2016年に4代目が発売されたプリウスと、2021年7月に10年ぶりのフルモデルチェンジを行ったアクア。どちらもトヨタを代表するハイブリッド車として、長きに渡り多くの人に愛されてきました。

どちらも低燃費が魅力の車ですが「具体的に何が違うのか分からない」「どちらを選べばいいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

本記事ではそんな方に向けて、プリウスとアクアの違いを徹底解説します。

さらに、それぞれがどんな方におすすめなのかもご紹介しますので、ぜひお車選びの参考にしてください。

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目次

グレード別価格

プリウスとアクアにはどんなグレードが用意されていて、それぞれ車両価格はいくらなのでしょうか。

まずは両車のグレード別価格をご紹介します。

13種類の展開!プリウスのグレード別価格

プリウスのグレード別価格は以下の通りです。

グレード 駆動方式 価格
Aプレミアム 2WD”ツーリングセレクション” ¥3,442,000
2WD ¥3,331,000
E-Four”ツーリングセレクション” ¥3,640,000
E-Four ¥3,529,000
A 2WD”ツーリングセレクション” ¥3,171,000
2WD ¥3,004,000
E-Four”ツーリングセレクション” ¥3,369,000
E-Four ¥3,202,000
S 2WD”ツーリングセレクション” ¥2,902,000
2WD ¥2,731,000
E-Four”ツーリングセレクション” ¥3,100,000
E-Four ¥2,929,000
E 2WD ¥2,597,000

プリウスのグレードは「A」「S」「E」をベースに構成されており、「Aプレミアム」と「A」、「S」にはそれぞれ「ノーマル」と装備品が異なる「ツーリングセレクション」の2種類を用意。

そこからさらに2WDと、モーターで駆動するハイブリット用4輪駆動のE-Fourに分かれます。

エントリーグレードの「E」は2WDのみの展開で、プリウスでは計13種類の中からお好みのグレードを選択することが可能です。

細かく分けられたグレードはそれぞれ搭載される装備や機能、追加できるオプションが異なりますので「自分に合った一台を見つけたい」という方にとって、豊富に用意されたグレードは魅力的だと言えるでしょう。

ノーマルとツーリングセレクションは何が違うの?
「Aプレミアム」「A」「S」のグレードに設定がある「ツーリングセレクション」。

ノーマルグレードよりも価格が高く設定されていますが、グレード選びにおいては具体的な違いが重要なポイントとなるでしょう。

ノーマルグレードとツーリングセレクションでは以下の装備が異なります。

・タイヤサイズ
ノーマルグレードでは15インチのタイヤがツーリングセレクションでは17インチとなります。これにより見た目や燃費、乗り心地に違いが生まれます。

・アクセサリーランプ
ツーリングセレクションでは、フロントバンパーにLEDアクセサリーランプが搭載されます。

・リヤバンパー
ツーリングセレクションでは リアバンパーにブラック塗装が施されており、よりスタイリッシュな印象となります。

・シート(「A」「S」のみ)
ノーマルグレードの「A」と「S」はファブリックシートが標準搭載されていますが、ツーリングセレクションでは合成皮革となります。さらに素材が変わるだけでなく、シートが暖かくなる「快適温熱シート」が搭載されることで、車内の快適さが向上します。

「Aプレミアム」と「Aプレミアム”ツーリングセレクション”」にはシートの違いがありません。

198万円~!アクアのグレード別価格


アクアのグレード別価格は以下の通りです。

 

グレード 駆動方式 価格
Z 2WD ¥2,400,000
E-Four ¥2,598,000
G 2WD ¥2,230,000
E-Four ¥2,428,000
X 2WD ¥2,090,000
E-Four ¥2,288,000
B 2WD ¥1,980,000
E-Four ¥2,178,000

アクアでは「Z」「G」「X」「B」をベースにそれぞれ2WDとE-Fourが用意されています。

エントリーグレードの「B」は2WDモデルが200万円を切る価格で販売されており、この手が届きやすい価格設定も新型アクアが発売開始以来人気を集める理由の一つといえるでしょう。

プリウスと同じく、アクアもグレードによって装備品が異なり、上級グレードになるほど機能の充実度や高級感が異なります。

「できるだけ低価格でハイブリッド車に乗りたい」「必要な装備だけがついた車を選びたい」そんな方はアクアを検討してみてはいかがでしょうか。

ボディサイズ

ミドルサイズハッチバックに分類されるプリウスとコンパクトハッチバックのアクアではボディサイズに違いがあります。

ここからは2車のボディサイズについてご紹介。

ボディサイズが違えば、駐車や狭い道の走行で運転のしやすさに差が生まれますので、それぞれのボディサイズをぜひ車選びの参考にしてください。

オーバーバンクが長めに設計されたプリウスのボディサイズ

プリウスのボディサイズは以下の通りです。

全長 4,575㎜
全幅 1,760㎜
全高 1,470㎜
ホイールベース 2,700㎜
最低地上高 130㎜
最小回転半径 標準モデル:5.1m ツーリングセレクション:5.4m

プリウスとアクアを比較すると、プリウスのほうが大きいデザインとなっており、全長は+525mm、全幅は+65mmとなります。

このサイズ差が影響を与えるのが「車内の広さ」と「取り回しのしやすさ」です。

プリウスとアクアでは前輪軸の中心から後輪軸の中心までの長さを示すホイールベースに100mmの差があります。この数値は車内空間の広さの目安となり、プリウスのほうが人や荷物を載せるスペースが広いことが分かります。

ホイールベースだけを見ると2車の差は100mmですが、全長を見てみるとその差は525mm。これはつまりプリウスが車輪軸より先端のオーバーバンクに長さを取っているということになります。

オーバーバンクが長い車は、衝突時の安全性が向上したり、ラゲッジルームの容量が広くなるというメリットがありますが、先端が長く前方が見えにくくなるため運転がしにくいと感じる方もいるでしょう。

また全長やホイールベースがアクアよりも長いプリウスは、アクアと比べ、標準モデルで+0.1m、搭載ホイールが大型になるツーリングセレクションでは0.3m最小回転半径が大きくなります。

一般的に5.5m以下であれば問題なく運転や駐車が可能と言われていますが、運転が苦手な方や、狭い場所へ駐車をする機会が多い方にとってはこの差が大きく感じるかもしれません。

そのため取り回しができるか不安な方は、試乗などで車両感覚がつかめるかどうかを試してみることをおすすめします。

取り回しがしやすいアクアのボディサイズ

アクアのボディサイズは以下の通りです

全長 4,050㎜
全幅 1,695㎜
全高 1,485㎜ ※E-fourは1,505㎜
ホイールベース 2,600㎜
最低地上高 140㎜ ※※E-fourは1,55㎜
最小回転半径 5.2m ※”Bパッケージ”2WDのみ4.9m

全幅が1,700mmを超え、3ナンバーに分類されるプリウスの一方で、アクアはそれよりも一回り小さい5ナンバーに分類されます。

ボディサイズが小さいため、プリウスよりも車内空間が狭くなりますが、アクアはハッチバックタイプのコンパクトカーで、オーバーバンクが短く設計されているため、座席スペースを大きく確保しています。

そのためそこまで窮屈さを感じる心配もないでしょう。

またコンパクトカーの魅力のひとつに取り回しのしやすさが挙げられます。

アクアなら小回りのしやすさの目安となる最小回転半径が5.2mと、プリウスよりも小さくなっているため、日本の道路に多い狭い道や入り組んだ道でも楽に運転をすることが可能です。

また都心などはサイズの大きな車を停めることができる駐車場を探すのに苦労することもありますが、アクアのサイズであれば駐車場の心配もありません。

運転や駐車がしやすい車に乗りたいという方はアクアを検討してみてはいかがでしょうか。

燃費

購入後のランニングコストを考え、車選びでは燃費のよさを重視したいという方も多いでしょう。

プリウスとアクアは燃費の良さが魅力のハイブリッドカーですが、車両重量や性能が異なるため、燃費にも違いが生まれます。

ここからは2車の燃費についてご紹介します。

使い勝手と燃費の良さを両立したプリウスの燃費

プリウスのWLTCモードのカタログ燃費は以下の通りです。

グレード 駆動方式 価格
Aプレミアム 2WD”ツーリングセレクション” 27.2km/L
2WD 30.8km/L
E-Four”ツーリングセレクション” 25.4km/L
E-Four 28.3km/L
A 2WD”ツーリングセレクション” 27.2km/L
2WD 30.8km/L
E-Four”ツーリングセレクション” 25.4km/L
E-Four 28.3km/L
S 2WD”ツーリングセレクション” 27.2km/L
2WD 30.8km/L
E-Four”ツーリングセレクション” 25.4km/L
E-Four 28.3km/L
E 2WD 32.1km/L

カタログ燃費で35.8km/Lの数値を出したアクアとプリウスを燃費数値だけで比較すると、アクアのほうが良く感じるかもしれませんが、プリウスはアクアよりもボディサイズが大きく車両重量は、1,320kg〜1,460kg。

一方のアクアはボディサイズが小さいこともあり、1,080kg〜1,230kgと、車両重量が軽く設計されています。

車両重量が軽いほど燃費は良くなるため、決してプリウスの燃費性能が悪いというわけではなく、車内空間やラゲッジスペースを大きくし、重量が重くなった結果、燃費にも差が生まれているのです。

また、燃費に影響を及ぼすのは重量だけではありません。

プリウスはノーマルで15インチ、ツーリングセレクションで17インチのタイヤを標準搭載。一方のアクアはどのグレードでも標準搭載されているタイヤは15インチとなります。

一般的にタイヤサイズが小さいほど抵抗が減り、燃費が向上するとされているため、タイヤサイズの大きいツーリングセレクションを選択すれば、より燃費に差が出ることになるでしょう。

車選びで重視するポイントは人それぞれですので「車内の広さにこだわりたい」「車はある程度サイズが大きいほうが良い」「使い勝手が良い車がいい」という方はプリウスを検討してみてはいかがでしょうか。

コンパクトカーならではの低燃費を実現したアクアの燃費

アクアのWLTCモードのカタログ燃費は以下の通りです。

グレード 駆動方式 価格
Z 2WD 33.6km/L
E-Four 30.0km/L
G 2WD 33.6km/L
E-Four 30.0km/L
X 2WD 34.6km/L
E-Four 30.0km/L
B 2WD 35.8km/L
E-Four 30.1km/L

アクアはサイズが小さく、重量も軽く設計されているため、エントリーグレードの「B」2WDでは35.8km/Lという低燃費を実現しました。

燃費の良さはユーザーにとって嬉しいポイントとはなりますが、プリウスと比較すると、サイズが小さく車内スペースが限られるため、使い方によっては不便を感じる方もいるでしょう。

そのため、車内の広さにこだわるなら「プリウス」、燃費の良さにこだわるなら「アクア」と、ライフスタイルに合わせた車種を選ぶことをおすすめします。

車内空間

移動中の快適さや、人や荷物の運びやすさを左右する車内空間。プリウスとアクアでは、価格やボディサイズに差があるため、車内の充実度や装飾にも差があります。

ここからはそれぞれの車内空間について「シート」「インテリア」「ラゲッジルーム」の3項目に分けてご紹介します。

お気に入りの車内空間を手に入れれば、きっとお出かけがこれまでよりも楽しくなることでしょう。

自分好みの一台を見つけるためにぜひ参考にしてください。

シート

まずは車内の大部分を占めるシートの違いをご紹介します。

車のシートには、ファブリックや合皮、本皮など様々な素材が採用されますが、素材ごとにさわり心地や通気性が異なり、人によって好みが分かれるポイントでもあります。

プリウス・アクアともに数種類のシートが用意されていますので、搭載されるシートをグレード選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

4種類のシートが用意されたプリウスのシート

プリウスでは「本皮」「合成皮革」「上級ファブリック」「ファブリック」の4種類のシートを用意。グレードによって異なる素材を採用しています。

グレード別の搭載シートは以下の通りです。

本革 ・Aプレミアム
・Aプレミアム”ツーリングセレクション”
合成皮革 ・A”ツーリングセレクション”
・S”ツーリングセレクション”
上級ファブリック ・A
ファブリック ・S(エンボス付)
・E

アクアのように低価格が魅力のコンパクトカーでは、標準搭載シートがファブリックのみの車両も多いですが、プリウスでは車内の上質さにもこだわった設計がされているため、グレードによっては追加料金なしで高級感がある本革や合皮のシートを手に入れることができます。

また本革もしくは合皮が採用された「Aプレミアム」「Aプレミアム”ツーリングセレクション”」「A”ツーリングセレクション”」「S”ツーリングセレクション”」には、寒い季節のドライブで活躍する「快適温熱シート」を運転席・助手席に搭載。

さらに「Aプレミアム」「Aプレミアム”ツーリングセレクション”」には、送風機能で蒸れを防ぐ「シートベンチレーション」を運転席・助手席に搭載しています。

夏は涼しく、冬は暖かく。この機能があればより快適なお出かけを楽しむことができるでしょう。

グレード選びの際には、ぜひシートにも注目してみてください。

パッケージオプションが選べるアクアのシート

ヤリスでは「Z」と「G」のグレードに上級ファブリック、「X」と「B」にファブリックシートを標準搭載しています。

シートの形状もグレードによって異なり、「Z」と「G」に標準搭載されるシートはヘッドレストとシートが分かれる「ヘッドレストセパレート型」、「X」と「B」にはヘッドレストからシートまでが繋がった「ヘッドレスト一体型」のシートを装備。

上級グレードで本皮が標準装備されるプリウスと比べると、アクアの内装は高級感に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのがアクアのパッケージオプションです。

アクアにはユーザーの好みに合わせて車内をより上質に、使いやすくするメーカーオプションパッケージを用意しています。

「Z」もしくは「G」に「合成皮革パッケージ」を追加注文すれば、標準搭載の上級ファブリックシートから合成皮革+ストライプ柄ファブリックシートに変更。シートに合皮がプラスされることで車内の高級感が増すことでしょう。

また「X」にはコンフォートパッケージの注文が可能で、オプションを追加すると、通常のファブリックシートから上級ファブリックに変更となります。

シートが変わるだけで、走行中の快適さや車内の質感が大きく変わりますので、内装装備にこだわりたいという方は、アクアのオプションで車内をカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。

パッケージオプションには何がつくの?

シートの変更ができるアクアのパッケージオプションは、その名のとおり、シートだけでなく様々なオプションがセットになった商品です。パッケージオプションは「合成皮革パッケージ」と「コンフォートパッケージ」の2種類が用意されており、それぞれの内容と搭載可能グレード、価格は以下の通りとなります。

パッケージ名 セット内容 取付可能グレード 価格
合成皮革パッケージ ・合成皮革+ストライプ柄ファブリックシート
・運転席6ウェイパワーシート
・シートヒーター(運転席・助手席)
・ステアリングヒーター
Z・G ¥61,600
コンフォートシートセット ・運転席イージーリターン機能
・助手席シートバックポケット
・助手席シートアンダートレイ
・シートヒーター(運転席・助手席)
・ステアリングヒーター
G ¥35,200
・運転席イージーリターン機能
・ナノイーX
・ウインドシールドグリーンガラス
・フロントドアグリーンガラス
・シートヒーター(運転席・助手席)
・上級ファブリックシート
・ヘッドレストセパレート型シート
・助手席シートバックポケット
・助手席シートアンダートレイ
・リヤセンター
X ¥71,500

車内の高級感が増すだけではなく、お出かけに便利な様々な機能が追加されますので、アクアをご検討中の方は、ぜひパッケージオプションもチェックしてみてください。

インテリア

価格帯の異なるプリウスとアクアではインテリアにも違いがあります。細かな加装でも車内の雰囲気が大きく変わるため、それぞれにどんな特徴があるのか気になる方も多いでしょう。

ここからはプリウスとアクアのインテリアの特徴をご紹介します。

車種による違いだけでなく、グレードによっても装備品が異なりますので、ぜひお好みのインテリアを見つける参考にしてください。

高級感のあるプリウスの内装

プリウスでは「Aプレミアム」「Aプレミアム”ツーリングパッケージ”」に本革巻き、「A」「A”ツーリングパッケージ”」「S」「S”ツーリングパッケージ”」には合成皮革巻きで昇温・降温抑制機能の付いたステアリングホイールが標準搭載されます。

また「Aプレミアム」「Aプレミアム”ツーリングパッケージ”」「A」「A”ツーリングパッケージ”」には車両情報をフロントガラスに映し出す「カラーヘッドアップディスプレイ」を標準搭載。

視認性が向上するだけでなく、より先進的で高級感のある雰囲気を車内にプラスしてくれます。

さらにフロント中央には「E」を除く全てのグレードに8インチのディスプレイオーディオを搭載しています。

ディスプレイオーディオは、画面が大きく操作性や見た目が良いだけでなく、スマートフォンに接続すれば、ナビ代わりとして使用することもできますので、お出かけの際に活躍することでしょう。

「インテリアは高級感を重視したい」そんな方はぜひプリウスをご検討ください。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

シンプルながら機能が充実したアクアの内装

高級感を意識したデザインを採用したプリウスの一方で、アクアはシンプルで使いやすさを重視したインテリアが特徴となっています。

特にアクアはコンパクトカーの中でも収納面の装備が充実しており、助手席前にはアッパーボックスとグローブボックスが、ドアポケットやコンソールにはカップホルダーが搭載されています。

また「G」と「X」で注文可能な「コンフォートパッケージ」をオプションで追加することで、靴などの収納に便利な「助手席シートアンダートレイ」が設置されます。

さらにこの装備には荷物が座席から滑り落ちることを防ぐ「買い物アシストシート機能」も付いていますので、よりお出かけが楽になるでしょう。

フロント中央に設置されるディスプレイオーディオはグレードによってサイズが異なり、「Z」には10.5インチ、それ以外のグレードには7インチのディスプレイが搭載されます。

画面サイズが大きいほど視認性や操作性が向上し、車内も先進的な雰囲気になりますので、「使いやすさや見た目にこだわりたい」という方にはアクアの最上級グレード「Z」、「便利な機能が豊富な車がいい」という方には、「G」や「X」がおすすめです。

ラゲッジルーム

お出かけの際に荷物を積む機会が多い方にとっては、車選びにおいてラゲッジルームのサイズや使いやすさも重要なポイントとなるでしょう。

プリウスとアクアでは、車両サイズやオーバーハングが異なるため、ラゲッジ容量にも違いが生まれます。

ここからはそれぞれのラゲッジサイズについてご紹介しますので、実際に使用するシーンを想像しながらご覧ください。

ゴルフバッグの横積み可能!プリウスのラゲッジルーム

プリウスは前回のモデルチェンジで、ハイブリッドバッテリーの小型化やリアシート下への移動をすることで、ラゲッジルーム容量が56Lアップし、502Lとなりました。

現行のプリウスでは女性用のゴルフバックはもちろん、コンパクトなサイズであれば男性用のゴルフバックもリアシートを倒さずに積み込むことが可能なのです。

また独立して倒れる6:4分割可倒型リアシートでラゲッジスペースをアレンジすれば、E-Fourで3つ、2WD車で4つ程度のゴルフバックを積むことができます。

プリウスと同サイズの車種でも、横幅が足りずゴルフバックなど尺の長い荷物を積むことができない車も多いため、大きな荷物を運ぶ機会が大きい方にとっては嬉しいポイントとなるでしょう。

「大きい荷物を載せる機会が多い」「人も荷物もたくさん載せたい」そんな方は、ぜひプリウスをご検討ください。

大口で積み込みやすさ抜群!アクアのラゲッジルーム

新型アクアは、バックドアの開口長を拡大し、奥行きや幅を確保したことで、サイズにゆとりがあるラゲッジルームが特徴となっています。

荷室容量は278L。そもそもアクアはボディサイズがコンパクトなため、プリウスのようにゴルフバックを横積みすることは難しいですが、全グレードに搭載されている6:4分割可倒式リアシートで片側の座席を倒せば、大型のゴルフバックも楽に積み込むことが可能です。

さらにE-Fourでは、段差を抑えるデッキボードを標準搭載。

リアシートを倒した際の段差がなくなり、ほぼフラットとなりますので、車に載せられる荷物の種類が広がることでしょう。

「荷物を載せる機会は多くないけれど、いざという時にある程度の広さは欲しい」「シートアレンジでラゲッジの容量が広がれば十分」そんな方には、コンパクトカーながらラゲッジの容量もしっかりと確保したアクアがおすすめです。

エクステリア

プリウスとアクアは、外観の印象も大きく異なります。

「自分が気に入る見た目の車に乗りたい!」そう考える方も多いのではないでしょうか。

ここからはそんな方にそれぞれの外観の魅力を知っていただくために、プリウスとアクアのエクステリアデザインについてご紹介します。

スタイリッシュな見た目が好きな方もいれば、かわいらしい見た目が好きな方もいると思いますので、ぜひ自分好みの一台を見つける参考にしてください。

シャープで上質な印象のプリウス

プリウスは「クリーン&センシュアル(知性・気品)」をテーマに開発された車で、伸びやかなシルエットと低重心のボディが、大胆さだけではなく繊細さや上質さも感じさせてくれるデザインとなっています。

また、現行のプリウスは2021年6月にマイナーチェンジを行っており、グリルやバンパー、ランプ等のデザインを変更。さらにホイールをツインスポーク形状に変更したり、加装部分にチタン調の塗装を採用することで、以前よりもよりシャープな雰囲気に生まれ変わりました。

「大胆でスタイリッシュ、でもどこか親しみやすさがある。」そんなデザインが好きな方はぜひプリウスをご検討ください。

柔らかい曲線で優しい印象のアクア

スタイリッシュな印象が強いプリウスの一方、アクアはコンパクトなサイズ感と緩やかなカーブを描く曲線が見る人に優しい雰囲気を与えるデザインとなっています。

優しい雰囲気と聞くと、かわいらしい車をイメージする方も多いかもしれませんが、アクアのエクステリアデザインには、先代よりもシャープになったヘッドライトや大型で大胆なデザインのグリルを使用。

丸みのあるボディに、スタイリッシュで先進的な印象のフロントデザインを採用しているため、男女問わず幅広い年齢層の方に愛されるデザインとなっています。

「カッコいい雰囲気よりも、柔らかい感じの車が好き」。

アクアはそんな方にぜひ選んでいただきたい一台となっています。

安全装備

低燃費が魅力のハイブリットカーとして人気が高いプリウスとアクアですが、燃費が良いだけではなく安全装備も充実しており、危険なシーンではドライバーの操作をアシストし危険を回避します。

両車種に標準搭載されている予防安全技術は以下の通りです。

【Toyota Safety Sense】

プリクラッシュセーフティ 歩行者や障害物を検知し、警告とブレーキサポートにより被害軽減をサポートします。
レーントレーシングアシスト 車線からのはみ出しを防ぐことで事故を防止します。
レーダークルーズコントロール 前方車両との車間距離を一定に保ち安全を確保します。
オートマチックハイビーム 対向車を検知し、ハイビームとロービームの切り替えを自動で行います。
ロードサインアシスト 標識を検知し、ディスプレイに表示することで見落としを防ぎます。

【その他機能】

先行車発進告知機能 先行車が発進したことを警告と表示でドライバーに知らせます。
パノラミックビューモニター
(オプション設定)
上方から車両を見たような映像をディスプレイに表示することで駐車をサポートします。
ブラインドスポットモニター
(一部オプション設定)
死角にいる車両を検知し、車線変更時などの衝突事故を防ぎます。

プリウスとアクアではパノラミックビューモニターとブラインドスポットモニターを除く、上記にてご紹介した安全装備が全グレードに標準搭載されています。

上記に加え、プリウスには「ITS Connect」アクアには「トヨタチームメイト」をオプションとして用意。

追加注文することでより安心・安全なドライブを楽しむことができるでしょう。

ここからは、それぞれに設定されているオプションの安全装備についてご紹介します。

プリウスにオプション設定の「ITS Connect」

プリウスには全グレードに+¥27,500で「ITS Connect」を追加することができます。

ITS Connectは、標準搭載されたセンサーではカバーしきれない人や車を検知したり、信号情報や道路情報を検知することで「交通死傷者ゼロ」の社会を願い開発された機能です。

事故の多い交差点で右折時に車両や歩行者の存在を検知する「右折時注意喚起」や、赤信号の見落としを防ぐ「赤信号注意喚起」、先行車と通信を行いよりスムーズな追従走行を行う「通信利用型レーダークルーズコントロール」などが搭載されています。

どれだけ気をつけていてもハンドルを握る以上、事故を起こしてしまう可能性はゼロではありません。

「安全性能が充実した車に乗りたい」そんな方はぜひプリウスの安全装備オプションもご検討ください。

アクアにオプション設定の「Toyota Teammate」

「トヨタチームメイト」は「人に寄り添い、成長していく硬度運転支援」をコンセプトに開発された技術で、アクアにはボタンひとつで駐車操作を支援してくれる「アドバンストパーク」をオプションで取り付けることが可能です。

この機能は購入後もソフトウェアのアップデートに対応しており、常に最新の運転支援技術を利用することができる点も魅力のひとつとなっています。

トヨタチームメイトのアドバンストパークなら駐車時のハンドル・アクセル・シフト・ブレーキの操作を自動で行ってくれるため、駐車が苦手な方も安心です。

さらに、駐車時に周囲にある静止物を検知することで、衝突を防ぐ機能も搭載されていますので、駐車に不安を感じる方はぜひアクアの「トヨタチームメイト」をご検討ください。

カラーラインアップ

車はボディーカラーによって雰囲気が大きく変わります。そのため「車種は決まったけれどカラーが決まらない」という方も多いのではないでしょうか。

ここからはプリウスとアクアに設定されているボディーカラーをご紹介。

光の当たり加減や天候によって見え方に違いが出ることもありますので、カラーを選ぶ際には、試乗車や展示車で実際の色味を確認してみることをおすすめします。

使いやすいカラーが揃ったプリウスのカラーラインアップ

プリウスのカラーラインアップは以下の8色です。

プリウスのカラーラインアップ
・スーパーホワイトⅡ
・プラチナホワイトパールマイカ
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・エモーショナルレッドⅡ
・ブルーメタリック

定番の白・黒・グレーをはじめ、赤や水色、紺など定番色とは異なるカラーもラインアップされていますが、どれも奇抜な印象は少なく、落ち着いた雰囲気が特徴となっています。

プリウスに用意されたカラーであればどれを選んでも使うシーンに困ることはないでしょう。

「落ち着いたカラーが好き」という方はぜひプリウスをご検討ください。

個性的なカラーも用意されたアクアのカラーラインアップ

アクアのカラーラインアップは以下の9色です。

アクアのカラーラインアップ
・スーパーホワイト
・プラチナホワイトパールマイカ
・シルバーメタリック
・ブラックマイカ
・エモーショナルレッドⅡ
・クリアベージュメタリック
・プラスゴールドメタリック
・アーバンカーキ
・ダークブルーマイカメタリック

最近では「車で個性を表現したい」「かわいらしい車に乗りたい」「人と被らないカラーを選びたい」という方が増え、街でも定番色以外の車をよく見かけるようになりました。

そんなユーザーの声に応えるべく、アクアでは定番色はもちろん、カーキやゴールドなど珍しいカラーもラインアップ。

珍しいカラーではあるものの、落ち着きがあり多くの人に愛されるような色味となっていますので、他の車とカラーで差をつけたいと考えている方にはアクアがおすすめです。

まとめ


トヨタのハイブリッドカーとして人気の高い「プリウス」と「アクア」。

価格やサイズに差はあるものの、低燃費と安全性能が売りのこの2車種でどちらを購入するか悩む方も多いでしょう。

本記事ではそんなプリウスとアクアの違いについて詳しくご紹介しました。

ゆったりとしたサイズ感と高級感がある内装が魅力のプリウスと、コンパクトカーならではの低燃費と取り回しのしやすさが魅力のアクア。

車選びで重視するポイントは人それぞれですので、ぜひご紹介した内容を参考に自分に合った一台を見つけてください。

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  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
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