2015年1月に2代目となる現行型が登場した「ヴェルファイア」。
迫力がありながらもエレガントな外観と高級感のある室内空間、パワフルな走行性能などをあわせ持ち、老若男女問わず幅広い世代に選ばれています。
快適な乗り心地と静粛性を備え、デビュー当初から人気があるクルマです。。
現行グレードの「GOLDEN EYES」は、発売開始後2021年、2022年とマイナーチェンジを繰り返し、さらに改良が進んでいます。
新車として販売されている現行モデルのグレードは「GOLDEN EYES Ⅲ」のみですが、それ以前はさまざまなグレードがラインナップされ、現在も中古車市場で人気の車種となっています。
今回は、そんなヴェルファイアのグレードと特徴を解説。
旧ヴェルファイアのグレードも含め、ボディタイプやそれぞれのグレードの特徴、迷った時に参考にしてほしい選び方まで詳しくご紹介します。
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目次
ヴェルファイアのグレードを知る前に。2種類のボディタイプをチェック!
7人乗りのミニバン、ヴェルファイア。
現行のグレードは「GOLDEN EYES」のみで、2023年3月現在は、マイナーチェンジを経た「GOLDEN EYES Ⅲ」が販売されています。
現行モデル「GOLDEN EYES Ⅲ」のボディはエアロタイプですが、それ以前のヴェルファイアには「標準」と「エアロ」の2種類のボディタイプがありました。
それぞれどんな違いがあるのか、先に見ていきましょう。
エクステリアデザインの違い
標準ボディとエアロボディの大きな違いは外観のデザインです。
特にフロントバンパーのデザインが異なります。
標準ボディはシルバーが際立つスタイリッシュなデザインで、エアロボディは大きなフロントグリルが左右にあしらわれ、ダイナミックな印象となっています。
さらにエアロボディにはサイドにサイドマッドガードが装備され、ホイールサイズも異なります。
テールの外観デザインでは反射板の形に違いがあり、標準ボディは横長、エアロボディは縦長で、エアロボディの反射板の方が大きいので目立ちやすいデザインになっています。
また、ヴェルファイアのボディカラーには、両ボディ共通色、標準ボディ専用色、エアロボディ専用色があります。
それぞれ何色あるか、どんな色があるかはグレードやモデルによって異なります。
詳しくはこちらのコラムもご参考ください。
ヴェルファイアのボディカラーは全7色!色ごとの特徴もご紹介
インテリアデザインの違い
室内のデザインで大きく異なるのはシートカラーです。
標準ボディのシートはアイボリーで、明るく開放的な雰囲気の車内に仕上がっています。
一方エアロボディはブラックのシートを搭載し、重厚感のある落ち着いた印象で、高級感を感じさせるデザインとなっています。
ヴェルファイアの内装については「ヴェルファイアの内装・インテリアについて余すことなく徹底解説」でさらに詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
ヴェルファイアのグレードは?現行モデルを中心にチェック!
ヴェルファイアのグレードについて具体的に見ていきましょう。
現行モデルの「GOLDEN EYES Ⅲ」を中心に、「GOLDEN EYES」が販売される以前のヴェルファイアの4つのグレードについても簡単におさらいします。
標準ボディにもエアロボディにも4つずつグレードがあり、それぞれにガソリン車とハイブリッド車の両方がラインナップしています。
基本的にグレード名に「Z」が入っているものはエアロボディ、「V」が付いているものは標準ボディ(ベースグレードはX)です。
【現行】GOLDEN EYESⅢ/HYBRID GOLDEN EYESⅢの特徴
特別仕様車としてラインナップされていた「GOLDEN EYES」ですが、2021年5月の一部改良でカタログモデル設定となり、「GOLDEN EYESⅡ」へ。。
そして、2022年5月からはマイナーチェンジした「GOLDEN EYESⅢ」が販売されています。
「GOLDEN EYES Ⅲ」の基本スペックは下記の通りです。
2WDと4WDがあり、ハイブリッドは4WDのみになります。
「GOLDEN EYES Ⅲ」とマイナーチェンジ前の「GOLDEN EYESⅡ」にスペック面では大きな違いはないものの、価格面では下記の通り異なります。
【GOLDEN EYESⅢ】
- ガソリン車|2WD:4,306,000円
- ガソリン車|4WD:4,561,000円
- ハイブリッド車|E-Four:5,154,400円
【GOLDEN EYESⅡ】
- ガソリン車|2WD:4,240,000円
- ガソリン車|4WD:4,495,000円
- ハイブリッド車|E-Four:5,088,400円
※価格は税込
※2023年3月時点
一般的にミニバンは重量が重く車高も高いため、燃費が悪いといわれがちです。
しかし、ヴェルファイアのハイブリッド仕様のエンジン「2AR-FXE型」は、スロットルバルブによって発生する絞り損失を低減しており、高効率化。
そのため、燃費が悪くなる傾向のある4WDでもWLTCモードで14.8km/Lという燃費の良さを実現しています。
車体が大きく、車高が高いミニバンですが、無駄のないフラットな乗り心地も叶えています。
ヴェルファイアの燃費や乗り心地については、こちらのコラムもご参考ください。
ヴェルファイアの燃費情報を徹底まとめ!カタログ燃費・実燃費も紹介
ヴェルファイアの乗り心地は心地よい!短距離と長距離の違いは?
ヴェルファイア「GOLDEN EYESⅢ」の内外装の特徴
ヴェルファイアのデザインで目を引くのはフロントマスク。
フロントを中心に進化した外観は、ヘッドランプの大型化に加え、エアロボディはダイナミックなデザインになっているため、よりクールな印象となっています。
その外観のクールさは、若い世代からも非常に高い人気があります。
エアロボディに採用されたフロントバンパーは、ナンバープレート部分を囲む大型のロワーグリルに、大型サイドグリルが追加されました。
ボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャインとブラックの2種類から選ぶことができます。
車内は広いだけではなく、乗るたびに虜になるような質感と快適性を極めた空間に。
シート表皮の質感の良さが、さらに高級感に満ちた空間にグレードアップさせています。
内装はブラックがメインですが、アクセントとなる木目調パネルがさらに高級感を感じさせ、一度乗り込むだけ、触れるだけで心奪われるような空間になっています。
そして、天井の間接照明には16色×4段調光式のLEDイルミネーションを採用しており、快適性の高さと高級感が魅力的で人気の高い車となっています。
「GOLDEN EYES Ⅲ」では、内装のオプティトロンメーターのメーターリングにゴールド加飾を施し個性を強調。
シート表皮にはスエード調のブランノーブⅡ(パーフォレーション)と合成皮革の組み合わせを採用し、上質な肌触りに仕上げています。
ヴェルファイア「GOLDEN EYESⅢ」の主要装備
「GOLDEN EYESⅢ」では、以下のようなものが標準装備となっています。
- エアロ専用フロントバンパー
- エアロ専用リヤバンパー
- サイドマッドガード
- ゴールドエクステンション+スモークエクステンションLEDヘッドランプ
- サンバーストサンバーストゴールドウッド+ゴールドスパッタリングインストルメントパネル
- 本革巻き4本スポークステアリングホイール など
装備面はハイブリッド車とガソリン車では多少の違いがあります。
例えば、ハイブリッド車では17インチホイールが標準ですが、ガソリン車では18インチホイールが標準となっており、迫力が大幅にアップしています。
ヴェルファイア「GOLDEN EYESⅢ」の便利・快適機能
「GOLDEN EYESⅢ」では、次のような便利・快適機能も備えています。
ワンタッチスイッチ付デュアル[両側]パワースライドドア
スマートフォンとの連携で、ワンタッチでパワースライドドアをオープン・施錠することを可能とする機能。
挟み込み防止機能付きで、挟み込みを検知した場合は自動でスライドドアが開きます。
イージークローザー付なので半ドアになる心配もありません。
パワーバックドア
スマートフォンやオーバーヘッドコンソールなどのスイッチ操作ひとつで、バックドアを自動開閉できる機能です。
こちらもパワースライドドアと同様に挟み込み防止機能付きです。
スマートエントリー(ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能付)+プッシュスタートシステム
車に近づくだけでスライドドアが自動で解錠しオープンするウェルカムパワースライドドア機能。
加えて、パワースライドドアやパワーバックドアが自動で閉まっている途中でフロントドアのセンサーに触れると、閉まったあとの施錠を予約できる便利な予約ロック機能が採用されています。
13.3インチリヤシートエンターテインメントシステム
メーカーオプションになりますが、後席には13.3インチディスプレイを搭載することが可能。
迫力のある大画面の映像を後席で楽しむことができます。
後席独立機能により、前席と後席で別々の音声を聞くこともできます。
座席に座ったままでもリモコンによる操作で開閉や角度調整を行える電装開閉式のディスプレイは、走行中でも安全に操作することができます。
ナノイー
肌や髪にやさしい、水に包まれた弱酸性の「ナノイー」を、運転席・後席の吹き出し口から放出。
室内空間を爽やかな環境に導きます。
ディスプレイオーディオ
オーディオ機能とスマホ連携機能を搭載した9インチディスプレイオーディオ。
AM/FMチューナーを装備し、BluetoothやUSB入力にも対応しています。
ヴェルファイア「GOLDEN EYESⅢ」の安全性能
グレード選びにおいては、安全性能も気になる部分ではないでしょうか?
「GOLDEN EYESⅢ」には、次のような安全性能が備わっています。
- レーントレーシングアシスト:車線からの逸脱する可能性を警告する機能
- 車線維持支援機能:車線の中央を走行するために必要なステアリング操作の一部を支援する機能
- ふらつき警報機能:車両のふらつきを検知した場合に休憩を促す機能
- プリクラッシュセーフティ:夜間の車両や歩行者、昼間の自転車運転者を検出する機能
- パーキングサポートブレーキ(静止物):アクセルの踏み間違いや踏みすぎによって起こる衝突を緩和し、被害軽減に役立つ機能 など
ヴェルファイアの安全性能については、こちらのコラムもご覧ください。
トヨタヴェルファイアの安全性能を一つ一つ徹底解説!
【旧】最高級クラスのExecutive Lounge/HYBRID Executive Lounge/Executive Lounge Z/HYBRID Executive Lounge Z の特徴
旧ヴェルファイアの最高級クラスに位置するのが「Executive Lounge」の名の付くモデルです。
標準ボディではガソリン車の「Executive Lounge」と、ハイブリッド車の「HYBRID Executive Lounge」がラインナップ。
エアロボディにもガソリン車の「Executive Lounge Z」とハイブリッド車の「HYBRID Executive Lounge Z」があります。
内装にはプレミアムナッパ本革シートを採用し、ブラックを基調としたインテリアやウッドパネルなどのディテールが、落ち着いた雰囲気の上質な室内空間に仕上げています。
搭載エンジンは3.5L V型6気筒と非常にパワフルで、インテリジェントパーキングアシストなど数多くの安全装備も標準搭載。
安全かつ快適な走行性能を体感できるでしょう。
【旧】高級感を演出する VL/HYBRID V “L EDITION”/ZG/Z “G EDITION”/HYBRID ZR/HYBRID ZR “G EDITION” の特徴
「Executive Lounge」の一つ下のグレードに位置する高級感のあるグレードが「VL」や「ZG」です。
標準ボディではガソリン車の「VL」、ハイブリッド車の「HYBRID V “L EDITION”」が展開。
エアロボディではガソリン車の「ZG」「Z “G EDITION”」、ハイブリッド車の「HYBRID ZR」「HYBRID ZR “G EDITION”」がラインナップしています。
「Z “G EDITION”」や「HYBRID ZR “G EDITION”」は2.5Lエンジンを搭載し、「ZG」は3.5Lエンジンを採用しているのが大きな違いです。
シートには本革や合成皮革を採用し、さまざまな安全装備も搭載されているため、価格を抑えながらも高級感のある空間で安全なドライブを楽しめます。
【旧】スタンダードグレードのV/HYBRID V の特徴
「V」「HYBRID V」は「GOLDEN EYES」が販売される以前のスタンダードグレードです。
どちらも標準ボディでシートには合成皮革を採用。
上位グレードよりさらに価格を抑えつつも、本革巻きのステアリングにメタルブラウンウッドの美しい装飾を配するなど、遜色ない高級感を感じられる仕上がりとなっています。
さらにウインドシールドガラスのUVカット加工やプライバシーガラスなど、上位グレードと同じさまざまな装備も標準搭載しており、コストパフォーマンスが高いグレードです。
【旧】ベースグレードの X/HYBRID X/Z/HYBRID Z の特徴
手が届きやすいベースモデルには、標準ボディの「X」「HYBRID X」、エアロボディの「Z」「HYBRID Z」がラインナップ。
比較的安価で手に入れられるグレードですが、もちろん必要な装備はきちんと揃っており、「X」「HYBRID X」「Z」は7人乗りでなく8人乗りも選択できます。
シート表皮はファブリックでメタルブラウンウッドの装飾が室内空間を彩ります。
ステアリングは本革巻きで、ヴェルファイアらしい高級感とスタイリッシュさを味わえるグレードとなっています。
ヴェルファイアの維持費や口コミなどについてもご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
ヴェルファイアの年間維持費まとめ【ガソリン代・税金・保険料等】
ヴェルファイアの評価・口コミを調べて徹底解説してみた
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ヴェルファイアのグレードの選び方は?
ヴェルファイアを購入する際に中古車も視野に入れるなら、たくさんあるグレードの中から自分の好みやライフスタイルに合ったものを選ぶ必要があるでしょう。
どう選んだらいいのか悩む方に、さまざまな視点から選び方をご紹介します。
標準・エアロ、ヴェルファイアのボディタイプはどちらが良い?
現行モデルの「GOLDEN EYES Ⅲ」を選択するのであればエアロタイプになりますが、旧ヴェルファイアには、標準ボディとエアロボディの2種類があります。
外観や内装のデザインなどが異なりますので、まずは好みと予算に合わせてボディタイプを選びましょう。
標準ボディよりもエアロボディのほうが価格が高く設定されています。
何人乗りのヴェルファイアが良い?
現行のヴェルファイア「GOLDEN EYES Ⅲ」の乗車定員は7人です。
8人乗りのヴェルファイアを検討しているなら、旧モデルから選択することになります。
8人乗りがラインナップされているのは、ベースグレードの「X」、ハイブリッド車の「HYBRID X」、エアロボディの「Z」の3つです。
用途をイメージして、何人乗りのクルマがほしいか考えてみましょう。
ハイブリッド車・ガソリン車、どちらのヴェルファイアが良い?
ヴェルファイアにはガソリン車とハイブリッド車がラインナップされています。
走行中の感覚や燃費、環境性能、価格などが異なるため、好みと予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
グレードや走行距離などが同じ条件であればハイブリッド車のほうが価格が高く設定される傾向にあります。
まとめ
ヴェルファイアの現行のグレードは「GOLDEN EYES Ⅲ」のみで、その名にふさわしくクールで高級感のあるクルマとなっています。
カタログモデルとしての「GOLDEN EYES」発売以前には、標準ボディとエアロボディの2種類のボディタイプが存在しており、さまざまなグレードが展開されていました。
最高級クラスの「Executive Lounge」「HYBRID Executive Lounge」「Executive Lounge Z」「HYBRID Executive Lounge Z」。
引けを取らない高級感とコストパフォーマンスの良さが魅力の「VL」「HYBRID V “L EDITION”」「ZG」「Z “G EDITION”」「HYBRID ZR」「HYBRID ZR “G EDITION”」。
旧スタンダードグレードの「V」「HYBRID V」。
必要装備がきちんと揃い、手に入れやすい価格のベースグレード「X」「HYBRID X」「Z」「HYBRID Z」。
どれもリビングのような過ごしやすい車内空間や、充実した機能や安全装備を搭載し、旅行などの長距離移動はもちろん、普段使いにもぴったりの1台です。
どのグレードにするか迷ったら、ボディタイプや搭乗する人数、ガソリン車かハイブリッド車かなどといった切り口で選んでみてくださいね。
※2023年3月時点の情報です。
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