長年高い人気を誇る、トヨタ自動車のSUV「ハリアー」。
高級感のある上品なデザインや快適な走行性など、多くの優れた特徴を持つハリアーでは、さまざまなグレードをラインナップしています。
ハリアーの「プログレス」は、3代目ハリアーの2017年モデルとして新たに設定されたグレードの1つ。
最上級グレードでもあるプログレスは、エンジンタイプをガソリンとハイブリッドに加えて、ターボエンジンも選べるなど、多くの魅力を持っています。
そこで今回は、ハリアーの「プログレス」について詳しくご紹介!
装備や内装、乗り心地、プログレスと他のグレードとの違いなどを解説します。
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目次
ハリアーの「プログレス」の装備や内装は?
トヨタ自動車が展開する人気のSUV車であるハリアー。
「高級クロスオーバー」に分類され、SUVの性能を備えつつも、ラグジュアリーな高級感漂うハリアーは、乗り心地の良さなど高い性能も評価されています。
ハリアーは、これまで何度もフルモデルチェンジやマイナーチェンジを行ってきました。
2013年に発売した3代目ハリアーでもマイナーチェンジを重ね、2017年6月に新たに設定されたグレードが「プログレス」です。
2017年6月に登場したプログレスには、次の4種類があります。
ハリアーの中でも最上級グレードに位置するプログレスは、ナビゲーションやUVカットガラス、プライバシーガラスを標準装備し、快適な車内環境を実現。
感触が良く滑りにくい本革巻きステアリングや、電動でシートが移動できる運転席パワーシートなどを標準装備し、運転しやすい環境も実現しています。
エンジンタイプはガソリンとハイブリッド、ターボエンジンと3種類から選べるという点もポイント。
2L直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンにスーパーインテリジェント6速オートマチックと、2L直列4気筒DOHCガソリンエンジンにSuper CVT‐iを組み合わせています。
組み合わせによって、自分好みのクルマを選ぶことができますよ。
2017年式のハリアーについては、こちらのコラムで評価や口コミをご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
ハリアー2017年モデルの評価・口コミを調べて徹底解説
エクステリアは、流線型の美しいフォルム。
フロントマスクにはハリアーを象徴する「チュウヒ」と呼ばれる鳥をかたどったエンブレムが光り、ラグジュアリーで都会的なイメージを与えます。
実は、ハリアーは「チュウヒ」の英語名。
「ハリアーといえばあのエンブレム」というイメージの方も多いのではないでしょうか。
現在は、2020年6月のモデルチェンジ車から始まったトヨタの全店舗での全車種販売によってエンブレムがトヨタのオーバルマークに統一。
プログレスは、この独自のエンブレムをもつ貴重なクルマだともいえるでしょう。
最上級グレードだから可能な充実の装備
ハリアーの最上級グレードであるプログレスでは、標準装備が充実しています。
ナビを通じてオペレーターが24時間対応してくれる通信サポートサービス「T-Connect SDナビゲーションシステム」と、8chアンプと11個のスピーカーによる高性能なサウンドシステムを楽しめる「JBLプレミアムサウンドシステム」を標準装備。
この2つの装備はほかのグレードではほとんどの場合がメーカーオプションとなるため、まさに最上級グレードならではの装備といえるでしょう。
もちろん、カセットとMD、CDプレイヤーも装備されていますよ。
また、燃費に関する情報や、走行に関する情報などを表示する「マルチインフォメーション」は、メーター操作スイッチを操作することで、クルマのシステム設定を変更することができます。
マルチインフォメーションの操作では、パワーバックドアの開閉も可能。
開度を5段階で調整することもできるうえ、好みの高さを記憶させることもできるので、何度も調整する必要がなく、非常に便利です。
そのほか、シートから風を出したり吸い込んだりすることでシートの温度上昇を抑えるシートベンチレーション機能をフロントシートに設定しているほか、シートベルトの脱着で運転席のシートが自動的にスライドすることで乗降をスムーズにする運転席オートスライドアウェイ機能も搭載。
まさに、かゆいところに手が届く、最高の一台といえるでしょう。
そして、注目はプログレス専用仕様の装備があるという点。
次のような専用装備が搭載されています。
- ミラーの曇りをとることができる「ミラーヒーター」
- 自動でドアミラーを格納する「オート格納機能」
- 車内で両サイドの死角をモニターで確認できる「カメラ内蔵サイドミラー」
- 地面を照らすとハリアーのエンブレムマークが投影される「足元照明」
なお、メーカーオプションにはなりますが、サンルーフ(ムーンルーフ)を装備することも可能です。
内装にも手を抜かないハリアープログレス
ラグジュアリー感たっぷりのプログレスは、内装も高級感のある仕上がりになっています。
特に高級感のあるデザインがお好みの方におすすめなのが、プログレスで選べる「メタルレザーパッケージ」。
こちらのパッケージはプレミアムグレードでも搭載されています。
メタルレザーパッケージでは、次のような内装となっています。
- シート表皮に高級感あふれるプレミアムナッパ本革を使用(色は、ターボ車はブラック×レッド、ガソリン車とハイブリッド車はブラック×ダークサドルタン)
- ドアスイッチがピアノブラック
- シフトパネルがアルミヘアライン
このように、ハリアーのプログレスは装備にも内装にもこだわりが詰まった、高級感あふれる一台なのです。
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ハリアーの「プログレス」の乗り心地や安全性能は?
クルマを選ぶにあたって、乗り心地や安全性能はぜひチェックしたいポイント。
それぞれ見ていきましょう。
走行性能・乗り心地
3代目ハリアーは、2代目ハリアーから、大きく走行性や乗り心地が改善され、悪路走破性も向上するなど、どんなシーンでも安定した走りができるようになりました。
ガソリンだけでなく、2L直列4気筒ターボに6速ATを追加したターボや、モーターを搭載することで高い走行性と静粛性を叶えたハイブリッドなど、3種類のエンジンタイプから選べます。
また、ゆったりとした座り心地が良いシートは、長時間のドライブでも疲れず、快適に運転することができます。
高級感あふれる見た目だけではなく、実用性にも優れた一台といえるでしょう。
安全性能へのこだわり
魅力的なデザインや装備だけではなく、安全性能にも優れているプログレス。
ハリアーでは、プログレスをはじめすべてのグレードで、トヨタの先進予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。
さらに、次のような安全装備も搭載していますよ。
- 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備
- シフトレバー操作と連動して自動的に作動と解除を行うことができる「電動パーキングブレーキ」
- アクセルの踏み間違いをサポートする「インテリジェントクリアランスソナー」の強化により、低速走行時やワイパーが高速作動しているときも作動
- 8個の超音波センサーを搭載することで、優れた障害物の検知力を発揮
- バックドアが完全に閉まる前にパワーバックドアのロックができる「予約ロック機能」
そして、注目は車内で両サイドの死角をモニターで確認できる「カメラ内蔵サイドミラー」。
広範囲を確認できるパノラミックビューに対応していて、ドライバーの視線でクルマを透かしたような映像を表示する「シースルービュー」機能により、予期しない障害物にも気がつくことが可能です。
アクセル・ブレーキペダル操作に関係なく、低速取り回し時の衝突回避や被害軽減を支援する機能が備わっています。
ハリアーの「プログレス」の人気車種もご紹介!
ハリアーのプログレスには、3種類のエンジンタイプや、「メタルレザーパッケージ」など、さまざまな車種をラインナップしているため、どの車種を選べば良いか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
ここでは、プログレスの人気車種「ハリアープログレスターボ」「ハリアープログレスハイブリッド」「ハリアープログレスメタルレザーパッケージ」の3つの車種について、特徴や魅力を見ていきましょう。
ハリアープログレスターボ
プログレスが登場した2017年のマイナーチェンジと同時にラインナップされたのが、2L直列4気筒ターボに6速ATを追加したターボモデルです。
パワフルな最高出力と最大トルクが、力強い加速となめらかで爽快な加速を実現。
その加速力の高さから、加速してもエンジンの回転数が多くないため、静粛性が高いという特徴があります。
さらに、フロントとリアにはパフォーマンスダンパーを装備しています。
これにより走行時に発生するボディの変形を抑えて不快な微振動を吸収し、直進安定性と操縦安定性を確保。
高速道路などさまざまなシーンで、快適・上質なドライブを楽しめます。
ハリアープログレスハイブリッド
プログレスには、ハイブリッドモデルもラインナップしています。
ハリアープログレスハイブリッドには、エンジンに加えてモーターも搭載することで、高い走行性と静粛性を実現。
価格は、ガソリンモデルとターボモデルに比べて高くなりますが、同クラスのSUVと比べても燃費性能に非常に優れているので、トータルで考えると経済面ではそれほど差はないと考えて良いでしょう。
内装はハリアーらしい高級感あふれるデザインで、カラーはシックなブラックとダークサドルタン、ディープボルドーの3色となっています。
ハリアープログレスメタルアンドレザーパッケージ
2017年のマイナーチェンジの際に、プログレスをさらにグレードアップしたハリアープログレスメタルアンドレザーパッケージが登場しました。
グレードアップしたのは、内装の充実化をメインに、装備や安全性能など。
内装は、ほかのグレードでも標準装備している本革巻きステアリングと運転席パワーシートに加えて、シート表皮も本革になっています。
カラーは、ターボ車がブラックとレッド、ガソリン車とハイブリッド車がブラックとダークサドルタンとなっており、ほかのグレードとは異なるさらなる高級感を感じるでしょう。
さらに、運転席と助手席の間に設けられたセンターコンソールをはじめ、シフトレバーや小物入れなどさまざまな部分に、さりげなくアルミヘアラインの加飾を採用しているのもポイント。
メタル感のある加飾が、より上級モデルらしいインテリアに仕上げています。
インテリアにこだわりたい方に人気が高いモデルです。
ハリアーの「プログレス」の他のグレードとの違いは?
今回ご紹介しているプログレスと同じ2017年式の3代目ハリアーには、大きく分けて3つのグレードがあります。
- エレガンス
- プレミアム
- プログレス
エレガンスは、3代目ハリアーのエントリーモデルで、もっともお手頃な価格のグレードです。
プレミアムも比較的お手頃な価格のグレードではありますが、エントリーモデルのエレガンスよりも標準装備が多いという特徴がありますよ。
エレガンスとプレミアム、プログレスでは、もっともグレードが高いのがプログレス、次いでプレミアム、エレガンスと続きます。
なお、この3つのグレードのほかに、プログレスをさらにグレードアップした「プログレスメタルアンドレザーパッケージ」と、プレミアムをさらにグレードアップした「プレミアムメタルアンドレザーパッケージ」もあります。
ここでは、エレガンスとプレミアムについて、プログレスとの違いを深掘りしていきましょう。
ハリアーエレガンスとの違い
基本的な装備で構成されたエレガンスグレード。
本革巻きステアリングや運転席パワーシート、UVカットガラス、プライバシーガラスなどは標準装備されていますが、プログレスなどほかのグレードで標準装備されているナビゲーションやCDプレイヤーは、必要があればメーカーオプションを購入して装備します。
このように、プログレスとエレガンスでは、装備の面が大きく異なります。
安全装備においても、エレガンスにも「Toyota Safety Sense」は標準装備しているものの、車線逸脱警報やふらつき警報などの機能は搭載していません。
また、デザイン面でも違いがあります。
エレガンスには本革シートを採用した「メタルアンドレザーパッケージ」がなく、ホイールもプログレスに比べてシンプルなデザインとなっています。
デザイン性や高級感を求める方にはエレガンスではなくプログレスをおすすめしますが、「価格を重視したい」「必要なものはオプションで付ける」という方には、エレガンスがおすすめです。
ハリアープレミアムとの違い
プレミアムはエレガンスよりも上位グレードになりますが、こちらも比較的お手頃価格のグレードです。
プログレスとプレミアムでは、エレガンスと同じく装備面が異なります。
もっとも大きな違いとなるのが、通信サポートサービス「T-Connect SDナビゲーションシステム」と、高性能なサウンドシステムを楽しめる「JBLプレミアムサウンドシステム」の装備。
プログレスではこれらを標準装備していますが、プレミアムでは装備していません。
もちろん、プレミアムにメーカーオプションで装備することは可能ですが、費用が高額になります。
もし、「T-Connect SDナビゲーションシステム」と「JBLプレミアムサウンドシステム」を装備したいのであれば、プレミアムではなくプログレスを選ぶのがおすすめです。
なお、安全性能でも違いがあり、プログレスで標準装備している「カメラ内蔵サイドミラー」と、広範囲を確認できるパノラミックビューシステムは、プレミアムでは装備がありません。
このように、エレガンスとプレミアム、プログレスでは、価格だけでなく搭載している装備も大きく異なります。
それぞれの装備の違いと、自分にとって必要な装備を見極めて、とっておきの一台を選んでくださいね。
まとめ
トヨタ自動車が展開する、「高級クロスオーバー」であるハリアー。
SUVの性能を備えつつもラグジュアリーな高級感漂うハリアーは、乗り心地の良さなど高い性能も評判です。
2013年に発売した3代目ハリアーで、2017年6月のマイナーチェンジで新たに設定されたグレードが「プログレス」。
ハリアーの中でも最上級グレードに位置するプログレスは、ナビゲーションやUVカットガラス、プライバシーガラスに加え、本革巻きステアリングや運転席パワーシートなどを標準装備し、運転しやすい環境を実現しています。
プログレスと同じ2017年式の3代目ハリアーには、「エレガンス」と「プレミアム」というグレードもありますが、価格面のほか、搭載している装備も大きく異なります。
どのグレードが良いか迷ったら、それぞれのグレードの特徴や自分がどんなシーンでクルマを使うのかなどもしっかりと考え、最良な一台を見つけましょう。
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