ハイラックス

荷台が付いたピックアップトラックタイプのトヨタ自動車のSUV「ハイラックス」。
荷物がたくさん載せられるのが魅力で、近年のキャンプブームから注目度がさらに高まっています。

巨大なボディサイズでインパクトのあるクルマですが、ハイラックスに乗るうえで燃費が気になるという方も多いのではないでしょうか。
これからハイラックスを購入しようと考えている方は、「ハイラックスは乗りたいけれど、燃費が悪そう」と、不安に思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は、ハイラックスの燃費を詳しくご紹介!
ハイラックスのスペックやシーンごとの燃費、走りをサポートする装備などについても解説します。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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目次

ハイラックスの燃費は?スペックもご紹介

ハイラックスは、コモンレール式燃料噴射システムを搭載し、高出力・低燃費を実現した直径4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンを搭載しています。
さらに、DPR(排出ガス浄化装置)などによる排出ガスのクリーン化や、アイドリングストップ機能などにより、優れた燃費性能を実現しました。

なお、ハイラックスの燃料は軽油です。
レギュラーガソリンよりも安い軽油を使用するので、日々の燃料代が安く済むというのもうれしいポイント!

資源エネルギー庁の調査によると、2023(令和5)年3月6日時点のガソリン等店頭小売価格調査で、レギュラーガソリンは167.4円/L、軽油は147.6円/Lと、軽油のほうが約20円安いです。
これまでレギュラーガソリンやハイオクガソリンを使用するクルマに乗っていた方は、燃料代の安さを実感するでしょう。

ガソリン代を含むハイラックスの維持費については「ハイラックスの年間維持費まとめ【ガソリン代・税金・保険料等】」のコラムでもご紹介しておりますので、あわせて参考にしてくださいね!

では、ハイラックスはどのくらい燃費が良いのか、具体的な数値で見ていきましょう。

 

ハイラックスの燃費

ハイラックスは、シンプルな装備が特徴のエントリーモデルの「X」と、快適な装備や上質なエクステリア・インテリアが魅力の上級モデル「Z」、「Z」をベースにスポーティーさを持ち合わせた「GR SPORT」の3つのグレードをランナップ。

ハイラックスのグレード別の燃費は次の通りです。

このように、ハイラックスはWLTCモードで11.7km/Lと、グレードによる燃費の違いはありません。
そこで今回は、エントリーモデル「X」の燃費やスペックについて、詳しくご紹介します。

 

ハイラックス「X」の燃費

ハイラックス「X」の燃費性能は次の通りです。

ハイラックスは温室効果ガスであるCO2排出量の低減を目指し、「クリーンディーゼルエンジン(2GD-FTV)」と「6速オートマチック(6Super ECT)」などを採用したことで、燃費の向上を叶えました。

WLTCモード燃費は11.7km/Lと、数値だけ見るとあまり燃費の良さを感じないかもしれません。
しかし、ハイラックス「X」は全長5,340mm×全幅1,855mm×全高1,800mm車両重量は2,080kgという圧倒的なサイズ感を考えると、低燃費であると言えるでしょう。

ちなみに、積載分なども考慮した車両総重量は2,855㎏
荷物がしっかり積めて5人乗れることを考えると、さらにハイラックスの燃費の良さがわかりますね。

 

ハイラックス「X」のエンジンスペック

ハイラックス「X」のエンジンスペックは次の通りです。

今回はハイラックスの現行モデル「X」の燃費について詳しくご紹介しましたが、ハイラックスにはこれまでにもさまざまなモデルが登場しています。

ハイラックスの今までのモデルや歴史については、「ハイラックスの歴代の魅力を徹底解説!賢く購入する方法もご紹介」でご紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。

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ハイラックスの街乗り・郊外・高速道路ごとの燃費や乗り心地は?

ハイラックス

先ほどご紹介したように、ハイラックスの燃費は「WLTCモード燃費」が11.7km/L、「WLTCモード燃費(市街地モード)」が10.1km/L、「WLTCモード燃費(郊外モード)」が11.6km/L、「WLTCモード燃費(高速道路モード)」が12.6km/Lとなっています。

ハイラックスで街乗りする場合や郊外、高速道路を走行する場合の燃費や乗り心地について、それぞれ確認していきましょう。

 

ハイラックスで「街乗り」時の燃費

WLTCモード燃費の市街地モードでは、信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行、つまり街乗りを想定した燃費を指しています。

「WLTCモード燃費(市街地モード)」は10.1km/L
ハイラックスでは、街乗りの際に活躍するアイドリングストップ機能を搭載しています。
信号待ちなどで車を一時停止させるときに、自動的にエンジンが止まるアイドリングストップ機能により燃費が良くなり、燃料費の節約にもつながります。

信号が多い市街地では、このアイドリングストップ機能によってエンジンが随時停止するので、クルマの騒音を抑えることができ、より快適なドライブを叶えるでしょう。

さらに、ハイラックスは減速加速がスムーズなので、街乗り時もストレスなく運転を楽しめるのも魅力です。

ただし、渋滞や信号停止など、クルマがたびたびストップするような場面での運転だと、郊外や高速道路での運転に比べるとやはり燃費は落ちます。

 

ハイラックスで「郊外」走行時の燃費

WLTCモード燃費の郊外モードでは、信号や渋滞などの影響をあまり受けない郊外の走行を想定した燃費を指しています。

「WLTCモード燃費(郊外モード)」は11.6km/Lです。

ハイラックスは路面から強い衝撃をしっかり受け止める高剛性フレーム構造と、タフなサスペンションを採用。
郊外の山道やアウトドアシーンに多い厳しい路面状況でも、安定感のある快適な乗り心地を実現しました。

さらに、パートタイム4WDシステムにおいて、トランスファースイッチを「H4(4輪駆動ハイモード)」や「L4(4輪駆動ローモード)」状態にすれば、岩場や雪道などのオフロードでも走行安定性を確保します。

 

ハイラックスで「高速道路」走行時の燃費

WLTCモード燃費の高速道路モードでは、高速道路などの走行を想定した燃費を指しています。

「WLTCモード燃費(高速道路モード)」は12.6km/L

ハイラックスは車両重量があるため高速道路などスピードを出して走行する際も安定した走りと運転が可能です。
さらに、スピードを出している状態でカーブを曲がるときも、車体がブレにくくスムーズに曲がることができ、スポーツカーのような爽快な走りを楽しめるでしょう。

 

ハイラックスの燃費や走りをサポートする装備の魅力

ハイラックス

車両重量があり、さらにディーゼルエンジンを搭載していながらも、低燃費を実現したハイラックス。
これは、高性能なエンジンや走りをサポートする装備があるからこそ。

ハイラックスのエンジンの特徴などについて、詳しく見ていきましょう。

 

ハイラックスのエンジンの特徴

ハイラックスは、コモンレール式燃料噴射システムを搭載した、直径4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンを採用し、高出力・低燃費を実現しました。

さらに、エンジン直上にコンパクトな水冷式インタークーラーを採用。

これにより運転状況にあわせて吸気冷却効果を発揮し、エンジンの熱負荷に左右されることなく、どんなシーンでもアクセル操作に対するスピーディーなレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクを発生することが可能となっています。

 

ハイラックスの走りをサポートする装備も多数!

ハイラックスの快適で質の高い走行をサポートするのは、搭載された高性能な装備の数々。
次のようなものがありますよ。

 

6速オートマチックトランスミッション

ハイラックスでは、スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション〈6 Super ECT〉を搭載。
これによりエンジンのパワーを最大限に引き出し、余すことなく駆動輪に伝え燃費の向上や優れた静粛性を叶えます。

さらに、駆動力統合制御システム「DRAMS」や、ブリッピングダウンシフト制御の採用により、なめらかな変速フィールを楽しめます。

また、マニュアル車のように変速ができる「シーケンシャルシフトマチック」を搭載しており、運転を楽しめるのはもちろん、操作によってはさらに燃費や走行性能を高めることにもつながるでしょう。

 

4輪駆動(パートタイム4WD)

駆動方式は、路面状況に応じて駆動方式を切り替えられる「4輪駆動(パートタイム4WD)」を採用。

トランスファースイッチを、市街地や高速道路は「H2(2輪駆動モード)」、悪路や砂地は安定感のある「H4(4輪駆動ハイモード)」、泥ねい地や急な坂道は強力な駆動力を発揮する「L4(4輪駆動ローモード)」に切り替えることで、快適に走行できます。

ダイヤルスイッチ操作だけでオンロードもオフロードも安定した走りを叶えるハイラックスは、さまざまなシーンで活躍するでしょう。

 

ヒルスタートアシストコントロール(HAC)/ダウンヒルアシストコントロール(DAC)制御

ハイラックスでは急な坂道の走行をサポートする装備も充実しています。

ヒルスタートアシストコントロール(HAC)」は、急な上り道や滑りやすい登り道での発進をアシスト。
自動的にブレーキを制御して、車両が後ろへ下がらないようにサポートします。

また、ハイラックス「Z」と「GR SPORT」に標準装備している「ダウンヒルアシストコントロール(DAC)制御」は、下り坂の快適な走行を叶えます。

トランスファースイッチが「H4(4輪駆動ハイモード)」または「L4(4輪駆動ローモード)」の状態で坂を下る際、スイッチ操作一つでクルマのスピードを一定にキープ。
ハイラックスは重量がある分速度が出やすいため、この機能は非常に役立つでしょう。

フロントオーバーハングとリヤオーバーハングの長さがそれぞれ抑えられているので、悪路での走行時も障害物と接触する可能性を限りなく減らし安全性を高めた走りを実現できます。

 

高い剛健性と静寂性

ハイラックスのボディには高張力鋼板を使用し、オンロードでもオフロードでも安定した足回りの良さを実現。
ハイクラスの乗用車に比べると乗り心地の悪さはいなめませんが、それでもピックアップトラックとしては驚くほどの快適性が備わっていると言えるでしょう。

各断面には吸音材や遮音材をベストなバランスで配置しているので、優れた車内静寂性を確保しています。

 

充実の安全性能

ハイラックスは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発している「セーフティ・サポートカー」、通称「サポカー」です。
次のような最新テクノロジーの安全性能が多数搭載されています。

■プリクラッシュセーフティ
車両に搭載しているミリ波レーダーと単眼カメラが、前方の車両や歩行者、自転車を検出し、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で衝突の可能性をお知らせ
さらに、ブレーキを踏めなかった際にはプリクラッシュブレーキを作動し、衝突を回避したり、被害軽減をサポートしたりします。

■レーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付き)
道路の白線や走路を単眼カメラが認識し、はみ出さないようにサポートします。
はみ出しそうになった場合は、ブザーとディスプレイ表示で知らせるとともに、車輪に静動力を加えて逸脱を回避します。

■ロードサインアシスト
道路標識を単眼カメラが認識し、ディスプレイに表示します。
そうすることで道路標識の見落としを減少するとともに、速度規制値超過やはみ出し通行禁止の告知も行ないます。

■レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)
前を走行している車両を、ミリ波レーダーと単眼カメラが認識し、適切な車間距離を保ちながら追従します。
車速は設定が可能です。
先行者のスピードが遅い場合もしっかり検知し、自動でスローダウン。
衝突のリスクを最小限にします。

 

まとめ

ハイラックスは、直径4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンを搭載。

さらに、DPR(排出ガス浄化装置)などによる排出ガスのクリーン化や、アイドリングストップ機能などにより、優れた燃費性能を実現しました。

ハイラックスの燃料は軽油なので、日々の燃料代が安く済むというのもうれしいポイントです。

ハイラックスはどのグレードも燃費性能は同じで、次の数値となっています。

  • WLTCモード燃費:11.7km/L
  • WLTCモード燃費(市街地モード):10.1km/L
  • WLTCモード燃費(郊外モード):11.6km/L
  • WLTCモード燃費(高速道路モード):12.6km/L
  • JC08モード燃費:13.6km/L

高性能なエンジンに加え、「6速オートマチックトランスミッション」や「4輪駆動(パートタイム4WD)」「ヒルスタートアシストコントロール(HAC)」「ダウンヒルアシストコントロール(DAC)制御」、そして最新テクノロジーを駆使した安全性能が、ハイラックスの走行をサポートします。

 

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