車を購入するときに燃費の良い車を購入しようと考えたり、乗っている車の燃費が悪いと感じたりする人もいるでしょう。

しかし、燃費が良い車の基準やどうやって計算されているのか知っている人はあまりいません。ただ、燃費の良い車はランニングコストも抑えられるうえに、環境にも優しいのでおすすめです。

そこで、本記事では燃費の計算方法や燃費向上をさせる方法など詳しく解説していきます。燃費の良い車も紹介しているので、車の購入を検討されている方は参考にされてください。

目次

車の燃費って?どうやって計算するの?

車の燃費とは、1Lの燃料で何km走行できるかをを示します。では、燃費はどのように計算されているのでしょうか。

燃費や燃費の計算方法について詳しく解説していきます。仕組みを理解して自分の車の燃費を確認してみましょう。

燃費とは?

車の燃費は、「km/L」で表し1Lの燃料で何km走行できるかを示します。測定方法はWLTCモードなどで規格化されています。燃費は車の重量や大きさなどの影響を大きく受けるため、明確な定義はないですが、一般的には1Lの燃料で長い距離を走行できる車が燃費が良いです。

また、2030年度燃費基準推定値が25.4km/Lに設定されており、ガソリン車やディーゼル車、PHV 車などが対象となっています。国が定める燃費基準値を超えているかどうかも、燃費の良い車であるかを判断する材料です。車を購入するときはしっかりと確認しておきましょう。

燃費の計測方法

車のカタログやホームページなどの燃費の部分をみてみると、WLTCモードやJC08モードの表記があるのをご存じですか?何となくみたことあるけど、どんな意味かわからずに流し読みしている方も多いのではないでしょうか。

WLTCモードとJC08モードのどちらも燃費性能の測定方法を表しています。2017年より市街地や郊外、高速道路など車の使用状況に近い走行モードを想定したWLTCモードが使用されてれるようになりました。

WLTCモード

WLTCモードとは、国際的に利用されている燃費性能の測定方法であり、「Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle」の略称です。

総合表記はもちろんですが、市街地や郊外、高速道路などの走行に合わせた計測を行っており、車を選ぶ際に自分の走行環境に合わせて選べます。

ちなみに、モードごとで想定している走行環境は以下の通りです。

市街地モード 信号や渋滞などの影響を受ける比較的低速な走行を想定
郊外モード 信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定
高速道路モード 高速道路などでの走行を想定

自分がどの環境でよく車を運転するのかを考えて、モードごとの燃費も確認しましょう。

JC08モード

JC08モードは日本毒火の燃費性能の測定方法で、WLTCモード以前に2011年から使用されていました。そのため、今ではJC08モードが空欄になっている車種も増えています。

JC08モードでは、エンジンが冷えた状態で試験を始め、実際の走行に近づけるため細かい速度に変化をつけているのが特徴です。

それ以前は、10・15モードが利用されていましたが、10もしくは15項目の条件の中で燃費性能を計測していました。そのため、エンジンの冷えた状態から試験を始めるJC08モードは、若干燃費が落ちる傾向にあります。

燃費の良い車のメリット

車を所有するのには、当然ランニングコストがかかります。車を毎日使う場合は、燃料代が必要です。昨今では燃料代も高騰しており、なかなか厳しい現実問題となっています。

燃料の良い車に乗ることで、少ない燃料でより長い距離を走行できるメリットがあります。ほかにも、税金が安くなったり、環境に優しくなったりというようなメリットもあるのです。以下で、それぞれ詳しく説明します。

ランニングコストが安い

燃費の良い車に乗るメリットは、何と言ってもランニングコストが抑えられることです。昨今では燃料代が高騰しており、車を動かすのにもかなりのお金がかかります。

「燃費が良い車=少ない燃料でより長く距離を走行できる」ということがいえます。

たとえば、燃費12km/Lの車と燃費30km/Lの車があったとしましょう。この場合に100km走行するとすると、片方は最低でも8Lの燃料を使用しますが、一方は4Lも使用せずに走行できます。

燃費性能によってかなりランニングコストに差が出るので、少しでも抑えたい方は燃費の良い車がおすすめです。

税金が安い

燃費の良い車を購入すると、エコカー減税やグリーン化特例などと呼ばれる税金が安くなるメリットがあります。

燃費の良い車は排出するCO2が少ないことから環境に優しいとされています。

そこで、車の購入時にかかる取得税や自動車重量税などが減額することで普及をはかっているのです。場合によっては、全額免除の場合もあるので、しっかりと確認しておきましょう。

環境に優しい

前述したとおり、燃費の良い車は排出する排気ガスやCO2が少なくなるため、環境に優しいとされています。

燃費がよくランニングコストが抑えられて、環境にも優しいとなると一石二鳥です。これからはまだまだ社会問題として取り扱われる車の排気ガスなので、燃費の良い車も検討してみましょう。

トヨタ車の燃費ランキングTop10

トヨタ車の燃費ランキングをまとめました。

車種名 燃費(km/L) ボディータイプ
第1位 ヤリス 36.0 コンパクトカー
第2位 アクア 35.8 コンパクトカー
第3位 ヤリスクロス 30.8 SUV
第4位 プリウスPHV 30.3 セダン
第5位 カローラ 30.2 セダン
第6位 カローラスポーツ 30.0 コンパクトカー
第7位 カローラツーリング 29.5 ワゴン
第8位 シエンタ 28.8 ミニバン
第9位 プリウス 28.6 セダン
第10位 ライズ 28.0 SUV

※表は車種の中で最大の燃費を表示しています。

コンパクトカーやセダンが燃費の良いイメージがあります。それぞれ詳しくどのような特徴があるのかを見ていきましょう。自分の中で車を購入するときの判断材料にしてください。

第1位 ヤリス

全長(mm) 3,940
全幅(mm) 1,615
全高(mm) 1,500
最小回転半径(m) 4.8
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 36.0
価格(円) 2,013,000

※モデルはX(ハイブリッド車 1.5L・2WD)です。

ヤリスは2020年2月に登場したコンパクトカーです。もともと日本ではヴィッツの名で販売されていましたが、新型ヤリスからグローバル統一のため世界共通でヤリスになりました。

ヤリスは世界トップレベルの低燃費35.8km/Lで、とにかく燃費が良い車です。その背景には、トヨタのコンパクトカー初となるTNGAプラットフォームが搭載されたことがあります。

また、トヨタ初となるターンチルトシートを取り付けており、車の乗降をサポートしてくれます。さらには、オプションも豊富に用意されており、自分好みにカスタマイズしたい方におすすめです。

第2位 アクア

全長(mm) 4,050
全幅(mm) 1,695
全高(mm) 1,485
最小回転半径(m) 4.9
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 35.8
価格(円) 1,997,000

※モデルはB(2WD)です。

アクアは2011年にハイブリッド車専用として、圧倒的な低燃費と静粛性を持ち合わせて登場しました。そして、新型アクアはフルモデルチェンジで発売が開始されました。

新型アクアはフルモデルチェンジで燃費が6km/Lも向上して、35.8km/Lに到達しています。また、トヨタハイブリッド初となる快適ペダルを搭載しており快適な運転ができるのも特徴です。そのため、踏みやすく長距離を運転しても疲れが溜まりにくいです。

さらに、10年後を見据えたコンパクトカーとして発売されました。走行、安全・安心、デザイン、非常時の4つでとても人気が高い車です。長距離をよく運転する人や小回りがきく安定した車に乗りたい人におすすめします。

第3位 ヤリスクロス

全長(mm) 4,180
全幅(mm) 1,765
全高(mm) 1,590
最小回転半径(m) 5.3
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 30.8
価格(円) 2,284,000

※モデルはHYBRID X 1.5L・2WDです。

ヤリスクロスは、幅広い世代から人気のあるクロスオーバーSUVです。SUVでありながらスタイリッシュなボディを持ち、ヤリスをベースに作られました。そのため、ヤリスの燃費の良さを引き継いでおり、SUVの中でもかなり燃費が良く人気です。

さらには、内装や装備をシンプルにしており、かなり費用を抑えられています。シートアレンジも自由であるため、用途に合わせてさまざまな活用が可能です。

力強い走りをもつSUVに乗りたいけど、費用を抑えたい、燃費の良い車に乗りたい人におすすめな1台だといえます。

第4位 プリウスPHV

全長(mm) 4,645
全幅(mm) 1,760
全高(mm) 1,470
最小回転半径(m) 5.1
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 30.3
価格(円) 4,010,000

※モデルはA プレミアムです。

2009年に3代目プリウスをベースに、トヨタ初のリチウムイオン電池を搭載し発売されたプリウス プラグインハイブリッド。2012年に名称をプリウスPHVと改め、2017年に現行モデルへとフルモデルチェンジされました。

トヨタのプリウスHPVは、新型プリウスに比べて燃費が良いです。PHVはEVとして走行しますが充電が少なくなると、ハイブリッドと同じようにエンジンとモーターを使用して走行します。充電満タンであればEVで60km走行でき、HVでも30.3km/ Lとかなり低燃費です。

また、先進運転支援が搭載されており、長距離運転もサポートしてくれます。さらに、室内空間は広くのんびりくつろげるので、長距離ドライブが好きな人におすすめです。

第5位 カローラ

全長(mm) 4,495
全幅(mm) 1,745
全高(mm) 1,435
最小回転半径(m) 5.0
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 30.2
価格(円) 2,570,000

※モデルはG(ハイブリッド車 2WD)です。

カローラは、昭和から平成にかけてロングセラーとなった車です。1966年に発売されて初代から現在まで世界中で愛され、1997年に累計販売台数のギネス認定された後も記録の更新を続けています。

TNGAプラットフォームがもたらす安定性・重量バランスが再現され、思い通りの運転が実現可能です。また、重心が低いため同乗者にも優しく横揺れの少ない乗り心地で快適なドライブが楽しめます。

お値段もお手頃価格で購入できるので、安定した走りを実現したい人におすすめの車です。

第6位 カローラスポーツ

全長(mm) 4,735
全幅(mm) 1,790
全高(mm) 1,460
最小回転半径(m) 5.1
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 30.0
価格(円) 2,460,000

※モデルはG”X”(ハイブリッド車 2WD)です。

カローラシリーズの現行モデルトップバッターとして発売されたのが、カローラスポーツです。全車に車載通信機DCMを標準装備したことで話題となりました。トヨタの中では別名、車台コネクテッドカーと呼ばれています。

また、TNGAプラットフォームがもたらす安定性と重量バランスで快適な走行を実現可能です。さらに、外観はスポーティーな見た目が印象的で、高剛性ボディがしっかりと支えてくれます。

カローラシリーズが好きな人や外観がかっこ良いコンパクトカーを探している人にピッタリの車です。

第7位 カローラツーリング

全長(mm) 4,495
全幅(mm) 1,745
全高(mm) 1,460
最小回転半径(m) 5.0
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 29.5
価格(円) 2,460,000

※モデルはX(ハイブリッド車 2WD)です。

カローラツーリングはカローラシリーズのステーションワゴンです。前後のホイールフレアが張り出しておりワイドなスタンスがスポーティなスタイルを生み出しています。

ステーションワゴンではありますが、カローラ同等の燃費性能を誇っており最大で29.5km/Lに達成しました。また、室内空間が広々で長距離ドライブでも、同乗者が快適に過ごせます。

さらに、荷物も多く載せられるためキャンプなど荷物の多い旅行やアウトドアに行く人、操作性や安定性、燃料のバランスを考える人におすすめの1台です。

第8位 シエンタ

全長(mm) 4,260
全幅(mm) 1,695
全高(mm) 1,695
最小回転半径(m) 5.0
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 28.8
価格(円) 2,380,000

※モデルはHYBRID X 2WD(5人乗り)です。

シエンタは2003年よりトヨタから登場したミニバン型乗用車です。現行モデルは、モデルチェンジを行い2代目です。コンセプトは。ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバンで、日本の道路でも運転がしやすい特徴があります。

また、5人乗りと7人乗りがありますが、5人乗りのグレードの方が燃費が良いです。さらに、シエンタの初代から引き継がれている使い勝手の良い室内空間が磨かれており、過ごしやすさも向上しています。

長距離運転が多く荷物を多く載せたい人、価格を抑えて車に乗りたい人におすすめの1台だといえます。

第9位 プリウス

全長(mm) 4,600
全幅(mm) 1,780
全高(mm) 1,430
最小回転半径(m) 5.4
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 28.6
価格(円) 3,700,000

※モデルはZ(ハイブリッド車 2WD)です。

1997年に世界初の量産ハイブリッド車として発売されたプリウスです。これまでに3回のフルモデルチェンジを行い、2023年1月に5代目となる新型プリウスが登場しました。

環境性性能が高くなっているのはもちろんですが、「一目惚れするデザインと」「虜にさせる走り」を兼ね備えておりすでに注文が殺到しています。これまでのプリウス好きはもちろん、プリウスに興味なかった人までもが惹きつけられるような外観です。

また、カラーラインナップが豊富で6種類も用意されています。自分好みのカラーでドライブを楽しめるのが魅力です。

性能性も見た目も重視したい人におすすめの車です。

第10位 ライズ

全長(mm) 3,995
全幅(mm) 1,695
全高(mm) 1,620
最小回転半径(m) 4.9
乗員数(名) 5
燃費(カタログ燃費)(km/L) 28.0
価格(円) 2,173,000

※モデルはG(ハイブリッド車 2WD)です。

ライズは5ナンバーのコンパクトSUVで2019年に発売されました。コンセプトは、「アクティブ・ユースフル・コンパクト」で、SUVならではのかっこよさや走行性能を残したまま運転のしやすさを実現した車です。

また、新車販売台数ランキングで常に上位にランクインしており、男女ともに人気が高いのも特徴です。

かっこいい車に乗りたい人、燃費も走行性能も良い車に乗りたい人におすすめの1台だといえます。

車の燃費を向上させる方法

燃料代が高騰している今、誰しもが燃費が良い車に乗りたいと考えています。いくつかのポイントを意識すれば、燃費の向上につながる可能性があります。

燃費を向上させる方法を5つ紹介します。車の燃費が悪くなったと感じている人は、ぜひ参考にして運転中に意識してみましょう。

アイドリングをしないようにする

とくに、冷暖房を使用するときはアイドリングをしないようにしましょう。アイドリングとは、車が走行せずに止まっているときもエンジンを稼働している状態です。この場合は、エンジンの負荷がかかっていないにも関わらず、一定の燃料は消費されます。

そのため、アイドリングを控えることは、燃費を向上させるうえで大切です。アイドリングをストップするのがめんどくさいと感じる人は、アイドリングストップ機能付きの車を検討しましょう。

また、アイドリングを控えることで環境問題や騒音問題にも良い影響を与えます。コンビニなどで少し車を離れるときなど、意識してアイドリングを控えましょう。

急加速や急ブレーキをしないようにする

燃費が悪くなる要因のひとつに、急加速や急ブレーキが挙げられます。安全確保のための急ブレーキ以外は、丁寧な発進、停止を心がけましょう。

また、急発進は避け、クリープ現象を上手く利用して、それに合わせて徐々にアクセルを踏みこ来ます。これを意識するだけで燃費はかなり向上します。

停止する場合は、目の前の信号だけでなくもう一つ先の信号も視野に入れて、加減速の調整を行いましょう。周りの環境をよく見て運転することで、安全運転にも繋がり、燃費の向上と併せて一石二鳥です。

定期的にメンテナンスをする

車を定期的にメンテナンスしていないと、燃費が悪くなる可能性があります。とくに、以下のポイントはしっかりとメンテナンスしておきましょう。

車にはエンジンオイルなどの消耗品がいくつもあります。エンジンオイルは数ヶ月に1度で構いませんが、タイヤの空気圧は1ヶ月に1度は確認するのがおすすめです。

定期的にメンテナンスを行っていないと、燃費の低下や車への故障につながります。そのため、少し大変ですが定期的にメンテナンスを行いましょう。

エンジンブレーキを使用する

エンジンブレーキを上手に利用することで、燃費の向上につながります。停止するギリギリまでアクセルを踏むのではなく、早めに足を離してエンジンブレーキをかけましょう。一見すると、燃費が悪くなるようにも見えますが、エンジンブレーキ中は燃料がカットされるので燃費が向上します。

停止位置が明らかである場合は、早めに減速してエンジンブレーキを上手に利用しましょう。また、車間距離を空けるなどの微調整にもエンジンブレーキはおすすめです。

渋滞を避ける

できるだけ渋滞を避けるのが好ましいです。渋滞中は長時間のアイドリングが余儀なくされています。また、進んでは止まるを繰り返す動きも燃費低下へ影響しています。

通勤時や旅行などへ行くときにどの道がどの時間混むのかを確認してその時間や道を避けて行くようにしましょう。

まとめ

本記事では、燃費についてや燃費の計算方法、トヨタ車で燃費の良い車ランキングを紹介しました。燃費は車を購入するうえで、とても重要な判断材料になるのでしっかりと理解しておきましょう。

また、トヨタ車の燃費が良い車トップは、ヤリス、アクア、ヤリスクロスの順位でした。とにかく燃費の良い車を購入したいのであれば、上位3車に絞れば問題ありません。

用途や実際の乗り心地を確認してみて、どの車が自分にあっているのかを検討して購入しましょう。