ハリアーはトヨタ車の中でも人気の高い車の一つであり、現在も新型が開発され続けている車です。最初の発売は1997年であり、初代モデルが発売された際は「高級クロスオーバーSUV」という、当時では新しいジャンルを切り開きました。
現在でも人気は絶えることなく多くの方に愛用されていて、新たに購入を考えている方もいるのではないでしょうか。それでもハリアーについて詳しい情報を知らないと、購入までの一歩を踏み出しにくいということがあるかもしれません。そこで本記事ではハリアーの2015年のカタログ燃費など、ハリアーに関する詳細をご紹介していきたいと思います。
ハリアーの購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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目次
トヨタのハリアーとはどのような車なのか?
ハリアーは1997年に「高級クロスオーバーSUV」という、当時では新しいジャンルとして開発されたSUV車です。セダンの高級感と快適さを追求したSUVとして開発され、SUVの歴史を変えたとも言われています。
なお、現在もその人気は途絶えることなく「日本国内の高級SUV」として第一線で活躍し続けています。1997年に誕生して以来、2022年現在でも最新型が開発、販売され続けているモデルでもあることから、日本では多くの人気を博している車であるといえるでしょう。
ハリアーは「チョウヒ」と呼ばれる鳥の英名からつけられています。チョウヒはタカ目タカ科チョウヒ属に分類されている鳥で、その象徴となるイメージはハリアーのエンブレムにも表れています。ハリアーのエンブレムには鷹が採用されているのです。
ハリアーは、スペックの高い車として象徴的な、ミドルSUVクラスと位置付けされています。その中でもハリアーは他に引けを取らないほどの実力を兼ね備えており、「TNGA技術」という技術を採用しています。発売当初から性能は向上し、今では、トヨタ車の中でもトップクラスの実力を発揮しています。
さらに、ハリアーは軽量化が進んでおり、従来の車よりもさらに快適に運転できるようになりました。軽量化されたのにもかかわらずボディーは頑丈で、ある程度の衝撃には耐えられるような仕様になっています。
ハリアーは静寂性も高く、新型の設計では車内に吸音材を貼ることにより静寂性を格段に高めることに成功しました。ハリアーのサスチェーンは柔らかい走りをサポートしてくれますし、整備されていない道や砂利道でも上下振動をうまく活用し衝撃を吸収してくれます。
ハリアーのスペック
ハリアーのガソリン車のスペックは以下の通りです。
エンジン | 直列4気筒DOHC |
駆動方式 | 2WD・4WD |
総排気量 | 1.986L |
燃費[km/L] | WLTCモード:15.4〜(2WD)・14.7〜(4WD) |
全長×全幅×全高 | 4,720mm×1,835mm×1,690mm |
車両総重量 | 2WD:1,805kg〜、4WD:1,865kg〜 |
最低地上高 | 190〜200mm |
最高出力 | 151ps111kwW)/6100rpm |
最大トルク | 19.7kg・m(193N・m)/3800rpm |
新車価格相場 | 2,990,000円〜 |
中古車価格相場 | 259万円〜 |
ガソリン車は四輪駆動と2輪駆動の2つの駆動方式があります。新車の価格帯は約300万円〜となっており、高性能のミドルSUVの中では単価の低い価格設定となっています。
中古車の場合は、約260万円〜購入が可能ですが、年式やオプションによって価格に差があります。中古車の価格には非常に差がありますので、自分に合ったハリアーを実際に見て確認してみてください。
ハリアーの特徴
ここからは、ハリアーの特徴についてまとめていきたいと思います。ハリアーの特徴としては以下の通りです。
- ハリアーの特徴
- 見た目がスタイリッシュでかっこいい
- 高級感のあるインテリア
- 安全性能の充実性
- ラゲッジスペースが広く利便性が高い
- 全グレードにナビが搭載されている
それぞれの特徴について詳しく説明していきますので、車の機能性や内容を重視したいという方は参考にしてみてください。
見た目がスタイリッシュでかっこいい
ハリアーは、発売された当初から都会に馴染むSUVらしいデザインを貫いていることがデザイン面での一番の魅力であるといえるのではないでしょうか。
モデルチェンジをしても、違うジャンルの見た目に変えるのではなく、昔のデザインを生かしたまま、新しい時代に合うようなテーマを持った、一貫性のあるデザインと言えるでしょう。
見た目がスタイリッシュでかっこいいトヨタ車のSUVといえばハリアーを思い浮かべる方も少なくはないと思います。特に2015年のハリアーは従来のハリアーよりもスタイリッシュで見た目も美しいデザインになっています。このようなデザインから、高級感だけではなく重厚感や躍動感がありスタイリッシュで人気があるといえるでしょう。
高級感のあるインテリア
ハリアーにはセンターコンソール(中央部にある収納スペース)があります。ハリアーのセンターコンソールは独特な形をしており、馬の鞍をイメージして設計されているそうです。
違和感のない張り感や高級感が感じられます。
センターコンソールにより、包まれている安心感や高級感からくる心地よさを感じることができるでしょう。また、機能性にも優れており、アクセサリーコンセントが完備されていて、車内でもスマートフォンの充電などの給電目的として利用することも可能です。
安全性能が充実
トヨタには独自の安全性能「Toyota Safety Sense」という装備があります。当然ハリアーにもこの安全性能「Toyota Safety Sense」が搭載されています。
「Toyota Safety Sense」の主な機能としては以下の通りです。
- 機能
- オートマチックハイビーム
- レーダークルーズコントロール
- レーンディバーチャーアラート(ステアリング制御付)
- プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
オートマチックハイビームは、夜間にオンにしておくことにより、対向車の有無でロービームとハイビームを自動的に切り替えてくれるシステムです。
レーダークルーズコントロールは、前を走っている車を検知し、車間距離を維持してくれる機能です。こちらの機能でブレーキ制御機能や前車に追従することができるようになっています。
レーンディバーチャーアラート(ステアリング機能付)は、道路の白線を検知し認識することで、白線からのはみ出しをブザーやディスプレイで知らせてくれる機能です。
プリクラッシュセーフティシステムは、歩行者検知機能付き衝突回避支援型と呼ばれている機能です。先行車や歩行者を自動で検知し、速度調整をしてくれます。衝突しそうになった場合は、自動ブレーキが作動し、衝突を回避してくれるのです。
ラゲッジスペースが広く利便性が高い
ハリアーのラゲッジスペースは広くて利便性が非常に高いです。ハリアーのラゲッジスペースは荷物を乗せるときに邪魔になる段差がなく、フルフラットで広い空間を確保することができます。そのため、9.5インチのゴルフバックを3つ積むことができるくらい大容量なのです。
デッキボックスも搭載されているため、車に常に積んでおきたいものをデッキボックスに収納することも可能です。デッキボックスの下にも収納ができるようになっており、メンテナンス用品や修理用品を常備しておくことができます。
全グレードにナビが搭載されている
ハリアーの全てのグレードには8インチのディスプレイオーディオタイプあるいは12.3インチのハリアー専用のナビが搭載されています。搭載されているナビはグレードによって異なります。
ディスプレイオーディをタイプはナビ機能がついておらず、スマホを接続することにより音楽をかけたりすることができるようになっています。ナビキットを取り付けると独立したナビとしても利用することができます。
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2015年モデルのハリアー燃費について
それでは、本題でもあるハリアーの燃費について確認していきたいと思います。
まず、ハリアーのグレードと基本情報について確認してみましょう。
【2015年モデル①】
グレード | 2.5ハイブリッドE-Four プレミアムアドバンスパッケージ | 2.5ハイブリッドE-Four プレミアム | 2.5ハイブリッドE-Four エレガンス |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 2.493cc | 2.493cc | 2.493cc |
エンジン区分 | ハイブリッド | ハイブリッド | ハイブリッド |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | 21,40km/L | 21,40km/L | 21,40km/L |
駆動方式 | 4WD | 4WD | 4WD |
【2015年モデル②】
グレード | 2.5ハイブリッドE-Fourグランド | 2.0ハイブリッドプレミアムアドバンスパッケージ | 2.0プレミアム |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 2.493cc | 1.986cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ハイブリッド | ガソリン | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | 21,80km/L | 16,00km/L | 16,00km/L |
駆動方式 | 2WD | 2WD | 2WD |
【2015年モデル③】
グレード | 2.0グランド | 2.0ハイブリッドプレミアムアドバンスパッケージ | 2.0プレミアム |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 1.986cc | 1.986cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ハイブリッド | ガソリン | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | 16,00km/L | 14,80km/L | 15,20km/L |
駆動方式 | 2WD | 4WD | 4WD |
【2015年モデル④】
グレード | 2.5ハイブリッドE-Four プレミアムアドバンスパッケージスタイルモーヴ | 2.5ハイブリッド E-Four プレミアムスタイルモーヴ | 2.5ハイブリッドE-Four プレミアムアドバンスパッケージスタイルモーヴ |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 2.493cc | 2.493cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ハイブリッド | ハイブリッド | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | ー | ー | ー |
駆動方式 | 4WD | 4WD | 2WD |
【2015年モデル⑤】
グレード | 2.0 プレミアムスタイルモーヴ | 2.5ハイブリッド E-Four プレミアムスタイルモーヴ | 2.5ハイブリッドE-Four プレミアムアドバンスパッケージスタイルモーヴ |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 1.986cc | 1.986cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ガソリン | ハイブリッド | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | ー | ー | ー |
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
【2015年モデル⑥】
グレード | 2.0 プレミアムスタイルモーヴ | 2.0エレガンス G`s | 2.0エレガンスG’s |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 1.986cc | 1.986cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ガソリン | ガソリン | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | ー | ー | ー |
駆動方式 | 4WD | 2WD | 4WD |
【2015年モデル⑦】
グレード | 2.5 ハイブリッドE-Four プレミアムアドバンスドパッケージスタイルアッシュ | 2.5 ハイブリッド E-Four プレミアムスタイルアッシュ | 2.0エレガンスG’s |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 2.493cc | 2.493cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ハイブリッド | ハイブリッド | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | 21.40km/L | 21.40km/L | 16.00km/L |
駆動方式 | 4WD | 2WD | 4WD |
【2015年モデル⑧】
グレード | 2.0プレミアムスタイルアッシュ | 2.0 プレミアムアドバンスドパッケージ
スタイルアッシュ |
2.0プレミアムスタイルアッシュ |
発売日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 | 2015年6月1日 |
排気量 | 1,986cc | 1,986cc | 1.986cc |
エンジン区分 | ガソリン | ガソリン | ガソリン |
燃費 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
燃料 | 16.00km/L | 14.80km/L | 15.20km/L |
駆動方式 | 2WD | 4WD | 4WD |
2輪駆動のガソリン車燃費
上記の表をもとに2輪駆動のガソリン車の燃費を平均していきます。ハリアーの2輪駆動のカタログ燃費を平均すると「平均16.00km/L」となります。高級SUVという観点から見てみると、燃費は良い方に分類されるのではないでしょうか。
2輪駆動(2WD)は市街地走行で力を発揮するようにできており、軽量で燃費も良いとされています。日本で走っている多くの車は「2輪駆動」と呼ばれる駆動方式で、市街地を走るのであれば2WDで十分です。雪道や悪路などでは2輪駆動の力を発揮することができず、かえって燃費が悪くなってしまうこともあります。
このように、市街地など整備された道路を利用する場合などは2輪駆動の燃費は良いです。2輪駆動の車に乗ることで、ガソリン代を低く抑えることができるでしょう。
4輪駆動のガソリン車燃費
上記の表をもとに4輪駆動のガソリン車の燃費を平均していきます。
ハリアーの4輪駆動(4WD)のカタログ燃費を平均すると「平均15.20km/L」となります。
2輪駆動と比較すると、4輪駆動では駆動する部分や部品も多いことから燃費が若干下回ることがわかります。4輪駆動はエンジンの力が直接加わり回転するタイヤが4つある車のことであり、雪道や坂道では重宝されます。
2輪駆動よりも車重が大きいため燃費が悪くなりやすく、街乗りでは性能を発揮しきれないのが特徴です。しかし、降雪や凍結した路面に強いので、豪雪地帯に住む人にとっては重宝される駆動方式です。
悪路走行に向いているので、山に車で出かけたりアウトドアやオフロード走行を楽しみたい方にも非常におすすめです。また、4輪すべてにエンジンの力が伝わるようにできているので、走行の安定性が高く、高速走行時の加速力にも優れています。
ハイブリッド車燃費
上記の表をもとにハイブリッド車のカタログ燃費を平均していきます。
ハリアーハイブリッドのカタログ燃費を平均すると「平均18.00km/L ~」となります。2015年モデルのハリアーは地球環境に最善を尽くすアプローチNO融合で、ハイブリッドシナジードライブをSUVに盛り込んでいます。
2.5L2AR-FXEエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせることにより、さらに効果を実感できるようなハイブリッドシステムとなっています。
ハイブリッド自体エンジンとモーターを組み合わせて動かしているため、燃費効率がとても良いです。ガソリン代を抑えることもできお財布にも優しいと言えます。
しかし、ガソリン車などに比べると車両価格は高い傾向にあります。
日常の走行距離が短いユーザーの場合は、年間でみると支払うガソリン代の価格には違いが生まれてきます。ハリアーのハイブリッド自体、プリウスやアクアに比べると燃費が高い傾向にありますが、排気量や高級SUVという観点からすると、燃費効率は良い方であるといえます。
ハリアーの実燃費
実燃費とは、車の乗り方や生活によって算出される燃費のことです。公式情報として記載されている燃費はカタログ燃費とよび、一定の条件を満たすことによって算出される燃費です。
この2つの燃費は算出方法に違いが生じるため、必ずと言っていいほど差が現れます。そのため、カタログ燃費と比べると、実燃費は3割程度低くなる傾向にあります。ハリアーに乗車している人の実際の情報によると、ハリアーのガソリン車が10.4km/L、ハイブリッド車が14.5km/L程度となります。
燃費良くハリアーを運転するポイントについて解説
比較的燃費が良いハリアーですが、さらに燃費効率を上げたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
燃費は、運転の意識を変えることで上げることが可能なこともあります。ここからは、ハリアーのみならず車の燃費を上げるためのポイントについてご紹介していきたいと思います。
急速発進をせず、車間距離を開けて余裕を持って走行
自動車は発進時に燃料を多く使うため、燃費が落ちると言われています。止まっている状態から発進して、走行の速度まで達するまではゆっくりもしくはモーターを利用した走行を行なうと燃費良く走行することができます。
ハイブリッドの場合、強力なモーターが装備されているため、時速90kmまで対応します。アクセルをだんだん弱くしていき、モーター駆動を主力にできれば燃費を上げることが可能です。
実はブレーキの使用も燃費に関わるとされており、ブレーキを多用してしまうことにより燃費を悪化させてしまう可能性があるので、急ブレーキを避けるようにしましょう。
高速道路ではクルーズコントロールを利用して一定速度を保つ
クルーズコントロールを利用することで、燃費をある程度向上させることができます。クルーズコントロールとは、コンピュータが路面の状況に応じて、自動アクセル操作をおこなってくれるシステムです。
この機能はドライバーの長時間運転を軽減させるだけではなく、燃費向上にも役割を果たしてくれるのです。高速道路ではアクセルやブレーキを踏む回数を減らすことができます。
ブレーキを多用することにより、燃費は低下していきます。しかし、アクセルもブレーキも踏む回数を減らし一定速度で走ることができるクルーズコントロールを使うことで、燃費を向上させられるのです。
タイヤの空気圧は少し高めに設定
タイヤの空気圧を少し高めに設定しておくと、燃費は向上します。空気圧が低く、地面と接するタイヤの面積が広いと、摩擦が発生してエネルギーを多く消費してしまうのです。
それに対して、空気圧を高くしすぎても、運転するときに悪影響を与えてしまいます。空気圧を高くしすぎることによって燃費が下がるわけではないですが、スリップの原因になってしまいます。さらに基準違いの空気圧にしてしまうと、ちょっとした段差でもパンクしてしまう原因にもなりますので、避けるべきです。
燃費を向上させるための効果的な空気圧の数値は、指定されている数値の+0.2kgが目安となります。
まとめ
以上にて、2015年モデルのハリアーの燃費についてまとめました。本記事では、実際のカタログ燃費と実燃費の比較をし、最後には燃費を向上させるためのポイントについて幅広く解説してきました。
ハリアーを購入しようと思い検討しているが、燃費についての情報がないため一歩踏み出すのが怖いという方も、この記事を読んでハリアーの詳しい燃費について知っていただけたかと思います。改めて、ハリアー2015年モデルをチェックしてみてくださいね。
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