3代目ハリアーは全長が4,725mm、全幅が1,835mm、全高が1,690mmというボディサイズで2013年11月に販売が開始されました。歴代モデルが時間をかけて育ててきたプレミアムSUVの先駆者という期待に応えるべく、「高級、進化、新規」の3点をキーワードに開発されています。
そんな3代目ハリアーのガソリン車に、2019年7月2日、黒を基調としたハリアーの特別仕様車 PREMIUM“Style NOIR”が追加されました。
今回は、その特別仕様車 PREMIUM“Style NOIR”の口コミの評価を独自調査してみました。
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目次
ハリアー2019年モデルの口コミとは?
ハリアーの2019年モデルは、特別仕様車 PREMIUM“Style NOIR”が追加された第3代モデルになります。そんなハリアー2019年モデルには、次のような口コミが主に見られました。
- ハリアー2019年モデルの主な口コミ
- ・安全装備が大幅アップデート
- ・内装が力強い
- ・上質感を感じる外装デザイン
- ・追加されたボディカラーがかっこいい
- ・パワーアップした安全装備が嬉しい
- ・歩行者検知機能がすごい
- ・運転アシスト機能が便利で快適
- ・力強い加速と走りやすさが運転を楽しくしてくれる
口コミ①安全装備が大幅アップデート
まず最初に見られた口コミとして、「安全装備が大幅にアップデートされて、使いやすくなった」という意見が多く見られました。
新開発のダウンサイジングターボ「2.0Lターボエンジン 8AR-FTS」が採用され、Toyota Safety Sense Pを全車標準搭載し価格改定が行われたのです。
エクステリアは3連LEDヘッドライト、LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)、サイドミラー下にウェルカムランプが装備されています。
前後バンパーデザイン・テールランプデザインが変更され、ボディカラーに新色が追加、インテリアには室内灯をLED・電動パーキングブレーキが採用されています。
トヨタ純正ナビのサイズは8インチから9.2インチに変更され、旧型モデルで採用されている予防安全技術プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー)ではなく、新型プリウスに搭載された先進技術「Toyota Safety Sense P」を採用しています。
口コミ②内装が力強い
PREMIUM“Style NOIR”の内装に関しては、「力強い」といった口コミが多く寄せられていました。
PREMIUM“Style NOIR”PREMIUM“Style NOIR”では、インストルメントパネル・ドアトリム・ステアリングスイッチを囲む枠の部分にダークシルバー塗装を付け加えており、ドアスイッチベース・シフトパネル・オプティトロンメーターにはピアノブラックの装飾的要素を追加しています。
また、シート表皮・ドアトリム・センターコンソールボックスは、PREMIUMがアイボリーステッチであるのに対して、PREMIUM“Style NOIR”はシルバーステッチとなっています。
このような内装の変化により、口コミにあるような「力強さ」を感じられる室内デザインに仕上がっています。
口コミ③上質感を感じる外装デザイン
内装から感じる力強さとまた異なり、外装からは「上質感を感じる」と言った口コミが目立ちました。
外装に関しては、アルミホイールはブラック塗装に切削光輝を施した専用の18インチアルミホイールが取り付けられています。2018年に発売された特別仕様車 “Style BLUEISH”に装着されているアルミホイールと同じようなものです。
また、フードモール・サイドプロテクションモールには黒漆を塗ったように黒くてつやのあるメッキが施されています。ヘッドランプエクステンションのスモーク調メッキの装飾的要素が追加され、洗練されている上質感を効果的に見せているのです。
口コミ④追加されたボディカラーがかっこいい
PREMIUM“Style NOIR”では、外装色には特別設定色であるブラックマイカが追加されました。こちらは通常のブラックと異なり、光沢度を少し落としたメタリックなカラーリングとなっています。傷なども目立ちにくくなりますし、外装の上質感をより高めてくれるような色です。
その他にも、ブラックマイカを含めて全部で3色が標準で設定され、スパークリングブラッククリスタルシャイン、ホワイトパールクリスタルシャインはメーカーオプションとなっています。
口コミ⑤パワーアップした安全装備が嬉しい
PREMIUM“Style NOIR”では、旧型モデルで採用されている予防安全技術プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー)ではなく、新型プリウスに搭載された先進技術「Toyota Safety Sense P」が採用されています。
また、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]が組み込まれています。もちろん、元になっているグレードに設定されている安全装備も言うまでもなく設定されてます。
「ぶつからないをサポートしてくれるプリクラッシュセーフティ(PCS)」、「はみ出さないをサポートしてくれるレーンディパーチャーアラート(LDA)」、「夜間の見やすさをサポートしてくれるアダプティブハイビームシステム(AHS)」、「ついていくをサポートしてくれるレーダークルーズコントロール(DRCC)」が含まれている装備です。
これらの安全装備が組み込まれている3代目ハリアーには、口コミでも安全装備に対して多くの評価を集めていました。
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Toyota Safety Sense Pって何?
3代目ハリアーでは、Toyota Safety Senseと名付けられた、車間距離が短くなって追突の危険が迫った時に、ドライバーの意志とは無関係にブレーキがかかるシステムが実用化されました。
2017年までに日米欧で売られているほぼすべての乗用車に新たに取り入れることが発表されていたトヨタの安全装備システムです。
この「Toyota Safety Sense P」の大きな特徴は、2種類のそれぞれ異なるセンサーを組み合わせている点で、
「認識する性質と能力の改善」と「要求された機能を安定して果たせる能力」の2点をを同時に支障なく成り立たせています。
Toyota Safety Senseには単眼カメラとレーダーを組み合わせたコンパクトカー向けのToyota Safety Sense C、単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせたミディアムクラス以上向けのToyota Safety Sense Pの2つが存在しています。
大きく異なることは道路上を歩いている人への対応で、Toyota Safety Sense Pは自動ブレーキシステムが働きますが、Toyota Safety Sense Cでは対応していないという点です。
自動ブレーキの対応速度も違いがあり、Toyota Safety Sense Cは10km/hから80km/hの速度でシステムが働く形式となっています。
Toyota Safety Sense Pは10km/hから車両の最高速度までと広い範囲でシステムが作動するようになっていて、システムが作動すると速度を40km/h(対人では30km/h)減速させることが可能となっているのです。
口コミ⑥歩行者検知機能がすごい
歩行者検知機能に関する口コミも多くありました。
歩行者検知機能では、2種類のセンサー(ミリ波レーダーと単眼カメラ)で先行車両や歩行者を検知し、ぶつかる可能性がある場合、ブザーやディスプレイでドライバーに危険が迫ったことを伝えて、注意を促します。
特に目立つ点は道路上を歩いている人を検知する機能を備えていることで、道路上を歩いている人の場合は約10km/hから80km/hの速度域で働きます。そして、速度差が30km/h以下の場合はぶつかることの回避と損害や事故の軽減をサポートしているのです。
車両に対しては約10km/h以上から働き、停止車両と自車の速度差が40km/hの場合に衝突の回避と損害や事故の軽減をサポートします。
道路上を歩いている人の死亡事故は、道路などを横断して歩いている場合が全体の中で約70%の割合を占めています。
プリクラッシュセーフティシステムにより、道路上を歩いている人に対して速度を30km/h減速させるシステムは、死亡事故を減らすことが期待できるそうです。
車両の陰から飛び出してくる道路などを横断する歩行者を検知して、危険が迫ったことを伝えて注意を促すことと、ブレーキアシスト、自動ブレーキによりぶつかることを回避し、損害や事故の被害被害を軽減するこの仕組みが搭載されていることは、3代目ハリアーを購入する大きなメリットとなりそうです。
口コミ⑦運転アシスト機能が便利で快適
安全装備の他に、「運転アシスト機能が豊富で運転しやすい」と言った口コミも見受けられました。特に口コミ内で評価されていた運転アシスト機能が次の3つになります。
- 口コミで評価されていた運転アシスト機能
- ①車線逸脱の危険を知らせるレーンディパーチャーアラート
- ②ハイ・ロービームを自動的に切り替えるオートマチックハイビーム
- ③車間距離を保って追従走行するレーダークルーズコントロール
それでは、これら3つについて詳しく見ていきましょう。
①車線逸脱の危険を知らせるレーンディパーチャーアラート
道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識することで、決められた車線からはずれる可能性がある際に、ブザーとディスプレイで危険が迫ったことを伝えて注意を促す機能です。
ドライバーがウインカーを操作せずに車線を越えそうな場合に作動することで、車線逸脱による事故の回避を支援するのです。
車線逸脱を回避しやすいよう、ステアリングを目的の状態にするために適切な操作をすることによってドライバーのステアリングの操作をサポートします。
車両が不安定に揺れることを検知して、運転を一時やめて休むことを促す機能も備えつけられています。
②ハイ・ロービームを自動的に切り替えるオートマチックハイビーム
対向車のヘッドランプ・先行車のテールランプ・周囲の明るさをカメラで認識して、ハイビームでの走行が可能と判断した場合は原則的にハイビームを使い、対向車を検知すると自動でロービームに切り替えてくれる機能です。
自動的に切り替えることにより、切り替え忘れを防ぎ、手動操作の手間を軽減することで、ドライバーの前方視界確保をアシストします。
15km/h以上の車速でアダプティブハイビームシステムが働き、ウインドシールドガラス、インナーミラーに組み込まれた光を検出するカメラが、先行車のテールランプ、対向車のヘッドライト、周辺の明るさをはっきり見分けます。
先行車や対向車に直接ハイビームを照らすことなく、ヘッドライトが照射するエリアを自動的に配光するシステムで、ハイビーム・ロービームを切り替える必要はありません。
例えば、日没から翌朝の日の出までの間に先行車・対向車がいても、先行車や対向車に対してのみ光を遮るため、先行車や対向車の視界を奪うことなく、視野を広げることができます。
これは、絶えずハイビームの状態でも、先行車や対向車がいる際には、自動的に制御して光を遮る、LEDだけが持つ優れた性質を有効に使ったエポックメーキングな技術です。
進行の妨げになる障害物を早いうちに見つけ出すことや、動物などが目の前に突然現れても対応できる可能性も高まります。この機能により、事故の可能性は低くなるでしょう。
③車間距離を保って追従走行するレーダークルーズコントロール
レーダークルーズコントロールはミリ波レーダーで先行車との車間距離を検知して、走行中の自動車と自動車との間で、安全のために一定の距離を保ちながら追従走行をおこないます。
Toyota Safety Sense Pのクルーズコントロールは全車速域追従機能付です。高速道路はもちろん一般道でも0km/hから100km/hの範囲で車間距離を保ち、追従して走らせることが可能です。
前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知することで、よりスムーズな加減速制御を実現しています。
口コミ⑧力強い加速と走りやすさが運転を楽しくしてくれる
最後に、走りに関する口コミをご紹介します。3代目ハリアーの走りは、とてもきびきびして「力強さと走りやすさ」を実感する口コミが多く見られました。
走りに関して、ハリアーは2017年6月に新しいパワートレインを追加するマイナーチェンジを行っています。
それにより、最高出力231ps・最大トルク350Nmを発生する2.0L直列4気筒ターボ+6速ATが組み込まれたターボ車は、フロントとリアにパフォーマンスダンパーが組み込まれています。
車両の弾性変形に対する抵抗の度合いを高めることで、高速走行時における直進を維持する性能、走りやすさや、ドライバーの意思や期待のとおりに車を動かすことのできる性能を身につけたといえるでしょう。
新しく開発されたダウンサイジングターボを採用
エンジンにおける燃費と環境対策の方法論は、大まかに分類すると、主に欧州で広く行き渡っているダウンサイジングターボと、日本が中心となって推し進めているハイブリッドのふたつです。
日本では速度レンジや使用環境の面で電動モーターを使う方がメリットが大きいため、欧州市場に車種展開するためにはやはりターボエンジンが必須となります。
トヨタ初のダウンサイジングターボエンジンである「2.0L直噴ターボエンジン 8AR-FTS」は、欧米市場が主要ターゲットとなるレクサスブランド用として2014年に登場しました。
トヨタ自動車の直列4気筒ガソリンエンジンの系列であるAR系といっても、スクエアなボア×ストロークをはじめ、ほぼ新しい設計といってよいでしょう。
シリンダーヘッド一体型となっている4-2集合排気管は、冷却水による水冷式として排出されるガス温度を下げ、集合部はツインスクロールとして排出された熱を集める効率を高めることを目標として目指しています。
水冷式インタークーラーはエンジン冷却とは別系統のラジエーターを経由しています。VVTは可変プーリーと電磁バルブを同軸配置して効率を高めると同時に、吸気側位相変化を75度と大きくして、高出力に対応できます。
ブローバイガスをターボ過給の負圧を利用して強制換気し、オイル交換インターバルをNA並みとする工夫もされているのです。
これまで中心だった旧世代に替わる世代のヘッドライトシステムには、アダプティブハイビームシステム(AHS)があり、オートマチックハイビーム(AHB)がますます進歩して、より優れた形となっています。
これは、絶えずハイビームの状態でも、先行車や対向車がいる際には、自動的に制御して光を遮る、LEDだけが持つ優れた性質を有効に使ったエポックメーキングな技術です。
ブラックを基調とした特別仕様車ハリアーPREMIUM“Style NOIR”
ハリアーの2019年モデルである特別仕様車PREMIUM“Style NOIR”は、2.0L エンジンPREMIUMグレードをベースに価格28,080円でオプション品となるインテリジェントクリアランスソナー ICS(パーキングサポートブレーキ)を全車で標準装備となっています。
NOIRとはフランス語で黒という意味で、内装・外装がともにブラックを基調としている特別仕様車の特に目立つ点が、名前の由来となっているのです。
インテリアはインストルメントパネル、ドアトリム、ステアリングスイッチのベゼル部にダークシルバー塗装、ドアスイッチベース、シフトパネル、オプティトロンメーターにはピアノブラック加飾が施されています。
エクステリアはブラック塗装に切削光輝を施した専用18インチアルミホイールを特別装備し、スモーク調メッキ加飾のヘッドランプエクステンション・漆黒メッキのフードモールやサイドプロテクションモールを採用しています。
安全面ではインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]が特別に取り付けられており、駐車場でのアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏みすぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与しています。
3代目U60系ハリアーのラインナップでは、ターボ車やハイブリッド車もラインナップされていますが、PREMIUM“Style NOIR”はガソリン車になります。
PREMIUM“Style NOIR”の価格
PREMIUM“Style NOIR” 2WD 価格3,299,400円
PREMIUM“Style NOIR” 4WD 価格3,493,800円
同グレードのPREMIUMは2WDが3,249,720円、4WDが3,444,120円であるため、プラス49,680円となっています。
まとめ
3代目ハリアーの特別仕様車 PREMIUM“Style NOIRについて、口コミを軸に機能面や内外装の魅力を紹介してきました。
オフロードの動力性能や走行時の安定性・運動性・制動能力などについて、総合的に能力も向上していますが、パフォーマンスを十分に働かせるのは圧倒的にオンロードだといえるでしょう。
力強いターボエンジンによるスムーズな加速性能や、落ち着いていて激しい変動のないコーナリング性能は、最高級のプレミアムSUVである3代目ハリアーだからこその出来映えといえます。
黒を基調としたPREMIUM“Style NOIR” は非常に見栄えがして心惹かれるでしょう。これから3代目ハリアーの購入することを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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