トヨタのハリアーは、「高級クロスオーバーSUV」として1997年に初代が発売されて以来、いまだに人気の高い車種です。そこで、日本国内だけでなく海外でも高く評価されているハリアーについて、口コミを中心に紹介していきます。

本記事では特に2017年モデルの評価や口コミを中心に紹介していくので、購入を迷っているという方はぜひ参考にしてみてください。

目次

口コミや評判を見てみよう

2017年式ハリアーは、さまざまな工夫が施され、内装・外装ともに高級感あふれる仕様となっています。しかし、それを実際に購入した人はどのように感じているのかも重要なところなのではないでしょうか。今後新車購入を検討する材料にするためにも、以下の6つの観点から様々な人の口コミを見てみましょう。

口コミ①内装が豪華

まず、多かったのが、内装に関する口コミです。内装に関しては、「高級感を感じられる豪華さ」を評価する口コミが多くありました。

ハリアー2017年モデルの内装は木目調で統一されており、洗練された高級国産車を感じさせてくれるものとなっています。

また、上級パッケージ以上のモデルはシートが革張りで、これもまた内装の高級感を高めています。化学繊維を使ったシートではなく革を使ったシートである点は、多くの口コミに共通して評価されているポイントでした。

標準グレードの「エレガンス」グレードでも、ステアリングが本革仕様であったりとしっかりと高級感を感じられるように工夫されています。

さらに、上級グレードである「プログレスメタルアンドレザーパッケージ」グレードでは、センターコンソールやシフトレバー、小物入れ部分などあらゆるところにアルミヘアライン加飾を施し、その他のグレードとは違うメタリックな高級感が漂う仕様となっています。

また、ディスプレイが大型であったり豪華ながらも見やすく配置された計器盤であったり、高級感の中に快適性も兼ね備えたデザインとなっているのも特徴です。

少し気を付けておきたい点としては、内装色は全グレードで選べるわけではなく、グレードによっては限られた色しか選択できないため、「好きな色を選んだ結果予算を少しオーバーしてしまった」といった口コミも見られました。

しかし、どの色もハリアーの高級感を高めてくれるカラーバリエーションなので標準色でも十分に満足することができるでしょう。

口コミ②エクステリアがかっこいい

2017年モデルに限らずハリアーに多く見られるコメントとして、やはりエクステリアのかっこよさがあります。

2017年モデルとなり決して大きな変更が加えられたわけではありませんが、変わらず洗練された高級感溢れ、それでいてシンプルなエクステリアは多くの高評価を集めていました。

2017年モデルとなり新しく加えられたエクステリアの変更としては、シーケンシャルウインカーの導入があります。

ハリアーのスタイリッシュさに合ったシーケンシャルタイプのウインカーは、ハリアーの洗練性をより高めたと言えるでしょう。

また、新色として「ダークブルーマイカメタリック」や「ダークレッドマイカメタリック」もラインナップに追加されました。

これまでのハリアーになかったブルーやレッドの鮮やかさが際立つカラーで、これもまたスタイリッシュなイメージのハリアーに合ったカラーです。

さらに、フロントのエクステリアに関しては先代よりフロントグリルをひとまわり大きなものに変更されました。

これにより、スタイリッシュさを保ちつつもSUVとしての重厚感やどっしりと構えた安心感も追加されることになりました。

口コミ③安全装備が充実

続いて、安全装備に関しても「充実している」と言った口コミが多く見られました。

ハリアーには2017年モデルから、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が全車に標準装備されています。

この「Toyota Safety Sense P」には、従来のToyota Safety Senseに追加して以下のような機能が搭載されています。

新たに追加された機能
・シフトレバー操作と連動して自動的に作動、解除される電動パーキングブレーキ
・インテリジェントクリアランスソナー機能(踏み間違え防止機能)を強化することで、低速走行時などアクセルが踏まれない場合やワイパー高速作動時も作動できるように
・超音波センサーを8個に増やし、右左折時やハンドルが切れている状態でも衝突緩和が可能に
これにより、従来以上に安全性能が向上しました

また、「Toyota Safety Sense P」以外にも「LEDコーナリングランプ」や「LEDデイライト」が追加で装備されたことで、カーブがキツかったり暗かったりなどして見通しの悪い道を走行する際も安心して運転することができるようになっています。

口コミ④走行性能が高い

ハリアーは走行性能の高さも魅力です。SUVということもあり、遠出などを想定して購入される方も多い車なので、口コミでも「運転しやすい」といった口コミが目立ちました。

車の走行性能に大きく関わる装備として搭載エンジンがありますが、ハリアーのガソリンモデルには8AR-FTS型という2.0リッター直噴ターボエンジンが搭載されています。

これはレクサスの「GS」「IS」「NX」「RX」や、トヨタの「クラウン」と言った高級車に分類される車に先立って搭載されている当時のトヨタ車の最新エンジンで、高級SUVとして売り出すハリアーにもこのモデルから搭載されるようになりました。

実際の乗り心地としてはスポーティーさも感じられるような味付けがされており、口コミでも「高速走行が気持ちいい」といったスポーティーさを感じる口コミが見られました。

対してハイブリッドモデルではガソリンモデルよりフラットな走りを意識されており、低燃費に安定した走りを楽しむことができるようになっています。

特にEVモードの静粛性は圧巻で、これだけでハイブリッドモデルを選びたくなるような静粛性が実現されています。

また、4WDモデルも用意されており、4WDモデルでは雪道などの滑りやすい路面でも関係なく、安定した走りを見せてくれます。

いずれのモデルも走行性能は抜群で、楽しく運転ができるような高い走行性能を持つ車に仕上がっています。

口コミ⑤乗り心地がいい

ハリアーは乗り心地に関してもおおむね好評な意見が多く見られました。特に長距離を乗った場合に感じる「突き上げ感や振動の少なさ」が多くの口コミで評価されていました。

ハリアーはボディサイズが大きいため変わらず高い走行安定性を有しており、ロードノイズがほとんど聞こえないほど静粛性の高い室内空間を実現しています。

高級感溢れる革シートもほど良い伸縮性がありクッションが抜群なので、多少の悪路を走行しても気分を悪くすることなく快適に乗ることができます。

特に他車ではあまりしっかりとした素材で作られていないことが多い後部座席に関しても抜群の乗り心地を実現しているため、後部座席などに人を乗せる機会が多い方にとってはハリアーはぜひ検討候補に入れたい車種であると言えるでしょう。

一方で、人によっては「若干の硬さ」が気になるというものが見られました。これは、ハリアーがSUVとしてさまざまな走行シーンを想定し、例えば未舗装の道といった悪路を走行する際にもしっかりと走ることができるように調整されているものであり、そういった面ではメリットにもなる性質となっています。

口コミ⑥たくさんの荷物が乗る

ハリアーはミニバンほどではありませんが、高い積載能力を有しています。口コミでも「荷物が乗らなくて困ったことはほとんどない」と、特に積載性に関する不満は見当たりませんでした。

しかし、座席をフルに使用して人を乗せる場合などは積載可能量が小さくなるので、少し物足りなくなることもあるようです。

ただ、普段使いでみればほとんど困ることはないという口コミが大半でした。
また、荷室の高さも十分なためほとんどの荷物を楽々乗せることが可能となっています。

全体の評価は

2017年のハリアーは、総じて満足できる自動車であることに間違いありません。走行性能も不足なく、乗り心地にも満足している人が多いようです。

燃費に関しては特に良いというわけではありませんが、そこは乗り方次第で変わってくるほか、「どうしても燃費のいい車が良い」となればハイブリッドを購入するという手もあります。

見た目や内装はマイナーチェンジでさらに良くなりました。

いらないものが取り払われてシンプルになり、高級感ある仕様になり、中も外も一新して新しいハリアーを楽しんでみてください。

ハリアー2017年モデルとは

トヨタが手掛けるハリアーは高級クロスオーバーSUV車であり、高級感漂うデザインが多くの方に人気の車種です。グレードも豊富で、自分の好みに合った車を選ぶことができるでしょう。

ハリアーは、2017年6月にマイナーチェンジし、9月には「GR」が追加されています。2017年モデルはいわゆる3代目にあたり、2020年にはフルモデルチェンジして、4代目のハリアーも誕生しています。

マイナーチェンジの内容

2017年のマイナーチェンジでは、外装と内装の双方ともにリフレッシュしています。見た目が大きく変わっているというわけではありませんが、より洗練されたデザインへと変更されました。

流れるウィンカーが標準装備されたことは、特にファンの心をくすぐりました。内装も高級感漂うデザインが採用され、シートの表皮もプレミアムナッパ本革を採用するなど、より「本物」を意識したつくりとなっています。

また、安全装備を充実させるなど、もともと性能が高い車であったものをさらに高性能へ引き上げることにも成功しました。特に話題となったのが、2.0リッター直噴ターボエンジンを搭載したモデルの存在で、より力強い走りを実現させています。

ハリアーにスポーティーさを求める人であれば、ぜひ乗ってみたいと感じることでしょう。活き活きとした走りが特徴で、だれにでも乗りやすく扱いやすい設計になっているのがうれしいところです。

内装の特徴

2017年のマイナーチェンジで特に気になるのが、内装です。大幅な変更がされているわけではありませんが、さりげなく高級感を感じさせるインテリアとなっています。特に運転手にとっては重要な場所であるといえるセンターコンソールの変化には目を見張るものがあります。

センターコンソールをアルミヘアライン加飾に変更したことでメタル感を出し、本物のスチールのような無機質な感じと重厚感がありを感じさせるため、いかにも高級車といった仕上がりになっています。

そのほか、オートブレーキホールドも標準装備されました。長時間の運転でも疲れを軽減してくれる装備の搭載は、快適なドライブを約束してくれるでしょう。

グレードは?

ハリアーは、多くのグレードがあることでも有名な車種です。そのため、価格にもかなり開きがあり、予算と好みに合った車を見つけることができるでしょう。2017年発売のハリアーのグレードを、6月発売と9月発売のものに分けてみていきましょう。

2017年6月発売

6月発売のグレード
プログレス
プレミアム
エレガンス
プログレス メタル アンド レザーパッケージ
プレミアム メタル アンド レザーパッケージ

6月発売のグレードは以上のとおりとなっています。この中で上級パッケージに分類されるのは、「プログレス メタル アンド レザーパッケージ」「プレミアム メタル アンド レザーパッケージ」です。新車での価格帯は2,949,480円〜4,574,880円とグレードによってかなり幅があるため、予算と好みに合ったグレードを選ぶことが大切です。

乗車定員は5名で、カタログに記載されている燃費は12.8〜16.0km/Lです。専用の18インチアルミホイール、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」、自動的に作動と解除を行える電動パーキングブレーキなどが標準装備されたため、より安全で快適な走りを実現することができるようになりました。

インテリジェントクリアランスソナーの機能が強化されたのも、マイナーチェンジの恩恵といえるでしょう。

また、安全装備だけでなく各種快適装備を充実させているため、ドライブが趣味という人にもおすすめです。カラーは新色「ダークレッドマイカメタリック」をプラスして全6色が用意されています。

2017年9月発売

9月発売のハリアーも、グレードは基本的に6月発売のものと変わりありません。ただし、9月発売のハリアーでは「エレガンス」をベースにした「エレガンス GRスポーツ」を追加しています。これはスポーツカーとしての魅力を伝えるために、「GR」シリーズとしてラインナップを一新させたものです。

そのため、パーツなどのアイテムを充実させ、よりドライブが楽しめるように工夫されています。専用チューニングサスペンション・専用メーター(GRロゴ付)・専用マフラーなどの専用装備も用意されています。

エレガンス GRスポーツ新車としての価格帯は3,398,760円〜3,996,000円であり、グレード別の価格の幅は狭まっています。通常のハリアーよりは最低価格は上がっていますが、逆に最高価格は下がっているため、この価格帯であれば手が届く、という人もいるのではないでしょうか。高級ミドルSUV車に興味があるなら、この機会に是非体験してみてください。

まとめ

2017年式のハリアーを表現する際には、「高級な」・「高級感がある」といった単語が多く使われています。見た目はシンプルになりつつも、より高級感を求めてマイナーチェンジされました。

美しいデザインやインテリアのハリアーは、4代目にフルモデルチェンジされた後も多くのファンから愛されています。

より「本物」を目指して外装と内装をガラッと買えたハリアーは、4代目が出たからこそ、3代目の2017年式を安く購入することができるかもしれません。自分の気に入ったグレードや色を選んで長く使える愛車を手に入れてください。