中古車購入を決めたときに、納車までどのような流れで行われるのか、あらかじめ必要な書類があるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
新車の購入よりも中古車の購入の方が複雑なイメージを持っている人もいるかもしれません。
今回は、中古車購入の流れを解説するとともに、必要書類やあらかじめ準備しておくべきこと、失敗を少なくするための注意点などもご紹介します。
中古車購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
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目次
中古車購入から納車までの流れは?
自動車の購入から納車までには、さまざまな段階を踏む必要があります。
新車に比べ、中古車の購入は納車までの流れが複雑なのではないか、と心配な人もいるかもしれません。
中古車購入から納車までの流れをご紹介していきます。
- 希望の車種を決める
- 支払い方法を考える
- 希望の車種が購入できる店舗を探す
- 店舗へ連絡
- 店舗へ訪問し中古車を実際に見る
- 店舗に見積りを出してもらう
- 契約する
- 任意保険に加入する(保険対象車両の変更をする)
- 支払いをする
- 納車
それぞれについて説明します。
①希望の車種を決める
まずは希望の車種を決めることからはじめます。
希望の車種を決めるために考えたい主なポイントは、下記の通りです。
- 予算
- 乗車人数
- ボディタイプ
- メーカー
- 性能・機能
予算は、希望の車種を決めるうえで非常に重要です。
中古車の購入を検討している人の中には、新車よりも安く入手できることに魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、中古車にかかる費用は車体の価格だけでなく維持費にも注目する必要があります。
車体価格以外にどのような費用がかかるか、あらかじめ調べておきましょう。
また、乗車人数についても考える必要があり、乗車人数とセットで考えたいのが、ボディタイプです。
ボディタイプとは、軽自動車やワゴン車、セダンといったクルマの構造や外観などによる自動車の種類のこと。
使用目的を中心に、サイズ感や重量などから理想のボディタイプを選びます。
駐車場に入るサイズのクルマかどうか調べることも重要です。
気に入った自動車が見つかったら、他のメーカーで似たタイプのものがないか探しましょう。
多くの場合、自動車にはさまざまなメーカーに競合車と呼ばれるライバル車があります。
ライバル車同士の中で検討するには、性能や機能の違いを見ることも重要です。
エンジンはガソリンかディーゼルか、オーディオ機能は充実しているかなど、好みに合った性能や機能のものを探すと良いでしょう。
②支払い方法を考える
支払い方法は主に、現金一括払いかローン払いかのどちらかです。
ローン払いを選択した場合は、金融機関による自動車ローンや、店舗で用意されたローンを利用します。
ローン払いには、審査が必要です。
支払い能力があるかどうかを見るための審査なので、過去に支払いを滞納していたり、新たにローンを追加する金銭的余裕がないと判断された場合にはローン払いを断られます。
③希望の車種が購入できる店舗を探す
中古車を購入する店舗を探しましょう。
中古車購入は、どの自動車を購入するかだけでなく、どの店舗で購入するかも重要なポイントです。
同じ車種でもさまざまな状態で販売される中古車だからこそ、信頼できると感じた店舗から購入するのがおすすめ。
まずはWebサイトの雰囲気などを見て、好印象のところを選びましょう。
また、自宅からのアクセスの良さも重要なポイントです。
店舗には、ディーラーと販売店があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ディーラーは、認定中古車などの特定の契約を交わしたメーカーの自動車を販売する店舗です。
主に新車を多く取り扱っていますが、メーカーが販売を許可した中古車も取り扱いがあります。
ディーラーから中古車を買うメリットは、比較的状態が良く品質の安定した中古車が多いことや、保証やアフターサービスなどが充実している傾向にあることです。
一方デメリットは、扱うクルマの種類が特定のメーカーに限られてしまうことと、販売価格が比較的高いことです。
ディーラーで購入可能な認定中古車については、「認定中古車とは?メリットや購入のポイントを徹底解説!」で解説しています。
販売店は、さまざまな方法で仕入れた多種多様な中古車を販売する店舗です。
販売店から中古車を買うメリットは、ディーラーより安い価格で購入できる場合が多いことと、中立的な立場からクルマをすすめてくれることです。
しかし、販売店によってメンテナンス状況や価格設定がバラバラなため、自分でクルマの状態や価格を見極める必要があるというデメリットがあります。
他にも、ディーラーを通した個人売買という方法もあり、しっかり審査された中古車を店舗利用より安く購入できます。
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モビリコは、正規ディーラー横浜トヨペットが提供するクルマの個人売買サービスです。
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消費税なしで中古車を購入でき、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。
個人売買についてはこちらのコラムでもご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
車の個人売買の流れ!必要な手続きと書類まとめ
④店舗へ連絡
気に入った中古車と店舗が見つかったら、できるだけ早く店舗へ連絡しましょう。
中古車は、希望のものが売れてしまえば同じものは二度と手に入りません。
複数の店舗へ問合せするのもおすすめです。
中古車の価格設定には基準がないため、同じ条件の中古車でも店舗によって販売価格が大きく違うことも。
店舗へ連絡したときに希望するクルマの価格を聞いてみましょう。
気に入った条件のクルマがあれば、店舗で実際に見るために予約を取ります。
足を運んだけれど混んでいて相談の時間をとってもらえなかった…ということのないよう、事前予約をしておくと安心です。
⑤店舗へ訪問し中古車を実際に見る
店舗へ連絡し、予約が取れたら実際に希望のクルマを見てみましょう。
中古車の状態は、写真を見るだけではわからない部分もあるため、実際に目で確かめることが大切です。
傷やへこみなどがある場合、Webサイトなどに記載されている通りかどうか、おかしな点がないか確認します。
外観だけでなく、内装も見ておきましょう。
実際に運転席に座ってハンドルを握ってみて、操作しやすそうかどうかも確認してください。
エンジンをかけさせてもらえる場合はかけてみて、エンジン音に違和感がないか、エアコンなどがきちんと動作するかも確認します。
他に気になっているクルマがある場合は、そちらも見せてもらいましょう。
他のクルマと見比べたからこそ気づくメリットやデメリットが見つかるかもしれません。
⑥店舗に見積りを出してもらう
購入を検討したい中古車があれば、店舗に見積もりを出してもらいます。
Webサイトなどに記載されている中古車の価格は、あくまでも車両本体価格のみの価格です。
実際に購入する場合には、車両本体価格に加えて、下記のような費用がかかります。
- 自動車税などの法定費用
- 手数料
- 納車前の点検整備代金
法定費用を抑えることはできませんが、手数料や点検整備代金は交渉できる場合もあります。
提示してもらった見積もりの金額が厳しいと感じた場合は相談してみるのも良いでしょう。
⑦契約する
見積もりに納得し、店舗で中古車を買うことが決まれば契約を交わします。
納車日についてもこのときに擦り合わせます。
のちほど詳しくご紹介しますが、契約には、契約書へのサインなどの他に、あらかじめ用意して提出しなければならない書類もありますよ。
契約書へサインをする前に、しっかり契約書に目を通しましょう。
金額や保証内容、納車日などはとくに間違いがないか、確認が重要です。
契約の完了後は変更ができなくなってしまうため、契約書でわからない部分や間違いがあった場合はすぐに伝えましょう。
⑧任意保険に加入する(保険対象車両の変更をする)
万一のために、自動車購入時には保険への加入が必要です。
日本では「自賠責保険」の加入が義務付けられており、自賠責保険料は中古車購入時の支払い金額にも組み込まれています。
しかし、自賠責保険だけでは保証が十分とは言えません。
自賠責保険で補償されるのは、人に対して事故を起こしたときに相手側に支払う賠償金のみです。
自賠責保険で補償される金額には限度があるほか、自分のケガや自分のクルマの破損に対する保証はありません。
そのため、任意保険に加入して自賠責保険でカバーしきれない部分に備える必要があるのです。
車を買い換える場合は、すでに加入している任意保険があれば「対象車両変更手続き(車両入替)」をします。
⑨支払いをする
契約が成立したら、支払いをします。
現金一括払いの場合は支払いまでに現金を用意しておきましょう。
ローン払いの場合でも、頭金を店舗に支払う必要があることが多く、その場合は現金を用意しましょう。
頭金の相場は店舗や車両によって設定価格が異なりますが、一般的に本体価格の2割から3割が相場とされています。
例えば、200万円の中古車なら40万〜60万円の用意が必要です。
店舗により頭金なしでローン払いができる場合もありますが、その場合は審査が厳しくなる場合があります。
⑩納車
契約や支払いの手続きが終われば、後は納車日を待つだけです。
納車日当日は、車両の確認を丁寧に行いましょう。
希望の中古車で間違いないか、購入時にチェックしたときと変わりがないか、不備がないかをしっかり確認して、問題がなければ納車完了です。
納車された自動車は、ガソリンなどの燃料は最小限しか入っていない場合が多いため、必要に応じてガソリンスタンドで給油(EV車の場合は充電)しましょう。
万一、運転時におかしな点に気づいた場合は購入店舗の保証サービスなどを利用して、状況をチェックしてもらいましょう。
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中古車購入で必要な書類や準備は?
中古車購入の契約の段階で必要な書類や準備について解説します。
必要書類
中古車購入時に必要な書類は下記の通りです。
- 車検証
- 車庫証明書
- 実印
- 印鑑証明書
- 委任状
- 住民票※軽自動車の場合
車検証
車検証は、自動車が日本の保安基準を満たしている証明となる書類です。
日本の法律では、自動車は数年に1度の車検を受ける必要があり、車検のたびに車検証が更新されていきます。
中古車の場合、車検証は販売店舗が保管しています。
多くの店舗は車検証とセットで自賠責保険の支払い証書も保管しているため、合わせて店舗から受け取りましょう。
車庫証明書
車庫証明書は、自動車を保管しておく駐車スペースの確保を証明する書類です。
ドライバーが公道や他人の私有地などに自動車を駐車することを防ぐためにあり、自動車を所有する人は提出をもとめられます。
ただし、地域によっては車庫証明を不要としているところもありますので、購入する店舗に確認しましょう。
車庫証明書は、管轄の警察署で発行してもらいます。
申請時と発行時に警察署へ行く必要があるため、日にちに余裕をもって申請しましょう。
駐車場を借りる場合は管理者の印鑑も必要です。
軽自動車に関しては、車庫証明書は必要ありません。
その代わり、「車庫の届出」という手続きが必要になる場合があります。
車庫の届出は、管轄の警察署に駐車する場所を届け出ることです。
しかし、地域によっては車庫の届出も必要ない場合もあります。
軽自動車を購入する場合は利用する地域で何が必要なのかを事前に調べておきましょう。
実印
自動車は資産として扱われるため、購入者は「資産登録」と「名義登録」をする必要があります。
「名義登録」には、実印が必要です。
実印とは、各自治体の役所で印鑑登録をしているハンコのこと。
印鑑登録を済ませていない場合は、まずは印鑑登録を済ませる必要があります。
印鑑登録は、本人が印鑑と顔つきの身分証明書を持っていけば、即日発行されます。
※軽自動車の場合は資産に該当しないため、実印は必要ありません。
印鑑証明書
印鑑証明書は、印鑑が実印であることを証明する書類です。
印鑑登録をしている自治体の役所で発行してもらえます。
自治体によってはマイナンバーカードを利用してコンビニで発行できるケースもあります。
中古車の売買契約には、発行から3ヶ月以内の印鑑証明書が必要です。
3ヶ月以内に購入のメドがたっているならば、あらかじめ発行しておくとよいでしょう。
なお、印鑑証明書も、軽自動車の場合は必要ありません。
委任状
委任状は、法的な手続きを中古車販売店舗に代行してもらう際に必要な書類です。
車庫証明の発行手続きや所有者の名義変更手続きなどの面倒な手続きは、中古車販売店舗に委託する場合があります。
その際、代わりに手続きを進めてもらうために委任状を作成します。
住民票※軽自動車の場合
軽自動車の場合、実印や印鑑証明書の代わりに現住所を証明するための住民票(正しくは「住民票の写し」)が必要です。
住所のある自治体の役所に発行を申請します。
住民票申請書を記入し、身分証明書を提示すれば発行してもらえます。
発行から3ヶ月以上経っているものは無効ですので、注意しましょう。
必要書類に関しては、「中古車購入に必要な書類とは?軽自動車と普通自動車の違いを徹底解説!」でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
必要な準備
中古車購入時にあらかじめ準備しておいた方が良いことは、下記の通りです。
- 必要書類を揃える
- 予算を立てる
- ローン払いの場合はローンを選ぶ
- 任意保険を選ぶ
必要書類はすぐ揃うものばかりではないため、あらかじめ準備しておく必要があります。
役所で発行する書類は、役所の開庁日時に足を運ぶのが難しい場合もあるため、早めに準備を始めましょう。
予算の算出も、中古車購入前にしておかなければいけません。
本体価格だけではなく、購入後かかる経費についても計算しておく必要があります。
また、ローン払いを選択する場合は自分に合った自動車ローンを探しておくことも大切です。
任意保険はさまざまな保険会社・プランがあるため、あらかじめ検討しておくとよいでしょう。
中古車購入で車体価格以外にかかる費用もチェック
購入する中古車を選ぶ場合、車体価格以外にどのような費用がかかるのかを想定しておく必要があります。
中古車の購入費用にかかる、車体価格以外の費用は主に下記の通りです。
- 車検代(車検なし・車検整備付きの中古車を購入した場合)
- 税金
- 駐車場代
- カーアクセサリーなどその他の諸経費
中古車には、「車検つき」「車検なし」「車検整備付き」の3種類があります。
「車検つき」の場合、納車後はすぐに乗ることができますが、それ以外の場合はまず車検に通す必要があります。
ただし、一般的に「車検つき」の中古車は、「車検なし」「車検整備付き」よりも本体価格が高めに設定されています。
もし車検で部品の交換や修理が発生した場合は、数万円以上お金がかかることもあります。
税金も、自動車にかかる重要な費用です。
税金には「自動車税(軽自動車税)」「重量税」「環境性能割」があります。
「環境性能割」は2019年10月までは「自動車取得税」と呼ばれていたもので、中古車であっても購入時には支払う必要がある税金です。
自宅に自動車を停められない人は、駐車場代もかかります。
そして、ドライブレコーダーやソケット式の充電器など、運転する上で必要なものも揃える必要も出てくるでしょう。
失敗の少ない中古車の選び方についても知っておこう
のちのち後悔しない中古車選びのために、注意して見るべきポイントを紹介します。
年式と走行距離
自動車の寿命は一般的に10年と言われています。
しかし、一般財団法人自動車検査登録情報協会の令和3(2021)年度のデータによると、乗用車の平均使用年数は13. 87年です。
そのため、例えば年式が8年前の中古車であっても、あと5年は乗れる可能性があるということになります。
年式を見て自分が何年中古車を利用したいか考えると良いでしょう。
また、自動車は一般的に1年で10,000kmほど走行します。
そのため、年式が5年前のものであれば、走行距離はおよそ50,000kmほど。
ドライバーの使用目的はさまざまなため一概には言えませんが、走行距離が長すぎる場合は年式に対して自動車の劣化が早い可能性があり、短すぎる場合はメーターが改ざんされている可能性もあります。
年式と走行距離を確認して、失敗の少ない中古車選びを目指しましょう。
保証内容
中古車販売店舗では数ヶ月〜数年間の保証サービスを設けているところも多く見られます。
中古車は、新車と比べて故障リスクが高い自動車です。
そのため、思ったよりも早いうちに不具合などが出てくる可能性があります。
保証サービスを全く設けていない店舗は、中古車の状態確認や整備に自信がない可能性もあるため、注意しましょう。
保証サービスには、1年以上の保証期間があっても、最初の1ヶ月のみ無料修理でそれ以降は有料、というものも見られます。
しっかり保証内容に目を通し、納得のいくものを選んでください。
横浜トヨペットが提供する個人売買サービス「モビリコ」でも、1年間の修理保証を設けています。
まとめ
中古車購入の流れは、新車購入と大きな違いはありませんが、中古車の状態や年式、保証内容をしっかり確認しておく必要があります。
また、車両価格以外にも費用がかかったり、頭金として現金が必要だったりすることもあります。
ぜひ今回ご紹介した中古車購入の流れや注意点を参考に、スムーズで失敗のない中古車購入を目指してくださいね。
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