小柄でかわいい外観で、老若男女多くの方々から愛されているトヨタのパッソ。

そんなパッソには、どのような安全性能が装備されているのでしょうか。軽自動車ではないものの、コンパクトカーは普通乗用車よりも車体も小さく、いざというときに不安が残るという方もいるのではないでしょうか。

安全性能が充実していることで、そういった不安も軽減することができます。本記事ではパッソに装備されている安全性能を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

パッソの安全性能の特徴

パッソの安全性能の特徴として、まず全グレードにスマートアシストⅢを搭載している点を挙げることができるでしょう。

スマートアシストⅢは、開発元のダイハツが手掛けている衝突回避支援システムで、優秀な安全性能を誇っています。
今から6年前にダイハツはトヨタの完全子会社となりましたが、ダイハツの優れた技術力はこうしてトヨタ車にしっかりと生かされています。
スマートアシストⅢではステレオカメラ・ソナーセンサーなどを活用して周囲の状況を正確に把握し、状況に応じてドライバーへの注意喚起も行うことが可能です。
また、それだけではなく、ブレーキ制御も必要に応じて機能します。

これらの機能を搭載していることにより、ドライバーの安全運転をサポートすることができます。スマートアシストにはほかにもさまざまな機能が搭載されている優秀な安全性能なので、ここからはさらに詳しく確認していきましょう。

パッソに搭載される「スマートアシストIII」

パッソに搭載される衝突回避支援システム「スマートアシストIII」は、どのようなシステムとなっているのでしょうか。名前は聞いたことがあるけど内容まで細かくはわからない、という方も少なくはないでしょう。ここからは「スマートアシストIII」について詳しく解説していきますので、この機会にその仕組みを知っておきましょう。

①衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能

スマートアシストの代表的な機能ともいえるのが、衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能です。

こちらは段階分けがされていて、車の走行中に前方を車が通っている、もしくは歩行者が歩いているなどの情報を感知し、障害物と衝突しそうになるとドライバーへ注意喚起を行います。この注意喚起は、メーター内表示とブザー音を活用して行われます。

注意喚起をしてもドライバーが止まらない場合には、システムが自動で判断し、衝突を回避するために事前ブレーキと呼ばれる弱いブレーキを掛けます。事前ブレーキが作動した状態でドライバーがブレーキを踏み込めば、衝突回避をするためにブレーキの制動力が高まります。いわゆるブレーキアシストです。

ここまでやってもなお回避できないほど危険だとシステムが判断した場合は、緊急ブレーキを作動させ、最終的な衝突を回避することができるのです。

とはいえ、歩行者に関しては昼の明るいうちであれば検知可能であっても、夜暗くなると検知が難しくなってしまうため、夜間の運転はより注意が必要です。

②車線逸脱警報機能

車線逸脱警報機能とは、道路を60キロ以上で走行中に作動する機能です。道路上にある車線から車輪が出そうになると、警告音やメーター内表示をして気づかせてくれます。気づかないまま車線を越えて走行してしまうと危険なため、重要な警報機能といえます。

もしも居眠り運転をしてしまってたとしても、警告音が響くことでドライバーの眠気を覚まし、事故を防止することもできます。ちなみに、「曲がるときはどうするのか」「毎回うるさいのではないか」と気になる方もいると思うのですが、ウィンカーを出しているときには警告音がならないようになっているため、問題はありません。

③オートハイビーム

夜間の道路を走行するときに、手動でライトをハイビームに切り替えるとどうしても切り替え忘れをしてしまうことがあります。切り替え忘れると対向車にも大きな迷惑をかけてしまう上に事故の原因にもなるため、注意が必要です。
そこで、オートハイビーム機能が役に立ちます。

先行車や対向車のランプをシステムが感知することで、自動でライトの上げ下げをしてくれます。手動ですると運転中に意識がそれて危ない、という方にはおすすめのシステムといえるでしょう。

④誤発進抑制制御機能

誤発進抑制制御機能とは、約10km/h以下である場合、前後にある障害物を検知してアクセルを必要以上に踏み込んでしまった時にエンジン出力を抑制できるシステムです。

駐車場などでうっかりアクセルを思いきり踏み込んでしまったという場面であっても、この機能があれば急発進するところをシステムが押さえ込んで、前後の壁にぶつかるのを防ぐことができるのです。

もちろん踏み違えることなどないのが一番大切ですが、「ついアクセルとブレーキを踏み間違えてしまった」というときには心強いシステムであるといえます。

⑤先行車発進お知らせ機能

先行車発進お知らせ機能は、その名の通り前を行く車が発信したことを知らせてくれる機能です。
ただ、「そんな機能が必要なのか」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

例えば、信号待ちをしていて他のことに気を取られていると、青信号になって前の車が発信しても気づかないこともあります。景色を見ていて気付かなかった・同乗者と話をしていて気づかなかった、などという経験がある方もいるのではないでしょうか。

この機能は前を行く車が3m以上離れると車が警告音を出して知らせてくれるので、いざというときの事故を防ぐ事ができるでしょう。

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「スマートアシストIII」だけじゃない

スマートアシストⅢに付けられている機能は以上ですべてとなりますが、その他にもトヨタのパッソにはさまざまな安全性能が組み込まれています。
どのような安全性能がスマートアシストⅢの他に備え付けられているのか、詳しくみていきましょう。

パノラマモニター

パッソは、車体の前後左右に全部で4台のカメラを設置しています。それらのカメラを駆使することで、まるで車を真上から見下ろしているかのような映像が表示されます。

これにより、通常運転席からは見ることができない真上から見たかの様な映像によって周囲の状況を細かく把握することが可能になります。
そのため、普段は見逃しがちな障害物などにも目を配り気づくことができるため、駐車が圧倒的に楽になります。

バックカメラ

車庫入れの際に車がバックし始めると、車の後ろ側の映像をカメラが移して画面に表示してくれる機能です。画面には後方周辺の映像だけでなく、赤や黄色の線も表示されます。これはシステムが計算した距離目安線・車幅延長線・ステアリング操作に連動する予想される車の進路に対しての線を表示しています。

基本的には、画面に表示される黄色い線や赤い線に沿って車を動かすことによって、ブレることなくまっすぐ車庫入れをすることができます。
これと同時にパノラマモニターを活用することで、「車庫入れが苦手」「後ろが見えないから怖い」という方もかなり安心して車庫入れをすることができるようになっています。

ステアリングスイッチ

ステアリングスイッチは、手元で簡単にオーディオ操作ができる機能です。運転中に「オーディオを操作したい」「オーディオが気になってしまう」というときもあります。
しかし、どのような理由があろうと運転中にハンドルから手を放してオーディオを操作するのは危険です。

運転中にオーディオを操作することは事故を起こす原因にもなってしまいます。しかし、ステアリングスイッチ機能を活用することで、ハンドルから手を放すことなく、オーディオの操作をすることができます。もちろんナビに視線を移す必要もないため、運転に意識を集中することができるでしょう。

VSC&TRC

カーブで横滑りをした、という経験はないでしょうか。とくに雨の日などは、「うっかりスピードを出して横に滑って危うく事故を起こすところだった」という経験をしたドライバーは少なくないでしょう。

そんなときにVSC&TRCがついていると、ブレーキとエンジンを制御して安定性を確保し、発進・加速をするときにもタイヤの空転を制御してくれます。
そのため、カーブの際にうっかり車が横滑りをしたとしても体勢を立て直すことが可能です。

コーナーセンサー

コーナーセンサーは、車の前後にある障害物を検知してくれるシステムです。障害物ならほかのシステムでも検知するのでは、と思うかもしれませんが、コーナーセンサーはほかのシステムとは違う特徴があります。

コーナーセンサーは障害物との距離に応じて、警告音を変えてくれるという優れたシステムです。
ですので、縦列駐車の際などに非常に役立つシステムだということができるでしょう。

ヒルスタートアシストコントロール

ヒルスタートアシストコントロールは、坂道でのずり落ちを抑制してくれるシステムです。ドライバーであれば、坂道での発進時に後ろに少し下がって肝が冷えたという経験をしたこともあるという方もいるでしょう。

このシステムは、坂道でずり落ちてしまうことのないように、ブレーキからアクセルに踏み変える際にブレーキ油圧を保持することで車両のずり落ちを緩和してくれます。坂道のスムーズな発進をサポートしてくれるので、安心してアクセルを踏み込む事ができるでしょう。

衝突安全

パッソは、衝突安全についてもしっかりと対策されています。衝突したときを想定した様々な安全性能を設定しているため、いざというときでも安心です。
ドライバーや同乗者を守れる車であってこそ、安全性能に優れているといえるでしょう。

衝突安全ボディ

衝突安全ボディとは、自動車が衝突したときを想定しているものです。自動車の設計段階では、衝突時に乗員の生存空間が確保できているか・乗員保護はできているかなどを考慮しておく必要があります。

パッソにおいては、前後左右からの衝突を想定した実験を行い、衝突エネルギーを効果的に吸収することが証明されています。衝突エネルギーを吸収することで、キャビンへのダメージも軽減できるでしょう。
もちろん、衝突などないに越したことはありませんが、この衝突安全ボディによって万が一の際も安心して運転をすることができます。

歩行者傷害軽減ボディ

衝突時に、必要なのは乗員への配慮だけではありません。例えば、衝突した相手が歩行者であったのであれば、歩行者の頭や足への衝撃を緩和することができる構造をしています。万が一、歩行者との衝突が起こったときに備えて歩行者の安全への配慮もなされているため、安心して運転する事ができます。

SRSエアバッグシステム

車に設置されているエアバックは、1つだけではありません。前の席であればSRSエアバッグがついています。しかし、実際のところいざ衝突事故が起きた際には、全ての乗員を守るためにも前の席だけでなく後ろの席にもエアバックが必要になります。SRSカーテンシールドエアバッグなども合わせて全部で6つのエアバッグがあることで、乗員の命を守ります。

安全評価

パッソは、必要な安全評価もされているため、客観的に見ても安心です。安全評価がなされていない自動車に乗るのは、いざというときに不安が残ってしまうでしょう。
パッソのなされている安全評価として、以下のようなものがあります。それぞれどういったものなのかを詳しくみていきましょう。

セーフティ・サポートカー

1つ目は国が推奨している新しい自動車安全コンセプトである「セーフティ・サポートカー」です。
「セーフティ・サポートカー」には、「サポカー」と「サポカーS」の2種類があり、それぞれ次のような条件があります。
サポカーの場合は、車に衝突被害軽減ブレーキがついていることが条件です。
サポカーSは、衝突被害軽減ブレーキだけでなく、ペダル踏み間違いなどが起こったときのために加速抑制装置が付けられている車です。また、それだけではなく、サポカーSはその機能によって3つの区分に分かれています。
それぞれどういったものなのかを、知っておく必要があるでしょう。

1つ目は、「サポカーSワイド」です。対車両だけでなく、対歩行者についてもその力が発揮できる衝突被害軽減ブレーキがついています。
それだけではなく、ペダル踏み間違い時加速抑制装置・車線逸脱警報・先進ライトがついていることが条件です。この中でも、車線逸脱警報は車線維持支援装置に置き換えることも可能です。
先進ライトとは自動切替型前照灯・自動防眩型前照灯・配光可変型前照灯のことです。

2つ目は「サポカーSベーシック+」です。これは必要機能として対車両の衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置だけがついていれば問題ありません。

3つ目の「サポカーSベーシック」は、衝突被害軽減ブレーキではなく低速衝突被害軽減ブレーキがついているものです。パッソの場合は、サポカーSワイドがついているので、安全面では非常に安心できるでしょう。

このような細かい分類がある中で、パッソはサポカー区分の中でも最上級とされる「サポカーSワイド」の認証を受けています。
特に先ほどご紹介した「スマートアシストIII」が高く評価されており、「スマートアシストIII」には衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトの4つの機が全て搭載されているため、他の車種と比較してもトップクラスに安全な車と言えます。

JNCAP予防安全性能評価

JNCAP予防安全性能評価は、自動車の安全性能評価としての基準であり、「国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構」が公表しているものです。

衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定があるということは、車に付けられている衝突被害軽減ブレーキ等が一定の性能を持っているということを国土交通省が認めたということです。

パッソには衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定がされているので、安心して運転できますね。

パッソの安全装備の注意点

パッソは、安全装備が充実しています。しかし、当然のことながら完璧な安全性能などはあり得ません。
そのため、車の性能だけをあてにするのではなく、ドライバー自身が気をつけることも重要です。事故を起こさないためにも、最大限の注意を払って運転することが大切です。

パッソってどんな車?

パッソは、デザインにこだわって生み出されたトヨタのコンパクトカーです。そのデザインは2種類のコンセプトに合わせています。洗練され上質さを感じさせる「MODA」と、シンプルでどこにでも合わせられる「X」です。そんなパッソは、実質子会社となったダイハツが開発・製品化し、トヨタブランドで販売されています。

パッソはコンパクトカーでありながら、車内は広々としています。そのため、定員の5人が乗ったとしても窮屈さを感じることもありません。軽自動車よりも広く、普通乗用車よりもコンパクトなため、細い道や市街地を日常的に通る人にはおすすめです。

また、コンパクトカーの中でも非常に燃費が良いのも特徴といえるでしょう。ガソリン車ながら、JC08モードで25km/Lとかなりの低燃費な走りを実現させています。

まとめ

パッソは安全性能がしっかりしているので、いざというときの安心感につながります。とくにパッソは小型であるため、街中を走ることが多くあるでしょう。狭い道路などは、非常に危険性も大きく不安が残ります。そのため、できるだけ安全性能がしっかりした車が必要になります。

とくに衝突安全機能や歩行者・対向車などを感知できるシステムがあるのは非常に便利だといえるでしょう。パッソの優秀な点は、信号待ちなどの時に先行者も感知できる点です。
とはいえ、車のシステムに頼り切ることなく、常に安全には気を付けて運転するようにしましょうね。

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