ヴォクシーはトヨタの人気車種の1つです。「ヴォクシーに乗ってみたい」「ヴォクシーを検討しているけど乗り心地が気になる」という方も少なくないでしょう。

ヴォクシーがどのような車なのかを詳しく知るためには、実際に乗っている人の口コミから乗り心地をみていくのが一番です。実際の乗り心地に関しての口コミを見るのが、ヴォクシーに対する評価を知る近道といえるでしょう。

そこで本記事ではヴォクシーの乗り心地に関する口コミをまとめてみました。口コミを見て、実際に乗ってみたいと思ったらぜひ試乗・購入を検討してみてください。

目次

ヴォクシーのシートは?

運転席と助手席のシートは、快適温熱シートとなっているため快適に過ごすことができます。そのほか、折りたたみ式大型サイドテーブルや左右独立温度コントロールフロントオートエアコンなど、さまざまな装備で充実しています。

シートの素材はグレードによって違いますが、基本的には上級ファブリックか合成皮革+ファブリックとなっています。シートの素材や装備によっても乗り心地は大きく変わるため、できるだけ乗り心地が良くなるように選びましょう。

ヴォクシーのグレードは?

ヴォクシーのグレードは、2022年にフルモデルチェンジをしてから、ハイブリッド車とガソリン車それぞれ「S-Z」、「S-G」の2グレードずつとなりました。「S-Z」グレードでは、タイヤとホイールの大きさとデザインがガソリン車とハイブリッド車では異なります。

デザインはともかく、大きさが異なるとなると、乗り心地にも影響しかねません。また、グレード別の特徴として、ハイブリッド車の方には遮音性がかなり高いウインドーシールドグリーンガラスが使用されているので、より快適に過ごすことができるでしょう。

「S-G」グレードに関しては、ハイブリッド車とガソリン車で、タイヤやホイールの大きさ、デザインの差はありません。

ヴォクシーの乗り心地は?

それでは、早速乗り心地に関して解説していきます。まずは距離という観点から、「短距離」と「長距離」で乗り心地を比較してみます。

ヴォクシーの短距離の乗り心地は?

短距離の場合、主に街中での走行が想定されますが、街中での走行に関する口コミでは「全く問題がない」という声が多くみられました。

具体的には、「ロードノイズの少なさ」と「足回りのレスポンスの良さ」がその理由として多く上がっていました。
遮音性が高いため、街中の舗装された道路であれば問題なく静かに走行することができます。
また、足回りのレスポンスが良いため、取り回しがしやすいという点も挙げられています。
特に街乗りでは、道の混雑やカーブ、信号待ちなどで速度の変化が多くなりやすいです。そんな時でも、ヴォクシーであればしっかりレスポンスよく反応してくれ、その反応も非常に滑らかなので運転していて疲れることがなく、乗り心地の快適性も実現しています。

足回りだけでなく、カーブなどの多い街中だからこそハンドル操作性の高さを感じるといった声もありました。ハンドルを少し切れば素直に曲がってくれるため、女性や高齢の方でも扱いやすい車に仕上がっています。

また、ミニバンとしては少し小さなサイズであるため、街中特有の少し狭い道でも運転しやすいのが嬉しいところです。

ヴォクシーの長距離の乗り心地は?

長距離移動に関するヴォクシーの乗り心地は評価が分かれており、長時間の移動はどうしても、疲れを感じてしまう方もいるようです。とはいえ、「ファミリーカーとして乗るのにはこんなものだろう」という意見も見られ、何を優先するかにもよるでしょう。

具体的には、遮音性や振動といった面で、短距離走行ではあまり感じられなかった違和感を少し感じやすくなるというような意見が見られました。
また、後部座席の特に3列目シートに関しては座り心地に関しても「若干快適性が他のシートより欠ける」といった口コミも見られました。

ヴォクシーの乗り心地に関する口コミ

その他の視点では、ヴォクシーの乗り心地に関して、どのような口コミがあるのでしょうか。実際に購入して乗っている人の口コミを元に、そうした乗り心地を生み出すヴォクシーの装備や基本性能についても合わせてみていきましょう。

ヴォクシーの乗り心地に関する主な口コミ
・ちょうど良い大きさで乗りやすい
・運転席は、十分に快適
・助手席も、運転席同様快適
・後部座席は少し固い
・最新モデルはさらに乗り心地アップ

口コミ①ちょうど良い大きさで乗りやすい

ヴォクシーは、ミニバンの中で比較すると比較的コンパクトなミニバンとなっています。そのため、「ちょうどいい大きさで乗りやすい」といった口コミがみられました。

特に子供や高齢の方がいる家族では段差の大きな車は乗り降りがしにくくファミリーカーとしては使用しにくくなってしまいますが、ヴォクシーはそういったときにも快適に使用できます。
さらにオプションとして装備できるユニバーサルステップなら、機械式でスライドドアと連携してステップが出てきます。スライドドアがクローズするときには、きちんとボディの下に隠れる構造で、乗り降りをサポートする便利な装備といえます。
さらにヴォクシーには、子供の乗り降りをサポートするロングアシストグリップも備わっています。5歳くらいの子供でもつかむ事ができる大きさのアシストグリップは、長いだけでなく子供が握る位置は細くするなどの徹底した工夫がなされていて、ファミリーカーであることをしっかり意識した使い勝手の良い構造となっています。

ミニバンの中では比較的小さいながらも、車内空間はとても広く設計されており隣の人との幅も十分に確保されているため、「狭い」と感じることは全くありません。
特に、ロングドライブなどの際には足回りの快適性が重要になってくるため、足回りに十分な快適スペースが生まれるように工夫された設計となっています。

コンパクトな車体は、乗り心地だけでなく、車の取り回しにおいてもメリットがあります。
特に街乗りなどの際は、ミニバンでは走行が難しい細い路地などを比較的楽に走行することができます。

口コミ②運転席は、十分に快適

運転席は、非常に評価の高い口コミが多かったです。運転席も手の届くちょうど良い位置に多くの機能が配置されており快適に運転することができます。

シートは「やや硬め」といった口コミも見られましたが、実際に座ると座面はしっかりとしたクッション素材のため、長時間乗っても疲れないような質感となっています。
また、シート自体が大きすぎないため体にフィットし、結果として車の取り回しのしやすさにも繋がっているようです。

背もたれに関しては少々硬めではあるようですが、同様に包み込むようなフィット感が安心して運転できる空間を実現しています。

口コミ③助手席も、運転席同様快適

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助手席にも運転席と同じシートが備えられているので、運転席同様快適かつフィット感のある乗り心地を体感することができます。

また、2022年のフルモデルチェンジにより先代とは異なるプラットフォームを使用することで、さらに振動や騒音の少なさを実感できるような乗り心地を手に入れました。
特に助手席と運転席の静粛性は圧巻で、先代の口コミにはいくつか見られたエンジン音に関する口コミは2022年のハイブリッドモデルになるとほとんどみられなくなりました。
運転席に関しては運転している感を感じられるエンジン音が好きといった意見もありますが、助手席に関しては静粛性を求める声が多いので、このような静粛性を高めたヴォクシーの乗り心地は嬉しい変化と言えます。

口コミ④後部座席は少し固い

対して後部座席に関しては、少し固いような印象を受ける声がいくつか見られました。特に高速走行時は走行時の振動が伝わりやすく、長時間走行は疲れてしまうという意見もあります。

その原因として、ヴォクシーの後部座席は積載性を高めるために荷物を積む際席を折り畳めるようになっており、座席が運転席や助手席と比較して少し薄くなっていることが挙げられます。
2列目シートは運転席や助手席と同じ素材を使用しているのですが、シートが薄い分どうしても運転席や助手席と比較すると乗り心地が落ちてしまうようです。

しかし、その分積載性能が高い車に仕上がっている点、シートの乗り心地はあくまで長距離の際に気になる程度であり普段使いでは「ほとんど気にならない」といった意見が大半である点などを考えると、長距離利用の頻度によって考えるべき点であると言えます。

また、3列目に関しても同様の理由で乗り心地は「前列よりは落ちる」という口コミが複数見受けられました。ただ、3列目に関しては人が乗車しない場合もあることや、ミニバンというだけあって他の車の3列目よりは確実にスペースも広く取られており快適であることを考えると、使用用途や使用頻度によって評価が分かれる点であると言えます。

使用頻度が高く後部座席の乗り心地にもこだわりたい場合でも、さらに快適性を求めるとなるとミニバンの中でも最上位クラスの車を検討することになり、値段もそれに比例して上がっていくため、合わせて価格も考慮すると良いでしょう。

口コミ⑤最新モデルはさらに乗り心地アップ

最新モデルに乗り換えた方からは、ハイブリッドモデルに関してもガソリンモデルに関しても、大幅に乗り心地がアップしてるという口コミが見られました。

実際に、フルモデルチェンジに際してサスペンションを変更したことで、静粛性や振動の少なさなどは格段に向上しています。

その他に乗り心地に関わる点として、運転性能の向上があります。
新型にフルモデルチェンジをする際に、「プロアクティブドライビングアシスト」といったトヨタ最新の安全装備がヴォクシーにも搭載されました。
プロアクティブドライビングアシストとは、レーダークルーズコントロールの改良版とも言えるもので、従来は自動車専用国道専用であったレーダークルーズコントロールを一般道でも使用可能とする機能です。
つまり、自動で前車追従を行い、カーブの手前では最適なスピードに減速し、カーブを走行する際は綺麗に車線の中心を通過するようにアシストするなど、揺れの少ない快適な乗り心地にも直結するような安全運転を、一般道を含む全ての道路で使用できるよう機能となっています。

このように、フルモデルチェンジによる性能の向上は、あらゆる面で乗り心地の向上にも大きく貢献しています。

口コミから見た乗り心地の評価は?

口コミから見たヴォクシーの乗り心地については、特に短距離では良い評価を得ているようです。シートも3列目は少し薄く座り心地が他と異なるという口コミも見受けられましたが、クッションなどを敷くことでも改善できるでしょう。そのように工夫することで、車に酔いやすい体質の方も安心して乗る事ができます。

乗り心地をよくするおすすめオプション

トヨタの車は、メーカーオプションを付けて自分好みにカスタマイズすることができます。数あるオプションの中には、乗り心地をいくらか改善できるものもあるため、どのようなオプションを付けるか悩んでいるときには、乗り心地を基準に選ぶのもおすすめです。ここからは、トヨタのオプションについて、乗り心地を改善できるものを紹介していきます。

シートバックテーブル

助手席の後ろに取り付けることができるテーブルで、カップホルダーやアシストグリップがついています。カーブでの揺れが激しいときなども、アシストグリップがあると安心です。

ランバーサポートクッション(汎用タイプ)

エクスジュエルが埋め込まれているため、優れた衝撃吸収性と耐圧分散性を持っています。エプロンタイプのクッションで、立体的に包み込むような感じになっています。乗り心地が気になる方やお尻や背中が痛くなると運転に集中できないという方は、ぜひ試してみてください。

サイドサポートパッド(汎用タイプ)

サイドサポートパッドは、体を両サイドから支えることのできる部品で、走行中の揺れを軽減できます。乗り心地の改善に大きく役立ち、横揺れが少なくなるので、車に酔う体質の方でも安心して乗る事ができます。ヴォクシーの乗り心地を改善したいと考えているのであれば、必ず装備しておきたいオプションです。価格は1つ20,900円です。

ヴォクシーとはどんな車?

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ヴォクシーとは、トヨタが販売するミニバンで、価格は3,090,000円〜3,960,000円です。ファミリーカーとしての人気が高く、家族連れなら一度は購入を検討したことがあるという方も多いでしょう。トヨタのミニバンの中でも低価格帯で特に人気のヴォクシーですが、購入を検討するのであればどのような特徴があるのかをチェックしておくことが大切です。

ヴォクシーの特徴

ヴォクシーは、家族でのドライブや車中泊にも使える広い車内の使い勝手が良い車です。さまざまな場面で使えるため、多くのファンから愛されている人気の車種です。2022年にフルモデルチェンジしてから、より安全で快適な車に生まれ変わっています。

ヴォクシーの外装

ヴォクシーの外装は、スポーティでスタイリッシュなデザインが特徴で、ファミリー層や男性からの人気が高いです。先鋭・独創性が売りのエアロ仕様で、好みがわかれるデザインともいえるでしょう。特にフロントマスクは、迫力があって印象的です

ヴォクシーの内装

ヴォクシーの乗り心地を確認する上で、もっとも大切なのが内装のデザインやゆとりです。7人乗りと8人乗りがあるため、好きな方を選ぶことができます。内装は基本がブラックで統一されています。「低床設計」になっているヴォクシーは、背の低い子供や足腰が弱った方にも乗りやすい車といえるでしょう。

オプティトロンメーターは大きくて見やすく、そのほかの運転席周辺装備も運転しやすい作りになっています。上質なデザインと広い車内空間は、多くのファンを魅了しています。

まとめ

ヴォクシーの乗り心地は、短距離であれば快適ですが、長距離移動に関しては評価が分かれるようです。とはいえ、スピードを出せば出すほど無駄な振動が伝わってくることなく、快適な乗り心地になります。

ヴォクシーは、ロードノイズも低めで、音が少ない静音性が備わっていています。特に街中を走るのであれば、同じミニバンの中でも少し小さめなこともあり、運転しやすいといえるでしょう。乗り心地はオプションや乗る際の工夫によっても改善することができるでしょう。