2011年に発売された旧型モデルから、現在の2021年7月に発売された新型モデルまでさまざまな部分が進化している「アクア」。

この10年間で安全機能や走行機能、インテリアやエクステリアのデザインも改良されています。

アクアには、「X」・「G」・「Z」の3つのグレードに加え、エントリーモデルである「B」の合計4つのグレードがあり、エンジンは2WD・E-Fourから選べます。

「アクアの購入を検討しているがどのグレードを選べばいいのかわからない」「グレードによってどのような違いがあるの」と疑問を抱えている方もいることでしょう。本記事ではアクアのグレード別の特徴やアクアがどのような方におすすめなのかをご紹介します。

車種は同じですが、グレードが違うだけで装備やデザインが異なるため、愛車を購入する前にはグレードの違いを確認するといいでしょう。

グレード別の特徴

アクアのグレードは、以下の4つがあります。

アクアのグレード
エントリーモデルである「B」
装備が充実している「X」
オプション装備が豊富である「G」
内装も外装も豪華な「Z」

これらのグレードについて、特徴をご紹介します。

エントリーモデルの「B」

「B」 燃費(WLTCモード) 価格
2WD 35.8km/L ¥1,980,000
E -Four 30.1km/L ¥2,178,000

「B」は2WDであれば200万円を切る低価格なモデルでありながら、燃費はWLTCモードで35.8km/Lと、アクアのグレードの中で1番燃費が良いモデルです。アクアのグレードを選ぶ基準として「燃費の良さを優先したい」方におすすめです。

しかし、コストが抑えられている分、標準装備やオプション装備の種類は、他のグレードと比べると少ないと感じる人もいるかもしれません。

例えばヘッドランプの場合、他のグレードは2灯式LEDヘッドランプからBi -Beam LEDヘッドランプへの変更が可能、またはBi -Beam LEDヘッドランプがもともと装備されていますが、「B」は2灯式LEDヘッドランプのみの搭載でありBi -Beam LEDヘッドランプへの変更はできません。

装備の種類が少ないとはいえ、7インチのデイスプレイオーディオが搭載されていたり、トヨタが提供している予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense」も搭載されています。

トヨタで扱われている車種のエントリーモデルの中には、Toyota Safety Senseが搭載されていないものもあるため、アクアの「B」は安全装備が充実していると捉えられます。

さらに「B」はボディカラーをスーパーホワイトⅡ・シルバーメタリック・ブラックマイカの3色から選べるのですが、他のグレードと比較すると対応しているカラーバリエーションは少ないです。しかしスーパーホワイトⅡは「B」でしか選択できないため、スーパーホワイトⅡが良いという方は「B」に決まりですね。

装備が充実している「X」

「X」 燃費(WLTCモード) 価格
2WD 34.6km/L ¥2,090,000
E -Four 30.0km/L ¥2,288,000

「X」は「B」よりも標準装備が充実しており、オプションとして追加できる装備の種類も豊富です。タイヤであれば、スチールホイールからアルミホイールへの変更ができるため、より身軽な走りを体感できます。

また、「X」以上のグレードは、メーカーパッケージオプションを追加することも可能です。「X」に追加できるメーカーパッケージはBコンフォートパッケージであり、運転席イージーリターン機能・ナノイーX・上級ファブリックシート表皮・助手席シートバックポケットなどのさまざまな機能性を1つのパッケージを購入するだけで追加できます。

しかし、「G」以上のグレードと比べると、オプション装備の種類も限られてくるため、自分好みにカスタムしたい方は「G」以上のグレードのアクアを選ぶことをおすすめします。

「B」と「X」で比較してみると、価格は11万円異なります。ローンを組んで購入する場合は、月々の支払いはさほど変わりません。シンプルな機能性である方を選ぶか、標準装備が少しでも充実している方を選ぶのか各個人の好みで分かれます。

さらに「X」グレード以上になると、以下のボディーカラーから選ぶことが可能です。

・プラチナホワイトパールマイカ
・シルバーメタリック
・ブラックマイカ
・エモーショナルレッドⅡ
・クリアベージュメタリック
・ブラスゴールドメタリック
・アーバンカーキ
・ダークブルーマイカメタリック

「価格も抑えたいが装備も充実させたい」という方は「X」がおすすめです。

オプション装備が豊富「G」

「G」 燃費(WLTCモード) 価格
2WD 33.6km/L ¥2,230,000
E -Four 30.0km/L ¥2,428,000

「G」は「B」や「X」よりも標準装備だけではなく、選べるオプションが装備も充実しています。例えば、ディスプレイオーディオの場合、「B」と「X」は7インチサイズが標準装備であり10.5インチサイズへの変更はできませんが、「G」は7インチサイズから10.5インチサイズへの変更が可能です。より大きなモニターでナビ案内やテレビをみたい方は、「G」グレード以上がおすすめです。

またメーカーパッケージオプションは、BコンフォートパッケージだけではなくA合成皮革パッケージも追加できます。A合成皮革パッケージは、合成皮革+ストライプ柄ファブリックシート表皮・運転席6ウェイパワーシート・シートヒーター・ステアリングヒーターがセットになっています。

しかし「Z」ほど標準装備は整っておらず、オプション装備として「Z」と同じ装備を後付けするなら始めから「Z」を選ぶほうがおすすめです。オプション装備代が加わることで、「Z」の価格を上回り損をする可能性もあるからです。

比較的「Z」の方が機能性が充実していますが、「Z」にはない「G」のみまたは、「G」以下のグレードにしか搭載できない機能もあります。それはターンチルトシートです。「X」と「G」にオプション装備として取り付けることが可能です。ターンチルトシートを利用することで、降車する際に大きく足を開かずに済むため、スカートや着物を着ている方でもスムーズに乗り降りができます。

「Z」ほどのフル装備ではなく、必要な装備だけを搭載し自分好みにカスタムしたい方は「G」をおすすめします。

内装も外装も豪華「Z」

「Z」 燃費(WLTCモード) 価格
2WD 33.6km/L ¥2,400,000
E -Four 30.0km/L ¥2,598,000

「Z」はアクアのグレードの中でも最上級グレードであり、標準装備のみで十分な機能性や安全性が体感できます。

「Z」に標準搭載されている主な装備は以下の通りです。

「Z」に標準搭載されている主な装備
185/65R15タイヤ&15×6Jアルミホイール
Bi-Beam LEDヘッドランプ
LEDライン発光テールランプ
10.5インチディスプレイ

「G」以下のグレードの場合、これらの装備を取り付けるためにオプション代を追加する必要があります。また、オプションとして後付けできないグレードもあるので注意しましょう。

ディスプレイモニターのサイズが大きいだけではなく、搭載されているスピーカーの数は4つであり、「B」と「X」の場合は2つであるため音の聞こえ方にも違いが出てきます。車の中でテレビや音楽などを楽しみたい方は、「G」グレード以上がおすすめです。

安全装備に関しては、全てのグレードにToyota Safety Senseが搭載されているため、大きな差はないといえます。

各グレードでおすすめの方とは?

アクアはグレードによって、標準装備やオプション装備、カラーバリエーションなどが異なります。「自分に合うグレードはどれ?」「各グレードでおすすめの人を知りたい」という方がいるのではないでしょうか。そこでアクアの各グレードごとに、どのような方がおすすめなのかを解説します。

「B」グレードがおすすめの方

「B」グレードがおすすめの方は以下の通りです。

アクアの「B」グレードは、200万円を切る低価格モデルであるため、できるだけ価格を抑えたい方におすすめです。低価格でアクアを手に入れたい方にはうってつけでしょう。

さらに、価格が安いからこそ、事業用の車としても活用できます。装備が最低限とはいえ、Toyota Safety Senseが搭載されているため、ある程度の安全機能は備えられており、安心して運転することができるでしょう。

低価格でありながら、燃費はWLTCモードで2WDが35.8km/L、E-Fourが30.1km/Lと燃費の良さはアクアのグレードの中では1番であり、燃費の良さを重視したい方は「B」がいいのではないでしょうか。

「X」グレードがおすすめの方

 

「X」グレードがおすすめの方は以下の通りです。

「X」は「B」と比べて、標準装備やオプション装備の幅が広がり、ホイールやヘッドランプの変更、予防安全装備の充実性を高めることが可能です。「B」の標準装備では物足りないという方におすすめです。

また予算は少ないが部分的にこだわりたいところがあるという方は、「X」でオプション装備を検討するといいでしょう。「X」以上のグレードだと、さまざまな装備がセットになっているメーカーパッケージオプションも選べるようになります。

「B」にはありませんが、「X」以上のグレードには「快速ペダル」が搭載されており、アクセスペダルのみで速度調節が簡単にできます。それによって、発進や停車がスムーズにでき、特に発進時の加速力の高さも体感できます。

「G」グレードがおすすめの方

「G」グレードがおすすめの方は以下の通りです。

「G」は「X」よりもオプション装備の選択肢が増え、最上級グレードである「Z」に近づけることができます。「Z」ほど充実した装備は必要ないが、自分好みに必要な装備だけ追加したいという方におすすめです。

また、「G」は、ディスプレイオーディオのモニターサイズを7インチから10.5インチまでサイズアップすることも可能です。子供がいるファミリー世帯など、移動中の休憩時間に大きなモニターで映像を楽しみたい、あるいは楽しませたいという方もいると思います。そのような方は「G」以上のグレードで、モニターのサイズを大きくすることがおすすめです。

「Z」グレードがおすすめの方

「Z」グレードがおすすめの方は以下の通りです。

「Z」は標準装備の時点で、アルミホイールやBi-BeamLEDヘッドランプなどが備えられており、高級感のあるエクステリアが魅力的です。これらの装備は他のグレードではオプション扱いや、そもそもオプションでも変更できない場合もあります。

「Z」に搭載できるメーカーパッケージオプションは、A合成皮革パッケージのみですが、運転席6ウェイパワーシートやシートヒーターなどが搭載され、乗り心地を向上させることも可能です。

また価格は2WDが¥2,400,000、E-Fourが¥2,598,000であり、最上級グレードであるため、ほかのグレードと比較すると費用がかさみます。しかし、予算に余裕があり、フル装備のアクアを購入したい方には「Z」がおすすめです。

まとめ

アクアの各グレードの特徴やおすすめの方などをご紹介しましたが、自分自身に合うグレードはあったでしょうか。グレードによって標準装備や、後付けできるオプション装備の種類も異なります。最低限の装備で平気な方や見た目にそこまでこだわりがない方は、「B」または「X」グレードがいいのではないでしょうか。また自分好みにカスタムしたい方や、装備を充実させたい方は、「G」または「Z」グレードがおすすめです。

アクアは価格を抑えたい方から、自分好みにカスタムしたい方までさまざまなニーズに合わせてグレードを選べるところが魅力の1つでもあります。アクアの購入を検討されている方は、今回ご紹介したグレード別の特徴などを参考にしてはいかがでしょうか。愛車に相応しいアクアを見つけましょう。