車を購入するときに気になるのは、性能やデザインだけではありません。例えば、「ミニバンは燃費が良くないというけど、ヴェルファイアは実際のところはどうなの?」と、燃費や維持費が気になってなかなか購入に踏み切れないという人もいるでしょう。

そこで本記事では、ヴェルファイアとはどういった車なのかということから、グレードごとの燃費や燃費向上の方法まで詳しく解説していきます。ヴェルファイアを購入しようか迷っているという人は、本記事を参考に購入を検討してみてください。

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目次

ヴェルファイアの燃費をグレードごとに見てみよう

ヴェルファイアは、2021年にマイナーチェンジをしています。グレードのラインナップを見直し、2.5 ゴールデンアイズIIに絞っています。2.5 ゴールデンアイズIIには2WDと4WD、それとハイブリッドが用意されています。

ここからは、それぞれの燃費などを詳しく解説していきます。

2.5ゴールデンアイズⅡ(FF)

型式 駆動方式 カタログ燃費 実燃費 価格
3BA-AGH30W FF 10.6km/L 8.49km/L 4,240,000円

2WDの燃費は、ミニバンで実燃費が8.49km/Lであれば、決して悪くはありません。丁寧に運転することで、カタログ燃費により近づけることもできるでしょう。

2.5 ゴールデンアイズⅡ(フルタイム4WD)

型式 駆動方式 カタログ燃費 実燃費 価格
3BA-AGH35W フルタイム4WD 10.6km/L 8.17km/L 4,495,000円

4WDであっても、2WDと燃費が大きな差はないので、「悪路や峠道をよく走る」、「2WDでは不安」という人にはおすすめです。実燃費は8km/Lを切らなければ、十分という人も多いでしょう。

2.5 ゴールデンアイズⅡ(ハイブリッド)

グレード 駆動方式 カタログ燃費 実燃費 価格
HYBRID GOLDEN EYES II E-Four 14.8km/L 11.52km/L 5,088,400 円

ハイブリッドの数値がこちらです。ミニバンで燃費が11.52km/Lであれば十分でしょう。丁寧な運転とこまめなメンテナンスをすることで、より燃費の向上が見込めます。

カタログ燃費と実燃費の違い

基本的には、駆動方式が違うほかに大きな違いはありません。燃費に関しては、カタログ燃費は2WDも4WDも近しい数字になっていますが、実際のところ実燃費でも大きな違いはありません。

ヴェルファイアの場合、ガソリン車であれば、「駆動方式の違いによって燃費が大きく異なる」ということもありません。ハイブリッドはガソリン車よりも燃費がかなり良く、その分本体価格も割高となっています。

燃費に関する口コミをチェック

燃費に関する口コミには、どのようなものがあるのでしょうか。口コミは燃費に関するものだけではなく、走行性や乗り心地なども一緒にチェックしておくことで、購入を検討するための材料にできます。実際に利用している人はどのように感じているのかを、詳しくみていきましょう。

口コミ①燃費よりも走行性や居住性、外装にメリットを感じる

まず一番多かった口コミが、燃費以上に走行性や居住性、外装といった他のポイントを重視して車を選んだというものです。燃費に関しては他の車と比較すると特に良いというわけではありませんが、視界が広かったり揺れが小さかったりといった走行性の魅力や、快適な室内空間といった居住性、そして見た目が好きといった外装に対する魅力を購入の決め手としている方が多くいるため、燃費に対しては特に気にならないという意見が多くみられました。

口コミ②燃費に不満はない

また、同じミニバンと比較して特に燃費が悪いわけではないため、そういった意味で燃費に対する不満はないという声もありました。元々コンパクトカーのような低燃費は求めておらず、あくまで他のミニバンと比較して燃費が悪くなければいいと考えていた方にとっては、特に不満はないといった声を聞くことが多いです。

口コミ③優れた加速力と、相応の燃費を兼ね備えている

ヴェルファイアの走行性能の高さを考えると、燃費は相応だという意見もみられました。車体の大きなヴェルファイアは、運転する前の段階では走行性能に対して不安を感じられている方も一定数いるようです。しかし、いい意味で期待を裏切るレスポンスのいい加速を見せるなど、走行性能ではかなり満足度の高い車です。そんな走行性能を兼ね備えていることを鑑みると、燃費に対しては妥当であるという感想を抱く方が多いようです。

ヴェルファイアとは

ヴェルファイアは目立って燃費がいいという車ではありませんが、ヴェルファイアユーザーがなぜヴェルファイアを選んでいるのか、納得のできる特徴があります。ここからは、そんなヴェルファイアの特徴について紹介していきます。

ヴェルファイアは、トヨタが販売するミニバンの中でもアルファードと並んで「高級ミニバン」とされる車種になります。

迫力ある大きさのミニバンで、車内は広く、高級ミニバンという名にふさわしく豪華な仕様となっています。また、重量と車高のあるミニバンにしては珍しく、快適なハンドリングを実現しているのもヴェルファイアならではといえるでしょう。

新車価格は4,240,000円〜4,495,000円程度となっていて、排気量は2493ccです。トヨタの予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense」も当然標準装備されているので、安心してドライブすることができるでしょう。

ヴェルファイアの特徴

ヴェルファイアの特徴は、安全装備が充実しているところです。「Toyota Safety Sense」では、ミリ波レーダーと単眼カメラが併用されているため、より安全に配慮したつくりになっています。

かつては昼間に歩いている歩行者にしか対応できていなかった自動ブレーキも、ヴェルファイアに搭載された時点では、夜間の歩行者を認識することも可能となりました。車線維持支援機能も、前方を走る車の軌跡を追って動作するなどさまざまな点で進化を遂げています。

車高が高く車体が大きいミニバンは、運転手にとって死角が多くなりがちですが、その死角をカバーするための多くの検知システムが付けられています。また、快適性能や機能性も抜群です。

ヴェルファイアの外装

ヴェルファイアの外装は、全体的にクールなデザインに仕上がっています。もちろんクールなだけでなく、力強さを感じさせるダイナミックな部分も併せ持っています。

ヘッドランプが大型化しているのもヴェルファイアの特徴といえるでしょう。外装の格好良さで選んで購入を決めた、という人も少なくありません。

ヴェルファイアの内装

ヴェルファイアは、豪華で高級感ある内装が特徴です。車内は広々としたスペースが確保されていて、ゆったりと足を伸ばして座ることができます。

ミニバンの中でも特にラグジュアリーな空間にこだわっていて、シートの表皮も上質な触り心地と座り心地の良さで、長距離のドライブも楽しめるでしょう。

また、さまざまなシートアレンジをすることができるので、車中泊にも向いています。

ロードノイズも少なく、快適な空間が保たれているのも大きな特徴といえるでしょう。ラゲージスペースも広くとってあり、サードシートをうまく活用することで、より多くの荷物を積む事ができます。

ヴェルファイアのカラー

ヴェルファイアには、もともと7種類のボディカラーがありました。しかし、2021年5月にヴェルファイアのグレードが3種類に絞られたことによって、ボディカラーも2種類になりました。

基本色は、どの車種でも常に上位を占めているほど人気の高い「ブラック」です。漆黒に輝くカラーは、ヴェルファイアの魅力を大きく引き出してくれます。

もう一色、オプションカラーとして「ホワイトパールクリスタルシャイン」が用意されています。真珠のような美しい光沢は、ブラックとは違った魅力を引き出してくれることでしょう。

年間のガソリン代はどのくらい?

ヴェルファイアの年間にかかるガソリン代は、どの程度なのでしょうか。ガソリン代というものはヴェルファイアを維持するうえでも重要になります。購入前にかかるガソリン代を知っておくことで、購入の検討材料のひとつになるでしょう。

ガソリン代は、車の年間維持費のうちの3割程度を占めると想定されるため、できるだけ詳しく知っておきたいところです。事前に金額を把握しておくことで、維持費を計算する際の参考になります。

ガソリン代は車によっても大きく違ってきますが、ヴェルファイアの場合は、10.6km/Lとして、年間1万キロを走った場合、ガソリン代を165円として計算すると156,000円がかかります。

燃費が13.0km/lになるだけで、約2万円ほど違ってくるので、どれだけ燃費が重要なのかがわかるでしょう。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

燃費が悪くなる理由

年間維持費を安くしたい、できれば燃費を良くしたいと考えている人も多いでしょう。しかし、どのようにすれば燃費が良くなるのか、そもそもなぜ燃費が悪くなるのか、その理由はご存じでしょうか。

燃費が悪くなる原因は、いくつかあります。1つ目は急加速や急ブレーキ、またはアイドリングなどの運転のしかたによるものです。これは、運転手が気を付けることで燃費をよくすることができます。

また、車は年とともにどうしても部品が劣化していきます。もちろん、購入してから数年しかたっていないということであれば違いますが、すでに10万キロ以上走っているという場合には、部品の劣化が考えられます。

走行距離が長いということは、それだけエンジンや電気系統に負担がかかっているということです。そのため、エンジンやエンジンオイルを確認することによって、劣化による燃費の低下を抑えることができるかもしれません。

そのほかにも、バッテリーやバルブなど劣化しやすい部品を順番に調べていくことをおすすめします。どの部品にも異常がなく、正常であれば別の原因が考えられます。

タイヤの空気圧の減少でも燃費は低下します。タイヤの空気圧が下がってしまうと燃費が悪くなるため、原因が空気圧なら、すぐに対処しましょう。

故障による燃費の低下の可能性も考えられます。センサーの故障など、電気系統のトラブルは特に注意が必要です。一見したところではわからないため、ほかに原因が思い至らず、おかしいと感じたならすぐにディーラーに検査を依頼しましょう。

燃費をよくするには

燃費をよくするためのもっとも簡単な方法は、運転のしかたに気を配ることです。燃費の低下が部品の劣化や故障が原因でないのであれば、燃費を向上させる運転を心がけましょう。とはいってもそこまで難しいものではありません。ひとつずつ詳しく解説していくので、ぜひ試してみてください。

アイドリングをしない

燃費を良くする運転の仕方の1つ目は、アイドリングをしないということです。車には「アイドリングストップ機能」が搭載されているものもありますが、スイッチで切り替えることが可能です。

アイドリングは、車の停車時にエンジンに負担を掛けないようにするための機能です。しかし、エンジンに負担を掛けないといっても車自体は動いているので、その分ガソリンが減っていきます。

寒くて暖房が切れないときや真夏の暑すぎる日などは仕方がありませんが、それ以外であれば、こまめにエンジンを切るようにしましょう。それだけで燃料の消費が大きく違ってきます。

また、渋滞を避けることも有効です。渋滞は、どうしてもアイドリング状態を長く続けることになってしまいますので、燃費の悪化を助長します。

エンジンブレーキを使用

燃費を向上させる方法のひとつに、エンジンブレーキを活用するというものがあります。エンジンブレーキを利用するときは、停まる直前にブレーキを踏み込むのではなく、停まる場所のある程度手前からアクセルを離してエンジンだけで走行します。

そうすると緩やかに減速し、最後に少しブレーキを踏むだけで車を停車させることが可能です。エンジンブレーキを活用することで車への負担を減らすことができ、燃料消費量を抑えることが可能です。

車に負担を掛けない

車に負担を掛けない運転の仕方が重要です。具体的には、急発進や急加速、急ブレーキなどです。なるべく丁寧に運転することを心がけてください。

ゆっくり丁寧に運転することで、車への負担を軽くすることができ、さらに燃費の向上にもつながります。

燃費を向上させるグッズを使ってみよう

燃費を向上させるグッズも販売されています。タイヤや燃料添加剤、エアクリーナーなどがそうです。燃費に関してどのような効果があるのかを、詳しくみていきましょう。

タイヤ

タイヤには、普通のタイヤ以外にも、低燃費タイヤというものがあります。その名の通り、タイヤを変えるだけで燃費の向上につながるというものです。

ただし、どの程度低燃費を実現できるかははっきりと数値化されているわけではなく、低燃費タイヤ自体の費用によって逆に出費が多くなることも考えられるため、車や自分の乗り方に合ったタイヤを選ぶことが大切です。

燃料添加剤

燃料添加剤とは、ガソリンタンクに入れて使用する薬剤です。効果は、ガソリンタンクからエンジンまでをきれいに清掃してくれるというもので、燃焼効率を向上させてくれます。
ただし、粗悪な商品を使ってしまうと、大掛かりな修理が必要になってしまうこともあるため注意が必要です。燃料添加材を使うときには必ず専門店などで相談するようにしましょう。

エアクリーナー

エアクリーナーは、エアフィルターを掃除するためのもので、カー用品店などでもよく売られています。フィルターが汚れたままになっていると吸気が悪くなるため、定期的に掃除するのがおすすめです。エアフィルターをきれいに掃除するだけでも車の燃費が向上するので、ぜひ試してみてください。

そのほかの年間維持費

ガソリン代以外の年間維持費には、ガソリン代のほかにも、自動車税や車検代、保険金などがかかります。そのほかにもタイヤの購入・交換代やコーティング費用、必要であればカスタマイズ用のパーツ費用もあります。
中でも必ずしなければならないものは、定期点検です。

全部を合わせると40万円程度かかります。そのため、車を購入するときには、年間維持費にどの程度必要なのかを事前に計算しておく必要があるでしょう。ここからはガソリン代以外に必要な費用をひとつづつ詳しくみていきましょう。

自動車税

毎年4月になると届くのが、自動車税の納付書です。4月1日に車を所有しているとかかる税金であり、5月末日までに支払いをしなければなりません。

自動車税は、排気量によって金額が異なります。2500ccのヴェルファイアにかかる自動車税は、43,500円です。

車検代

車を維持するためには、車検が必要です。車検の証明がない車は、公道を走る事ができません。車検は、車を購入した後は3年後、その後は2年ごとに必要になります。必要な費用は基本料金と法定費用になります。

このうち、法定費用は印紙代、自動車重量税、自賠責保険料です。この部分は一律で料金が決まっていて、どこの業者に依頼しても変わりません。

ヴェルファイアの場合は自動車重量税が25,000円程度、自賠責保険はどの車種や駆動方式、排気量でも変わりなく27,840円、印紙代は1,800円です。これらは2年分の費用となるので、購入後最初の車検金額は3年分払うことになるためもう少し必要になります。

よく検討したいのは車検の基本料金です。業者によって基本料金は大きく違ってきます。

もちろん車種によっても違いがありますが、ヴェルファイアの場合は、基本料金は3万円から10万円前後となっています。その他、部品交換が必要であれば部品代、交換手数料などがかかります。

保険金

車を維持するためには、保険に加入する必要があります。保険には自賠責保険と任意保険があり、自賠責保険は車を所有するのであれば必ず加入しなければなりません。保険料は車検と一緒に支払うことになっており、手続きなどはすべてディーラーの方でしてくれます。

一方の任意保険の場合は、入るか入らないかを自分で選べます。ただし、強制加入の自賠責保険では交通事故が起こったときに自分への保証は一切なく、物が壊れた時の保証もないので「任意保険には入らない」という選択をする前に、もう一度よく考えてみてください。

もしもの時が起こってしまわないか不安だという人は、任意保険で対物保険・対人保険・車両保険などといった自賠責保険ではカバーできない部分に加入しておきましょう。

任意保険のいいところは、どのような保証を付けるのかを自分で選べるところです。ただし、いろいろとつけてしまうとその分保険料が高額になるため、注意が必要です。

保険料は毎月支払わなくてはならないので多すぎると負担がかかりすぎるため、必ず予算内に収めるようにしてください。

年間維持費を安くするには

ガソリン代・自動車税・車検代・保険料などをすべて合わせるとヴェルファイアは40万円前後の維持費が必要になります。

もちろん維持費はほかにも必要で、3〜5年に一度のタイヤの購入が必要になります。さらに寒冷地であればスノータイヤも必要になるので金額が2倍必要です。どのようなタイヤを選ぶかにもよりますが、タイヤ交換が必要だと感じたら、4本で45,000円〜100,000円程度を用意しておくようにしましょう。

車を停める場所を確保するためには、駐車場代も必要です。駐車場代は土地にもよりますが基本的には5,000円〜10,000円が必要です。平均では8,000円程度となっています。

部品が劣化してきたら部品の交換代、車検時以外でも走行距離によってはオイル交換やエレメント交換が必要になります。もちろんバッテリーなど、そのほかの部品も劣化していれば変えなければなりません。

「どこかにぶつけた」「傷がある」などということになれば、修理費用も必要となってきます。これらの年間維持費を安くするためには、「できるだけ燃費をよくする」「保険料を見直す」「劣化していて交換できそうな部品はあらかじめ交換しておく」などが挙げられます。

これらを意識することで少しでも維持費を抑えられると良いですね。

まとめ

ヴェルファイアは、ミニバンにしては燃費がいい車種です。できるだけ燃費のいいミニバンを持っているとなれば、生活にも好影響を与えます。

「ミニバンには燃費を期待していない」という人でも驚くほどなので、燃費は気になるけれど、やはりミニバンが良いという人には特におすすめです。ヴェルファイアの購入を検討しているのであれば、カタログ燃費だけでなく、実燃費も考慮に入れてから選ぶといいでしょう。

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