トヨタで人気のコンパクトカー「ルーミー」と「タンク」は、ダイハツのトールのOEM車であり、ほぼスペックが同じ兄弟車です。

2020年9月15日のマイナーチェンジから「タンク」は「ルーミー」に一本化されましたが、中古車で探す際にどちらを選ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか?
ルーミーにタンクのデザインが統合された部分もあるので、詳しい違いが気になるところですよね。

今回はルーミーとタンクの魅力や違いを詳しくお伝えするとともに、どちらを選ぶべきかポイントもご紹介します。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!

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目次

トヨタのルーミーとタンクの基本の特徴からご紹介!

トヨタの「ルーミー」と「タンク」は、ダイハツが企画・開発している「トール」をベースとしたOEM車。

ハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーに属し、「軽自動車よりも走行性が安定していて、ミニバンより小回りが効く」という良いとこどりで、室内の広さや機能面の充実、運転のしやすさから一気に人気を集めました。

ルーミーとタンクは、広々とした空間(Living)と余裕ある走り(Driving)を掛け合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」がコンセプト
さらに、ルーミーには「使える!動ける広い部屋!」というコンセプトがあり、親しんでくれる人々を「ROOMYST」と呼んでいます。

タンクにも「子育てファミリーの日常にジャストフィットするコンパクトファーストカー」というコンセプトがあり、主に家族向けのクルマとして登場しました。

冒頭でもお伝えした通り、2020年9月に「タンク」は販売が終了し、現在は「ルーミー」に一本化されています。

実は、ルーミーとタンクは基本骨格が共通している兄弟車のためスペックがほぼ同じです。
基本スペックについては、カスタム車については多少の差があるものの、ルーミーとタンクで共通しているため、まとめてご紹介します。

順を追って、両車の違い、室内、機能、グレード、価格、「ルーミーへの一本化で進化した点」について、さらに詳しくお伝えしていきますね!

 

ルーミーとタンクの基本スペック

ルーミーとタンクの基本スペックは以下の通りです。

ルーミーとタンクの基本スペック

※タンクは2019年式の数値
※2023年1月24日時点

車両重量に関しては、ルーミーが1,080〜1,140kgタンクが1,070〜1,130kgと多少の差はありますが、こちらもほぼ同じです。

ルーミーのスペックについては、「購入前に知りたいルーミーのサイズ【高さ・長さ・横幅】」で詳しくご紹介しておりますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

 

ルーミーとタンクの大きな違いは外観のデザイン

ルーミーとタンクの違いは、実は「外観(エクステリア)」のみといえます。
多少の数値の違いはありますが、大きく違うといえばこの点です。

主にフロントフェイスに違いがあるため、比べて見た時にはわかりやすいでしょう。

ルーミーは逆台形型で重厚感ある大型フロントグリル縦に並んだイルミネーションランプで、ラグジュアリー感の強いデザイン
カスタム車ではフロントグリル全体がメッキ調になっているのも特徴です。

一方、タンクは軽快さを演出する台形型フロントロアグリル、ハの字型のイルミネーションランプで重心が低く見え、スポーティなイメージを受けます。

また、ルーミーのテールランプは一般的なレッドカバーですが、タンクはクリアカバーになっていること、薄型でシャープなヘッドライトになっている点もタンクならではです。

 

ルーミーとタンクの室内・機能

ルーミー・タンクともにコンパクトなエンジンレイアウトと全高の高さで、後部座席の足元と頭上に十分なゆとりがあり、開放的な室内空間が一番の魅力といえます。
小さなお子さんであれば、立ったまま着替えが可能なほどの広さです。

また、体格に合わせてシートの高さやステアリングの位置を調整できるのも魅力です。

ルーミーとタンクは、室内の機能性の高さや利便性、収納の多さにも定評があります

インパネの中央にはマルチインフォメーションディスプレイがあり、運転中も視線を外さなくても済むようシフトノブやエアコンスイッチ類も一緒に配置。
さらに前後左右へアクセス可能なウォークスルーフロントシート、分割可倒式のリアシート、そしてパワースライドドアも装備しています。

バックドアも開口部が広く、低めの荷室フロアになっていることで、荷物の積み下ろしもスムーズです。

助手席前のオープントレイも広く、買い物フック、センターフロアトレイ、脱着式大型センターダストボックス、左右に備えたドリンクホルダーなど、収納力も抜群。
小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広く安心して乗ることができます。

ルーミーのインテリアに関しては、「ルーミーの内装・インテリアについて余すことなく徹底解説」でもご紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

 

ルーミーとタンクのグレード・価格の比較

ルーミーとタンクの価格

※全て税込価格
※タンクは2019年式の数値
※2023年1月24日時点

 

タンクの販売終了・ルーミーの一本化で進化した点は?

冒頭でお伝えした2020年9月のマイナーチェンジを機にタンクの販売は終了し、現在はルーミーにタンクのカスタムグレードのフロントグリルデザインを統合して一本化されました。

一本化とともに、ルーミーにはオプション装備に「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」が追加されたほか、予防安全機能「スマートアシスト」・「充電用USB端子」・「ウェルカムパワースライドドア」も標準装備に。
ボディカラーの追加やシート形状・表皮の変更も行われています。

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トヨタのルーミーとタンクの走行性能や燃費、安全性能もご紹介

ルーミーとタンクのエンジン・乗り心地・操作性などの走行性能、燃費や安全性能についても気になりますよね。
こちらも詳しくご紹介していきましょう。

 

ルーミーとタンクの走行性能

ルーミーとタンクは快適な室内空間だけでなく、高い走行性能も大きな魅力です。

 

エンジン・最高出力・最大トルク・総排気量

ルーミー、タンクともにエンジンは直列3気筒DOHCの1.0L 1KR-FE VVT-iエンジンで、G-T・カスタムG-Tに関しては直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボの1.0L 1KR-VET VVT-iターボエンジン。
1.0L 1KR-FE VVT-iエンジンは、街乗りでのスムーズな加速はもちろん、坂道を登る際の加速・追い越し性能が高く、どんな道でも安心して走行できます。

1.0L 1KR-VET VVT-iターボエンジンは、1.5Lクラスの最大トルク140Nmを発揮し、中・低速域の力強さを感じさせます。
高速道路でもストレスを感じさせない加速感で、スポーツモードでの加速も可能です。

ルーミーとタンクの最高出力・最大トルクは以下の通りです。

ルーミーとタンクの走行性能

※タンクは2019年式の数値
※2023年1月時点

 

操作性・乗り心地

高い剛性を備えたボ ディとサスペンション、コンパクトなボディサイズと細身のタイヤ幅により、最小回転半径が4.6〜4.7mと小回りが効くルーミーとタンク。

急なカーブや高速走行のコーナリング時にも姿勢変化が少なく、安全な走行が叶います。
狭いスペースに駐車する際もスムーズです。

加速時も高速走行時も左右にふらつかずに運転できる安定性、高いアイポイント、水平基調のインパネとフロントピラーに組み込まれたガラスによる視界の広さも、快適な乗り心地をサポートしています。

また、車体の随所に吸遮音材を配置しており、高速道路や悪路での走行中も、静粛性が高い点も大きな魅力でしょう。

 

ルーミーとタンクの燃費・排気量は違う?

グレードごとの燃費は以下の通りです。

ルーミーとタンクの燃費性能

※タンクは2019年式の数値
※2023年1月時点

総排気量は全グレード共通して0.996Lです。
最新のアイドリングストップ機構も備えており、どちらも低燃費ではありますが、JC08モードの数値に関してはルーミーよりタンクの方が優れています(※タンクのWLTCモードの数値は公開されていません)。

 

ルーミーとタンクの安全性能

ルーミーとタンクはどちらも国が交通事故防止対策の一環として推奨している「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」で、安全運転を支援する装置を搭載している安全なクルマとして認定されています。

共通で装備されている、代表的な安全性能についてもご紹介していきましょう。

 

衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能

走行中に前方の車両や歩行者と衝突の可能性がある場合に警報を鳴らし、危険が高まった場合には緊急ブレーキで減速するなど、衝突回避をサポートしてくれる安心機能。

 

誤発進抑制機能(前方・後方)

ペダルを踏み間違えた時に、ブザー音とディスプレイ表示で警告し、衝突する可能性がある場合にブレーキを制御してくれます。

 

全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)

設定した車速の範囲内で先行車との距離のキープを支援し、高速走行時や渋滞時などの加減速をサポートしてくれる機能です。

 

標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)

進入禁止、最高速度、一時停止の標識をステレオカメラが検知し、ディスプレイに表示してくれる機能。

 

先行車発進お知らせ機能

前のクルマが発進したことに気づかない場合に、ブザー音とディスプレイ表示で知らせてくれます。

このほか、以下のような安全性能もあります。

  • オートハイビーム
  • ADB(アダプティブドライビングビーム)
  • サイドビューランプ
  • 車線逸脱警報機能
  • SRSエアバッグシステム
  • 歩行者傷害軽減ボディ
  • 衝突安全ボディ

ルーミーの安全性能については「トヨタルーミーの安全性能を一つ一つ徹底解説!」もご参考ください

 

 

トヨタのルーミーとタンクの選び方もチェック!

ご紹介した通り、外観(エクステリア)以外大きな差がないルーミーとタンクですが、細かい室内の内装や燃費の数値、価格の差はあります。

また、販売台数から見る人気の高さでいうと、ルーミーに軍配が上がります
燃費は若干タンクの方が優れていますが、エンジンや走行性能は同じ数値となっているため、外観のイメージや価格で選ぶ方が多い印象です。
外観は、ルーミーがラグジュアリーで品格のあるイメージタンクはアグレッシブなスポーツカーというイメージです。

価格でいうとタンクは中古車のみになってしまいますが、中古車の価格帯が89.8万円〜209万円となっており、ルーミーの中古車は95万円〜215万円となっていることから、タンクの方が安く手に入りやすいでしょう。
中古車で購入する際は、一般的に10万kmの走行距離が中古車の寿命とされています。
その距離に近ければ価格が安く、リスクを抑えるなら距離の少ないクルマを選ぶのがおすすめです。

さらに、交換や修復を行ったことのある「修復歴車」を避けることもポイントでしょう。

 

まとめ

トヨタの「ルーミー」と「タンク」は、ダイハツが企画・開発している「トール」をベースとしたOEM車です。

どちらも、開放的な室内空間や優れた燃費性能が大きな魅力。
体格に合わせてシートの高さやステアリングの位置を調整できたり、収納力に優れていたり、開口部が広く低めの荷室で積荷がしやすいことも人気の理由です。

ルーミーとタンクは基本骨格が共通している兄弟車のためスペックがほぼ同じで、大きな違いは外観(エクステリア)と価格。
外観はルーミーがラグジュアリーで品格のあるイメージ、タンクはアグレッシブなスポーツカーというイメージがあります。

価格については、タンクの方が少し安く購入することができるでしょう。

 

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