トヨタノアは、2001年から2022年まで製作が続いているミニバンです。ファミリーカーとしての人気も高く、スタイリッシュなデザイン、広い室内空間、使い勝手の良さが特に好まれ、人気を博しています

街中での買い物や送り迎え、車内泊など多様な用途にも応じてくれるのがノア。その利便性から、購入者も増え、売り上げも順調です。身近にもノアを所有している人がいるかもしれません。

そんなノアも初代は国内専用車種としてのスタートでした。タウンエースノアの後継車種としての位置づけであり、夢のある車として宣伝されていました。

初代から始まったノアは現在4代目になります。その長い歴史の間には、幾度かのモデルチェンジも行われ、仕様、デザイン、性能などの改良も施されています。

今回はそのノアがどのような変遷をたどり、どのような優れた面をもつようになったのか、歴史と魅力に迫ってみようと思います
また合わせて、ノアを賢く購入する方法も紹介します。ノアに興味がある人はぜひ最後まで読んでください。

ノアの歴史

ノアの各代ごとの特徴を見てみましょう。長い歴史の中でどのようなモデルチェンジが行われたかにも焦点を当て、ノアの人気の秘密を探ってみます。

まず各モデルの販売期間を確認してみましょう。

モデル 販売期間
初代R60G型 2001年11月~2007年6月
2代目 ZRR7#G/W/R型 2007年6月~2014年1月
3代目 R80G/W型 2014年1月~2021年12月
3代目 R80G/W型 2021年12月~

基本はこの4代になりますが、この中でもマイナーチェンジが何度も行われています。そのため、実際のモデル変更はかなりの回数になるので、その点もチェックしてみていきましょう。

初代R60G型の特徴

ノアの初代R60G型は2001年11月16日から販売が開始され、「ノアなら叶う、夢がある」というキャッチフレーズが採用されていました。代表的なグレードは以下のようになっています。

ノアの代表的なグレード
2.0 L AT
2.0 S Gセレクション AT
2.0 S AT
2.0 X Gセレクション AT
2.0 X AT
2.0 L 4WD ATなど

初代のノアはタウンエースノア、ライトエースノアの後継モデルとしてのスタートでした。タウンエースノアもライトエースノアもFR駆動モデルでしたが、ノアはFF駆動モデルになっています。3列シートを備える8名乗車が可能なミニバンとして登場しました。

FF駆動モデルということもあり、ドライブシャフトがなく、低床フロアにもなっていて、室内空間を広く取っているのが特徴です。快適な乗車空間を提供し、居住性も良くなっています。

初代ノア、「2.0 L AT」のスペックを見てみましょう。

全長×全幅×全高 4,560×1,695×1,850mm
ホイールベース 2,825mm
車両重量 1,500kg
乗車定員 8名
エンジン 直列 4気筒 DOHC
トランスミッション インパネ  4 AT
駆動方式 FF

サイズとしては、タウンエースノアに比べると全長で125mm長くなり、全幅は同じになっています。エンジンはディーゼルがなくなり、初代ノアのすべてのグレードでガソリンエンジンの採用となりました。

エンジンはVVT-i 2.0L 直列4気筒直噴自然吸気エンジンで高性能です。このエンジンにより、高い走行性能を実現しています。

同じ時期に4WD駆動のノアも発売されました。「2.0 L 4WD AT」「2.0 S Gセレクション 4WD AT」「2.0 S 4WD AT」などのグレードがあります。

初代ノアのエクステリアは兄弟車のボクシーと少し印象が違い、柔らかいデザインが特徴になっています。女性でも乗りやすいデザインといえるでしょう

EBD(電子制動力配分制御)付ABSやブレーキアシスト、デュアルエアバッグシステムなどの先進の安全装備も備わっています。

2002年7月には、初代の特別仕様車「Xナビスペシャル」が販売開始。ここでは、DVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーション&6スピーカー、音声ガイダンス付バックガイドモニターなどの装備が追加されました。

2003年5月に登場したのは、特別仕様車「X エルセオエディション」。特別装備も加わり、エクステリアには高級感が増しました。

2004年8月にはマイナーチェンジが行われています。キャッチフレーズも変わり、「ドリーム・ナビゲーター」になっています。

車の変更点は、フロントバンパー、ヘッドランプ、テールランプ、メーター、エアコンパネルなどです。また、トランスミッションがインパネ4ATからインパネCVTになりました。

その後、2005年4月の特別仕様車「X Limited」、2006年8月の「X Special Edition」と続きます。2007年5月には生産終了、6月の販売終了となりました。

2代目 ZRR7#G/W/R型の特徴

2代目は、好評であった初代のキーポイントを維持しながらのモデルチェンジとなりました。2代目のキャッチフレーズは「家族は恋人」です。

2代目モデル、2007年6月販売の主なグレードは以下の通りです。

2代目ノアの主なグレード
2.0 YY CVT
2.0 YY 4WD CVT
2.0 X CVT
2.0 X 4WD CVT
2.0 X Lセレクション CVT
2.0 X Lセレクション 4WD CVT
2.0 Si CVT
2.0 Si 4WD CVTなど多数

「2.0 Si CVT」のスペックを見てみましょう。

全長×全幅×全高 4,630×1,720×1,850mm
ホイールベース 2,825mm
車両重量 1,590kg
乗車定員 8名
エンジン 直列 4気筒 DOHC
トランスミッション インパネCVT
駆動方式 FF

2代目ノアの売れ行きは最初から好調でした。発売から1か月目で、月間目標販売台数の3.5か月分を達成しています。目標販売台数が5,000台だったのに対して、1か月で16,500台もの受注があったのです。

では、その人気の秘密を探ってみましょう。

まず、もともとノアは5ナンバーの車でしたが、2代目ではフロントフェンダーとエアロパーツの装着によって3ナンバーになった「S」や「Si」グレードが追加されています。より迫力と安定感が増しました

3ナンバーの車は全幅が広いことから、路線バスやテレビ局のロケバスとしても利用されるようになりました。

「Si」にはパドルシフト付7速スポーツシーケンシャルシフトマチックも搭載され、よりスポーティーでシャープな走りを実現しています。

続いて、2代目ノア全体の変更点を見てみましょう。まずエンジンが新開発の2.0L 直列4気筒エンジンになり、走行性能が改善されています

室内空間もより快適になりました。ロングスライド&ウォークスルー機構が備わったセカンドシート、サードシートに世界で初めて採用されたワンタッチスペースアップシートなど利便性もアップしています。

安全運転を支援する最新装備も加わっています。インテリジェントパーキングアシストや音声ガイダンス機能付バックガイドモニターは縦列駐車や車庫入れをサポートします。G-BOOK xM対応はナビゲーションシステムの地図の自動更新がされるのです。

ヘッドライトがプロジェクター化され、視認性がさらに良くなりました。

2008年6月には、特別仕様車「S G Edition」が販売され始めました。シート・ドアトリム表皮、本革巻き&木目調の4本スポークステアリングホイール・シフトノブなどマイナーチェンジが行われています。

その後、2009年4月の特別仕様車「X Smart Edition」、2010年4月のマイナーチェンジへと続きます。2011年5月には「Gスポーツシリーズ」の一部が改良されました。ここでは運転席・助手席のシートをスポーティーシートに変え、全席黒基調にしています。

さらに幾度かの変更を加え、2013年12月に生産終了し、2014年1月に販売終了となりました。

3代目 R80G/W型の特徴

3代目ノアの代表的なグレードを見てみましょう。

3代目ノアの代表的なグレード
1.8 ハイブリッド X CVT
2.0 Si CVT
2.0 Si 4WD CVT
2.0 G CVT
2.0 G 4WD CVT
2.0 X CVT
2.0 X 4WD CVT
2.0 X Vパッケージ CVT

続いて、スペックです。「2.0 X Vパッケージ CVT」の場合を取り上げていきます。

全長×全幅×全高 4,695×1,695×1,825mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,560kg
乗車定員 7名
エンジン 直列 4気筒 DOHC
トランスミッション インパネCVT
駆動方式 FF

3代目ノアの特徴として挙げられるのは、エクステリアデザインの変化です。初代、2代目とソフトで親しみやすいデザインでしたが、3代目からは大型メッキフロントグリルを備え、より力強い存在感を示しています

全長も少し長くなり低床化。そのため、室内高が高くなり、より快適な広々とした室内空間を実現しています。これまで以上に過ごしやすい空間になったのです。

2代目以上に人気があったのが3代目です。発売当初の月間販売目標台数は3,400台でしたが、約7か月分の24,000台もの受注があったといいます。4代目の販売開始まで長く人気を維持していました。

2014年2月からは、「1.8 ハイブリッド X CVT」や「1.8 ハイブリッド G CVT」などのハイブリッド車も誕生。より運転効率が良くなりました。

ガソリン車は先代からの継続仕様となっていますが、出力特性が見直され、燃費と運転性能が改善されています。また、一部のグレードを除いて、アイドリングストップ機構が全車両に搭載されました

インパネデザインも変更になったのが3代目ノアです。以前よりも低い位置になり、運転席から周囲を見る視認性も向上しました。取り回しと操作性が良くなったのです。

2015年4月には、特別仕様車「X “Delight Plus”」を発表しました。ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアやスーパーUVカットグリーンガラスなどが装備されています。

その後、新特別仕様車の追加、マイナーチェンジを経てから、2019年1月には衝突回避支援パッケージで昼間の歩行者検知機能が追加され、安全性が向上しています。

取り回しの良さから高い人気も維持し続けましたが、2021年9月、4代目の移行準備のためオーダーがストップとなりました。

4代目 R90W型の特徴

4代目ノアの主なグレードは以下の通りです。

4代目ノアの主なグレード
1.8 ハイブリッド S-Z CVT
1.8 ハイブリッド S-Z E-Four 4WD CVT
1.8 ハイブリッド S-G CVT
1.8 ハイブリッド S-G E-Four 4WD CVT
2.0 S-Z CVT
2.0 S-Z 4WD CVTなど多数

スペックを見てみましょう。「1.8 ハイブリッド S-Z CVT」の場合です。

全長×全幅×全高 4,695×1,730×1,895mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,670kg
乗車定員 7名
エンジン 直列 4気筒 DOHC
トランスミッション インパネCVT
駆動方式 FF

4代目ノアはフルモデルチェンジ後、2022年1月に販売が開始されました。標準モデルとエアロモデルの2展開で、3代目とは、まずグリル周りのデザインが違っています。

標準モデルの以前は角ばった感じでしたが、4代目は曲線を帯び、ほんのり丸くソフトに。フェンダーからバンパーまでもうまくまとまり、グリル縁は細くなり、全体は優しい印象になりました

エアロモデルではスモーキーメッキ加工からスモークメッキとメッキ加工のセットに変更になり、華やかなイメージになっています。また、前面グリルがかなり大きくなり、迫力と存在感を増しました。

全幅・全高ともに大きくなったのが4代目です。全幅が大きくなったのは、側面衝突安全性を向上させるためとサイドのフレーム部品を高剛性化するためです。フレームの高剛性化により、変形によるトラブルが防げ、よりスライドドアの開閉が安全になっています

全高が高くなったのは頭上空間との関連よりも、フレームの大型化によるものだといえるでしょう。

プラットフォームはトヨタの次世代型、TNGA GA-C。低重心で、全幅が広くなったことに併せて、安定性が増しています。先代ノアよりも横揺れがしにくい車になりました。

フロントトレッド(トレッドは左右のタイヤの幅のこと)はリアトレッドよりも小さくなっています。これで直進安定性が増し、小回りも利く2つのメリットを両立しました。より操作性が良くなっています。

インテリアの特徴も見てみましょう。

まず、2列目シートのキャプテンシートの7人乗りで、745mmのロングスライドになりました。より広範囲のスライドができ、様々な使い方が可能になっています。シートスライドでは、横にスライドさせる必要もなくなりました。

オットマンやシートヒーター、折り畳み式サイドテーブルなども備わり、シートの快適性も向上しています。ゆったりくつろぎながら、飲み物を飲んだりゲームをしたりスマホをいじったりと楽しむこともできます。

オプション設定で、ユニバーサルステップも利用可能。パワースライドドア付きのノアなら、機器操作でステップを出したりしまったりができ、乗降時のサポートになります。

運転席の視認性が向上したのも4代目ノアです。インパネもフラットになり、シフトノブや空調パネルの配置もすっきりとまとまっています

4代目ノアのエンジンは2.0Lダイナミックフォースエンジンです。燃焼が高速化され、レスポンスが向上し、エネルギーロスが低減しています。そのため、全域でトルクアップし、燃費が良くなりました。

インパネCVTとの併用で、加速もスムーズ、走りも爽快、低燃費であるなど優れた性能を誇っています。

ハイブリッド車では1.8L直列4気筒DOHCエンジン(2ZR-FXE)を搭載し、優れた効率の排気再循環システムと低フリクションアイテムを実現しています。最大熱効率も40%改善されました。

ノアの賢い買い方

トヨタノアの年代ごとの歴史を見てみましたが、それぞれユニークな特徴があり、興味も覚えたのではないでしょうか。

そこでここからは、ノアをどのように購入すればいいのか、特に賢く購入するにはどうすればいいのかを考えてみたいと思います。

まず、ノアの新車の価格を確認しておきましょう。2022年5月15日現在です。代表的なものを挙げてみます。

▼ハイブリッド車

HYBRID S-Z 2WD(7人乗り) 3,670,000円(税込)
HYBRID Z 2WD(7人乗り) 3,590,000円(税込)
HYBRID S-G 2WD(7人乗り)

HYBRID S-G 2WD(8人乗り)

3,390,000円(税込)
HYBRID G 2WD(7人乗り)

HYBRID G 2WD(8人乗り)

3,320,000円(税込)

▼ガソリン車

S-Z 2WD(7人乗り) 3,320,000円(税込)
S-Z 4WD(7人乗り) 3,518,000円(税込)
Z 2WD(7人乗り) 3,240,000円(税込)
Z 4WD(7人乗り) 3,438,000円(税込)

いずれの場合も3,000,000円以上となりました。中古車ならもう少し価格は抑えられるでしょうが、決して安い金額ではありません。

一般的な購入方法としては、ディーラーで新車を購入するか、中古車販売店で中古車を購入という形になるかと思われます。

加えて今回は、もう1つの選択肢として、個人売買という方法を紹介したいと思います

車の個人売買とは

車の個人売買とは、業者を通さず個人が個人に売る、あるいは個人が個人から買うことです。知人同士での売買はもちろん、知らない人との間での売買も考えられます。

車の個人売買では、「mobilico」がおすすめ

知人同士での車の個人売買なら、お互い気心が知れているので、スムーズに行く場合もあるでしょう。しかし、知らない人との個人売買ともなると、不安もあるでしょう。
そこでおすすめするのが「mobilico」という個人売買サービスです。「miobilico」は横浜トヨペットが運営しているサービスです。

「mobilico」を利用するメリットを見てみましょう。

出品車は定期的に高水準の点検を受けている

「mobilico」に出品される車両は、横浜トヨペットのディーラーによる高水準の定期的な点検を受けた車だけです。12ヶ月点検やプロケア10などの点検を受けています。

12ヶ月点検では、室内点検、エンジンルーム点検、下廻り点検など法律で定められた26項目の点検整備を実施しています。プロケア10では、プロの厳しい目で室内点検やタイヤ点検、ブレーキ点検などの10項目の点検をします。
車の整備履歴を確認してから購入できるようにもなっています。

安く買え、高く売れる

個人売買である「mobilico」では、中間業者を通さないため、車の価格を抑えることが可能です。販売者、購入者双方が満足しやすい価格での売買ができます。

また、個人売買のため、消費税がかからないので、さらに価格は安くなります。

手続きは全部ディーラーにおまかせ

車の個人売買となると手続きが面倒なようにも思えますが、「mobilico」の場合、手続きはディーラーにすべておまかせできます。支払い手続きなども横浜トヨペットが行ってくれますから、安心です。

また、匿名取引にもなっているので、個人情報が洩れる心配もありません。氏名も住所も公表されませんから、気軽に個人売買ができます。

mobilico個人売買の流れ

「mobilico」での車売買の流れを確認しておきましょう。

▼購入者側の取引の流れ

  1. 会員登録
  2. 車を探す
  3. 車が見つかったら、購入申請
  4. 購入代金の振込
  5. 名義変更書類送付
  6. 納車(横浜トヨペット店舗で納車)

mobilicoなら、手間や負担も少なくノアを購入することができます。

まとめ

2001年11月に販売が開始されたトヨタノアは2022年に至るまで高い人気を維持しており、今後も好調な売れ行きが続くと思われます。現在の4代目はデザイン、装備、性能ともに特に優れているため、多くのドライバーの要望にも応えているともいえるでしょう。

そんなノアもこれまで幾多の変遷を経てきました。モデルチェンジやマイナーチェンジも行われ、そのたびごとに内容が刷新されています。

そこで本記事では、ノアの歴史と魅力についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか
今後ノアの購入を考えている方は、それぞれの代の魅力を十分に比較したうえで、自分にピッタリのグレードを選んでください。