本スペックを比較します。

ランクル250とプラドシリーズ最新型の150系の基本スペックは以下のとおりです。

項目 ランクル250 ランクルプラド150
全長(mm) 4,925 4,825
全幅(mm) 1,940~1,940 1,885
全高(mm) 1,925~1,935 1,850
室内長(mm) 1,935~2,685 2,520
室内幅(mm) 1,600 1,565
室内高(mm) 1,190~1,210 1,240
乗車定員(名) 5~7 7
燃費(km/L) 7.5~11.0 8.3
最小回転半径(m) 6.0 5.8

引用:[ランクル250|トヨタ自動車],[ランクルプラド150|トヨタ自動車]

乗車人員は、ランクル250は5名乗りが選べ、プラド150系は7名乗りのみとなっています。

普段何人で車を利用するのかが、どちらが自身の生活に合った1台か選ぶ際のポイントになりそうです。

また、燃費はランクル250のディーゼル車が最もよく、燃費重視の方にはランクル250ディーゼル車がおすすめです。

なお、プラド150系の8.3km/Lもランクル250のガソリン車より燃費効率は良いため、次の候補としては十分検討できる車両ではないでしょうか。

ランクル250の中古車価格を比較

ここでは、ランクル250の中古車価格を2つのサービスで比較します。

中古車平均価格 中古車価格帯
グーネット 950.3万円 915.9万円
カーセンサー 765〜1,990万円 765~1,280 万円

引用:[グーネット],[カーセンサー] (2024年10月25日時点)

ランクル250は入手しにくいという観点から、やはり中古車価格も高騰しており、最安値で765万円、高いものは2,000万円近くまでのものも。

平均価格も900万円台を突破しており、なかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

まとめ

今回は、ランクル250について、グレード別の解説や専攻のプラドモデルの変遷、最後のプラドシリーズ150系との基本スペックの比較解説をしました。

ランクル250は、プラドシリーズから大幅な進化を遂げ、日常の買い物から休日のオフロード走行まで、幅広い用途に対応できる一台として生まれ変わりました。

しかし、新車価格の150万円以上の値上げや2025年度までの受注枠が埋まっているなど、入手が困難な状況が続いています。

中古車市場でも平均価格が900万円を超え、購入のハードルは決して低くありません。

購入を検討される方は、新車・中古車それぞれのメリット・デメリットを十分に比較検討し、自身の用途や予算に合った選択をすることをおすすめします。

ランクル250やプラドシリーズの中古車購入を検討し、お得に購入したいという方は、車の個人売買サービス「モビリコ」を活用しましょう。

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その分、契約書の作成や書類集めなどの手続きが発生するのですが、面倒な作業は車の個人売買サービス「モビリコ」にお任せしましょう。

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