今回ご紹介するのはトヨタのLサイズミニバンの人気モデル、アルファードです。高級ミニバンと言われるアルファードにはグレードが何種類かあり、それぞれ外装や内装、スペック、価格も大きく異なります。

1番ベーシックなグレードでも、クラウンやレクサスなどのセダンと並ぶアルファードは高級感あふれる車となっていますが年間の維持費は一体どのくらいかかるのでしょうかここでは、アルファードの年間維持費で気になるガソリン代・税金・保険料などの維持費を徹底解説していこうと思います。また、必須でかかってしまうお金以外のケースバイケースでかかる費用についても解説していきましょう。是非参考にしてみてください。

アルファード維持費【ガソリン代】

低燃費を実現したアルファードですが、実際に年間でガソリン代はどのくらいかかるのでしょうか。3,000km・5,000km・10,000kmと年間走行距離ごとに表を作成して、年間でかかるガソリン代を算出してみました。アルファードにはガソリン車とHYBRID車があり、両方を計算してみましたので参考にしてみてください。ガソリン代の計算方法はこちらです。

【計算方法】
消費ガソリン量=走行距離÷燃費
費用=消費ガソリン量×ガソリン単価

ガソリン単価はレギュラーガソリンの160円に設定しており、ガソリン車とHYBRID車の燃費は「Executive Lounge」のWLTCモードを基準としています。

※WLTCモードとは、実際の走行に近い燃費を表示できるように、3つの走行モード(市街地モード・郊外モード・高速道路モード)で平均的な使用時間を計算し、それぞれの燃費などを統合して表示したものがWLTCモード燃費となっています。
※ガソリン全国平均価格160円(2021年12月28日現在)

走行モード
市街地モード:渋滞や信号等の影響を受ける比較的低速な走行
郊外モード:渋滞や信号等の影響を比較的受けない走行
高速道路モード:高速道路での走行
年間走行距離 ガソリン車 WLTC 10.2km/L HYBRID車 WLTC 14.8km/L
3,000km 47,058円 32,432円
5,000km 78,431円 54,054円
10,000km 156,862円 108,108円

10,000kmのガソリン車とHYBRID車を比較してみるとわかるように、走行距離が長くなるほど、年間のガソリン代はどんどん差が開くということがわかります。そのため、長距離を走行する方でガソリン代を抑えようと思うならHYBRID車の方がおすすめです。

アルファード維持費【税金】


維持費の中で税金といえば、自動車税・自動車重量税です。アルファードは排気量や重量などもありますので、普通車の中でも少しだけ値段が上がります。また、エコカー減税などもあって免税扱いとなる場合がありますが、今回は減税無しの税金額を記載しておりますので詳しくは検討の際に確認してください。では、それぞれどのような課税となっているのか解説していきます。

自動車税

自動車税の金額は排気量の大きさに応じて課税が決まっています。アルファードの排気量2,500ccエンジンモデルの自動車税は43,500円で、3,500ccエンジンモデルの場合は57,000円です(2021年現在)。排気量によって13,500円の差額が出ますので、維持費を気にされる方はこの差を覚えておきましょう。

なお、自動車税にはエコカー減税というものがあり、2023年3月31日までに新車のエコカーを購入するとエコカー減税扱いとなり翌年の自動車税が減税される制度となっています。

自動車重量税

自動車重量税はその名の通り、車両重量ごとに課税額が決まっています。0.5トンごとに4,100円ずつ課税されていきますので平均2,100kgのアルファードは20,500円です。こちらもエコカー減税というものがあり、2023年4月30日までに新車登録したエコカー減税扱いとなり重量税が安くなります。

アルファード維持費【保険料】

保険料には、加入必須となる自賠責保険と任意で加入する任意保険があります。任意保険は加入者の自己判断で加入する保険ですが、交通事故や対物賠償などに遭遇した時に、多額の請求などや大きなトラブルを避けるためにも入っておいた方が良いでしょう。では、それぞれ解説していきます。

自賠責保険

アルファードの自賠責保険料は20,010円です。自賠責保険は強制保険とも呼ばれており、公道で走る際には加入が義務付けられています。そのため、維持費を抑えたいからといって加入しないという事はできない必要な費用です

任意保険

最低限の補償しかない自賠責保険とは違い、任意保険は自分で自由に補償内容を選択でき、手厚い補償を受けられる保険となっています。任意保険の平均的な相場は3〜7万です。ただし、アルファードになってくると車両が高額な分、車両保険も少し割高になっていて6〜10万ほどとなるでしょう。もちろん等級や年齢などで安く済むケースもあり、はっきりとした金額はいえませんので平均的な相場で記載しています。

【任意保険の金額に影響するポイント】
年齢条件
交通事故の統計データにより、事故率の高い10代〜20代や高齢者の保険料は高めに設定されています。
保険の年齢条件を区分で言うと「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「35歳以上補償」と分けられています。一般的には、年齢条件区分が上がっていくほど保険料は安くなります。
運転歴
運転歴の等級は1等級から20等級まであります。最初は6等級から始まり、1年間無事故のまま運転していると等級は1つずつアップするシステムです。高い等級になるほど保険料の割引率が高くなり低ければ割引率も下がり、さらに3等級以下だと保険料が割り増しとなります。
使用状況
自動車の使用状況というのは、年間走行距離のことです。走行距離が長いほど事故が発生する確率が高くなるため、それに伴って保険料も高くなります。ただし、年間走行距離を短く申告して保険料を安くしようとすると保険会社によっては契約の解除や保険の支払い拒否などのトラブルが起きますのでやめましょう。
使用目的
使用目的によって事故率が異なるため、保険料にも影響します。「通勤用・通学用」「日常用」「業務用」それぞれの使用目的によって違い、1番保険料が高いのは使用頻度の高い「業務用」となっています。
型式
自動車保険には型式別料率クラスというものがあり、車の型式によって保険料が変わります。対人・対物・傷害・車両の4つの項目があり、それぞれ1〜17段階で決められていて、この型式別料率クラスの段階が低いほど事故率などのリスクが低いということになり、保険料は安く設定されるでしょう。
安全装置
車に安全装置が備わっていると、事故リスクが低くなる傾向があるということで保険料に割引がつきます。一般的にASV割引と呼ばれていて、安全面に配慮された自動ブレーキ機能が搭載されているかどうかが焦点となった割引です。そのため、新車などは各種安全面で優れていることから、新車以外の車に比べて保険料は安くなっています。

アルファード維持費【その他】

年間でかかるアルファードの維持費を解説してきましたが、必須でかかってくるお金以外もあります。そのタイミングで一括で支払わないといけなかったりするケースもあるでしょう。例えば車検のような数年に1回かかる費用や、維持していく上でかかるメンテナンス費用などが挙げられます。そちらも詳しく解説していきましょう。

車検代

新車登録から3年以降は、2年に1回車検の時期がきます。車検代はどこで受けるかにもよりますがディーラーで受けた場合、1回につき大体平均で10万円くらいかかると思った方が良いでしょう。アルファードの車検代基本料は大体4万円ほどですが、上記でも解説した自賠責保険・自動車重量税・印紙代が含まれていますので1回につき約10万円と記載しています。

メンテナンス

車を維持していく上で欠かせないのがメンテナンス費用です。タイヤ交換やエンジンオイルの交換、バッテリー交換など、車検とは別に管理しておくのがおすすめです。エアコンフィルター交換やワイパーゴム交換などの細かいパーツの交換もありますが、年間でかかるメンテナンス費用は平均2万円程でしょう。

まとめ

以上がアルファードにかかる年間維持費でした。参考になりましたでしょうか。上記のアルファード年間維持費を平均的に合計すると、ガソリン代を5,000kmで計算した場合、大体30万円前後になるでしょう

この金額から、駐車場代や車両本体代なども入れて考えると少しお高く見えるかもしれません。ですが、全く手の届かないような費用ではないでしょう。少し工夫していけば維持費を減らしていけますので、維持費を抑えるおすすめのポイントを5つご紹介しておきます。

維持費を抑える5つのポイント
ガソリン代を節約する
走行する際に、なるべく急発進や無駄なアイドリングストップなどをやめて燃費の良い走りを意識することです。また、安いガソリン価格や割引サービスのあるガソリンスタンドを選ぶようにするのも良いでしょう。ガソリンスタンドによっては会員になると値引きしてくれたり、ポイントが貯まったりするのでおすすめです。
任意保険を上手に選ぶ
保険会社や保険の選び方によっては、月々の保険料がかなり変わってくることもありますので上手に選ぶことが重要となります。まずは、どの保険会社が1番自分に合っているのか各社をピックアップし、特約やサービスなどどのようなものがあるのか比較していくのが良いでしょう。また、更新のタイミングなどで保険の見直しを定期的に行えば、金額が変わることもあるのでおすすめです。
車検代を節約
安心と信頼が高いディーラーですが、他にも車検を受け付けているところはあります。カー用品店やガソリンスタンド、整備工場などそれぞれメリットデメリットはありますが、ディーラーで頼むよりも安いケースが多いでしょう。どこが1番安いのか比較して車検費用の安い業者を決めるのがおすすめです。また、キャンペーンや割引を行なっているところもありますので、それを活用する手もあります。
メンテナンス費用を節約
メンテナンス費用を抑えるとすれば、交換パーツをディーラーで頼むよりもインターネットから注文する方法も可能です。自分で交換しても良いですし、できない場合はディーラーや各ショップなどに持ち込んで交換もできます。ただ、持ち込み工賃が発生する場合もあるので事前に確認や交渉しておくのがおすすめです。
エコカー減税
エコカー減税によって自動車税、自動車重量税が減税され費用を抑えることができます。車両本体価格は高くなってしまいますが、エコカー減税対象であるHYBRID車にすると維持費の負担額が抑えられることもあるでしょう。また、自動車税環境性能割というものもあり、燃費の基準達成度によっては減額適用を受けることも可能です。

以上が維持費を抑えるおすすめのポイントでした。ガソリン代に関しては、ほんの少し日々の意識を変えていくだけなので簡単なのではないでしょうか。少しでも維持費を抑えたいと考えている方は、是非参考にしてみてください。月々の維持費を自分に見合った金額に工夫して考えていき、アルファードを存分に満喫しましょう。