RAV4は、積載に定評のある車で、荷室容量が最大580Lで、リアシートを倒すと大人の男性も余裕で横になれる広さを完備しています。ベビーカーやゴルフバック、キャンプ用品などが悠々と積み込めるので、アウトドア好きにはおすすめしたい車だといえるでしょう。

そんなRAV4を新車で購入するには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

車体本体の価格は、トヨタのホームページや店頭で確認できますが、車を購入する際にかかるお金は、本体価格だけではありません。

そこで本記事では、車購入時にかかる費用について解説しています。さらには、グレードやオプションについての費用についても解説しています。RAV4を購入するかどうか迷っている方は参考にしてみてください。

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目次

RAV4の乗り出し価格の目安を解説

新車を購入する際には、本体価格に加えて、法定費用と諸経費がかかります。

諸経費の相場は、本体価格の約5%〜10%と言われています。

本体価格は決まっていますが、販売店によっても変わります。

ここからは、トヨタ自動車のシミュレーションサイトを使ってRAV4の乗り出し価格をグレード別にまとめました。

【プラグインハイブリッド】

グレード 駆動 税金・諸費用 車両本体価格(税込)
Z E-Four 134,200円 5,767,220円

※オプション装備はなし

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

【ハイブリッド】

グレード 駆動 税金・諸費用 車両本体価格(税込)
特別仕様車 Adventure“OFFROAD package Ⅱ” E-Four 132,300円 4,635,300円
G 4,436,300円
Adventure 4,435,300円
X 3,923,300円
2WD 3,670,300円

※オプション装備はなし

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

【ガソリン】

グレード 駆動 税金・諸費用 車両本体価格(税込)
特別仕様車 Adventure“OFFROAD package Ⅱ” 2WD 253,000円 4,154,600円
Adventure 4WD 3,949,700円
G“Z package” 4WD 4,105,400円
G 4WD
X 4WD 3,422,000円
2WD 3,173,000円

※オプション装備はなし

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

オプションを加えることで、表の金額は変わってきます。

トヨタの見積りサイトを活用して自分の追加したいオプションを踏まえた乗り出し価格を把握しておくことが大切です。

トヨタの見積りサイト:https://toyota.jp/service/estimate/

RAV4のボディカラーのバリエーション

RAV4に用意されたカラーやオプション価格の違いは以下のとおりです。

【単色】

カラー名 カラーコード オプション価格(税込)
プラチナホワイトパールマイカ 089 33,000円
シルバーメタリック 1D6 0円
センシュアルレッドマイカ 3T3 33,000円
エモーショナルレッドⅡ 3U5 55,000円
ダークブルーマイカ 8X8 0円
アーバンカーキ 6X3 0円
アティチュードブラックマイカ 218 0円
グレーメタリック 1G3 0円

【2トーン】

カラー名 カラーコード オプション価格(税込)
アッシュグレーメタリック(1K6)

アーバンカーキ(6X3)

2QU 55,000円
アッシュグレーメタリック(1K6)

グレイッシュブルー(8W2)

2TU 55,000円
アティチュードブラックマイカ(218)

プラチナホワイトパールマイカ(089)

2PS 77,000円
アティチュードブラックマイカ(218)

グレーメタリック(1G3)

2QZ 55,000円
アティチュードブラックマイカ(218)

エモーショナルレッドⅡ(3U5)

2SC 99,000円

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

たとえばRAV4のハイブリッドGの中の人気カラーは以下のとおりです。

RAVハイブリッドGの人気カラーTOP3
  1. アティチュードブラックマイカ(218)
  2. グレーメタリック(1G3)
  3. プラチナホワイトパールマイカ(089) 

人気カラーの中にはオプション価格が発生するものもあります。

さらに、上で紹介したボディカラーはグレードによって選択肢が異なります。

紹介した表を参考に、実際の見え方やオプション価格を踏まえて自分の気に入る組み合わせを作ってみてください。

 

RAV4の本体価格

ここではRAV4の車両本体価格をグレード別に紹介します。

RAV4はプラグインハイブリッドとハイブリッドモデル、ガソリンモデルがあます。

それぞれの車両本体価格を表にまとめました。

【プラグインハイブリッド】

グレード 駆動 車両本体価格(税込)
Z E-Four 5,633,000円

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

【ハイブリッド】

グレード 駆動 車両本体価格(税込)
特別仕様車 Adventure“OFFROAD package Ⅱ” E-Four 4,503,000円
G 4,304,000円
Adventure 4,303,000円
X 3,791,000円
2WD 3,538,000円

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

【ガソリン】

グレード 駆動 車両本体価格(税込)
特別仕様車 Adventure“OFFROAD package Ⅱ” 2WD 3,884,000円
Adventure 4WD 3,684,000円
G“Z package” 4WD 3,836,000円
G 4WD 3,666,000円
X 4WD 3,169,000円
2WD 2,938,000円

引用:[RAV4|トヨタ自動車]

車両本体価格を比較すると、ガソリン車よりもハイブリッド車の方が高いことが分かります。

ただ、この価格の違いは、あくまでも車両本体価格だけです。

法定費用やオプション費用などを加えることでハイブリッド車よりもガソリン車が高くなることもあるため、見積もりを比較することが大切です。

RAV4の法定費用

RAV4を購入する際は、車両本体費用だけでなく法定費用がかかります。

ここではRAV4の法定費用を詳しく解説します。

RAV4の法定費用
  • 自賠責保険料
  • 自動車重量税
  • 自動車重量税
  • 印紙代
  • 消費税
  • 環境性能割
  • 自動車税
  • リサイクル料金

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自賠責保険料

自賠責保険料とは、任意保険と違い、車を保有するものであれば加入することを義務付けられた保険です。自賠責保険は、交通事故を起こした際の加害者側が負担するお金の補填を目的としています。

原動機付自転車をはじめとする、自動車保有者全員が加入しています。自賠責保険料は、車検の際に24か月分を支払うので、新車購入時にかかる費用です。

自動車重量税

自動車重量税とは、「車検などの際に自動車の重量等に応じて課税される国税」と定義されている税金です。

自動車税のように、納税書が送られてきて支払うというものではないので、車にあまり詳しくない方は聞いたことがない方もいるのではないでしょうか。

車検の際にセットで支払われるもので、特別な手続きが必要ない税金です。

自動車重量税は以下の通りです。

軽自動車 6,600円
0.5トン以下 8,200円
0.5超~1トン以下 16,400円
1トン超~1,5トン以下 24,600円
1.5トン超~2トン以下 32,800円
2トン超~2.5トン以下 41,000円
2.5トン超~3トン以下 49,200円

印紙代

印紙には、税金や手数料を納めたことを証明する役割があります。

RAV4に限らず、全ての車種が同じ金額で、指定工場やディーラーで車検を受けた際の印紙代は、軽自動車が1,100円、普通車が1,200円です。

その他の工場等で車検を受ける際は、保安基準適合証を発行するために陸運局に行く必要があるので、車種によって印紙代が異なります。

消費税

RAV4を購入する際、買主が自動車税の納税者となり、税金そのものの支払いとなるので、消費税は非課税取引となります。

これまで、車購入時にかかっていた自動車取得税が、2019年の増税に伴い廃止となったことで、購入時の税金の支払いはなくなりましたが、車に乗る限り消費税とは付き合っていかなければいけません。

消費税は、細かくいうと「間接税」といわれています。例えばガソリンを入れた際の10%の税金のことを指しています。

環境性能割

前記した消費税の増税に伴って廃止された自動車取得税ですが、代わりに新設された「環境性能割」という税金があります。環境性能割とは、自動車を購入したり、譲り受けた際に納める税金です。

排出ガス基準や燃費達成基準などを総合的に判断して、納める金額が変わります。環境負担が小さく、低燃費かつ低排出ガス認定車であり、その達成率が高い程、低価格の課税だったり、非課税の対象になったりします。

これは購入した車が、新車でも中古車でも同じ基準で判断され、課税されます。

RAV4はハイブリッド車であればどのグレードでも非課税になります。ガソリン車の場合でも以下の条件で金額が決まります。

  • 課税標準基準額は新車の90%
  • 残価率は経過年数によって決まる
  • 税率は環境性能によって0%~3%
  • ただし取得価格が50万以下なら非課税

自動車税

自動車税は、登録してある用途と、総排気量によって金額が変わり、所有者に支払う義務がある税金です。自家用よりも、業務で使う営業用で登録している車の方が金額は安くなります。

RAV4はハイブリッド車で総排気量が2,487Lで自動車税は年間43,500円、ガソリン車は総排気量が1,986Lで自動車税は年間36,000円となります。

RAV4は、ハイブリッド車とガソリン車では7,500円の差があることになります。新車を購入する際の登録月別の表が以下の通りです。

登録月 負担期間 ハイブリッド車支払額 ガソリン車支払額
4月 11カ月分 39,875円 33,000円
5月 10か月分 36,250円 30,000円
6月 9か月分 32,625円 27,000円
7月 8か月分 29,000円 24,000円
8月 7か月分 25,375円 21,000円
9月 6か月分 21,750円 18,000円
10月 5か月分 18,125円 15,000円
11月 4か月分 14,500円 12,000円
12月 3か月分 10,875円 9,000円
1月 2か月分 7,250円 6,000円
2月 1ヶ月分 3,625円 3,000円
3月 0か月分 0円 0円

グリーン化特例とは?

グリーン化特例というのは、電気自動車やハイブリッド車のような環境に優しい車を、購入したり、保有している人からは減税される制度のことです。

逆に、古い車や環境にあまり優しくない車を購入・保有している人は増税します。プラグインハイブリッド車や電気自動車などは約75%の減税対象となります。

クリーンディーゼル車や、燃費達成率が70%に届かない営業乗用車や、自家用車で登録してある車は、グリーン化特例の対象外となります。

RAV4はグリーン化特例対象

RAV4は、条件を満たした場合のみグリーン化特例対象となります。グレードZのRAV4はプラグインハイブリッド車なので、75%の減税対象となります。

その他グレードの場合は、減税対象外となるので注意してください。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、廃車となった車を、解体するときに出るゴミを適切に処理した場合にかかるお金のことをいいます。

このリサイクル料金には、「シュレッダーダスト」「エアバッグ」「フロン類」を適切に処理する費用と、自動車リサイクル促進センターによるリサイクルシステムの運用費である情報管理料金と資金管理料金が含まれています。

リサイクル料金は車種によって金額が決まっており、RAV4は以下の通りです。

シュレッダーダスト料金 エアバッグ類料金 フロン類料金 情報管理料金 資金管理料金 合計
10,470円 2,800円 130円 290円 13,690円

リサイクル料金は、車を購入した際に納めることが義務付けられた料金ですが、車を処分せずに、売却した場合は、新しい所有者がリサイクル料金を負担することになります。

また、リサイクル料金を納めると「リサイクル券」という証明書が貰えますが、これは車を処分するときだけでなく、売却するときも必要となるので、必ず保管しておくようにしましょう。

 

中古車の購入を検討している人におすすめなのが、「個人売買サービス」の利用です。

なぜなら個人売買サービスを利用すれば、消費税を支払わずにお得に車を手に入れることが可能だから。

その分、契約書の作成や書類集めなどの手続きが発生するのですが、面倒な作業は車の個人売買サービス「モビリコ」にお任せしましょう。

モビリコは、トヨタの正規ディーラーウエインズトヨタ神奈川が提供する個人売買サービスです。

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RAV4のその他諸費用

新車購入時には、これまで紹介してきた、本体価格や法定費用の他にもかかるお金があります。

過去に車を買ったことがある方も、「何のために必要なお金なのか」と疑問に思いながら支払っていたものもあるのではないでしょうか。

  • 新規検査手数料
  • 車庫証明費用
  • ナンバープレート代

それでは上記3つの費用について、何のためにどのくらい必要なのか解説していきます。

新規検査手数料

新規登録をしてから3年、その後は2年ごとに車検を受けなければいけません。車検とは別に、新車を登録するためにもお金はかかります。

RAV4の料金は以下のようになります。

新車新規登録 自動車検査登録印紙 自動車審査証紙 合計
900円

(OSS申請500円)

1,200円

(OSS申請1,000円)

400円 2,500円

(OSS申請1,900円)

車庫証明費用

車庫証明とは、「自動車保管場所証明書」のことを指します。

新車、中古車に限らず、自分が保有する自動車の保管する場所を管轄する警察署への申請をするために必要なのです。

  • 自動車保管場所証明申請書
  • 保管場所標章申請書
  • 保管場所の所在図・配置図
  • 保管場所使用権原疎明書面または、保管場所使用承諾証明書
  • 自動車の使用の本拠を確認できるもの(運転免許証など)

車庫証明の申請には、上記5つの書類と、申請手数料の2,500円〜3,500円が必要となり、金額は地域によって異なります。

また、支払いは現金のみなので、注意してください。

ナンバープレート代

新車の登録には、ナンバープレートの取得にもお金がかかります。

都道府県によって金額に多少のばらつきはありますが、一般的にはペイント式のナンバーで1,500円〜2,000円、光学式ナンバーで5,000円〜6,000円が相場とされています。

他にも地方柄のナンバープレートや、希望ナンバーにすることで、別途料金がかかる場合もあります。縁起の悪いナンバーになるのが不安だという方は、ぜひ希望ナンバーにしてみてはいかがでしょうか。

RAV4の代行手数料

RAV4を新車で購入する際は、車庫証明手続きや検査を代行でディーラーが行ってくれる場合もあります。

本来、すでに自動車を持っている場合や中古車を購入した場合などは、自分で手続きをします。新車を購入する場合においては、代行手数料を支払えばやってもらうこともできます。

この代行手数料も、新車乗り出し価格に含まれます。

車庫証明手続き代行手数料

ディーラーに車庫証明の代行をお願いしたときの手数料は、相場1万円〜3万円です。

販売店によって金額は変わりますが、車種によって金額の差はなく、お金に余裕のある方は利用しても良いかもしれません。

しかし、自分で手続きをすれば法定印紙代の3,000円以内で済むので、手続きを自分で行えばその分安く車を購入することができます。

検査代行手数料

検査代行手数料とは、車検の代行をしてもらった場合にかかる費用です。本来は車検はディーラーや車屋にお願いする場合がほとんどですが、個人車検というものもあり、車検を自分で行うこともできます。

その場合、検査代行手数料はかかりません。車検をお願いしたときの費用は10,000円〜15,000円が相場です。

販売店によって金額も、内訳も変わってくるので事前に確認しておくといいでしょう。

RAV4のおすすめオプションとその費用

車を買うのにオプションをつけると追加料金がかかります。それではRAV4にはどのようなオプションがあるのでしょうか。ここらは、おすすめのオプションとその価格について解説していきます。

フロアマット(デラックスタイプ)

RAV4純正のフロアマットをオプションでつけるより、安い社外品をつけたい方もいると思いますが、あまりおすすめできません。というのも、純正に比べて消耗が早いということと、ペダル類が引っかかりやすいというデメリットがあるからです。

ペダルが引っかかると、思わぬ事故に繋がる危険性もあるので、純正のフロアマットをおすすめします。価格は27,500円です。

スペアタイヤ(応急用)

現在ではスペアタイヤを標準で装備している車は少なくなっており、パンク補修キッドを積載する車が多くなっています。しかし、走行中のトラブルとして起こりうるものは、パンクだけではありませんし、補修キッドでは直せないものもあります。

そこで、オプションのスペアタイヤを積載しておくことで、本来JAFを呼ばなければいけないようなトラブルでも、タイヤ交換で済むこともあります。価格は11,000円です。

そのようなスペアタイヤをおすすめします。

サイドバイザー(RVワイド)33,000円

いまではほとんどの車に装備されているサイドバイザーですが、これをケチってしまうと困る場合があります。

例えば、雨の日の換気などです。他人を乗せたときや、空気がこもっていると感じたときに換気をしようとしても、サイドバイザーがないと雨の日には窓を開けられません。

そのような日に窓を開けてしまうと、車内が濡れてしまいます。

ですので、一見なくても良さそうなサイドバイザーですが、おすすめのオプションのひとつです。

まとめ

RAV4を新車で買うとき、乗り出しにかかる費用について解説してきました。

基本的に新車を購入する際は、本体価格、法定費用、諸費用の3つがかかります。

RAV4の場合は、オプションを付けない場合は約3,200,000〜6,200,000円で、オプションをつけるとプラスで10万円くらいとなります。

RAV4を購入しようと考えている方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

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