カローラアクシオといえば、トヨタを代表するセダンタイプの車の一つです。主に法人向け車両として多く販売されています。
落ち着いた外観とシックな装いの内装で、発売開始から20年近く経っている今でも人気の車として発売され続けてきました。
そんなカローラアクシオを購入しようとしているけど、実際の車両サイズや各部のパーツサイズのイメージがつかない方もいるのではないでしょうか。
本記事では「カローラアクシオ」のサイズについて詳細をご紹介します。
- カローラアクシオの車両各部のサイズ
- カローラアクシオの室内サイズとその特徴
- カローラアクシオの二室サイズとその特徴
- カローラアクシオはいれる駐車場サイズ
購入前にイメージと実際のサイズに差異がないことを確認し、購入後に後悔しないように準備しましょう。
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目次
カローラアクシオのサイズについて
カローラアクシオの各部車両サイズはグレードによって異なります。
グレード | 全長 | 全高 | 全幅 | タイヤサイズ | 価格 |
EX(5MT・FF) | 4,400mm | 1,460mm | 1,695mm | 175/65R15 | ¥1,611,600 |
EX(CVT・FF) | 4,400mm | 1,460mm | 1,965mm | 185/60R15 | ¥1,731,500 |
EX(CVT・4WD) | 4,400mm | 1,485mm | 1,695mm | 175/65R15 | ¥1,875,600 |
ハイブリッドEX | 4,400mm | 1,460mm | 1,695mm | 185/60R15 | ¥2,177,000 |
カローラアクシオの原型モデルであるカローラよりも小さく、同じトヨタのクラウンやカムリなど他のセダンに比べてコンパクトなサイズです。
セダンタイプの車ですが、全長が他のセダンより短い分、セダンとハッチバックの中間のようなフォルムをしていますね。
タイヤサイズもクラウンやカムリよりも一回りほど小さく、全体的にコンパクトですっきりした印象があります。
ここでは各部のサイズについてさらに詳しく掘り下げてご紹介します。
- 【長さ】ホイールベース・全長
- 【高さ】全高・最低地上高
- 【横幅】全幅
- タイヤのサイズ
- 最小回転半径
【長さ】ホイールベース・全長
グレード | EX(5MT・FF) | EX(CVT・FF) | EX(CVT・4WD) | ハイブリッドEX |
全長 | 4,400mm | 4,400mm | 4,400mm | 4,400mm |
ホイールベース | 2,600mm | 2,600mm | 2,600mm | 2,600mm |
カローラアクシオの全長は、4種のグレードすべて4,400mmで統一されています。クラウンやカムリは全長が4,900mmを超えているのに対して500mm程もコンパクトに設計されています。
原型モデルであるカローラは全長が4,495mmですので、原型と大幅な差異はありません。このあたりはカローラシリーズの車であることから外れておらず、シリーズとしての統一感を感じます。
発売当初のカローラアクシオは全長が4,410mmでしたので、15年以上経った今でも大幅なサイズ変更はされていません。全長が比較的短いおかげで前後の間隔が取りやすく、世代を問わず運転しやすい車両なのではないでしょうか。
カローラアクシオのホイールベースは2,600mmで、こちらもセダンの中ではコンパクトなサイズとなっています。(クラウン:2,850mm・カリム:2,825mm)
【高さ】全高・最低地上高
グレード | EX(5MT・FF) | EX(CVT・FF) | EX(CVT・4WD) | ハイブリッドEX |
全高 | 1,460mm | 1,460mm | 1,485mm | 1,460mm |
最低地上高 | 160mm | 160mm | 160mm | 160mm |
カローラアクシオの全高は1,460mm~1,485mmです。EX(CVT・4WD)のグレードのみ1,485mmで高く設計されています。
カリムと新型クラウンとの中間に位置し、ハッチバックであるプリウスと同じくらいの高さになっています。
高さ自体は他のセダンタイプの車と差異はあまりありませんが、全長が短くコンパクトに設計されている分全高が高く見えるため、ハッチバックに近い印象を受けます。
最低地上高は160mmとセダンタイプの中では比較的高く設計されており、通常の路面ではよほどの凹凸がない限りは車体下部を擦るなどのトラブルはないでしょう。コインパーキングなどロック式駐車場でロック版やパレット中央部に車体下部が当たることは基本的にはないので安心ですね。
しかし、オフロード車やピックアップトラックのような高さはないので、砂利道や悪路走行はおすすめしません。
【横幅】全幅
グレード | EX(5MT・FF) | EX(CVT・FF) | EX(CVT・4WD) | ハイブリッドEX |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm |
全幅は1,695mmで、こちらも全グレードで統一されています。カローラシリーズの中では一番横幅が狭く、正面から見るとコンパクトでスタイリッシュな見た目になっています。
横幅のサイズ感としてはトヨタ・シエンタやプリウスに近い寸法になります。
(シエンタの全幅1,695mm・プリウスの全幅:1,760mm)
横幅が他のセダンタイプよりも短く、右左折時の小回りもききやすいのが特徴の一つですね。
タイヤのサイズ
グレード | EX(5MT・FF) | EX(CVT・FF) | EX(CVT・4WD) | ハイブリッドEX |
タイヤサイズ | 175/65R15 | 185/60R15 | 175/65R15 | 185/60R15 |
最小回転半径
そもそも最小回転半径という言葉自体初めて聞く方も多いのではないでしょうか。最小回転半径をなぜここで紹介するか、それは最小回転半径が車の「小回り」の良さの目安になる数値の一つになるからです。
それでは最小回転半径とはなんでしょうか。あまり紹介されることが少ない項目ですので、車を選ぶ際の重要な基準ですので本項で詳しく説明いたします。
是非参考にしてみてください。
最小回転半径とは?
最小回転半径とは、車のハンドルを左右どちらかに最大限旋回させたときに一番外側のタイヤの中心が描く円の軌跡の半径のことを指します。
これはつまり、最小回転半径が小さければ小さいほど、運転時に左折・右折がしやすいと感じることができる基準になります。
この数値は「道路運送車両の保安基準」にのっとりメーカーによって計算された論理値になります。
必ずしも小さい車であれば最小回転半径が小さいというわけではありません。また、実際には車の走行速度やボディの長さやフロントの張り出し具合、路面状況やタイヤの状況など外部からの不確定要素によっても数値が変わってしまいます。
車両カタログに載っている数値はあくまで計算上で出された論理値になりますので、参考程度に見ておくといいでしょう。
カローラアクシオの最小回転半径
カローラアクシオの最小回転半径は4.9mmです。
カローラシリーズと比較してみると、カローラが5.3m、カローラスポーツが5.1m、カローラツーリングが5.0〜5.3mなので、カローラシリーズの中ではカローラアクシオは一番小回りがきく車両です。
先代モデルのカローラアクシオよりも最小回転半径が0.2m縮小しており、これは先代モデルよりも車両の全長が500mm短くなったことが関係しています。
コンパクトになったのは見た目だけでなく、運転性のよさも向上していますね。
カローラアクシオの室内サイズ
室内長 | 室内幅 | 室内高 | |
EX(5MT FF) | 1,945mm | 1,430mm | 1,200mm |
EX(CVT FF) | 1,945mm | 1,430mm | 1,200mm |
EX(CVT 4WD) | 1,945mm | 1,430mm | 1,200mm |
ハイブリッドEX | 1,945mm | 1,430mm | 1,200mm |
カローラアクシオの室内サイズは上記表の通り統一されています。
車両各部のサイズがコンパクトに設計されている分、寸法上は狭く感じますが実際には大人4人がゆったりとくつろげる空間が確保されています。
カローラアクシオの室内の特徴
法人向け車両として販売されることが多いカローラアクシオですが、実際に車内はどのような特徴があるのか詳しくご紹介します。
特徴①大容量収納
助手席のフロント部分に設置されているアッパーボックスはかなり大きめに設計されており、ティッシュボックスなど比較的大きな荷物も十分に収納が可能です。
グローブボックスも大きく、雑誌や本などの大きなサイズの荷物も収納ができます。仕事の資料やファイルなども十分に収納が可能なため、にもちが多いサラリーマンなどにオススメの車両です。
こうした大容量収納が備わっているところも法人向けとして販売される理由の一つではないでしょうか。
特徴②世代や用途を選ばない実用性
カローラアクシオの内装は実用性が重視されているため、黒を基調とした落ち着いた仕上がりになっています。
シンプルでシックな内装のため、世代を問わず多くのドライバーに受け入れられやすいデザインといえるのではないでしょうか。
特徴③シンプルなハンドル回り
カローラアクシオハンドルには操作ボタンが少なく、ボタンの用途を把握するのも用意だと思います。
測量系はタコメーターがディスプレイに表示されており、たくさんの数値が表示されることもなくシンプルで見やすくなっています。
ディスプレイにはシフトポジションインジケーターも備わっており、走行中にギアが何速に入っているのかを把握することが可能です。
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カローラアクシオの荷室サイズとその特徴
荷室サイズは荷物を積む上で重要なコンテンツのひとつになります。
仕事をするうえでも、プライベートで旅行に行くなどの理由でも荷物をたくさん詰め込めるかどうかは重要ですね。
カローラアクシオの荷室サイズ
全幅 | 全幅 | 全高 |
1,045mm | 1,570mm | 530mm |
カローラアクシオの荷室容量は約470Lで、寸法上は最大幅が1,570mm、最大高が565mmとなっています。
トヨタの他のセダンタイプの車両と比較してみると、クラウンが約450L、カリムが440Lとカローラアクシオの荷室が大容量で設計されていることがわかります。
コンパクトな見た目でありながらたくさん荷物を積むことができるというのは大きな利点と言えるでしょう。
カローラアクシオの荷室サイズの特徴
特徴①大容量スペースの収納スペース
カローラアクシオの荷室はスーツケースが3〜4個、ゴルフバックが4個ほど積むことが可能です。
全グレードでリアシートは固定されているため、シートを倒して荷室を広げるなどのアレンジはできませんが、多種多様な場面に対応できる大容量な荷室を備えています。
特徴②トランクスルー
トランクスルーとは、大きな荷物や長い荷物を積むために後部座席を倒し荷室と後部座席の間の壁を空けることです。
セダンタイプの車両にはトランクスルーが装備されていることが多いですが、カローラアクシオには先代モデルからトランクスルーが装備されていません。
これもまた、カローラアクシオが他のセダンタイプの社労と差別化を図る一つの要因といえるでしょう。
しかしトランクスルーが装備されていない分、カローラアクシオの荷室は奥行きがかなり広く設計されています。
大人一人なら十分に入ることができる広さです。
カローラアクシオは駐車場に入るのか?
お出かけをする際に必ずと言っていいほど使用するであろう駐車場。都心や商業施設の多い地域では、駐車場に問題なく駐車できるかどうかは車選びをする際に重要なコンテンツの一つだと言えます。
本項では立体駐車場と平面駐車場の平均的な分峰をご紹介します。カローラアクシオを駐車場に入れる際のイメージにつながれば幸いです。
立体駐車場
立体駐車場とは、駐車装置を前後左右に移動させ車両を出し入れする駐車場です。空間を立体的に使用する駐車場なので、狭い土地やスペースでも平面駐車場と同等かそれ以上の台数を駐車することが可能になります。
都心や少々施設が多い地域、駅前などによく見られます。
立体駐車場は高さと奥行きにサイズ制限が設けられています。しかし国として定められている統一規格はありません。地域や自治体によって多少の差はありますが、一般的には下記表の通りになります。
全長 | 全高 | 全幅 |
5,000mm以下 | 1,550mm以下 | 1,800mm以下 |
比較的新しく、最近になって設置された立体駐車場ではそれぞれの寸法に+50mm程度で設計されている場所もあります。
大型のミニバンやSUV、ハイラックスのようなピックアップトラックなどは駐車できない可能性が高いです。
軽自動車やコンパクトカー、セダンタイプの車であれば全長さえ注意すれば駐車に問題はないでしょう。
それでは機械式立体駐車場の平均サイズとカローラアクシオの車両サイズを比較してみましょう。
全長 | 全高 | 全幅 | 重量 | |
機械式駐車場の
平均サイズ |
5,000mm以下 | 1,550mm以下 | 1,800mm以下 | 2,000kg~2,500kg |
カローラアクシオ | 4,400mm | 1,460mm | 1,695mm | 1,050kg~1,180kg |
基本的にはカローラアクシオを立体駐車場に駐車する上でサイズは問題ありません。
全幅においては一般的な規格と100mm程度しか余裕がないため、駐車後車から降りる際には左右の柱や車両にドアをぶつけないよう注意が必要です。
重量に関しては特に問題ありません。極端に荷物をたくさん積んでいたりしない限りは、重量制限に引っかかることはないでしょう。
平面駐車場
平面駐車場の場合、各車両ごとに駐車場の長さと全幅の寸法が決められています。寸法に関して国土交通省の「駐車場設計・施工指針について」で指針が出されています。
全長 | 全幅 | |
軽自動車 | 3,600mm | 2,000mm |
小型乗用車 | 5,000mm | 2,300mm |
普通乗用車 | 6,000mm | 2,500mm |
各車両における寸法には、車両を駐車する上で必要な最低限のゆとりも決められています。
全長ゆとり | 全幅ゆとり | |
小型乗用車 | 600~1,300mm | 500~600mm |
普通乗用車 | 1,300mm | 800mm |
カローラアクシオは普通乗用車に該当します。駐車場とカローラアクシオの寸法上のゆとりは全長が1,600mm、全幅が535mmになります。
実際に駐車する上でも比較的余裕のある駐車が可能です。
他のセダンタイプの車やカローラシリーズの車よりコンパクトに設計されている分、駐車もしやすいです。
カローラアクシオの先代モデルとサイズ比較
全長 | 全幅 | 全高 | 車両重量 | ホイールベース | |
先代モデル | 4,410mm | 1,695~1,730mm | 1,460~1,470mm | 1,100kg~1,270kg | 2,600mm |
現行モデル | 4,360~4,400mm | 1,695mm | 1,460~1,485mm | 1,050~
1,200kg |
2,600mm |
先代モデルのカローラアクシオと現行モデルのカローラアクシオには寸法上大きな差はありません。
現行のカローラアクシオは「大人4人が安心・安全・快適に長距離を移動できるミニマムサイズの車」をテーマに開発されました。
先代モデルより全体的にコンパクトになり、使い勝手の良さ、こまわりの効きが良くなりました。車体サイズは全長が50mm、全幅が1,695mmで統一されるなど先代よりも小さく設計されています。
カローラアクシオは購入層の高齢化に伴い、フルモデルチェンジの度に大型化してきた車両サイズをコンパクトに設計されました。
コンパクトカーであるヴィッツ(現行のヤリス)のシャシーを流用しており、ボディサイズは小さくなりましたが大人4人が乗っても余裕のある快適な車内となっています。
まとめ
カローラアクシオのサイズ感や特徴についてイメージはついたでしょうか。
カローラアクシオはセダンタイプの車両の中でもコンパクトな車両であり、運転がしやすく小回りの効く車です。
コンパクトでありながら収納も多く、荷室はゴルフバック4個が入るほど大容量です。
コンパクトな車両サイズに大容量の収納、そして使用者を選ばないようなデザインにより、世代を問わず運転がしやすく汎用性の高い車です。
仕事やプライベートなど幅広い使用目的に適したカローラアクシオは、きっと多くの方のニーズにマッチする車だと言えるでしょう。
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