長年乗ってきた愛車を手放すことを検討する際は、「どのくらいで売却できるだろうか」や「売却がスムーズにできるのか」などの車を売却することで頭がいっぱいになっているという人も少なくはないことでしょう。

しかし、いざ売却するといったシチュエーションとなってしまうと寂しく感じる方がいるのも事実で、これまでの思い出がよみがえり悲しい気持ちが込みあげてしまう方もいるのではないでしょうか。

たくさんの思い出が凝縮された愛車を手放すことはやはり寂しいものです。

あまりの悲しさで泣き崩れてしまう人や、新しい車が納車されても、以前の車のことが忘れられないといった方もいるようです。

今回はそういった方のために、愛車と別れる前にしておくことや悲しい気持ちを前向きに克服する方法をお伝えしますので、もうすぐ車を買い替えようと思っている人や車を買い替えたが、前の車を忘れることができないという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

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目次

知らず知らずのうちに車が「身近な存在」となっている


いざ車を手放す際のお別れをする時間は、たったの数分だけとなってしまいます。

長い年月乗ってきて、愛着のある車と、ほんの僅かな時間でお別れすることはとても寂しいことです。

以上のような数え切れないほどの思い出が溢れ出てくることでしょう。

車は知らず知らずのうちに、家族と一緒に色々な経験を経ており、これほどにも「身近な存在」となっているので、家族といっても過言ではないような、かけがえのない存在となっていることでしょう。

車を手放すことは悲しいこと

そもそも車とは、自分が所有しているひとつの「モノ」でしかありません。毎日身に付けている、時計・靴といったモノと同じ種類に分類されているのです。

そのため、車を手放すことに対する悲しみを感じてしまうことを「大袈裟」であると考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、車を手放したことによってセンチメンタルな気持や悲しさを覚える方は少なくありません。

実際に売却することによって、日ごろ好んで乗って大事にしていた車とのお別れが訪れたタイミングで、どのようなことを感じるかについては人それぞれとなります。

数え切れないほどの思い出を分かち合ってきた車との別れに、胸がしめつけられるように感じられる方もいるでしょう。

車を手放す時に、納車された場面・恋人とドライブデートをした場面・友人と旅行に出かけた場面・少しぶつけて傷をつけた場面といった思い出が、走馬灯のように浮かんでは消えるといったこともあります。

それだけ車が知らず知らずのうちに、「身近な存在」となってしまっているのです。

車を手放す際の手続きがスムーズに進んでいってしまうと、かえって別れがつらく心残りを感じることもあるでしょう。

しっかりと思い出を振り返ることによって、感謝する気持ちを忘れないようにしましょう。

自分が大事にしていた車を手放してしまう理由は


車を手放してしまう理由は人それぞれです。

車に強い愛情を感じていたからこそ手放してしまうという方もいて、そのような方は本当につらく悲しくなってしまうことでしょう。

しかし、使用に際して摩滅するために、やがては使用できない状態に変化してしまうので、車との別れはいずれ訪れてくることです。

数え切れないほどの思い出を分かち合ってきて、「家族」と同様であるような存在となっていた車を手放してしまう理由としては、どのようなものがあるのでしょうか。

車を手放してしまう理由としては多くありますが、ここからはその事例を1つずつ紹介していきます。

車に乗らなくなったため

ライフスタイルの変化などによって、車を利用する機会が減ってしまうという方も少なくないのではないでしょうか。

就職・転勤・結婚を理由として引越しをした場合や、海外赴任を理由として車が不要となってしまうことは多く耳にすることがあります。

こういった理由で、車を利用しなくなってしまうことによって、車を手放してしまうことにつながっているのです。

東京などの都市圏においては、公共の交通機関が充実しているだけではなく、駐車場の料金が相場よりもとても高額となっています。

そのため、地方から都市圏に引越すことが決定した場合は、これまで利用していた車を手放してしまう人も少なくありません。

また、最近は社会の高齢化に伴って、免許証を返納するシニア層が増加している傾向にあります。

高齢者に起因する交通事故が多く発生していることから、家族が高齢者に運転をさせることに安心できず、免許を返納させるということになっています。また、高齢者の運転がらみの事故が増えていることから、自分の運転に自信を失くしてしまい、免許を返納し、ドライバーから卒業している高齢者も多くなっているのです。

買い替えのため

車平均年齢
住宅に次いで高価な買い物といわれる車ですが、基本的には消耗品であり、一般社団法人自動車検査登録情報協会によると、車を買い替える平均年数は「8.84年」となっています。

つまり、10年以内で買い替えをする場合が多い状況となっているのです。

車は古くなってしまうことによって、修理費用だけではなく税金も高額となってしまいます。

そのため、いくら車に対する愛着があったとしても、維持費のことを考えて車を買い替えることを決意するという方も少なくはありません。

また、結婚・出産といったライフスタイルの変化によって、家族向けの車を検討している方もいるでしょう。

これらの場合においては、車を全然利用しなくなってしまうわけではないため、使用していた車との別れはありますが、新しく購入して、新たな出会いとなった車と再び思い出を刻んでいけるのです。

ほとんどの場合は車1台のみで一生を過ごしていくというわけではなく、一期一会の出会いを大切にして、今使っている車との思い出をしっかりと作っていきましょう。

維持費がかかるため

車を手放してしまう理由として、経済的な背景が絡んでいることもあります。

車を所有し続けていくためには、多岐にわたる維持費用がかかってしまいます。その金額が上がってしまったりしてやむを得ず車を手放してしまうという方もいることでしょう。

税金・ガソリン・保険料・駐車場など、全てをトータルすると決して安いといえる金額ではありません。

トヨタ・パッソ(排気量:1,000cc、実燃費:19.6km/L)をサンプルとして、1年間にかかってしまう維持費用についてをシミュレーションしてみましょう。

項目 金額
自動車税 25,000円
自動車重量税
(エコカー減税対象外の場合)
8,200円
自賠責保険料 10,005円
車検費 25,000円
メンテナンス費 18,000円
燃料費 70,000円
駐車場費 96,000円
任意保険料 80,000円
1年あたり 332,205円
1ヶ月あたり 27,684円
燃料費は、ガソリン1Lを130円・年間走行距離を10,000kmとして計算
車検費用や自賠責保険料は、1年あたりに換算

上記の表から、月当たりに3万円近くの維持費用が必要となっていることがわかります。

使用される状況によっては、車検費用・燃料費・駐車場代金は、より高価となってしまう可能性があるでしょう。

また、ローンを利用して車を購入している場合においては、月々の返済額も一緒に支払っていくことになるのです。

車はゆとりのある生活を与えてくれますが、それと同時に維持していくためには、ある程度の金額を毎月払い続けていかなければなりません。

身の周りの変化によってこのような毎月一定でかかる費用が重い負担になってしまうこともあり、そのような方の中には、車との別れを選ばざるを得ない方もいます。

新しい車に買い替えるから

「思い入れがあるのだけれども、古くなってしまったので不本意ながら買い替えた」「家族も増えたため、ファミリー向けのタイプへと買い替えたい」といったケースも多く見かけることがあります。

このような場合、次に買い替える車を購入するための費用の足しにするためにも車の価値が大きく下がってしまう前に、できる限り売却してしまうほうが賢明であると言えるかもしれません。

長きにわたって利用した車とのお別れ

日本の中古車業界においては、車を乗り換えるタイミングとして、3年・5年・7年・13年で車を買い替えるという場合が多く見受けられるようです。

3年・5年・7年がちょうど車検を実施するタイミング、また、13年が自動車税が割増となってしまうタイミングであるので、その時期における車の乗り替えが多く見受けられるのにもうなずけます。

しかし、長きにわたって乗り続けてきた車とお別れできず、ずるずるとお別れの時期をあと伸ばしにしてしまい、何らかのきっかけがないと難しいといった方も多いのではないでしょうか。

ここからは、車を買い替えざるを得ないような事例について紹介していきたいと思います。

故障してしまった場合に部品がない時

クラシックカーとまではいきませんが、ネオクラシックカーと呼ばれている1980年代〜1990年代に製造された車はまだまだ街中を走っています。

これは小まめなメンテナンスの結晶でもあるのです。そしてメンテナンスにかけられた時間に比例するようにその車に対する愛着も強くなっていきます。

しかし、20年を超えているような年式の車においては、オイル交換・足回りの部品交換などについて可能な限りメンテナンスしている方でさえ、車を手放してしまうきっかけとなるのが、交換する部品がなくなってしまった時です。

メーカーにおける生産が終了してしまっている場合、現存している車から抽出した部品がリサイクルされて、修理する際に利用されています。

しかし、いつの日にか部品はなくなってしまうものです。特に旧式である場合は、だんだん利用者数が減っていくので需要も減少し、車会社も部品の製造数を減らしていってしまいます。

人気があるスポーツカーはモータースポーツにおいて利用されているケースも多く、修理する回数も多いため、部品がなくなってしまうスピードが速いともいわれています。

こうして修理できなくなってしまった時にも、車とのお別れがやってくるのです。

突然の事故に遭遇して動かなくなってしまった時

事故に遭遇して車が完全に動かなくなってしまった場合、修理することによって、再び走行ができる状態にして、また一緒に道を走りたいという方もいるのではないでしょうか。

外装については修理ができる場合もありますが、修理することが難しいとされている部分がフレーム構造と呼ばれている車の骨格です。

この骨格を修理することは非常に難しく、走行ができる状態へと戻せなかった場合は、廃車にせざるを得なくなり、手放してしまうきっかけとなってしまうのです。

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  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

別れとは悲しくて寂しいもの


車を手放してしまうケースをいろいろ紹介してきましたが、当てはまっているケースがありますでしょうか。

多種多様な事情によって、車を手放す必要が生じてしまう場合もありますが、どういった事情であっても、利用している車を手放してしまうことはとても悲しいことです。

車に限らず別れは悲しいものですが、時間が経過することで悲しみは薄れていくものです。

例を挙げると、10年前に付き合っていた人がいて、その人と別れなければならないことになってしまった時は、非常に悲しいものではないでしょうか。

しかしながら、10年経った現在でもその気持ちを引きずっているという方ははほとんどいないでしょう。良い思い出となっている場合がほとんどなのではないでしょうか。

このように、別れというものは、最初はとてもつらいものになってしまいますが、その気持ちも時間とともに風化して、何年か後には思い出として語り合える日も来るでしょう。

いろいろな事情によって、車を手放すことになったとしても大丈夫です。

多かれ少なかれ時間は必要となってしまうかもしれませんが、時間が経過することによって、悲しみは必ずといっていいほどに薄れ、いい思い出となっていくものなのです。

車とお別れをする前に思い出として残す方法

どのような理由であったとしても、車を手放してしまうことで悲しい気持ちが溢れ出てきてしまったとしてもおかしくはありません。

数多くの場所へと一緒に訪れた「家族」みたいな存在であったからこそ、思い出として残すことを考えている方も多いのでははないでしょうか。

悲しかった気持ちをポジティブにするためにも、愛車とのお別れをする前に思い出として残すための方法を紹介していきます。

たくさんの写真を撮影する

写真を撮影しておくことは、思い出を残すために気軽にできる方法です。

これまでは当たり前のように過ごしてきたため、写真をあまり撮影したことがないといった方もいるでしょう。

家族が全員集合して一緒に撮影するのも良いですし、車単体の写真も思い出として残っていきます。
意図してぶつけた傷をフォーカスして撮影するのも面白いでしょう。

いつ何時に見返してもいいように、全体の写真と部分的な写真に分類して撮影しておきましょう。

カタログや雑誌のような、臨場感がたっぷりである写真を撮影したいのであれば、プロフェッショナルの業者に依頼するといった方法もあります。

依頼する内容や業者にもよりますが、相場としては30,000円〜100,000円程度となっています。

イラストの作成をプロフェッショナルに依頼する

写真として残しておくだけではなく、アートとして感じられることを目的として、イラストの作成をプロフェッショナルに依頼している人も多いようです。

写真では味わえない絵の温もりが楽しめることも、イラストの作成を頼むことが人気となっている理由の1つです。

背景や方向にこだわることで、世界中でひとつしかないイラストとして、自宅の壁面にいつまでも飾っておくことができます。

また、アーティスティック系とリアリスティック系といった、系統が異なる作品を依頼することで、アートとしての楽しみも倍増するでしょう。

何を求めて描いているのかを考察しながら、自分好みに合わせて選ぶようにしましょう。

価格は業者によって異なりますが、10,000円〜50,000円程度が相場となっています。

ミニカーを飾っておく

愛着が湧いている車を模したミニカーを購入して、自宅に飾っている人も多いようです。

数多くの車種をラインアップしているミニカーであったとしても、色やグレードに分類されて販売しているわけではないので、全く同じものを見つけることは容易ではありません。

しかし、ミニカーは様々なおもちゃのメーカーで販売されているため、根気強く探し続けることで見つかる場合もあります。

「車種 ミニカー」といった条件を設定してネットで検索すると、多種多様なタイプのミニカーが見つかります。

種類が同一のミニカーを飾っておくことで、愛車を手放してしまうことで悲しくなってしまった気持ちもポジティブに変化するでしょう。

部品を保管しておく

再度使用できるようにしておく一時抹消登録や、二度と使用できなくしておく永久抹消登録といった方法によって、廃車とした車をそっくりそのまま保管しておく方法は、維持費や場所といった問題で現実的ではありません。

しかし車の部品のみであれば、保管することも簡単です。

それでは、ナンバープレートは残せるのでしょうか。

結論からいってしまうと、それは不可能です。

というのも、違法行為でナンバープレートが使用されることを防ぐために、陸運局もしくは軽自動車検査協会へと返納する必要があるからです。

また、部品を保管できたとしても、そのことによって車を買い取る価額に大きく影響してしまう場合があります。

少しでも高価に売却することを考えている場合は、部品で思い出を残すのではなく、他の方法によって思い出を残しておいた方がいいでしょう。

最後に洗車してあげる

長きにわたって連れ添ってきた車を手放してしまうことになれば、ありがたいと感じていた気持ちが湧いてくるでしょう。

感謝していることを言葉として伝えることは非常に難しいことです。

しかし、最後に洗車してあげることで、お別れをした後に快い気持ちが残ることになります。

また、車を引き取ってもらう際に、汚れていると後悔してしまうでしょう。本当の最後において、「もっときれいにしてあげられたら」といった後悔が残れば、さらに別れが悲しいものとなってしまいます。

車が会話するわけでも、感情で表現するわけでもありませんが、洗車できれいな状態にしてあげることで、愛車もきっと喜んでいることでしょう。

一点一画おろそかにせず、やさしく送り出してあげることが大切です。

どこかで誰かが大切にしてくれている

手放してしまった車が、どこかで誰かが大切に利用しているのではないかと想像してみることもおすすめです。

週に1回のペースでしか利用していなかった場合は、次のオーナーが毎日のように利用しているかもしれません。

多く利用してもらえたほうが、走るために作られた車にとっては本望といえるでしょう。

ボロボロであった車だとしても、海外で活躍しているかもしれないと考えていくことによって、気持ちが楽になっていくものです。

最後に旅行や車中泊する

車を手放してしまう前に、旅行・車中泊をする人もいるようです。長期休暇を取得できるようであれば、日本を一周ドライブしてみるのもいいでしょう。また、前述したように思い出のある場所を訪れるといった旅をしてみましょう。

旅行や車中泊をすることで、グランドフィナーレとなる思い出作りをしてみてください。

廃車供養という方法

車を廃車にしてしまう場合に「廃車供養」をするといった方法もあります。

最後の章において、廃車供養がどういった方法であるかについて説明します。

悲しい気持ちを克服するには

どのような理由で手放してしまうにしても、これまで利用してきた車とお別れをすることは非常につらいものです。

機械といえども、車には非常にたくさんの思い出が凝縮されています。

いざ手放してしまうことになって、「こんなに悲しくなってしまうとは考えていなかった」という人も決して少なくはありません。

しかし手放すことを選んでしまった以上、どうにかして悲しい気持ちを乗り越え、ポジティブに次のステージへ進んでいきたいものです。

そういった気持ちを切り替えていく方法を、いくつか紹介していきます。

自分にとって、また車にとってもよい選択であったと考える

車が不要になったことで手放してしまった場合、そのような選択は「車にとってもよいこと」であると考える姿勢でいることが大切です。

愛着がいくらあったとはいっても、ほとんど乗らなかったのであれば、車にとっても幸せであるといえる状態とはいえません。

車は乗ってもらうための機械となっているため、宝物みたいに保管されているよりは、もっと利用してくれる人と暮らすことで本来の役目を果たせるのです。

また、車を利用しないで放置しておくとエンジンの消耗が早くなってしまい、タイヤも劣化しやすくなってしまいます。

そういった意味では、滅多に利用することのない車は手放してあげたほうが正解ともいえるのです。

車を手放すことによって得られるメリットもあります。

それほど必要としていなかったものから解放されるということであるため、そういった気持ちをポジティブな方向に導いていくようにしていくことが大切です。

新しく購入した車も大切にしてあげる

差し迫った必要性から新しく車を買い替えたけれど、前の車が忘れられないといった人も多数見受けられます。

しかし、買い替えたことにはそれなりの事情があったはずなので、現実的に頭を切り替えていく必要があります。

そして、新しい車も以前と同様に大切に利用してあげましょう。
本来、新しい車はきれいで高性能となっているため、新しい車が納車されたと喜んでもおかしくはありません。

それでも以前利用していた車に未練が残っているということは、車をただの機械としてではなく、家族と同様に大切にできる人であるといえます。

そういった愛情が深い方であれば、きっと新しく車を迎えても、これから利用していくうちに愛着がどんどん増していくでしょう。

いつの日か前の車と同様に大切であると思える時がやって来るはずです。

車を手放すメリット

ここまでは車を手放してしまった際の悲しみを抑える方法・決心をつける方法についてを紹介してきました。

ここからは車を手放してしまった時のメリット・デメリットについて紹介していきます。

維持費がかからなくなる

車を手放してしまうことで得られるメリットは、維持費が必要でなくなることです。

新しく車を買い替えるのであれば維持費が必要となります。しかし、手放してしまうだけであれば今後一切維持費が必要ではなくなるのです。

車を保有し続けていくことで最大のデメリットとなってしまうのは、維持費が高いことではないでしょうか。

維持費は税金・保険・ガソリン・駐車場など年間で300,000円〜600,000円ほどかかってしまうといわれています。

そのような維持費がなくなることは家計にとっても助けになります。使わないのであれば、車を手放すことは固定費削減になるといえるのではないでしょうか。

利用したい時はカーシェアリング

車を手放してしまったからといって、もう二度と運転ができないというわけではありません。

買い物や遠出をしたい場合は、カーシェアリングなどを利用するといった方法もあります。

特に最近においては、ちょっとしたことでも気軽に借りることが可能なカーシェアリングが全国的に人気となっています。

あまり車を利用しないのであれば、車を手放したあとであっても、このようなサービスを利用することが節約にもつながっていくはずです。

売却したお金が入る

車種や状態にもよりますが、買い取りをしてもらうことでお金が手に入ることになります。
ボロボロの状態で買い取りをしてもらえない場合であっても、事故車・不動車の買取専門業者に依頼することで、数万円になることもあるのです。

急にお金が必要になったが、まとまったお金が手元にない人で、車を最近使わなくなったという方は車を売却するということも1つの選択肢として考えてもいいのではないでしょうか。

体を動かすことが増えて健康的

メリットとしては大半を金銭面が占めていますが、健康面においてもいいことがあるのです。

車がなくなってしまうと、移動する手段は徒歩・自転車・電車などになるため、駅に行くために歩く機会が増加したり、近所のコンビニに行くために自転車を利用するなど体を動かすことが増えます。

歩くことは健康に体を維持するのに有用な方法だとも言われています。車が家にあるとついつい乗ってしまうという方は健康のためにも車を手放すという考え方もあるかもしれません。

車を手放すデメリット

車を手放してしまうことで、金銭的な面など車を手放すメリットは以上で紹介した通りですが、デメリットについても考慮しておく必要があります。

車を手放してしまうことによって、どのようなデメリットがあるかを把握しておきましょう。

フットワークが重くなる

やはり車がなくなってしまうと移動することが不便となってしまい、外出することが億劫になってしまう場合があります。

どこかへ出かけるために駅へと行く必要があったり、近所のコンビニへいくための手段が徒歩・自転車となってしまうのです。

運動不足を解消するといった面においてはメリットとなりますが、そもそも外出する気分にならない可能性もあるために注意しましょう。

大きめの荷物を運べない

荷物を運ぶための手段として車を利用していた場合、車がなくなることで不便になってしまうことがあります。

例を挙げると、家電量販店で家電製品を購入した場合、車があることでそのまま持ち帰ることが可能ですが、電車や徒歩で持ち帰ることになってしまうと億劫になってしまうのです。

たくさんの食材をスーパーで買い込む場合も手で持ち帰らなければならず、たくさん買い込むのには向いていないため、こまめにスーパーへ行くことが必要となります。

廃車供養とは?

愛車を手放す際に廃車供養というものを行う方もいます。

廃車供養とは愛車に対して感謝の気持ちを伝える場合に執り行われる行事です。

それでは、廃車供養とはどのように執り行えばいいものなのでしょうか。ここからは、廃車供養の執り行い方とその手順について解説していきます。

廃車供養を自分で執り行う場合

自分で廃車供養を執り行う場合の方法は、3つのステップとなっています。

気軽に執り行えるため、自分で廃車供養を執り行う際は、ぜひとも参考にしてみてください。

供養する車を洗車する
廃車供養する前には、洗車を必ずしておきましょう。車体はもちろん、車内シートといった細かな部分もきれいにしておいてください。
ダッシュボードに御神酒を置く
洗車が終了したら、ダッシュボード上に御神酒を置きます。ただし御神酒が無いといった場合には、清めの塩で代用することも可能です。
しっかりと供養したい場合は神主に依頼
自分で廃車供養することに対して抵抗を感じる人は、神主に依頼することも可能です。

出張を依頼できる場合もあり、神社によって費用は異なっており、5,000円〜20,000円程度であると考えておくとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。車を買い替える時期というのは必ずあります。愛着が湧いている車だからこそ、買い替えの時は寂しくなってしまいますが、写真など思い出を残すことはできます。車の買い替えで別れが来る前にドライブを楽しんで思い出を作ってみてください。

車を手放してしまうときに寂しさが残ってしまうことは仕方がないことです。大切に利用していたからこそ、手放す際に寂しさを覚えるといっても過言ではありません。

車がないと生活できない地域に在住している方は、車を手放してしまうと生活できなくなってしまうため、手放す必要はありません。しかし、普段からあまり車を利用していない方は車を手放すことについても検討してみることもいいかもしれません。

愛着があり大切にしている車を手放すのであれば、できる限り納得できる方法で処分したいものです。例を挙げると、「かなり古くなって走行距離も多いから、廃車にするしかないだろう」といった車であっても、中古車買取店で買い取ってもらえる可能性もあります。

中古車買取店では、多少の難があったとしても売りさばくことが可能なルート・ノウハウを持ち合わせていますので、最初から「廃車」と決めつけることは早計かもしれません。

また廃車になってしまうとしても、自分で解体業者へ持ち込むより廃車を専門としている買取店に依頼するほうがお得感があります。

廃車を専門としている買取店では廃車のためにかかってしまう費用が発生せず、いくらかの金額で買い取ってくれる場合が多いからです。

車を買い替える場合は、前に利用していた車を下取りに出す人が多いですが、よほど価値が高い車ではない限り、それほど下取り価格は高価とはなりません。

中古車については、専門の買取店のほうが高価で買い取ってくれる場合が多いため、一括査定サイトを利用し、複数の業者からも見積もりをとることを推奨します。

車を手放してしまうことのメリットは維持費を節約できることです。

生活に余裕が持てたり、家族・友人・恋人と旅行に出かける機会も増えたり、他のことにもお金を活用できるようになります。

生活に余裕が出ることで、心にも余裕を持つことができるため、何か新しいことに挑戦してみたりするのもいいかもしれません。なかなか決心を付けることは難しいかもしれませんが、思い切って手放すことで人生の転機が訪れることでしょう。

今ある車は日常の一部となってしまい、特別感がないと思いますが、車がなくなってからその愛着に気付く方もいるでしょう。その時後悔しても遅いということにもなりかねないので、今の一瞬一瞬を大切にして、車に対して愛情をもって接することが、今できることなのではないでしょうか。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。