車を選ぶ際、さまざまな理由で中古車の購入を検討する方も多いのではないでしょうか。

本記事では、中古車を購入する際の注意点や確認しておきたいポイント、中古車購入のメリットについて解説します。

中古車の購入を検討されている方は、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

新車か中古車か


車の購入を検討するとき、まずは新車と中古車のどちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。

新車の購入は、最新モデルを、傷ひとつない状態で手に入れられるメリットがあります。しかし、その分車両本体価格も高額になり、納車にも時間がかかります。

一方、中古車であれば、車種によっては新車購入価格よりも非常に安く手に入れることができる場合があります。新車での購入は予算的に厳しい車種でも、中古車であれば購入できる場合もあります。

新車と中古車、それぞれにメリットがあるので、自分の目的に合った方を購入すると良いでしょう。

中古車購入する際の注意点


中古車を選ぶ際には、ネットやカタログだけで確認せず、実際に車を見に行き、販売店で話を聞くことが大切です。

実際に中古車を選ぶときの注意点は、以下のとおりです。

・修復歴(事故歴)の有無
・塩害車、雪害車、水没車
・走行距離と年式
・車検の有無

それでは詳しく見ていきましょう。

①修復歴(事故歴)の有無

修復歴のある車は、比較的安く購入する事ができます。そのため、年式が新しかったり、走行距離が少ないのに車両本体価格が安い場合は、修復歴がある可能性があります。

しかし、一般的に事故車と呼ばれる車でも、フレームに損傷がなければ修復歴有りと表示する義務はありません。ボディへの傷、凹みだけでフレームに損傷がなくきちんと修理されている車の場合には、中古車としての価格に大きな影響はありません。

中古車を購入する際は、修復歴を販売店に確認する必要があります。

②塩害車、雪害車、水没車

海が近い地域で使用されていた車や降雪量が多い地域で使用されていた車は、通常よりも車体に錆が発生している場合が多いです。錆は部品劣化の原因となり、故障する可能性が高くなってしまいます。
水没車とは、洪水や台風などの水害で車体が水没してしまった車のことです。車両の下回りだけでなく、場合によってはエンジンルームまで水に浸かってしまっていることもあるため、エンジントラブルのような故障のリスクも高くなります。

また、水没した車は河川や下水道の水に浸かっている場合も多いため、衛生面でも不安があり、慎重に検討したほうがよいでしょう。

③走行距離と年式

走行距離と年式は、どちらか一方ではなく、両方あわせて確認することがおすすめです。

車には、走行距離に応じて交換したほうが良い部品も多くあります。走行距離は、目安として年間10,000kmといわれているため、年式が新しくても走行距離が極端に多い車の場合は、部品が劣化している可能性があります。部品の劣化は、故障の原因にもなってしまいます。

反対に、年式は古いけれど走行距離は少ない車の場合は、目安の走行距離に達していないことが理由で、消耗品灯の交換をしておらずメンテナンス不足の可能性があります。そのため、走行距離が少ない車でも年式が古い場合には、注意が必要です。

販売店に確認したり、整備記録簿を確認するなどメンテナンスがきちんと行われているかきちんと把握してから購入することをおすすめします

④車検の有無

車検がのこっている年月が長いほど、次回の車検までに時間があるためおすすめです。

購入時点で、車検が切れている場合や車検までの期間が短い場合、車両本体価格に加えて、車検費用もかかります。

そのため、購入時の費用を抑えたい場合には、車検が残っている中古車の購入がおすすめです。

中古車を購入する際に確認しておきたいポイント


中古車を選ぶ際、いくつか確認しておきたいポイントがあります。主な確認ポイントとして以下のようなものが挙げられます。

・車両状態
・走行距離と年式
・販売店
・車両価格
・購入後のサポート

ここからは、上記のポイントを詳しく紹介します。

①車両状態

中古車を購入する際、もっとも気になる点は「車両状態」ではないでしょうか。外観や内装はもちろんですが、メンテナンス状態が悪い車を購入すると、見た目が良くないだけでなく、故障修理のコストやがかかってしまうことはもちろん、事故が起きる可能性も高くなります。

外観のチェックポイントは主に以下の通りです。

【外観のチェックポイント】
・ボディに傷や凹みがないか
・ガラスに傷やひび割れがないか
・タイヤの劣化具合はどのくらいか
・ボンネットやトランク、ドアの隙間や開閉に問題がないか

上記のポイントは、目視で確認できます。他にも気になる点があれば、必ず確認しましょう。

続いて内装の主なチェックポイントです。

【内装のチェックポイント】
・シートの汚れ、傷がないか
・タバコなどの不快な臭いがしないか
・ハンドルの状態、操作性
・ドアやエアコン、ウインカー、ハザード、ナビ・オーディオのスイッチの動作確認
・トランクルームや足元、天井の汚れや傷がないか

車に染み付いた臭いは、簡単に取ることはできません。とくに、タバコの臭いは室内クリーニングをしてもとれない場合が多いです。購入する前に確認しておく必要があります。

また、事故歴がある車も注意が必要です。一見、外観が綺麗に見えても、車両内部に大きな損傷がある場合もあります。しかし、購入を検討している中古車が事故車かどうか、購入者だけで見抜くことは難しいです。そのため、販売店にしっかりと確認しましょう。

②グレードやオプション

同じ車種でも、グレードが違えば、機能や装備が異なります。燃費やエンジン性能、安全性能もグレードによって異なるため、自分自身が検討している中古車のグレードの把握は重要です。

また、中古車の利点として、ナビ・オーディオやフロアマット、サイドバイザーなどオプションがすでに装着されていることが多いです。前ユーザーが購入時に装着したオプションがそのまま装着されていることが多いため、追加でかかる費用を抑えることもできます。

オプションによっては、生産終了している装備や、後から装着できない装備もあるため、購入後に装着したくてもできないこともあります。

人気のボディカラーやグレード、オプションが豊富に装着されているものは、中古車の車両価格にも影響します。そのため、どのボディカラーやグレードにしたいか、必要なオプションはどれかなど、ある程度決めておくことも大切です。

③信頼できる販売店で購入する


中古車を選ぶ際に「どこで買うか」も重要です。販売店スタッフと、コミュニケーションを通じて信頼できる店舗で購入することをおすすめします。購入を検討している中古車に関して質問をした際に、納得のできる回答や対応をしてくれるスタッフであれば信頼できるといえます。

しかし、質問に対しての対応が曖昧であったり、丁寧な対応ではなかったり、こちらの話をあまり聞かず、強引に購入や契約を進めるスタッフであれば、真摯な対応とはいえずあまりおすすめはしません。

信頼できない店舗では、契約する際や購入後のサポートでトラブルになる可能性があります。購入後もメンテナンス等で購入店にはお世話になることが多いでしょう。購入時はもちろんですが、購入後も安心して車のことを任せられる販売店で購入することがおすすめです。

④車両価格

車を購入する際、車両本体価格以外に必ず「諸費用」がかかります。そのため、中古車を選ぶ際には、諸費用も含めた総額でのお見積もりを販売店に算出してもらいましょう。

では、諸費用とは、どのような費用なのでしょうか。諸費用の内訳を見ていきましょう。

まず、車を登録する際には、税金や印紙代などの法定費用名義変更などの代行費用がかかります。納車する際も、納車準備費用納車搬送費用などの費用がかかるため、これらの金額は車両本体価格とは別に上乗せされます。

一般的に店頭に並んでいる中古車は、車両本体価格が表示されているケースが多いです。車両本体価格を低く表示し、諸費用を高く設定している場合もあります。

諸費用の内訳は大きく分けて2種類あり、「法定費用」と「販売店の手数料」です。法定費用は金額が決まっているため、金額が下がることはありませんが、販売店の手数料は中古車購入にあたって行われる手続きや整備にかかる金額になるため、購入者自身で行える手続きに関しては省くことができます。

諸費用の内訳もあいまいに記載されている場合があるため、気になる内容のものがあれば、必ず購入前に販売店に確認しましょう。

⑤アフターサポート

アフターサポートの充実度を確認しておくと、車を購入した後も安心です。

新車と比べると、中古車は故障などのトラブルが起こりやすいため、もしもの場合に迅速で丁寧な対応を行ってくれるか、車を修理している間のサポートを行ってくれるかが重要です。

できれば、保証のついた中古車を選ぶようにし、車両保証の保証内容や保証期間について詳しく確認しておきましょう。エンジン等の機関の故障は費用もかかり、修理期間も長期になります。どこまでの範囲を保証してもらえるのか把握しておく必要があります。

中古車を購入するメリット


中古車の購入にはさまざまなメリットがあります。ここからは、中古車購入の具体的なメリットをご紹介します。

購入しやすい価格

中古車を選ぶメリットのひとつは新車よりも安く車を購入することができることです。

新車では値段の高い車種やグレードが、中古車なら安い価格で購入できる場合があります。新車と同じ予算であれば、装備が充実したグレード、さらにワンランク上の車種を購入する事ができるのが中古車のメリットの一つだといえるでしょう。

選択肢の豊富さ

中古車は、これまで発売された車の中から好みの1台を見つけることができます。現在新車では取り扱っていないような特別仕様車や限定車、希少車が購入できる場合もあります。

中古車との出会いは一期一会です。その時に掘り出し物や自分の理想とする車に出会えるかもしれないというのも中古車ならではの楽しみかたです。

納車のはやさ

そして一番のメリットとも言えるのが、納車のはやさです。

新車の場合、契約してから納車まで2ヶ月以上かかることも珍しくありません。さらに、装着するオプションによってはさらに時間がかかるでしょう。

しかし、中古車の場合、早ければ2週間ほどで納車が完了するため、新車よりも早く乗ることができます。転勤などで急に車が必要になった場合や事故や故障などの理由で買い替えを検討している場合、納車が早いのは大きなメリットといえるでしょう。

ですが、納車があまりにも早すぎるときには、きちんと点検が行われていない場合があります。納車後すぐ故障してトラブルになるケースもあるため、注意が必要です。

自分好みにカスタマイズできる

中古車で購入した際は、車種によっては査定額があまり高額にならない場合があり、乗り潰すことを前提で購入する方も多いです。

また、自分好みの趣味にあわせてカスタマイズすることができます。さらに、前のユーザーがカスタマイズした車を選ぶこともできます。その場合には、カスタマイズ費用を抑えることもでき、自分とは違った個性的なカスタマイズに出会う可能性もあります。

こういった楽しみ方ができるのも中古車を選ぶメリットといえるでしょう。

中古車を購入するデメリット


中古車を購入する際にはもちろん、デメリットもあります。

ここからは中古車を購入する際のデメリットについて確認していきましょう。

新車に比べて維持費が高くなりやすい

車に乗り続けるためには、税金や保険料、メンテナンス費用、ガソリン代などの維持費がかかります。税金や保険料に関しては、低年式の車で高くなる場合もありますが、新車で購入した場合にも必ずかかる費用なので基本的に大きな差はありません。

しかし、メンテナンス費用は中古車のほうが高くなる傾向があります。走行距離が多い場合や車の年式が古い場合にはパーツの劣化が進み、頻繁なメンテナンスやエンジン等の高額な部品の交換が必要になる可能性があるためです。

また、車種にもよりますが年式が新しい車のほうが比較的燃費も良いため、ガソリン代など燃料費を抑えることができます。そのため、中古車のほうが新車よりも維持費がかかってしまう傾向にあります。

その分、購入する際の価格も安くなっているので、トータルで見ると安くなる場合が多いので、自分の財布と相談するようにしましょう。

保証期間が短いなどの不安

新車の場合は、購入時からの保証期間が3年と長いため、安心感があります。しかし、中古車の場合、新車よりも保証期間が短いケースが多く、車のコンディションも前のユーザーの使い方によって異なるため一定ではありません。そのため、注意深く車を選んだとしても故障のリスクは、新車よりも高くなります。

そのため、安心して長く乗りたい方には中古車は慎重に選ぶ必要が出てくるでしょう。

ただ、車を乗りつぶす前提でできるだけ安く購入したいという方にとっては、あまり心配しなくても良いポイントでしょう。

ほしい車に出会えない可能性がある

新車で購入する際には、自分のほしいグレードやボディカラーを選ぶことができるのが利点です。
中古車の場合、購入したいボディカラーやグレード、走行距離や年式、価格などの条件が一致する車に出会うことが難しいことがあります。じっくり探す時間が必要です。

そのため、すぐに車が必要な場合や、新しいモデルの車種で、ほしいボディカラーやグレードが明確にある場合には中古車はあまりおすすめとはいえないでしょう。

ただ、自分に合う最適な一台を見つけた時の喜びは計り知れないものでもあります。

中古車での購入がおすすめな方


では、実際中古車がおすすめなのはどういった方なのでしょうか。ここからは、中古車での購入がおすすめな方についてご紹介します。

まずは、価格を抑えたい方です。車両本体価格が新車に比べて安く、新車とは違いナビ・オーディオ、フロアマットやサイドバイザーなどの用品がすでに装着されている場合があります。新車を購入する際にはすべて追加料金になるオプションがすでについている場合、初期費用を抑えて購入することができます。

また、新車は購入してから、車両が到着しディーラーオプションを装着、登録業務まで完了させるのに時間がかかります。しかし、中古車の場合は納車までの期間が短いため、できるだけ早く車がほしい場合にもおすすめします。

まとめ


中古車選びでは、前のユーザーの乗り方によって車の状態が異なるため、好みの車種や費用だけではなく、実際に車を見て状態を確認することが重要です。また、事前に注意点を把握しておくことで、抜け漏れなく車の状態を確認することができます。

また、購入する際にも注意する点があります。購入後のトラブルを避けるため、中古車の購入は信頼できる販売店から購入することがおすすめです。

中古車を購入するのがおすすめなのは以下のような方でした。

・価格を抑えたい方
・早く車を納車したい方

中古車を購入する際は、本記事でご紹介した中古車選びと購入、契約時の注意点を参考にしてみてはいかがでしょうか。