ハイブリッドカーならではの低燃費と使い勝手の良さで、男女問わず幅広い層からの人気が高いプリウス。
購入を検討する際には「どんな乗り心地なのか」が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事ではプリウスの乗り心地や運転のしやすさはどうなのかが気になる方に向けて、具体的な乗り心地や、プリウスの乗り心地が良いとされる理由をご紹介します。
ぜひお車選びの参考にしてください。
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目次
やわらかで滑らかな乗り心地に改良された4代目プリウス
プリウスは、1997年に世界で初めて販売された量産型のハイブリッドカーです。
その後、2003年には2代目、2009年には3代目が発売され、現在は4代目となる、2輪駆動の「ZVW51」、電子式4WD E-Fourを採用した「ZVW55」が販売されています。
新しいモデルが登場する度に、ハイブリッド車の最大の特徴とも言える燃費の良さはもちろん、走行性能や安全装備がグレードアップしているプリウスのですが、3代目から4代目のモデルチェンジでは、新開発のプラットフォーム「TNGA」の採用や、リアサスペンションの変更、空力性能の向上を行うことで乗り心地にも大きな違いを生み出しています。
そんな4代目プリウスの乗り心地は「柔らかく、なめらか」。
先代の3代目プリウスでは「地面の段差を乗り越えたときの衝撃や横揺れが気になる」という声も多くありましたが、現行の4代目プリウスは、低重心になったボディとサスペンションが走行中のショックをしっかりと吸収。
さらにハイブリッド車特有の「走り出しのもたつき」も大幅に改善され、低燃費ながら走る楽しさを実感することができる一台となっています。
短距離・長距離で乗り心地に違いはある?
乗り心地が大幅に改良された4代目プリウスですが、近所の買い物など街乗りでの使用がメインになる方と高速道路を使い長距離を運転する方では、乗り心地の感じ方にも差が生まれるでしょう。
ここからは、短距離の乗り心地と長距離の乗り心地をご紹介します。
短距離
街乗りなど短距離の走行では、信号が多いためおのずと発進・停止の回数も多くなります。
このような道路では、走り出しがもたついたり、アクセルやブレーキのレスポンスが悪いとスムーズな走りができませんが、4代目プリウスではハイブリッドシステムが高効率化されているため、走り出しから力のある加速を体感することができるでしょう。
また、街中の道路はコンクリートや砂利など路面状態が変わりやすく、段差が多いという特徴があり、快適な走行を楽しむためには車がどれだけショックを和らげてくれるかが重要なポイントとなります。
プリウスではショックを少なくするために4代目プリウスから新たなサスペンションを採用。地面からの突き上げや揺れを大幅に軽減しているため、街乗りでも、多少荒れた路面でも心地の良い走りを体感することができます。
スムーズな走り出し、優れた応答性、ショックの吸収と、短距離走行でも感じられる乗り心地の良さを備えたプリウスですが、実際に現行プリウスを使用しているユーザーからは「細い道の右左折が大変」という声も。
前後に長さがあるセダンタイプという特性上、軽自動車などコンパクトな車と比較すると最小回転半径が大きくなる傾向があるため、小さなサイズの車からの乗り換えや、初めて車の購入を検討している方は、ディーラーの試乗などで乗り心地や操作感を確かめてみることをオススメします。
試乗コースのような短い距離でも、ブレーキ・アクセルの優れた応答性や衝撃の吸収力、気持ちのいい走りを実感することができるでしょう。
長距離
高速道路などを使用し、長い距離を移動する際に乗り心地に影響するのが「加速感」です。
これまでプリウスのようなハイブリッドカーでは「いかに燃費を良くするか」を重視していたため、ガソリン車と比較すると「パワーが足りない」「加速に時間がかかる」という傾向がありましたが、4代目プリウスではモータートルクを効率よく活用できるシステムを採用。
これにより高速域までの加速感もスムーズなものへと改良されているため「高速道路などスピードを出さないと行けない場面での走行が不安」と感じている方も安心してドライブを楽しむことができます。
また、長い時間を車内で過ごすことになる長距離運転では「疲れにくさ」も重要なポイントです。
プリウスでは、体を包み込むように支えてくれる特殊な構造を採用したシートをはじめ、ドライバーの疲れを減らすためのドライビングポジションの採用などで、快適な長距離走行を実現しています。
スムーズな加速と疲れにくい工夫が施されたプリウスで、長距離運転を楽しんでみてはいかがでしょうか。
プリウスの乗り心地・走り心地が良い理由
乗り心地や走り心地が大幅に改善された4代目プリウス。その心地よさの理由はどこにあるのでしょうか。
ここからは、プリウスに採用された乗り心地に影響する技術や装備などを詳しくご紹介します。
TNGAプラットフォームの採用
4代目プリウスへのモデルチェンジで目玉とも言えるのが「TNGAプラットフォームの採用」です。
TNGAとは「Toyota New Global Architecture」の略で、車体の骨組みであるプラットフォームを変えることで、車の基本性能を飛躍的に向上させようという取り組みです。
この技術は4代目プリウスに初めて採用されました。
名前だけを聞いてもピンとこない方も多いかもしれませんが、具体的には、車両を大幅に低重心化させ、空力性能を向上させることで優れたハンドリングやスムーズな加速を実現。
さらに他の車種との共用部分を拡大することで低コストと優れた車両性能を提供しています。
ボディの骨組みだけではなく、パワートレインもあわせて刷新した新しいプラットフォームの採用が、プリウス乗り心地が大幅に改善された理由のひとつとなっているのです。
走行フィーリングを追及したエンジン&モーター
4代目プリウスでは、車の心臓とも呼べるエンジン・モーターにトルクをしっかりと活用できる高効率化した「1.8L 2ZR FX-E」を採用。
これによりこれまでの低燃費車で課題だった、走り出しのスムーズさや、走りの力強さ、アクセルやブレーキを踏んだ時のフィーリングの改善に成功しました。
走行性能が向上したことで、プリウスの大きな魅力の一つである低燃費はそのままに、走る楽しさや気持ちのいい加速を体感できるように進化しているのです。
暖気状態に合わせて開閉するグリルシャッター
現行プリウスには、4つの通常グレードと足回りを強化した「ツーリングセレクション」の合計7つのグレードが用意されており、乗り心地に影響する装備にも違いがあります。
その一つが通常グレードに標準搭載される「グリルシャッター」です。
この装備は走行状態やエンジンの暖気状態を判断し、車両フロントに設置されたシャッター状の部品を自動開閉することで暖気を促進し、さらに空気抵抗も低減。
エンジン始動から車両が最適な状態になるまでの時間を短くすることで、心地の良いドライビングを叶えています。
自動で切り替わる電気式4WD
プリウスには、ハイブリッド車用4WD「E-Four」を搭載した四駆モデルが展開されています。
このモデルでは走行状態に合わせて前後のトルク配分を自動で最適化してくれます。
トルクが必要な発進時や雪道などの路面では4WDに、通常走行時や減速時には2WDに切り替えることで、あらゆる路面での安定した発進性とスムーズな走りの実現に成功しました。
強化されたボディ
走り心地や乗り心地、車内の静寂性の基本となるのがボディの構造です。
プリウスでは、溶接打点を短くすることでボディの結合効率を上げる先進の溶接技術「レーザースクリューウェルディング(LSW)」をはじめ、環状骨格構造、構造用接着剤など新しい技術をボディにを採用。
これにより、空気抵抗の低減と車両剛性の向上に成功しており、燃費の向上に重要な軽量化と快適なドライビングを両立して実現しています。
こだわり抜かれたボディの空力性能
プリウスでは空気の流れをコントロールするため、フロントからリアに流れるようなボディラインを採用。
さらに「フロントバンパーコーナー」「フロントピラー」「リアバンパーコーナー」など、車両の各所には空力性能を考慮した設計のパーツを搭載しています。
これにより走行中の空気抵抗を減らし、燃費の向上だけでなく安定した走行やスムーズな走り心地を体感することができるのです。
工夫されたアルミホイール形状
プリウスには通常グレードに15インチ、ツーリングセレクションに17インチのアルミホイールが標準搭載されています。
このホイールには、軽量化と高い空力性能を実現した先進的なデザインを採用。
燃費の向上だけでなく空気抵抗を減らすことで、高速域でのスムーズな走りに貢献しています。
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ショックの少ないリアサスペンション
4代目プリウスにはショックの少ない「ダブルウィッシュボーン式リアサスペンション」が採用されています。
しなやかに足回りが動くことで、路面からのショックや衝撃を吸収し、快適な乗り心地を実現しています。
また旋回時の追従性向上にも貢献しており、山道などカーブが多い場所でもきびきびとした走りを体感することができるでしょう。
疲れにくいドライビングポジション
プリウスでは、ステアリングの傾きや位置、座席の高さなどを最適化することで、長時間の運転でも疲れにくいインテリアデザインを採用しています。
また視界を広く取れるよう、ワイパー位置なども調整。
長距離の移動では、短距離とはまた違ったプリウスの魅力を感じることができるでしょう。
座り心地にこだわったシート構造
通常の車のシートは、座骨に圧力が強くかかるため、長距離の運転で腰や背中を痛めた経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんなドライバーの疲れを軽減するため、プリウスのシートには、座面の中央、サイド、後方で厚みや素材の異なるクッションを採用。圧力を分散させることで負担を減らしています。
さらに、バネ部分にも改良が加えられており、高い剛性と優しく包み込まれるような座り心地を実現。
座り心地がいいことはもちろん、ホールド力も高いため、カーブや車線変更、右左折時に起こる体のブレの低減にも成功しており、長距離でも快適にドライブを楽しむことが可能です。
静寂性を高めた車内
プリウスは歩行者が車の接近に気がつかず危険なため、あえて音をつけたほど、もともと非常に静かな車です。
4代目のプリウスではドアやウインドウガラスの遮音性を高めることでさらに風切り音やエンジン音を低減しています。
さらにボディの気密性やリアデッキ部の吸音性を高めることで、外からの音の侵入も抑制。
静かな車内で同乗者と会話を楽しんだり、リラックスしてドライブを楽しむことが可能です。
ゆとりのある後部座席
フロントシートと比較して狭くなりがちな後部座席ですが、プリウスではルーフの形状を工夫することで、リアシートにもゆとりのある空間を確保しています。
またシート自体にもクッション性や座り心地にこだわった設計が施されており、運転席・助手席に乗る人だけでなく、後部座席に座る人も快適なドライブを楽しむことができるでしょう。
走行シーンによって最適なモードが選べるプリウス
プリウスには、走行シーンや気分に合わせて選択が可能な「ドライブモードスイッチ」が搭載されています。
この機能には「ノーマル」「パワー」「エコドライブ」の3つが用意されており、モードによって走り心地や乗り心地、燃費にも差が生まれますので、プリウスを運転する場合はシーンに合わせて最適なモードを選ぶようにしましょう。
ノーマル
ノーマルモードは燃費と操作性のバランスがちょうどいいという特徴があるモードで、エコドライブモードのようにエアコンの効きが抑制されないため、快適に走行したいときにおすすめです。
市街地など通常の路面で気持ちのいい走りをしたいというときに利用しましょう。
パワー
パワーモードはドライバーの運転状況に合わせてアクセルやブレーキのレスポンスを鋭くしたり、エンジンブレーキをかけたりと快適で力強い走行をサポートする走行モードです。
他のモードと比べてエンジン音が大きくなり、燃費も悪くなりますが、加速の良い快適な走りをしたいときに活躍します。
また、一時停止時にエンジンが止まるまでの時間が長いため、信号が多い道路や山道など数秒ごとに発進・停止を繰り返すような場所で使うのも便利でしょう。
エコドライブ
エコドライブは急加速を抑制することで環境に配慮したエコな走りができるドライブモードです。
坂道や勾配のある道路などではアクセルを踏み込む必要がありますが、滑りやすい路面ではエコドライブの緩やかな加速が役立ちます。
また、冷房をかけている場合はコンプレッサーの稼働が低くなり、暖房をかけている場合はエアコンの風量が落ちたりと効き具合が抑えられます。
「エコドライブモードで走りたいけれど車内温度は快適にしたい!」という場合は「エコ空調モードスイッチ」を利用しましょう。
この機能を使えばエコドライブを選択している間も、エアコンのみは通常通り使用することが可能です。
ドライブモードを使い分けることで、気分や路面に合わせたより快適な走りを楽しみましょう。
まとめ
低燃費が大きな魅力のひとつであるプリウスは、柔らかく多くの人が納得できる上質な乗り心地が特徴の車です。
また、快適な乗り心地のために室内外にはさまざまな工夫が施されていますので、プリウスが気になっている方はディーラーの試乗などで試してみることをおすすめします。
さらに、短距離と長距離ではまた違った乗り心地のよさを体感することができますので、プリウスで気持ちのいいドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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