「ルーミーに乗っているけどバッテリー交換は必要?」「バッテリーに種類はあるの?」など、ルーミーのバッテリーについて気になることはないでしょうか。
この記事では、ルーミーのバッテリーの寿命から消耗させやすい運転、バッテリーの種類まで詳しく解説していきます。バッテリーについて気になることがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
ルーミーのバッテリーの種類は?
バッテリーには多くの種類がありますが、すべての車にどのバッテリーでも適合するというわけではありません。
それぞれの車に適合するバッテリーがあるため、自分の車にどのバッテリーが適合するのかを知っておく必要があるでしょう。ルーミーに適合するバッテリーのサイズは、車検証を見ることでわかります。
車検証の車両型式と年式の部分を確認し、適合するサイズを選ぶようにしましょう。ルーミーのサイズは「M42」です。一部、パナソニック製のバッテリーは「M65」となっています。
純正のバッテリーもあり、価格は高くなりますが高性能で耐久性に優れているため、予算と性能の両面から比較検討して決めるといいでしょう。
ちなみに、バッテリーには「M-42R」もありますが、このRがついているものはルーミーには適合しないので注意してください。Rとは右側のことで、端子の位置になります。
ルーミーの場合はL、つまり左側にプラス端子がなければ適合しません。
ルーミーのバッテリーの寿命は?
ルーミーのバッテリーの寿命は、約3年です。通常バッテリーは3年から5年程度の寿命ですが、ルーミーの場合は全車がアイドリングストップ車なので、通常のバッテリーよりも寿命が少し短くなりやすい傾向があります。
エンジンの停止と再始動が繰り返されるため、通常の車よりもバッテリーに多くの負荷がかかってしまうからです。
アイドリングストップ車には、アイドリングストップ車専用のバッテリーしか搭載できないため、注意が必要です。
専用バッテリー以外を搭載してしまうと、すぐにバッテリー上がりを起こしてしまう危険があります。そのほか、アイドリングストップが正常にできなくなってしまうこともあるでしょう。愛車に長く乗るためにも、適正なバッテリーを搭載してください。
こんな症状が現れたら交換時期
では、バッテリーはいつ交換すればいいのでしょうか。バッテリーの交換時期がよくわからないからと交換せずにいると大変なことになってしまいます。バッテリーは使うごとに劣化していき、元に戻ることはありません。
さまざまな不具合が起こる前に、バッテリーを交換しましょう。バッテリーの交換時期に見られる症状は、どの車種でもほぼ変わりありません。
具体的には、エンジンがかかりにくかったりヘッドライトが暗かったりといった症状です。また、アイドリングストップがかかりにくい場合も、バッテリーの交換が必要なサインといえるでしょう。
もしもこのようなサインがあれば、バッテリーを確認してみてください。バッテリーを確認した際に液が変色している、電圧が下がっているなどの変化が見られれば交換時期といえます。
気になる交換費用は?
バッテリーの交換費用が気になる、という人も多いでしょう。実際のところ、バッテリーの交換費用にはかなり開きがあります。
なぜなら、バッテリー本体の購入費用が、安いものであれば4,000円程度ですが、高いものになると40,000円程度となるためです。金額の違いはバッテリーの種類だけでなく、バッテリーのサイズ・製造された国・性能によります。
また、電気自動車やハイブリッド車、アイドリングストップ車は、どうしてもガソリン車のバッテリーよりも高くなりがちです。購入する場所によっても金額の違いがあり、多くの場合はカーショップで購入するよりもネットショップで購入するほうが安くなります。
交換は自分ですれば無料ですが、カーショップやガソリンスタンド、ディーラーに依頼するとその分費用がかかります。費用は車の種類やどこで交換するのかによって違ってきますが、大体1,000円から4,000円前後になります。
交換後は、古いバッテリーの処分費用がかかります。中には無料で引き取ってくれるところもありますが、有料の場合は平均3,000円前後かかると思っておくといいでしょう。
バッテリーを消耗させやすい運転5選!その対策も!
普通に運転していても、バッテリーの劣化は避けられません。少しずつではあっても、どうしてもバッテリーは痛んできます。
しかし、バッテリーの劣化を遅くすることなら可能です。難しいことはとくに必要なく、バッテリーを消耗させやすい運転とその対策を知っておくことで、寿命を延ばすことができるでしょう。
ここでは、バッテリーを消耗させやすい運転について5つ、解説していきます。運転の際にはぜひ参考にしてみてください。
①アイドリンスストップ機能をつける
アイドリングストップ機能を付けると、バッテリーの劣化が早くなってしまいます。
アイドリングストップとは、信号待ちなどの際にエンジンを停止させるための機能です。この機能を利用することによって、待ち時間に消費する燃料費の節約になります。
燃費を良くしたい場合は、アイドリングストップ機能を使用するのがおすすめです。ただし、バッテリーの劣化に関していえば、むしろデメリットといえるでしょう。
アイドリングストップ機能があることで、エンジンやバッテリーに負荷がかかってしまい、劣化を早めてしまいます。
いくらアイドリングストップ車専用の耐久力に優れたバッテリーであっても、どうしても劣化が早くなるのは避けられません。寿命が通常のガソリン車に比べて短いのは、アイドリングストップのたびに電圧がかかってしまうためです。
改善するには、信号待ちの時以外にはなるべくアイドリングストップを使用しない・できるだけ渋滞している道を避けてアイドリングストップが長時間続かないように気を付けるなどが考えられます。
②急速充電ができるバッテリーを使う
スマホなどを見るとよくわかりますが、急速充電をすると本体が熱をもって熱くなります。バッテリーの劣化には温度が関係していて、温度が高くなればなるほど劣化は早くなってしまいます。
車でも同じで、電気自動車などで急速充電をするとバッテリーが熱くなってしまうのでその分劣化を早めてしまいます。とくに車の場合は、高速で走り続けるなどしてただでさえバッテリーが熱くなっているところに急速充電をしてしまうと、バッテリーの劣化を大幅に早めてしまうことになります。
そのため、電気自動車で遠出する際は、高速道路を走るときに急速充電をしながら一気に長距離を進む、などということは避けたほうがいいでしょう。適度な休憩を入れて、できるだけバッテリーの熱が冷めたところで急速充電をする、2回以上急速充電を続けてしないなどの工夫が大切です。
③夜間に多く運転する
夜間に運転することが多い場合は、どうしてもバッテリーの劣化が早まってしまいます。なぜなら夜間にライトをつけ続けて運転をすることで、電気の使用量が多くなり、過放電になりやすいからです。
どうしても夜間の運転量を減らすことができないのであれば、できるだけ消費電力が少ない電球やLEDライトを使用するといいでしょう。
④電装飾のスイッチを入れたまま運転
「ついつい電装飾のスイッチを入れたまま運転していた」「ライトをつけたままなのに気づかなかった」ということはないでしょうか。電装飾やライトをつけたまま長い時間運転してしまうと、バッテリーに大きな負担がかかって劣化を早めてしまう原因となります。
また、エンジン停止中に付けたままにしておくとバッテリー上がりの原因にもなるため、運転する前にライトや電装飾がついたままになっていないかどうかを確認しておくといいでしょう。
⑤高温、低温下での運転
バッテリーは、温度の変化に弱い部品です。熱を持つとどうしても劣化が早くなってしまうだけでなく、高温下でエアコンを使用するとさらに負担が増加して劣化を早める原因となってしまいます。また、高温だけでなく低温にも注意が必要です。
バッテリーに使用されている電解液は、冷えることで化学反応が鈍くなってしまい、電気容量が下がってしまうからです。適温は20度から25度程度です。
しかし、環境によっては常に適温を保つのは難しいでしょう。その場合、カバーをかける・寒冷地仕様にする・直射日光に当たらないようにするなどの工夫が必要です。外気の影響を受けにくくすることで、バッテリーの劣化を防ぐ事ができます。
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バッテリーの交換時期を見極めるポイント5選
バッテリーの交換時期を見極めるポイントは、5つあります。バッテリーが極端に劣化してしまうと、重大な事故を引き起こす可能性もあります。交換時期を見極めるポイントについてひとつずつ詳しく解説していくので、劣化したままのバッテリーを使い続けないように注意しましょう。
①エンジンがかかりにくい
バッテリーの交換時期を見極める1つのポイントは、エンジンがかかりにくくないか、という点です。通常であれば、鍵を回す・ボタンを押すなどのちょっとした動作で簡単にエンジンがかかります。そのため、いくらやってもなかなかエンジンがかからない場合には、注意が必要です。
なぜなら、車のエンジンを始動させるためには、バッテリーから流れた電流が必要だからです。バッテリーが劣化してくるとセルモーターへ必要なだけの電流が流れず、回転が弱まることによってエンジンの音が弱くなったりエンジンのかかりが悪くなったりします。
②ライトが暗い
ライトが暗いというのも、バッテリーが劣化してきたサインです。なぜなら、バッテリーが劣化してくると電力供給が十分に行われないからです。とはいえ、走行中であればバッテリーが劣化していても一定の電力がライトに送られるため、判断は難しくなります。そのため、ヘッドライトの明るさで判断したいのであれば、停車中に確認する必要があります。
③バッテリー液が変色している
バッテリー液が変色している場合も、交換が必要です。バッテリー液は、新品の状態であれば無色透明です。そのため、バッテリー液が濁っている・変色しているなどの変化があれば寿命が近いといえるでしょう。
バッテリー液を確認するためには、エンジンを切った状態でバッテリー容器のフタを開けてみましょう。ただし、バッテリー液は希硫酸でできているため、決して皮膚につかないように注意が必要です。皮膚につくと肌が炎症を起こしてしまいます。
皮膚が弱い人や自信がないという人は業者に確認してもらうといいでしょう。
④バッテリーの電圧が下がっている
バッテリーの電圧が下がっている場合も、交換のサインといえます。電圧を見るときには、ボンネットを開けてバッテリーを直接見る必要があります。
電圧を計るための検電テスターという機器があるので、使用してみるといいでしょう。適正な電圧は12.5~13V程度のため、それよりも計測値が下がっていれば交換することをおすすめします。ただし、バッテリーの中を満たしている液体は危険なため、手を触れないように気を付けてください。
⑤アイドリングシステムが使えなくなる
アイドリングシステムが使えなくなったときにも、バッテリーの寿命の可能性が高いといえるでしょう。
なぜなら、バッテリーが劣化してくるとアイドリングストップに必要な電力が供給できなくなってしまうからです。そのため、アイドリングストップ機能をオンにしているにもかかわらず信号待ちの時にエンジンが停止しない場合には、バッテリーの劣化を疑った方がいいでしょう。
バッテリーはどこで交換すべき?
バッテリー交換が必要な時に、どこで交換すべきなのかも考えておきたいところです。それによって、バッテリーを事前に購入しておくべきかどうかも検討する必要があります。交換できる場所を調べて、自分に合ったところを選ぶようにしましょう。
①カーディーラーで交換する
バッテリーを交換できる場所の1つ目は、カーディーラーです。車を購入したカーディーラーに頼めば、バッテリーを用意から交換まですべて任せられます。ただし、バッテリーの費用が高い場合もあるので、事前に金額を確認しておくといいでしょう。
カーディーラーが用意してくれるのは純正バッテリーなので安心です。また、カーディーラーの技術力は高く、とにかく安全安心にバッテリー交換をしたいという人にはおすすめです。
②バッテリーを購入したカー用品店で交換する
カー用品店でバッテリーを購入して、そのまま交換してもらうということも可能です。この場合は、値段や性能を自分の目で見比べながら選ぶことができます。
いくつか種類があって何を基準にすればいいかわからないという場合には、店員さんに相談すれば、愛車に合ったバッテリーを選ぶことができるでしょう。ただし、純正バッテリーよりも安いというメリットがある代わりに、接続時に故障するリスクも考えられます。
バッテリー代と工賃がいくら安くても、故障してしまえばかなりの修理費がかかることになるため、カー用品店で購入・交換する場合にはリスクを考慮したうえで行いましょう。
③自分で交換する
バッテリーは、自分で交換することもできます。交換自体は、手順に従えばそれほど難しくはありません。バッテリーはネット通販などで購入しておきましょう。その際、車に適合するかどうかを必ずチェックすることが大切です。
バッテリー交換前に、バッテリー交換前に本体と工具を用意します。また、バッテリーを取り出すことによって車のメモリーがリセットされてしまうこともあります。必ずというわけではありませんが、念のためにバックアップを取っておくといいでしょう。
一時的にバッテリーの代わりをしてくれるメモリーバックアップなどが販売されているので、自分でバッテリーの交換をしたいときには購入しておくのもおすすめです。バッテリーに取り付けられた端子を外すときにはマイナス端子から外し、取り付けたいときにはプラス端子から取り付けます。
ここの順番を間違えてしまうと爆発する危険があるため、注意が必要です。手順さえ間違えなければ、10分程度で交換作業は完了します。費用をなるべく抑えたいという人は、試してみるのもいいでしょう。ただし、知識や経験がない場合はあまりおすすめできません。
ネットで購入したバッテリーは、接続できなかったり故障したりという危険が考えられます。また、バッテリー液は危険な液体であるため取り扱いには十分な注意が必要です。少しでも自信がない場合は、無理をせずにカーディーラーやカー用品店に依頼した方がいいでしょう。
ルーミーのバッテリーを選ぶ際の注意点3点
ルーミーのバッテリーを選ぶ際には、3つの注意点があります。
バッテリーの選び方によっては、1年程度で劣化してしまうことも考えられます。逆にうまく選ぶことができれば、3年以上稼働してくれることもあるため、愛車に合ったバッテリーを選ぶようにしましょう。どのような点に気を付ければいいのかを詳しく解説していくので、選ぶ際にはぜひ参考にしてみてください。
注意点①サイズが違っても適合するものもある
ルーミーのバッテリーを選ぶ際に気を付けたいのは、サイズです。本来バッテリーのサイズはぴったり合うものが望ましいです。
しかし、さまざまな事情によりサイズが違ったバッテリーを手に入れた場合には、サイズをよく確認しましょう。なぜなら、2サイズ程度の違いであれば、使える可能性があるからです。
ただし、サイズが合わなければかなりの負担がかかるため、劣化も早まります。できるだけ、サイズのあったバッテリーを使用するように心がけてください。
注意点②高性能のバッテリーを選ぶ
バッテリーを選ぶ際には、性能を重視しましょう。高性能で耐久性に優れているバッテリーを選ぶことで、長く使うことができます。いくら安くても性能が低いバッテリーでは、1年程度で劣化してしまうこともあるため、注意が必要です。
価格が高くても純正のバッテリーであれば、高性能で耐久力に優れているため、社外品よりも劣化速度を抑えて長く使うことができるのでおすすめです。もちろん、純正以外のバッテリーであっても高性能で耐久力に優れたものもあるため、社外品が気になるという人はいろいろ探してみるのもおすすめです。
注意点③バッテリー記載の英数字を確認
バッテリーを選ぶ際には、バッテリー記載の英数字を確認してください。バッテリー記載の英数字は、どんなバッテリーなのかを表しています。
最初にある2つの数字は、バッテリーの総合的な性能を表しています。基本的に数字が大きい方が、高性能です。もちろん、バッテリーの性能がいいに越したことはありませんが、性能が良くなればなるほど価格も高くなっていくため、予算と相談して適正な価格でちょうどいい性能のバッテリーを選ぶ必要があるでしょう。
また、数字の後にある一つ目のアルファベットはサイズを表しています。ここであらわされるのは、バッテリーを真上から見た時の短い方の側面の幅であり、AからHまでがあります。基本的に、Aが小さくHが大きくなっています。
端子の形状もここで判断できるため、ルーミーに合う物を選ぶようにしましょう。その次の2桁の数字は長い方の側面の長さを表していて、「26」であれば26センチという意味になります。
その次の最後のアルファベットは、端子が右側にあるか左側にあるかを表しているため、「R」か「L」になっています。端子の位置が違うと搭載できないため、注意が必要です。ルーミーの場合はここが「L」となっているものを選ぶようにしましょう。
ルーミーのバッテリーは「アイドリングストップ車専用バッテリー」
ルーミーのバッテリーは、「アイドリングストップ車専用バッテリー」になります。そのため、専用バッテリー以外を搭載することはできません。寿命は約3年程度と短めで、消耗が激しい使い方をしてしまうと1年程度で劣化してしまう可能性もあります。
寿命が短いとはいえ、消耗を抑える乗り方をすることで劣化を抑えて3年以上使うこともできるため、ぜひ試してみてください。
また、ルーミーのバッテリーに関しては、純正のバッテリーだけでなく社外品のバッテリーも多く販売されているため、性能と予算を考えて、適切なバッテリーを選びましょう。単純に「安いから」というだけではなく、それぞれのバッテリーの特徴を把握して最もふさわしいと思う商品を選ぶことが大切です。
まとめ
ルーミーを購入したら、バッテリーの交換時期についても考えておく必要があります。この記事では、バッテリーの交換時期や消耗を抑える方法、交換時期を見極めるポイントを詳しく解説してきました。
車を購入した後には、ある程度交換時期を予測しておき、備えておく必要があります。バッテリーの交換にはそれなりの費用が必要になるからです。また、場合によっては初めての車検と重なることも考えられるので、計画を立てて資金を作っておく必要があるでしょう。
ルーミーに合ったバッテリーを選び、できるだけバッテリーの消耗を抑えられるような運転を心がけましょう。
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